2017年02月20日
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カテゴリ: 英語本
The Drop
(邦題:転落の街)

絞殺体に残った血痕。
DNA再調査で浮上した容疑者は当時8歳の少年だった。
ロス市警未解決事件班のボッシュは
有名ホテルでの要人転落事件と並行して捜査を進めていくが、
事態は思った以上にタフな展開を見せる。
2つの難事件の深まる謎と闇!許されざる者を
とことん追い詰めていく緊迫のミステリー!

内容(「BOOK」データベースより)

LAPDのハリー・ボッシュシリーズ。
このシリーズも最近遠ざかっていたのですけど、
去年の週刊文春のミステリーベスト10に
入っていて、久しぶりに読んでみました。

英語の本は2011年に刊行されたようです。

過去の未解決殺人の捜査を開始したボッシュ。
そこへホテルから人が落ちて死亡。
その死んだ人物がなんと、あの
アーヴィン・アーヴィングの息子だった為、
アーヴィングから直々の使命を受け、
その捜査もすることになるボッシュ。

死亡は自殺なのか、殺人なのか、事故なのか
何とも判定しがたい状況。
アーヴィングから圧力を受けながら、
捜査するボッシュは、調べていくうちに
政治がからんでくるややこしい状況に・・・。

久しぶりに読んだのですが、
とっても面白かった~。

英語も難しくなく、読みやすかったです。
ただ、コナリー独特の単語が
イマイチよく分からない・・・。
「High jingo」とか・・・。
まあ、些細なことなんですけど。

ボッシュの地道な捜査。
犯人逮捕時の緊張感。
相棒や上司との関係。
どんでん返しはないですけど、
濃密に、現実的に、丁寧に
描かれていてページターナー。
円熟の筆ですね。

ただ、この話、過去のシリーズを読んでいないと
人間関係がサッパリ分からないのでは?・・・。

ファンには嬉しい作品でしたが、
新規の読者にはハードルが高そう・・・。

かく言う私も、この前の2,3作は読んでいないので、
ボッシュの奥さんの話に衝撃を受けてしまいました。





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最終更新日  2017年02月20日 20時04分47秒


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