入間市の塾 愛夢舎からのメッセージ

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愛夢舎 塾長

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2007.07.30
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アメリカでの生活も1年が過ぎた。

佐々木は、アメリカと日本の文化のちがいに、大きく興味を持つようになった。
アメリカナイズされる部分は多々あったものの、
結局、佐々木は『日本人』であった。
アメリカに住むことによって、
自分が日本人であるというアイデンティティが確かなものになった。

ある日、「インターナショナル・コミュニケーション」の授業で、
佐々木はアメリカ人学生と口論になった。
日本をさげすむ学生が、
軽はずみに 『ジャップ』 という言葉を使ったのだ。

教室の空気が一瞬凍りついた。
全生徒の視線が、日本人である佐々木に集まる。
佐々木は言った。

授業後、佐々木のもとにその学生がやってきて言った。
「悪かった。とても恥ずかしいよ。キミはサムライだね」。

新渡戸稲造氏の「武士道」はよく知られているが、
このときの佐々木のコメントに「武士道魂」があったかどうかは分からない。
しかし、アメリカ人に自分の意見を言うことが、
日本人にとっては必要なのだということを、佐々木は実感した。

留学2年目の夏、佐々木は寮の仕事をやめて、引っ越すことにした。
アジア系の留学生3人と共に、
オールドウェストバリーとアイスリップのちょうど中間に位置する場所に
一軒家をシェアして借りることにしたのだ。
プール付きの一軒家だったが、日本では考えられない破格。
家賃は1ヶ月600ドル。1人分150ドル。

自然、日本、台湾、韓国、タイの文化交流の場所になった。
価値観の相違から、もめることも多々あった。
しかし、それが佐々木の現在のコミュニケーション能力につながっていると言う。
人間とは、本当に「十人十色、百人百色、万人万色」であると思った。
そのすべてが、素晴らしい人間なのだと。

ある日佐々木は、台湾人シェアメイトのリアンから、一人の女性を紹介された。
アメリカ在住6年目の台湾人女性、劉紫微(リウ・ツエイ)。
彼女は、台湾人留学生の仲でも飛びぬけて英語がうまく、
成績も優秀だった。
初めて話したとき、佐々木は彼女を中国系アメリカ人かと思った。
彼女は佐々木のうわさを聞いて、興味をもって、会いに来たのだった。

彼女は佐々木と同じ大学院のマスターコースにいたので、
プロジェクトチームを一緒につくることになった。
佐々木より2つ年上であったが、
特にビジネスに関する考え方は老練と言ってもよいほどだった。
彼女は後に、実際に佐々木の仕事上のパートナーとなる。

1993年12月。
佐々木はニューヨーク工科大学院のマスターコースを修了することになった。
アメリカ人学生が佐々木に尋ねる。
「ケイ、おまえ、アメリカで就職するんだろ?」

佐々木は答えた。
「まさか。母を日本に置いてきているし。
それに、俺は根っからの『日本人』だ。アメリカは俺に似合わないよ。」

~【Kei 11 アメリカ横断】につづく






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Last updated  2007.07.30 17:16:20
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