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※先日の、「読経料・戒名料」の話題の続き。お墓にはよく「戒名」が刻まれている。決して亡くなった人に付ける名前でもなければ、成仏するための名前でもない。「戒名」は、文字通り、仏教徒が「戒律に従う」ことを宣言して「授戒式」を経て、本山に認められた証であり、 本来は信徒の自覚のある人が自発的に受けにいくもの。(浄土真宗の門徒さんはそもそも「戒律」でないので「戒名」と言わない。キリスト教はカトリックに「クリスチャンネーム」があるがプロテスタントは付けない)※京都の「系列校」では、在学中に得度すると、特典があるとか…?(学生時代の友人で、華頂短大(浄土宗総本山知恩院山内の系列校)の学生さんが、在学中に戒名をもらってました。)「授戒式」にあたっての志納について、各宗派によって様々であり、一律に「戒名料・5万円」ということはありえない。様々な「相場」といわれるものにも、根拠はない。京都の本山では毎日のように受付けがあり。当然、ピンはねする人もいない。値段を気にする方はぜひ「本山」へ(戒名をピンはね、というと、ずいぶん罰あたりなことだが、残念ながら、カルトでなければ、仏教でバチは当たらない。お裁きによって、修羅道行きかも知れないが…)ちなみに、志納金について、各本山のHPを探しましたが、明確に金額で表示されているところはないんですね。本願寺派、(成人1万円。未成年5千円。これは本願寺さんの寺務所に表示あり。それ以上は受け取らないから「一律5万円」の業者は「ピンはね」してるに違いない…)曹洞宗。真言宗智山派。(ここは、基本的に「金額設定がない」そうです。業者が「自主的」に志納する?)(※「高野山」は、「三人文殊さん」に聞かなくちゃ)昔、「武田晴信」が「信玄」、「長尾景虎」が「謙信」(「上杉」は、関東管令の上杉家を継いだため)などと、「新しい名前」をつけることは一つのステイタスでもあったから、その延長で「名前をつける」ことは意義がありますが、「べつに、宗旨を持ってない」人が、わざわざ「機械的に」もらう必要はないと思います。業者は位牌を売りつけるために必要でしょうが…。
2007年11月26日
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例の、農薬混入冷凍ぎょうざ事件。日本からも中国に調査団を送っている、というが、 いままでのニュース報道では「犯罪」の臭いが濃厚。「消費者企画課長」のレベルでなく、「警察庁」が出向く必要があるのでは?(しょうもないことで警察を使わず、こういう時に使わなきゃ)「食品テロ」にも繋がりかねない。 さて、ここで昨年の「赤福」と比べてみる。「実害」のなかった赤福の処分にくらべて、「実害」を出したJTフーズ(およびOEM各社)は「製品撤去」だけ。(いまのところ) 「製造元」にくらべて「販売元」の責任追及がえらく甘いと思う。 前にも書いたが、輸入食品の「賞味期限」は、輸入業者がつけることになっている。 どういう基準で「賞味期限を設定するか」を考えれば、とうぜん、その食品の状態を確認していなければならない。【加工食品に関する共通Q&Aより】Q7 期限の設定をするのは誰ですか。 1 期限の設定は、食品等の特性、品質変化の要因や原材料の衛生状態、製造・加工時の衛生管理の状態、保存状態等の諸要素を勘案し、科学的、合理的に行う必要があります。このため、その食品等を一番よく知っている者、すなわち、原則として、 (1) 輸入食品等以外の食品等にあっては製造又は加工を行う者(販売業者がこれらの者との合意等により、これらの者に代わって表示をする場合には、当該販売業者)が、 (2) 輸入食品等にあっては輸入業者(以下、これらの者をあわせて「食品等事業者」という。)が責任を持って期限表示を設定し、表示することとなります。 赤福が、「売れ残りの赤福餅」を別製品の原料に使ったのは、ずっと自社管理のもとにあったわけだから、「別製品」の製品検査を実施したうえで「新たな消費期限」を設定しても、本来は問題のないものである。 (赤福も、ちゃんとそういうマニュアルで届け出ていればよかったものを…) 「海のむこうのメーカーが作った商品」を、輸入者責任で「期限表示」をするんだから、製造者と同じレベルで製品検査をしなくちゃおかしい。 それをせずに販売したんなら、赤福より責任は重いはず。【中国製冷凍ギョーザによる中毒事件の原因究明のため北京を訪れている日本政府の調査団は5日午前、中国国家品質監督検査検疫総局を訪問し、同総局輸出入食品安全局の王大寧局長と会見した。 王局長は「中国政府はこの件を重視しており、協力して事実をはっきりさせるよう努力する」と述べた。日本側調査団長の原嶋耐治・内閣府消費者企画課長も「日中双方が協力して早急に解決をはかることが重要だ」と話し、双方とも協力を進めることを確認した。 調査団は同日午後、河北省石家荘市に入り、天洋食品や河北省輸出入検査検疫総局を訪問する。】asahi.com しかし、この事件がなければ、私は「加ト吉」食品がJTフーズに買収されてるのを知らなかった。これも「王に756号を打たれた鈴木」なのか?
2008年02月05日
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