医療用医薬品 0
全287件 (287件中 1-50件目)
首長レベルであるとあまりに酷いと思えば、リコールという手段がありますが、一つの政策が悪い場合に反対意見を直接伝達することはなかなか難しい。少なくとも自分の考えるやり方の方がいいということを具体的に示さなければ、伝えるすべがあっても理由もなく拒否されるでしょう。国政レベルだと、国会議員でなければこの行為は不可能です。しかし、法律が公布される場合には一個人が意見を述べる場があり、誤字脱字以外の指摘は原則として受け入れない場合には理由を公開する必要があります。これをパブリックコメントといいます。残念ながら、マスコミはパブリックコメントの募集期間とパブリックコメントに対する回答よりもネットで問題視などということしか報道しません。ネットで問題視しても、政府はそれに回答する法律の義務はありません。(多くの国民がそちらの方が正しいと思った場合には政府が動く可能性がありますが)パブリックコメントに関しては政府はここからその法律に対する国民の意見を集めて、疑問、反論に関しては説明できる責任が生じます。厚生労働省は薬害に関して敏感になっているので、パブリックコメントを求めることが多いように感じます。実際にパブリックコメントにそって第二類医薬品の変更を取り消したという実績もあります。このパブリックコメントに関しては、国会で議論が正常に行われていない(と言っていいと思いますが、ちがっていたらコメントください)ので、公布日から施行日までの間に、パブリックコメントを集めて、施行前に回答することで、法律に国民も参加できるのではないかと考えます。憲法、法律、省令、条例に関してCOVID-19対策のような緊急なものは別として、パブリックコメントを求めるようにしてはいかがでしょうか。パブリックコメントは新規、あるいは変更のために出すためのものです。変更すべきものに関することに関して、声を上げることに関しては手段は今のところありません。それをするのが、国会でしょうといわれるのはよく分かります。しかし、党議拘束という暗黙の掟(どこかで決まっているならば教えてください)があるので、一つ一つの法案で、党が賛成の方向であれば反対と思っても反対できません。日本の選挙制度は衆議院では個人を選択していることになっているはずです。そして、政党の支持率に関して、比例当選する場合があります。そうすると、法案によって先ほどのようなことが起こります。ですから、パブリックコメントを現状の法律の不備に対して、求めることを法律にすることを提案します。不信任案は適切な措置とは思いません。野党第一党の立憲民主党の方は検討してもらえませんか?(とここに書いてもめにはいらんわな)
2021年04月16日
コメント(0)
ウイルスには常に変異を起こす可能性があるという仮説はどれだけ信じられるかウイルスは他の生物のRNA生産ラインをウイルスのmRNAという一枚の設計書で作るからいつもと違う設計図がきたときに生産ラインの合成過程で間違うことがおおい。RNAから生産するラインはもともとミスを起こしやすい。細胞が必要とされるものはその次の段階で排除されている。しかし、ウイルスの場合にはラインが見逃してしまう。(人間の老化やがんはこの仮説に基づいている場合が多い。)ウイルスは他の個体に感染しないと生存が危うくなるので、異変を起こす。一つ目と二つ目は、かなり可能性が高い仮説です。三つ目の仮説は良く言われて、専門外の人には耳に入りやすい仮説です。この仮説が成立している可能性は非常に低いと思います。ダーウィンの進化論は新しい発見ですが、最初であるため色々な間違いも含まれています。合目的に進化が起こるというのが最大の間違いと思っています。(諸説あります©チコちゃん)DNAとRNAが性質を伝えていることはダーウィンが進化論のあとです。従って、DNAとRNAの仕組みが発見されてから、進化はDNAかRNAの変異によるものであることが分かってきて、さらにDNA解析が安価でできるようになってからは、進化はアトランダムな変異のうち、その変異によってできた新しい形質が有利なものが生き残るという仮説が有力になっています。で、この仮説に従うと、いったん変異株が有利な形質をもつと、今までの株を蹴散らして入れ替わるのは当たり前のことです。有利な軽質とは何でしょうか。感染力が強い妨害するものに対する切り抜ける方法を持っている感染力は強いが病源性が弱く、非感染細胞あるいは感染した人に致命的なことを起こさない。エボラ出血熱が世界的なパンデミックにならないのは、症状が急激なので隔離することが容易であるからと言われています。しかし、病原作用を持たない中間宿主がいるのでなかなか根絶できないとも言われています。今回の変異株は感染力が強いと言われています。感染力が強いと言うことはどう結うことでしょう。データで示せるのでしょうか。ウイルスは一つの細胞に感染するのは、ウイルスのスパイクタンパクと細胞の受容体の結合が強ければ感染力が強いとされています。これは試験管内の実験で明らかにすることができます。そしてこの実験はイギリス型、南米型、ブラジル型変異株で検討されていて、ACE受容体との結合率が上がることが示されています。ただ、人間に対する感染力が強くなっているかどうかは、一人の人が何人に感染させるかの指標と今まで感染割合が少ない集団にも感染割合が増えたことによります。しかし、この数字にはバイアスが入り安野で慎重な検討が必要です。一人の人が何人に感染させているかは、保健所の特別疫学調査のデータと、感染した人のウイルスのDNA解析が行われるまではそのデータは嘘の可能性が高いといえるほど、色々なバイアスが想定されます。今まで感染が少なかった層に感染が見られるようになってきたというの、大きなバイアスがはいります。一番大きなものは家庭内隔離です。家庭内隔離によって、乳児、幼児、子どもはウイルスに直面する可能性が増えます。従って、この世代が増えてきたとの判断を示すのに、円グラフだけでは、間違った方向に世論を誘導している可能性があると言うことです。3年後には今のマスコミ報道を検証する必要があるでしょう。一番今日嫌になった発言は「変異株は感染力が高い可能性があるので、気をつけて下さい」という日本医師会の会長の発言です。きぃつけいて、なんにきぃつけなあかんのや、会長さんはえらいから、えらばれてんちゃうん、なにをしたらええか、きっちりせつめいせんかい。いまのいちにちあたりのうつったやからのかずがじゅうばいになっても、アメちゃんやエリザベスのじょうおうさんがいるくにでは、かんせんがおさまりつつあるて、いうてんねで、じょうほうが、しったっぱにはいれへんからなにゆうてもだいじょうぶというじだいはおわってまっせ このまえ やくそくした かんせんしたらはいるしせつを こんどはやったときは、さいぜんのばいはだいじょうぶにしておきます。て ゆうてたんちゃうんか これは あらまるばっかのそーりーだいじんやったか。 まちごうてたら ごめんちゃい(©人生幸路)
2021年04月08日
コメント(0)
まん延防止等重点措置をまんぼうと略すのば違和感を覚えている人は多い。しかし疫病よけとして満方(魚のまんぼうの墨絵が使われていたので意味があるっちゃあります)が使われていました。五尺四方は周尺なら1メートル四方。(こういう写真は実物の大きさを示すために何かを入れて欲しい。タバコがよく使われていましたが、健康安全法を考えると不都合。何か代わりになるものはないかな。)で、これは非常事態宣言に拡大しないようにするために行われる措置ですから、都道府県の知事が、総理大臣に措置をとることを許可した上実施するように見えますが、法律上はそうなっているのか?東京で感染拡大していると全国で感染拡大しているような報道がありますが、これは誤った報道であると思います。このため、感染を抑え込んでいる都道府県(北海道や東京は拡大しているから府県か。)の政策が検証されなくなる。押さえ込んだ政策が他の地域で何故できないかをきちんとマスコミは調べて伝えて欲しい。縦目盛りはログになっています。失敗した政策を検討しても、あまり役に立たない。何故、佐竹知事の感染拡大防止策(本当にあるかどうかを調べるところから始めなくてはなりませんが)が小池知事にできなかったのかを検証すれば、感染拡大には自粛が本当に必要なのかが分かるのではないでしょうか。(分からないかもしれませんが、分かれば大変役に立つので、是非実施して欲しい)やっていることに関して違いだけを議論してもダメよ。シュミレーション手法を取り入れて、本当に役立つものであるかを表面的な印象評価ではなく、数値で検討することにより、大都市だから云々が本当かどうかも検証できます。上のグラフは縦軸がログメモリであることに注意。アストラゼネカは感染から回復した人の抗体の大規模試験を行うことを発表しましたが、日本でも、プラセボ対照ではなく、自社のワクチン(ファイザーのワクチン)接種者を対象にして比較試験を行えばいい。日本では実薬対象だと試験は進むがプラセボ対照だと試験は進まない。2万人規模(勝手な推定)の日本人でワクチン対照試験を行えば、対照群の1万人は安全な形でワクチンを接種できる。(安全性で問題でないように、接種後の経過観察は、自治体のワクチン接種よりも長時間見ている可能性があります)。アストラゼネカの剤型がどんな形であろうと、ブランドをかけることは可能。金さえかければアストラの抗体医薬のプラセボ+ワクチンとアストラの抗体医薬の実薬+ワクチンのプラセボで比較試験を行えばいいのだから。(これは注射剤と経口剤などの比較試験でブラインドを書けるためによく使われる手段)小声で、アストラゼネカのワクチンの承認が遅れているのは血栓問題も絡んでいるのでしょうね。審査側としてはなんとか日本人が納得してくれる説明が欲しい。アストラ側はなんで、自然発症率より低いのに問題に答えなあかんねんと あくまで妄想です。もっと小声で塩野義も試験の遅れをプラセボ試験が受け入れられないからというてましたが、実薬比較でも、同等性を示す自信がないのでしょう。あんまりにもファーザーのデータが良すぎるから。発病をPCR陽性で決めたら、両方とも有効率が下がるので、ええとこいくんちゃいますが、そのデータを見たいなぁ。全然話は変わりますが、マイクロソフトのOnedrive上で動くOFFICE365とATOKは相性が悪い。ローマ字入力をしているのだけども、子音が時折飛ぶのよね。キーボードの問題かと思いましたが、Evernoteが同様の現象が起こっていましたが、何回かのバージョンアップで解消されました。(しかし、Evernoteはホーム画面を取り入れたとき、まるでユーザーをβテスターに使いました。下手すると毎週のようにバージョンアップがありました。しかし、そのバージョンアップで不都合が徐々に消えたのでよしとしますが。そういえばクロームでも一時同じ現象が起こったがいつのまにか治っていました。)今小さな作業所で作業としてパソコンを使っているのですが、小さいこと、車椅子の人が多いことで、頻繁にパソコンの電気が瞬断します。その対策のために、OneDrive上でのOFFICE365に変更したのだけれども、ワードのメニューが、PC版のワードのメニューと異なるなど、血行不親切。しかし、作業が、自分の誤操作以外は消えてしまわないので、安心(誤操作でも復元するときもある)。
2021年04月01日
コメント(0)
2021年3月16日に厚生労働省自殺対策推進室と警察庁生活安全局生活安全企画課が共同で「令和2年中における自殺の状況」を発表しました。1週間前の各新聞で記事にされていました。厚生労働省自殺対策推進室が新型コロナウイルス禍で学校が長期休校したことや、外出自粛により家族で過ごす時間が増えた影響で、学業や進路、家族の不和などに悩む人が増加したとみられると述べているので、どの新聞もCOVID-19が原因と記事では書いています。本当に原因はCOVID-19なのでしょうか、因果関係を検討した資料はあるのでしょうか。数字の増加とCOVID-19が一致しただけの可能性はないのでしょうか。資料を当たってみました。自殺の原因としては推定データでしかありません。原因の集計の注として遺書等の自殺を裏付ける資料により明らかに推定できる原因・動機を3つまで可能としているため、原因・動機特定者の原因・動機別の和と原因・動機特定者数とは一致しない。とあります。全般の厚生労働省の分析では令和2年は元年と比較して、50歳代及び60歳代以外の各年齢階級で上昇した。令和2年は元年と比較して、20歳代及び10歳代で大きく上昇し、それぞれ3.0、1.1ポイントの上昇となった。厚生労働省のデータを要約している部分は事実でしょう。ジャーナリストで東海大学客員教授の岸田雪子さんは、「日本は、若い世代の死因の1位が“自殺”と非常に悲しい現状がある」と言い、「それがコロナ禍でさらに深刻になっている」と警鐘を鳴らします。とテレビで専門家らしい人が述べています。これは単なるつぶやきレベルでデータに基づいたものではありません。何故かというと、日本以外では事故が死因の1位であるからです。日本以外では戦争をやっている国もあれば、治安が悪い国や銃が自由に持てる国もあります。日本では事故の割合が急激に減少したことから、結果的に自殺が1位になっている可能性が高く、非常に悲しい状態ではなく、十分に守られているから結果として1位になっているのではないでしょうか。この場合は絶対値で比較する意味はありません。10万人当たりの自殺率を国別に並べたものがあって、日本が1位であれば悲しい現実でしょう。事故対策、病気対策がある程度進んでいるから自殺が残っていると考えるべきでしょう。さて、警察の発表資料では自殺原因別の19歳以下の自殺者数がまとめてあります。1注意が必要なのは原因は一つではなく3つまで採用されている点です。ですからこの表だけでは分析が難しくなります。分析するためには、原因に優先順位をつけるわけには生きません。しかし、採用された減員数がデータに残っているので、解析するためには生データが必要になります。生データで検討できること。経時データを用いて自殺率の変動がたまたまなのか明らかに原因があるかを探る方法は存在する。単純に原因をみるよりも、複数の原因が付されているデータを解析するためにダミーデータを作成することでどの原因が多い可能性がより厳密に解析可能となる。厚生労働省の下部組織である医薬品医療機器総合機構にはSAS使いがいるので、もっと解析した結果を出して欲しい。また、マスコミ、大学の生データを公表することにより、解析してもらえると思います。いや、大学ではなくマスコミにもっと解析しないかと売り込むべきでしょう。そうすれば、上記のような専門家がつぶやきのようなコメントをすることも減るでしょう。個人情報に関しては問題ありません。個人を特定できるような都道府県や、自殺日のデータを抜いて渡せばいいわけですから。
2021年03月23日
コメント(0)
少子化が問題になっています。労働人口の低下が問題として、検討されています。その方向性は正しいのでしょうか。少子化の原因はいろいろあると思いますが、「出産コスト」の減少は原因の一つだと思います。これは出産祝い金の思い切った増額、例えば1000万円などを税金から拠出するが考えられます。ここまでは良くいわれていることです。福祉の分類に入るので、消費税によってまかなわれる可能性があります。それは違うと思います。なぜ少子化が問題であるかは「労働人口」の低下だと言うことであれば、法人税に一律少子化対策税を利益の1%を増税することによって財源に充てるべきだと考えます。賃上げを政府が要求する、携帯料金の値下げを政府が要求するなどまるで共産主義国家であるような自民党政権では法人税を少子化対策=祝い金の増額に充てることは問題ないでしょう。新規COVID-19検出法の発明に関して徳島大学がプレスリリースを行いました。新しい方法ができることは喜ばしいことです。しかし、日本が抱えている問題点を2つ明らかにしています。一つはこのような研究を行うには「バイオセーフティレベル3」の実験設備が必要であるが日本にはこの実験設備が非常に少ないということです。日本には13施設あります。しかし、COVID-19の遺伝子解析(変異株の検出)もこの施設でしか行うことはできません。これは研究施設の数としては人口当たりでは多いように見えます。アメリカでも13施設。しかし、諸外国の実験設備の内、軍事機密にふれるため、そのような施設数に関しては公開されていません。日本では自衛隊でこのような研究が行われているならば防衛白書などで公開する必要があるので、13施設しかありません。もっと増やせという人が出るでしょう。では、あなたの家の近所にその研究施設の建築されることになったらあなたはどうしますか。現状では立地計画が公表された途端に反対運動が起こります。「土地の資産価値が下がる」からが大抵の反対理由です。長崎大学でもレベル4の研究施設の立地計画が出たときに反対運動が起こりましたが、住民の資産価値が下がるというリスクよりも国民のベネフィットが上回ることが明らかであることを説得しようやく稼働ができるようになりました。COVID-19寄りも危険な出血熱ウイルスやラッサ熱、あるいは全く未知のウイルスが日本に入ってきた場合にはたった3つの研究施設でそのウイルスの解明、測定法の研究、抗ウイルス効果を示す物質の探索を行わなければなりません。国立感染症研究所にあるレベル4施設はCOVID-19の遺伝子解析で忙しい中、変異株の簡易測定法を公表するなど多大な成果を上げています。もう一つの問題は実用化に3年かかると平気でいうことです。3年後には必要でしょうか。官民共同のプロジェクトがこの研究のために立ち上げられています。税金も投入されています。従って、せめて、今年中には実用化してもらわなくては研究の意義が下がってしまいます。官民のプロジェクトを作るのならプロジェクトマネージャを専門に行う人を導入し、実用化期日を明らかにすべきです。基礎研究から実用研究にうつるときに、基礎研究を行った研究者がプロジェクトマネージャの役割を果たす場合が日本の場合には多いと思います。これでは実用研究の進捗が遅れます。実用化を急ぐためにそれを目的とした人員を官民の中から選出することでスピードアップが図れると思います。徳政令が久々に出ましたね。新型コロナウイルス感染症の影響による休業や失業で、生活資金が不足している人に対する一時的な資金の緊急貸付に対する償還免除です。現在まで、1年据え置きの10年以内に償還という条件が償還不要となりました。令和の徳政令ですね。この精度は二人以上の家庭で月20万円原則3ヶ月なので、60万円、単身の場合は月15万円ですから45万円です。困窮家庭に対して給付金が検討されていると言う話が出ていますが、この制度を利用すれば45万円から60万円が給付されることになります。(貸付制度ですが、返さなくてもいいわけですから)給付金は、貸付を受けている人以外を対象として10万円支給してもいいのではないでしょうか。徳政令の件はもっとマスコミが宣伝して、本当に必要な人が申請するようにしてもらいたいと思います。
2021年03月17日
コメント(0)
ビートルズのLet It Beはこんな歌です。もう40年前の歌なんですな。When I find myself in times of troubleMother Mary comes to meSpeaking words of wisdomLet it beAnd in my hour of darknessShe is standing right in front of meSpeaking words of wisdomLet it be わたしはこんな内容だと思っていました。じぶんがえらいことになっているときおかんがわたしのまえにきてえらそうなことをいうほっといてぇなほんで、まわりがみえなくなっているときおかんはわたしのまえにたちえらそうなことをいうほっといていなLet it beは「Speaking words of wisdom」に答えて、ほっといて(標準語ならかまわないで)と言っていると思っていました。ほんとは「Speaking words of wisdom」が「Let it be」だったのですね。かっこわる。
2021年03月11日
コメント(0)
米統計会社、スタティック・ブレインが発表した国別IQベストテンは以下のようになっています。10位 スウェーデン(101)10位 スイス(101)6位 オランダ(102)6位 イタリア(102)6位 オーストリア(102)6位 ドイツ(102)5位 シンガポール(103)4位 台湾(104)3位 日本(105)2位 韓国(107)1位 香港(108)このベストテンは代表値として平均値をとっているので、何も示していません。(とあえて言い切る)。知能指数はどのような分布を持っているのか不明確というのが統計学てきな問題。知能指数はある程度以上ある程度以下はない。従って、平均値よりも最頻値がその国のIQび代表値というのも統計学な問題。160以上のIQを持つ人がどのような職業についているかが問題というのは功利主義的な哲学問題。幸福度とIQは相関するのかというのは社会学的な問題。IQがある程度以上でないと研究の評価に問題がでるという、IQの本質に迫るような問題。個々の国で100が代表値のはずだからこの集計は間違っているというそもそもの問題。このような記事は民族差別につながるので、公衆が容易にアクセスできるようなところに載せてはいけない。とい多様性の問題。色々あるのですが、長くなった。書きたかったのは「絵を描く豚の話」一匹絵を掛ける豚がいるから、豚は絵が描けるというのはおかしいのではと思ったので、天才が一人いれば、その国はなんでもできるというので、国別IQの記事を調べたのです。これの根拠になるのは「タティック・ブレインは、英心理学者リチャード・リン氏とフィンランドの政治学者タトゥー・ヴァンヘーネン氏が、2002年に出版された著書『知能指数と国富』のために世界中で行ったIQ調査を参照に、統計を再検証後、順位付けしなおした。」順位(先ほどの記事より引用。)という記事に当たったので、そこから始めたのだけれども、色々ツッコどころを並べるだけで文字を消費してしまいました。話を戻して絵を描く豚の話。一匹ぐらい天才的な豚がいても豚が絵を描く能力があると認めるのはおかしいのではないかという疑問です。人間でも絵を掛けるけれども、他人になにを書いているか絶対分からない絵を描く人がいる。抽象画ではなくて、目で見たものを絵に表したときにそれがなにを書いたのか分からない人は存在する。技術を習得するとある程度分かるようになるかもしれません。しかし、目で見たものを頭の中で再構成できているのか、その像を絵に描けないという場合には、脳の視神経再構成部分、あるいは脳の再構成部分を絵に描くように指令を出すことがむずかしいのかもしれません。これは障害ということではないかもしれませんが、人に笑われ、傷つく場合もあります。なにが言いたいのかというと、知的障害や発達障害はこれと似たようなものでは無いかと思うのです。社会生活ができないようなものは問題ですが、それを笑わずに、できていないことを教えてあげれば済むことが多々あります。このような障害は年齢により軽減すると専門書に書いてあります。原因が全て同じならばその話は重要になりますが、大人の発達障害や知的障害が問題になるというのは、ある作業においてはいつまでたっても治らないと言うことではないでしょうか。天才かもしれないというのはその人に伸ばせる環境があれば、社会と交流するための手段となりますが、大人になれば治るということと同じで、原因によって変わる可能性があります。家族による理解が大切であることは否定できません。過重な期待や諦めは家族の方が早く見切りをつけるように考えます。社会で受け入れる施設をもっと、増やすべきかと思います。
2021年03月08日
コメント(0)
富山テレビは3年前に起きた奥田交番襲撃事件の裁判に関して判決を報道しています。この事件は元自衛官の島津慧大被告が富山市の奥田交番を襲撃し、ナイフで稲泉健一警視を殺害した後、奪った拳銃で近くの小学校で警備していた中村信一さんを射殺したとして強盗殺人などの罪で起訴された裁判です。判決は「無期懲役」です。日本の場合、「無期懲役」は終身刑ではなく、仮釈放があるので、30年前後で社会に出てくることが多くなっています。この犯人は現在も黙秘を続けていることから話題になりましたが、もう一つの話題が犯人は発達障害であるということです。問題は発達障害が殺人の直接の原因であるかどうかです。島津被告の場合には自衛官になれていること、陸上自衛隊に入隊できたことから社会的な行動はできると考えられます。しかし、周囲とのコミュニケーションがとれず3年で退職しています。同様に発達障害を持つ人が殺人を犯した例があります。この被告の場合には引きこもりで姉から日用品の援助を受けていたが、自分で働いて買いなさいと言われて姉を殺した例です。懲役20年の判決がでています。この20年というのは検察の求刑を上回るものでした。裁判長は再犯の恐れ蟻として、発達障害が治るまでには20年かかると考えてこの判決を下しました。精神科医の判定では発達障害で姉に対してのみ悪意を抱いていた可能性が高いとの弁護側の発言もありましたが、裁判所はそれを求めませんでした。殺人を起こすような発達障害を薬物治療などで治療することにより、再犯を起こさないという確定診断が出るまでは刑務所に閉じ込めようとする判決です。この判決には様々な批判がありました。特に問題視されたのは刑務所で発達障害の治療ができるかと言うことです。発達障害者の社会支援は05年の法施行以降、各都道府県に支援センターが設置され、福祉サービスを受けて地域で暮らしている発達障害者は大勢います。こういった施設あるいは精神病院できちんと治療を行うべきであり、刑務所に入れることはかえって発達障害に対する犯罪予備群であるというステグマーをはることになる。を主とする批判です。精神病によって罪を犯した場合には「心神喪失」状態にあったため、死刑に相当するような罪であっても無罪となる場合が有ります。この場合には今では精神病院に強制入院することを裁判官は指示することもできます。しかし、精神病であっても実際に意識を持って、動機もあり、計画的に殺人を起こした場合には、弁護士は心神喪失で無罪、精神病による情状酌量を求めます。この情状酌量を得るために起訴から裁判を行うことは必要です。前例主義とまでは言いませんが、過去にどのような状況で心神喪失、情状酌量、求刑通り、求刑よりも高い判例を蓄積していくことが必要です。精神病院で病気を治す制度ができてからは、このことが原因で起訴しないというケースが増えているそうです。つまり、無罪判決をして、精神病院に送り込むことが手間なので、基礎を取り消して犯人を野に放つことがあるそうです。これも問題です。どうしても精神鑑定は質疑応答によって鑑定が行われます。血液や脳波で精神病の診断と重度判定ができるようになればもうすこしなんとかなると思うのですが。
2021年03月05日
コメント(0)
表題の測定は保険適用されています。さらにその測定値をスマートフォンで見るソフトも2021年2月10日より無料でダウンロードできるようになりました。このソフトを使えば現在のグルコース値や直近8時間の血糖変動(血糖トレンド)がスマートフォンに表示されます。今までの自己血糖測定は人差し指に針を刺して1滴の血液から測定するものでした。食前血糖値のチェックや、覚醒時血糖値チェック、食後血糖値をピンポイントに測定することはできましたが、経時的な推移はその時間ごとに針を刺せば可能ですが、針も測定器に血液を流す機器も使い捨てですので、保険適用外になってしまいます。持続的に血糖値を測定できるのは「FreeStyle リブレ」で、保険適用されています。測定装置なので、Amazonや楽天などのE-コマースで購入可能です。で 本題です。プレジデントに掲載されている「16時間はなにも食べるな」最新医学が勧めるプチ断食の3大効能 「空腹」こそ長寿と健康のカギだった。これは「空腹」こそ最強の薬という青木厚氏の著書を自分で紹介している記事です。「空腹」(断食?)の効果として3つの科学的根拠が示されています。①内臓の働きを復活させ、活性酸素の害から体を守る②脂肪の分解、血流の改善で、生活習慣病をまとめて遠ざける③オートファジーで、若々しく健康な体を手に入れるそれとは別に医学界では、空腹(断食)と健康に関する研究がさかんに進められ、その結果、断食が体重や体脂肪の減少につながること、そして、糖尿病、悪性腫瘍(がん)、心血管疾患(心筋梗塞や狭心症など)、神経変性疾患(アルツハイマー型認知症やパーキンソン病など)などの予防に効果があることが分かってきました。と記載されています。これは本に当たってから文句をいうべきでしょうが、漫画に使ってしまって、オリジナルを買うお金がなくなっているので、この広告記事だけの情報で文句をいいます。この手の本で嫌なのは仮説が事実であるかのように記載してあることです。(最近その話ばかりやで)臨床試験が行われていたとしても、その仮説はその臨床試験で事実である確率が高まっただけです。最近の臨床試験では結論のところに、「更なる試験が必要である」とか、「今回の試験ではバイアスの存在を否定でいない。」ときちんと書いてあります。二重盲検比較試験をメタアナリシスした文献でも後者の記載がある場合があります。そのような文献(引用文献は多分本文に書いてあると思いますが、)を参考にして「効果があることがわかってきました。」と本にするのは、きらいやなぁと思います。オートファジーに関しても、細胞が非常事態に働く仕組みを解明したのが、2016年に、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が、オートファジーの研究でノーベル生理学・医学賞を受けた理由です。非常事態であることは何らかの無理をしている可能性があるので、本当にオートファジーをおこすこと(この場合は断食)に副作用がないかどうかは確かめられていません。しかも、発生する時間は16時間と言い切っています。これは細胞実験でもばらつくはずですから、仮説検証の立場から言えば、「嘘つき」あるいはわかりやすい言葉で素人を騙していることになります。この研究が悪性腫瘍の特効薬注1)のとっかかりになるのであればもっとどうしたらよいかを考えるのですが健康法に関してですので、あまり、触手が動きません。ただ、この文章を書く前に持続血糖値の測定を出したのは16時間の断食を生活習慣をつけた場合に、どれぐらい血糖値が変化するかは金さえあれば実施可能な試験です。印税でやってくれないかなあ。英文論文になりますよ。注1)悪性腫瘍の治療としては、悪性腫瘍は新しい血管を作って回りから栄養をとって整腸するのだから、この新しい血管を作れ無くすれば悪性腫瘍の薬になるのではないかという仮説に関しては、多くの化合物が挑戦しましたが、腫瘍血管の血管新生だけを阻害することはできず、試験管では腫瘍細胞の血管新生を止めましたが、動物に投与すると、多分肺毛細血管に影響を与えて窒息死するため、動物の壁を越えることができず、40年たって、抗体医薬が成功しました。
2021年02月26日
コメント(0)
イギリスではSARS-CoV-2を人間に暴露してどうなるのかを観察する研究が始まろうとしています。ある程度治療薬にめどがついたからできる研究でしょう。アメリカではSARS-CoV-2に感染しても(PCR陽性になっても)無症状の人に研究に参加して欲しいという呼びかけが行われています。SARS-CoV-2が体に入ってきても、COVID-19が発症しないということを発症予防効果と呼びならば、コミナティ筋注で行われた大規模試験は厳密には予防しているかどうか分からないことになります。つまり、コミナティ筋注群でも、プラセボ群でもSARS-CoV-2が全く侵入していない人も含まれています。また、COVID-19感染はPCR陽性+症状が一つ以上と定義されているので、PCR陽性→ 無症状を予防効果とした場合には症例とは拾えていません。コミナティの有効性は驚くべき数字ですが、上記の症例が漏れていることを考えると、市中感染を抑える可能性は現状でも高いですが、さらに高い可能性があります。しかし、日本ではウイルスの接種が始まる前にCOVID-19の感染拡大は落ち着いてきました。気温そのものは上下していますが、日照時間を考えると春が近づいてきたから感染拡大が落ち着いて着た可能性はどれぐらいあるのでしょうか。夜におとなしくしていない若者やテレワークを導入しない企業に文句だけいい、自粛だけで収めようとした某東京都知事はこの点を明らかにしないと、ほんと、自粛した人から、判断が間違っていたことで経済に打撃を与えたことを誤って欲しいぐらいです。(公務員の場合には間違った政策をとって国民に経済的な被害を与えても賠償責任は負う必要がないので、これはしゃあないですな、賠償責任を負うとしたらどんな政策でも一部には被害を与えるので、思い切った政策を実行することができなくなります。)で話がそれましたが、塩野義のインフルエンザを適用とした抗ウイルス剤の予防効果を取った試験の内容です。プレスリリースから引用します。BLOCKSTONE試験は、インフルエンザウイルス感染症患者(初発患者)の同居家族または共同生活者を対象に実施した、多施設共同、無作為化、プラセボ対照二重盲検比較の第III相臨床試験です。本試験は750例を対象に、日本で塩野義製薬が実施いたしました。被験者はゾフルーザの1回投与群、またはプラセボ投与群に無作為に割り当てられました。ゾフルーザの投与量は、12歳以上では体重に応じて40mgまたは80mgを1回投与、12歳未満では体重に基づき投与量が設定されました。本試験の主要評価項目は投与後10日間における、インフルエンザウイルスに感染し、発熱かつ呼吸器症状を有する被験者の割合です。ゾフルーザの1回経口投与によるインフルエンザウイルス感染症の発症抑制効果が認められ、インフルエンザウイルスに感染し、発熱かつ呼吸器症状を発現した被験者の割合は、ゾフルーザ投与群で1.9%、プラセボ投与群で13.6%でした(p
2021年02月22日
コメント(0)
読売新聞は【独自】水虫薬の製造に「裏手順書」…小林化工で十数年前から という記事を公開しています。記事【独自】とつけているのだから特ダネなんでしょう。国の承認とは異なる製造手順を記した「裏手順書」が十数年前から製造現場で使われていたことが、関係者への取材でわかった。とのことです。関係者とは誰だという疑問は置いておきます。問題にしたいのは「十数年前」と言う記載です。問題となった薬は2004年発売です。十数年というと発売当時から裏手順書で作っていたのか、最初のロットを検討したら両目が不足していたので、二度入れにしたのかということで意味が全く違ってくると思います。1月27日に追加でクラス2の回収を行ったのはこの記事でばれたから?クラス1の回収に対してもっと重要視するべきだと思います。実際に健康被害がでてクラス1の回収を行ったのはこの薬が初めてのはずです。行政罰は製造免許の取り消し(薬機法で可能)、と社長を業務上過失致死で刑事か民事に訴えることだと思います。やっている動機は化血研と同じですが、結果が異なります。血液製剤がクラス1でたくさん回収されていますが、これは出荷時検査で原料血液に問題があったからクラス1回収としていて、実際には健康被害は出していません。ワクチンの製造法虚偽で工場の製造所としての免許を取り上げて、アステラス製薬に吸収させておかなかったことが悔やまれますね。それを行っていたら、COVID-19の国産ワクチンはもしかしたらですが、もっと早く市場に出ていたかもしれません。
2021年01月28日
コメント(0)
【オーバートリアージ】COVID-19の感染拡大が医療現場での資源不足につながり、トリアージが必要になるという意見を述べる人がいます。この件に関してはすごい不満があります。また別の機会に述べます。オーバートリアージという言葉を知ったのは私の好きな連載記事記事からです。ちょっと長い引用ですが、要約して意味不明を招かないようにそのまま載せます。基本的に、救急隊が病院選定を行う時は、生命維持を最優先するため、オーバートリアージを許容するものです。明らかな重症患者ではなくても、今後病態が変動しそうな患者であると救急隊が判断したのであれば、救命救急センターを選定するようになっています。これで救える命があるのは確かですが、救命救急センターに着いた後にあれこれ迅速に診察と検査を行った結果、重症ではないことも多々発生してしまうのです。オーバートリアージで患者を集約しても、その後スムーズに分散させられなければ完全に停滞してしまいます。長年救急医療界が抱えていた問題だと思いますが、今こそ解決しなくてはと思います。この問題は普段から救急医療の問題として取り上げられてはいましたが、COVID-19の感染拡大によって、大きな問題となってきました。この記事の作者はCOVID-19の医療崩壊を招くのはオーバートリアージの問題と同じだとしています。そして、その問題の解消にはオーバートリアージの診断がついたら高度医療機関から二次、三次へ写すことが必要だという提言です。大阪では重症患者の受け入れ病床を増やすためにセンターを作りましたが、それも足りなくなりそうです。重症から中等症、軽症になった場合にすぐに退院してもいいのでしょうか。そこのところのエビデンスが欲しいところです。感染患者がCOVID-19をまきちらすのは感染後14日間ということで隔離期間が決まっていますが、証拠が見つかりません。Evernoteがバージョンアップで去年までの記事しか検索できなくなっているので、ちょっと時間がかかります。知っている人は教えてください。重症患者は感染から14日以上経過しているので、COVID-19による肺炎や持病の悪化は感染症病棟でなくてもいいのではということです。入れる方に関しては色々やっているうちに、必要な人が入院できないと言うことになっています。これは、入院している人を感染病棟にいつまでもとどめておくのが問題ではないでしょうかという問題提起です。
2021年01月20日
コメント(0)
新着論文の紹介はCOVID-19ばかり。アメリカではCOVID-19で病床が占められることから、平均寿命に影響が出そうだという話があります。日本でも同様なことがおこるといっている人もいますが、COVID-19を受け入れている病院の少なさを考えると、「えぇい COVID-19のやつのために急ぎでもない老人が薬をとりにこなくなったじゃねぇか」ということで健康保険財政は健全化に向かうかもしれません。COVID-19の治療費は健康保険財政には関係ないですから。しかし、このまま、補償なしで時短・・・そうか。強制せずに罰金をとるのは補償金をはらいたくないからか・・・あだしことはさておきCOVID-19関連の文献・Maximizing the Uptake of a COVID-19 Vaccine in People With Severe Mental Illness: A Public Health Priority JAMA Psychiatry. Published online December 15, 2020. doi:10.1001/jamapsychiatry.2020.4396 コロナワクチンの優先順位について論議した論文。重い精神病の人の優先順位を上げるべきだという私はとても気づかなかった内容。重い精神病、特に外来管理されている人や病院に行っていない人は感染を広げる可能性があるので、早めにワクチンを売った方がいいという意見です。COVID-19の重症化 自覚症状より酸素飽和度を重視せよ(日経メディカル)岡 秀昭(埼玉医科大学総合医療センター)COVID-19のCT画像が類似している間質肺炎では自覚症状がでるのに、COVID-19の場合には自覚症状がないが突然死亡する、酸素飽和度は確かに下がっているので、そちらを優先すべきという内容です。症例報告的な記事ですから、エビデンスがあるかというと問題がありますが、広島の副院長の話や羽田議員の急死から得られる教訓として実感できます。酸素飽和度はパルスオキシメータという機械で測るのですが、5000円ぐらいで購入可能です。iWatchが測れるようになったので、医療機器としての許可を得たと言う話もあります。楽天でも買えます。医療機器許可を受けていないと安い。【日本語説明書付き】パルスオキシメーター 血中酸素濃度計 SPO2 測定器 脈拍計 酸素飽和度 心拍計 指脈拍 指先 酸素濃度計 高性能価格:3980円(税込、送料別) (2021/1/7時点)楽天で購入許可を受けて安めのものパルスオキシメーター【アンファミエ限定カラー】パルスオキシメーター ドリテック 医療機器認証 医療用 家庭用 血中酸素濃度計 安心1年保証 超軽量 ナース グッズ 看護師 介護士価格:5489円(税込、送料別) (2021/1/7時点)楽天で購入Antibody Status and Incidence of SARS-CoV-2 Infection in Health Care Workers医療従事者1万2541人を対象に抗体を測定してみたら1265例が陽性で残りは陰性。その後最長31週間追跡した結果抗体陰性例のうち223例がPCR検査陽性、抗体陽性例で2例がPCR検査陽性というデータを示し、抗体陽性の人はPCR陽性になるリスクが低いとしています。(もともと抗体陽性例がかつてPCR陽性あるいは自覚症状があったのかは不明)旭川大学もぶつぶつ言うなら抗体でも測定したらという文献です。Using flowchart for ophthalmic consultations in hospitalized patients with COVID-19成子八代、 隆植田、 聡忽那、 岡本達也、 深雪永原、 則夫Ohmagari 、COVID-19と入院患者における眼科協議のためのフローチャートを使用して、グローバルヘルス&医学、文書番号2020.01091 、2020年12月14日発売[アドバンス出版] 、オンラインISSN2434-9194 、印刷ISSN 2434-9186 、https://doi.org/10.35772/ghm.2020.01091https ://www.jstage.jst.go.jp/article/ghm/advpub/0/advpub_2020 01091 / _article / -char / enCOVID-19の眼の症状はあまり危険なものがないので、眼科医がいなくても大丈夫だろうと考えられています。しかし、眼科医に相談すべきものもあるので、その診断基準をフローチャートにしたものです。さすがに眼科の論文は専門用語が分からない。「日本人やから日本語のフローチャートを眼科学会のホームページにあげんかい」と心の声は置いておいて、COVID-19で入院患者を診ている医療従事者は1度フローチャートだけでも目を通して欲しいと思います。アメリカの食事に関するガイドラインもそろそろ改定されるはずだし、胃癌のファーストライン治療における免疫チェックポイント阻害剤の位置付けに関しても専門家の解説が欲しいな。どっかに出ているのかもしれないけれども、COVID-19に紛れて分からない。
2021年01月07日
コメント(0)
広島県で60歳の心筋梗塞をもっている人が亡くなった件でのマスコミのニュースを列挙します。2020年12月21日(月)配信 読売新聞県と広島市によると、亡くなった2人のうち1人は60歳代で自宅療養中だった。患者は13日に感染が判明。14日に受診した県立広島病院が直ちに入院が必要な状態ではないと判断したため、帰宅した。しかし、同病院から報告を受けた県は、患者に心筋梗塞などの持病があったことから、15日の入院準備を進めていたが、同日午前に自宅で死亡が確認された。2020年12月21日 (月)配信中国新聞この親族によると、14日に県立広島病院を受診した時、男性は入院を希望し、荷物を持参していた。だが約2時間後に帰宅。14日の午後9時ごろに電話すると、男性は「動かなければ大丈夫」と話していたが「ハーハー」と荒い呼吸をしていた。15日朝、亡くなっているのを見つけた同居の家族は救急車を呼んだが、病院には搬送されなかったという。 広島県健康福祉局の木下栄作局長は記者会見で、感染者の診察時の画像診断について「できるだけやっていただくお願いをしている」と説明したが、14日の診察ではしていなかった。親族は「せめて持病のある人を帰宅させる場合は、画像診断くらいはしてほしい。このまま改善策がなく、他の人が同じように亡くなるなら許せない」と、診察の在り方を検証するよう訴えた。2020年12月23日 (水)配信中国新聞。亡くなった男性は14日に同病院で、入院が必要かどうかの「トリアージ」を受けた。通常通り問診票の記入に続き、看護師が心拍数などをチェック。血中酸素の低下から、肺の異常に気付いたという。福原副院長は「報告を受けた医師がすぐ診察し、採血やエックス線撮影をするまでもなく早く入院すべきだと判断した」と説明する。 この男性については他の感染者の診察を終えるのを待たず、県にすぐ電話で「入院すべきだ」と伝えた。さらに同日夜までに文書も送った。福原副院長は「正しいトリアージだったが、県の調整部署にうまく伝わらなかったことが悔やまれる」と話す。なんともいえず後味の悪い記事ですね。全国紙の読売新聞は県の発表を大本営発表として疑いもせず垂れ流し。地方紙の中国新聞は後追いをして家族と病院にも取材。中国新聞はこの後、広島保健所に取材したかどうか分かりませんが、電話と文書(多分FAX)では忙しい保健所が入院手続きを取らなかったことにより60歳心筋梗塞の持病のある人を殺したことになります。読売新聞は第一報を流した責任として事実関係を明らかにして欲しい。(他の大新聞も載せているかもしれませんが、新聞は読まないので。m3.comという薬剤師向けのサイトの医療ニュースを時系列に並べただけなので、他に報道しているところがあるかもしれないと「広島 60歳男性 死亡 コロナ」でググるとまた嫌になりました。)嫌になった記事を列挙しておきます。20日 20時11分 コロナ感染の60代患者、「即入院は不要」診断翌朝に死亡確認 TBS2020年12月20日 19時24分 コロナ 陽性確認で入院待ちの男性 自宅で容体急変し死亡 広島 NHK2020年12月21日 6時17分 朝日アピタル 東郷隆県と市によると、亡くなった患者は別の感染者の濃厚接触者として検査を受け、13日に陽性と判明。発熱や血痰(けったん)があり、14日に県立広島病院を受診した。医師の診断で、せきや倦怠(けんたい)感のほか、心筋梗塞(こうそく)や糖尿病などの持病があるのを確認したが、自力で歩ける点などを踏まえ、「ただちに入院は必要ない」と判断した。胸部の画像診断はしなかったという。患者は14日夕方に自宅に戻り、翌日入院予定だったが、14日深夜に亡くなった。容体が急変した要因は不明という。 県内の病床の逼迫(ひっぱく)状況と、患者が14日に入院しなかったこととは関係ないという。木下栄作・県健康福祉局長は「亡くなったことは重く受け止めたい」としたうえで、「入院が必要な人は速やかに入院できる態勢をとっている」とも語った。署名記事のあるこの記事が最悪。病院に取材せずに記事を書いている。中国新聞の記事を信じるならば木下栄作・県健康福祉局長は取材に対して虚偽の発言をしていることになってしまう。局長は事実を知らなかった可能性は高いが事実は本当にどうなっているのか知りたいところです。これだけ書けば後追い取材するところがあるかな?こんなブログなんか読んでいないか。
2020年12月24日
コメント(0)
昨日のブログでも触れましたが、東京都と大阪府は確かにCOVID-19はパンデミックの状態ですが、都道府県別にみるとそうでもない都道府県があります。昨日のブログでは新規感染者数の絶対値で見ていましたが、沖縄県では10万人当たりの新規感染者数を1週間当たりで毎週まとめています。その資料をみると秋田県(23日にクラスターが発生しているようですが)や鳥取県、徳島県では10万人当たり1週間あたりで0.5人を切っています。ちなみに東京は28人、大阪は26人です。東京は1週間当たりの新規感染者数は前週に比べて220人の増加、大阪は64人の減少です。(先週のデータです。今週のデータは明日か明後日でます。)北海道は102人の減少、広島は68人の増加、沖縄県は27人の減少です。東京都、広島県、神奈川県ではまだまだ広がりそうですが、大阪府や愛知県ではピークは過ぎたようです。毎日、東京のデータで不安をあおり、大阪でも絶対値で不安をあおっているマスコミはなんとかならないか。東京以外のマスコミはキー局が東京にあるので、あたかも日本中が感染拡大しているようにあおっていますが、データを見る限り、東京都と神奈川県のみが感染が拡大していることを示しています。大阪はピークを過ぎた感じがありますが、医療関係者の人手不足が続いているので、警戒をゆるめるわけにはいかないですが、これ以上の措置をとる必要は無いと思います。GOTOも別に地方に感染が広がった可能性は広島県をのぞけば無いと言いきれます。経済を回す必要があるのならば、東京都、神奈川県で感染拡大が広がっていることからロックダウンして、それ以外でGOTO政策(トラベル、イート)を解禁して見るのも一つの手段であるとデータは語っています。
2020年12月24日
コメント(0)
全く関係のない医薬品に睡眠薬を混入したのは業務上過失傷害罪に問うべきだと思います。やっと小林化工の問題をマスコミが騒ぐようになってきましたが、なにが問題なのか分かっていないマスコミが多いようです。クラスIと回収会社が判断したのは今年の回収品目では血液とメトホルミンと小林化工のイトラコナゾールだけです。医薬品回収情報によればクラスIとはクラスIとは、その製品の使用等が、重篤な健康被害又は死亡の原因となり得る状況をいう。」ということです。クラスIで睡眠薬が混入したロットを回収し、クラスIIで他のロットも回収することになりました。クラスIIとは「製品の使用等が、一時的な若しくは医学的に治癒可能な健康被害の原因となる可能性がある状況又はその製品の使用等による重篤な健康被害のおそれはまず考えられない状況をいう。」他のロットも製造法は承認している方法ではないので、なにが入っているか分からないので回収ということでしょう。他のロットは少なくともイトラコナゾールと違った薬理作用をもった原薬が混入されていないとの判断でしょう。健康被害が出て、クラスIの回収を始めた小林化工ですから、なにが入っているかは分かりません。回収情報は普通は病院・薬局には届くようになっています。ここで在庫などは回収できますが、実際に処方されて、患者さんにわたっている場合には、患者に連絡して回収するしかありません。始めて処方する調剤薬局では連絡先の記載を求められます。個人情報はさらしたくないということで記載しない人がいますが、提出した個人情報が漏れた場合には調剤薬局は罰せられますので、きちんと書くことをお勧めします。しかし、この回収の費用はだれが持つのでしょうか?小林化工が持つのが当たり前だと思います。患者さんはイトラコナゾールを回収して終わりではありません。治療のためには代わりの薬剤をもらわなくてはなりません。これは患者負担であるわけがありません。不良品を患者と国に売りつけたのですから、正しい商品を手渡す必要があります。今回の場合は小林化工のいとこなゾールは全て回収ということになっているので、他の会社のイトラコナゾールを処方する必要があります。この経費は薬局の人件費、患者の交通費をひっくるめて小林化工が支払うようにしなくてはなりません。デジタル省では早急に健康保健証のデジタル化だけではなくて、お薬手帳のデジタル化(マイナンバーカードで記録を取るということです。)処方箋の薬剤の価格を請求するために使用した薬剤は電子的な形あるいは手書きで都道府県の処方内容を監査するところに送られて保険償還するかどうか決めます。このデータも個人のマイナンバーカードのサーバーに蓄積することでオンタイムに送信可能となります。小林化工の様な犯罪は度々起こるものではありませんが、もし起こったときに迅速な対応が必要が場合にはシステムを考える必要がありません。この件に関しては「二番目」ではダメです。
2020年12月16日
コメント(0)
アメリカの疫学調査で正常な体重であり、高血圧を止めるための食事療法と同様の食事療法を順守していれば77%の痛風は防げたということが示されました。アメリカの肥満はBMIが30を超えるようなひとがざらにいるので、医学的な異常が多く出ると考えられます。日本で同じような試験(44,654人を26年以上追跡する)は今後東北のデータベースの蓄積を見るまでは確認できません。痛風の予備群である高尿酸血症は日本でも増加傾向にあります。プリン体の摂取過剰が原因とされ、アロプリノールを代表とする尿酸合成阻害剤(もう一つの尿酸合成阻害剤は低用量から始める必要があるので、面倒だし高い)が処方されます。しかし、尿酸の制御は薬物治療だけでは難しいものとなっています。この文献を見れば、肥満を食事治療によって治せば尿酸値も制御できる可能性が示されています。実際には、介入試験を行って確かめる必要がありますが、薬剤を安易に処方するのは無駄である可能性があります。尿酸値が上がってきた人では尿酸の合成量が過剰になって血中尿酸値が上昇したのではなく、肥満に関する何らかの因子が働くことによって尿酸値が上昇している。これは肥満に対して高血圧で用いられている減量食を用いれば防げるという仮説を検証すべきであるということです。ジェネリック医薬品には大前提として血中濃度がプラスマイナス20%までは許容されています。その範囲であればどのような作り方をしても臨床試験を行わなくても承認されます。以前にも書きましたが、このルールではジェネリック同士の生物学的同等性は保証されません。しかも、小林化工の事件(傷害事件として取り上げるべきです。医薬品医療機器法違反の上、明らかな健康上有害なことが起こっているのですから。普通の人に睡眠導入剤を飲ませて運転中に事故を起こさせようとした人は傷害事件で捕まっています。故意でないので犯罪として成り立たないという意見は間違っています。医薬品を取り扱う会社では睡眠導入剤の使用上の注意に飲用後に運転してはいけないということを自分で作成した能書に記載しているわけですから)もう一つの小林化工の罪は厚生労働省にだけ、異物混入のことを知らせて終わっていることです。最近謝罪会見がありましたが、遅い。異物混入が分かったときに全国的に周知する必要がありました。明らかに健康上の被害が起こる可能性があったわけですから、この情報は患者まで届かせる必要がありました。厚生労働省の回収情報の告知にも問題があったと思います。完全に話がそれてしまいました。アロプリノールはもう50年近く売られてきたものなので、とても薬価が安いものです。一日1回朝食後、つまり出勤前に飲むことになります。このような後発性医薬品しかないような分野で小林化工の様な事件が起これば、交通事故や転倒事故は多発するでしょう。明らかに健康上の被害が予想される場合には、厚生労働省だけで無く、マスコミを通してまずこの薬は飲まないでくださいということを周知すべきでしょう。ニュースだけでなく、CM時間も使う必要があると思います。厚生労働省は方法を早急に考えるべきです。これはコロナ問題と同等に扱っていい問題です。小林化工はもちろん加害者なので、罰せられるでしょうが、このようなことを繰り返しませんと宣言しても何の役にも立ちません。後発性医薬品を保険財政改善のために使うのであれば、何故この事件が起こったのか、今の検査態勢では発売までにチェックできないのであれば、品質管理手順の見直しが必要と考えます。ああ はらたつ
2020年12月14日
コメント(0)
ATR脳情報通信総合研究所、広島大学、東京大学、昭和大学、京都大学、山口大学、理化学研究所のグループは人工知能技術を駆使することで、機能的磁気共鳴画像(fMRI)データに基づいて撮像施設によらず有効な大うつ病の脳回路マーカーを世界に先駆けて開発したというプレスリリースを発表しました。下図は大うつ病の脳回路マーカの概要図をプレスリリースより引用この技術は、医療機器の承認審査機関である独立行政法人医薬品医療機器総合機構と3年にわたり相談し、2022年度中の医療機器プログラムとしての承認取得を目指しているそうです。やっと検査者というバイアスの入らないうつ病の診断方法ができたかと思いましたが、まだまだ診断の補助がせいぜいかな。結果をプレスリリースから引用すると以下の通りになっています。健常人とうつ病が2分されるうつ病度がないのですね。ですからうつ病度だけでは診断はできない。つまり、医者が面談のうえ、うつ病の治療を開始しようとしたときにうつ病度が0.2未満であればその診断は間違っている可能性があるとはいえます。0.7以上の場合にはほぼうつ病でしょう。しかし、0.2以上0.7未満の場合には健常人とうつ病の人が入り交じっているので、この方法だけでは診断は不可能です。では何のために医療機器として申請しているのでしょうか。治療の効果を測定することによってうつ病度が低下するという治療効果の評価に使うことができる可能性はあります。この可能性に関してはプレスリリースの中では触れられていません。またうつ病度の改善がうつ病の治療による改善効果と相関しなければ意味はありません。これは今後のデータの収集にかかっているのかもしれません。うつ病診断に重要な脳の部分をいくつか設定して、機械学習によりうつ病度を決めていることから、実際に測定するときのバリデーションに関しても難しい用に考えます。このあたりが治験相談に3年という月日を費やしている理由かもしれません。平日は朝2時間ぐらいかけてプレスリリースや新着文献を読んでいます。その中で面白かったあるいは興味の湧いた、これは違うでしょうというものを取り上げてこのブログを書いています。紙でスクラップすると場所がかさばるので、Evernoteというソフトに取り込んでマーカーをつけたり、赤字にしたりして読んだつもりになっています。一つだけキーワードをつけて後からまとめや売文を作るときに役立てています。キーワードを宇宙とつけている記事群があります。これは宇宙とか考古学とかフィールドワークの生物学関連の記事や文献につけています。今日、宇宙とキーワードをつけたプレスリリースは以下の通りです。新たな核酸医薬の候補、DNA/DNA 2本鎖核酸による効率的な遺伝子抑制を達成 ―難病治療薬の開発に向けた一歩らせん磁気構造中にソリトンを形成するパターンを無限個用意することに成功~無限容量磁気メモリの作製原理を発見~太陽系形成より古い有機分子を炭素質隕石から検出 ~ただ古いだけじゃない!太陽系に存在する有機物生成に不可欠な分子~
2020年12月08日
コメント(0)
山口大学共同獣医学部は日本全薬工業と共同で犬の癌免疫チェックポイントの臨床試験の結果を発表しました。免疫チェックポイント阻害剤ですから、化学療法剤のように嘔吐などの世話が大変な副作用は少なく、白血球の減少で感染症を起こすリスクも少なくなります。しかしながら効果としては下の図に示すようにどれだけお金をかけるかはかなり判断が分かれる気がします。赤字が他の治療で青地が免疫チェックポイント阻害剤です。横軸は時間、縦軸は生存時間です。今までの治療では50%の犬が50日ぐらいで死んでしまいましたが、免疫チェックポイント阻害剤を用いると150日でも半分が生き残っています。この部分だけ見ると免役チェックポイント阻害剤を使うことで、生存期間が3倍増えたことになりすごい効果を持っていると考えられます。しかし、このデータは免疫チェックポイント阻害剤を治療に使った場合には350日で全ての犬がなくなっていましたが、今までの治療では350日をこえても何匹かは生き残っているということです。3倍というと聞こえがいいですが、100日生存期間を延ばすのに免疫チェックポイント阻害剤を使うかどうかが考えどころになります。人間のように健康保険は効かないので、1000万円はかかると思われます。1000万円で3ヶ月長く生きるということは、命はお金に換えられないという言葉に従えば出すべきなのですが、日本人の平均年収の3倍をペットにだすのかと考えると出せない人はたくさんいるでしょう。しかも1年たてば治療しても死んでしまうのです。現在、人間に使われている免疫チェックポイント阻害剤も同じ面があります。ただ自分の懐だけでなく、保険財政という被保険者が積み立てたお金をたくさん使うことになっています。(薬価を下げることによって厚生労働省は対応しようとしています。しかし、まだまだ足りません。特にオプジーボの場合には一次治療で今の標準治療で優位性を示していないことから、標準治療と同じ価格にすべきとも思います。今日読んだ本電子書籍リーダーは治りましたが、結局漫画を読んでいます。こういう漫画何故か好き。半村良を思い出す。八雲立つ 灼 4【電子書籍】[ 樹なつみ ]価格:660円 (2020/10/30時点)楽天で購入
2020年10月30日
コメント(0)
レストレスレッグス症候群の日本語訳はむずむず脚症候群というように足がむずむずすることを主徴とする症候群です。診断法は問診しかなく、医師は確定診断が難しい病気の一つです。以下の四つの症状を特徴とします。1)脚に不快な感覚がおこり、脚を動かしたくてたまらなくなる2)安静にして、横になったり座ったりしていると症状があらわれる、または強くなる3)脚を動かすと、不快な感覚がやわらぐ4)夕方から夜にかけて症状が強くなる患者が訴える症状はさまざまないい方になります。むずむずする電流が流れている脚が笑うだるいちくちくするかきむしりたくなる脚を動かしたくなるほてる虫が這(は)うような感じがする脚がピクピクするイライラするよく似た病気としては不眠症-夜寝付けない 不眠症の場合には睡眠計で判別することができます。坐骨神経痛-脚の不快感や痛み 原因疾患によりますが、原因疾患を見つけるための検査うつ病気持ちの落ち込み ストレスチャックが行われていると分別可能です。皮膚疾患-皮膚の不快な感覚 皮膚所見が除外診断に役立ちます。薬物治療には以下のようなものがあります。がぱぺ日本語訳はむずむず脚症候群というように足がむずむずすることを主徴とする症候群です。診断法は問診しかなく、医師は確定診断が難しい病気の一つです。以下の四つの症状を特徴とします。1)脚に不快な感覚がおこり、脚を動かしたくてたまらなくなる2)安静にして、横になったり座ったりしていると症状があらわれる、または強くなる3)脚を動かすと、不快な感覚がやわらぐ4)夕方から夜にかけて症状が強くなる患者が訴える症状はさまざまないい方になります。むずむずする電流が流れている脚が笑うだるいちくちくするかきむしりたくなる脚を動かしたくなるほてる虫が這(は)うような感じがする脚がピクピクするイライラするよく似た病気としては不眠症-夜寝付けない 不眠症の場合には睡眠計で判別することができます。坐骨神経痛-脚の不快感や痛み 原因疾患によりますが、原因疾患を見つけるための検査うつ病気持ちの落ち込み ストレスチャックが行われていると分別可能です。皮膚疾患-皮膚の不快な感覚 皮膚所見が除外診断に役立ちます。薬物治療には以下のようなものがあります。ガバペンチン(レグナイト錠) ガバペンチノイドのひとつで抗痙攣作用、鎮痛作用、抗不安作用を持っています。ガバペンチノイドはてんかんにも用いられています。日本での副作用報告では安全な薬のように思われます。しかし「Associations between gabapentinoids and suicidal behaviour, unintentional overdoses, injuries, road traffic incidents, and violent crime: population based cohort study in Sweden」によると自殺行動(年齢補正後のハザード比は1.26、95%信頼区間1.20-1.32)、意図せぬ過剰摂取(1.24、1.19-1.28)、頭部/身体の外傷(1.22、1.19-1.25)、交通事故と交通違反(1.13、1.06-1.20)と有害事象の増加が報告されています。ロチゴチン(ニュープロパッチ)ロチゴチンは当初パーキンソン病治療剤(経口剤)として開発されましたが、血中濃度の個人差が大きいため、ハップ剤としてパーキンソン病治療剤、レストレッグス症候群の治療薬として承認されています。プラミペキソール(ビ・シフロール)ロチゴチンと同様の作用機序でこちらは経口剤です。3種類ともに傾眠が副作用として持つことから自動車の運転糖を禁じられています。特にニュープロパッチの場合には貼り薬ですので、注意が必要です。道路交通法で運転が禁じられている病気としては・認知症・統合失調症・てんかん・再発性の失神・無自覚性の低血糖症・そううつ病・重度の眠気の症状を呈する睡眠障害・アルコール、麻薬等の中毒・その他安全な運転に支障のあるものが上げられています。薬剤による眠気に関してはきちんと法律で取り締まられていません。(その他安全な運転に支障があるものに入るかどうかは裁判できめることになっています)交通事故を起こした場合には危険運転致死傷罪に問われることはまずありません。でも、前もって危険であることを、添付文書に書いてあるので、医師が患者に説明していなければ未必の故意に問えるのではないでしょうか。病気の人を全て免許を取り消せと言っているわけではありません。添付文書に車の運転を止めるように重大な注意事項に記載している薬物を飲んで交通事故を起こした場合には酒気帯び運転で事故を起こしたのと同じであるという取り扱いにしてもらいたいと考えます。薬は適正に使うことが医師・薬剤師に義務づけられています。患者に対してきちんと説明しているはずです。酒気帯び運転のように事故を起こさなくても検挙することは事実上不可能である事を考えると、事故に対する重大な処罰を決めることにより、抑止力にする必要があると考えます。今日読んだ本再びテレビドラマ化されるなら、解説が必要になりそう。刑事ゆがみ(9)【電子書籍】[ 井浦秀夫 ]価格:605円 (2020/10/19時点)楽天で購入
2020年10月19日
コメント(0)
いや 本当にこうなればいいと考えているですかね?「都知事は政府が任命する」アメリカの首都『ワシントンD.C.』のような存在にするのです。ワシントンD.C.は他の州とは異なり、連邦政府が管轄権限をもつ区域を置くことが合衆国憲法1条に記されています。ワシントンD.C.と東京の大きな違いはワシントンD.C.は経済の中心ではないこと。日本において同様なことをするのであれば、福島に新しい都市を作って首都機能を移すか、京都に首都を戻すかです。東京は、日本の“戦略的基地”という意味合いも持ちます。東京は、それくらい特別な場所なのですこれはその前の文書と矛盾します。アメリカ風に行くならば東京はワシントンD.C..ではなく、ニューヨークとしての都市機能を持っているからです。金融の中心であることは首都の中心である必要はないというのがアメリカ流でしょう。道州制にして、各州の自治権をアメリカ並みに与えるべきでは。日本は明治維新のあと中央集権的なカタチになって1度は成長路線を取れたが、それはもうとっくに限界を認めている。維新前の藩は地方自治の単位として小さすぎる。いまの都道府県でも小さすぎる。北海道、東北、関東、中部、関西、四国・九州、山陰・山陽の7つぐらいにして、国家議員は各州から140名の一院制にし権限は外交、義務教育、警察、年金のみに絞る。そうすれば、金融に走る州もあれば、農業に走る州もでるでしょう。医療に力を入れるために増収に力を入れるところや最低限の生活費は州が支給して学問に力を入れるところもでるでしょう。ふるさと納税で税金をたくさん集めた市が褒められる雰囲気を作るべきでしょう。
2020年10月13日
コメント(0)
熱中症とコロナ感染をはかりにかけると、厚生労働省はソーシャルディスタンスが守られている場合には「熱中症をを防ぐためにマスクを外しましょう」というリーフレットを作成して、配布しています。熱中症が危ないので、ソーシャルディスタンスが保たれている場合には「マスクをするな」と言っているのです。マスクをかければ「コロナ感染の予防になる」というのは科学的根拠があるのかないのかわかりません。実際に効果を確認するためには、研究に参加する人を集めて、ランダムにあなたは一日中マスクをしなさい、あなたはソーシャルディスタンスを守れない時だけマスクをしなさい、あなたはマスクをしないでくださいの3群にわけて、3か月間実際にどの程度守れたか、新型コロナ感染症にかかったかを抗原検査によって判断することで明らかになりますが、この研究を行ったという話は聞きません。インフルエンザでもそうですが、他人に感染させないためにはマスクをした方がいいというのはマスクの構造とその感染経路から仮説が立てられています。新型コロナウイルスの場合には飛沫感染(これも確定している訳ではありませんが)とされているので、感染者がマスクをしていれば、ウイルスはマスクの中にとどまることから、他の人には感染させないという理論です。これも厳密にいえば試験によって確かめられたわけではないので、問題があると言えば言えますが、みんなマスクをつけた方がいいというよりは問題は小さいと思います。文献によればみんながマスクをしているからマスクをするというのが動機となっていて、感染予防効果よりもそちらを意識しているという心理学の文献もあります。(小さな試験ですが)Front. Psychol., 04 August 2020Why Do Japanese People Use Masks Against COVID-19, Even Though Masks Are Unlikely to Offer Protection From Infection?
2020年08月31日
コメント(0)
大臣官房総務課 標準文書保存期間基準(保存期間表)によれば保存期間は5年と定められています。名簿はその中に入るかどうかは取り扱いになるのでなんとも言えませんが、「開催にかかる各種決裁」、「開催準備に関する文」、「経費の支払い関係書」は具体例としてあげられて医いるので、経 」費の支払い関係書をみれば食事などの経費は明らかになります。色々な人が桜を見るでの食事に関してあったりなかったりの自分の経験を述べていますが、それは報道価値のあるものとは思いません。多数が参加しており、人によって参加時間が異なるからです。野党の人々もヒアリングをかけて「ありません」の返事で納得することなく、この基準に基づいてある資料に関して提出を求めて検討してから国会で質問すべきだと思います。なおこの基準は平成30年5月30日に改正されて平成30年4月1日から適用されており、現在も内閣府ホームページに掲載されています。明日には消えているかもしれませんが(笑)https://www8.cao.go.jp/koukai/pdf/01soumu_hozon02.pdf
2019年12月07日
コメント(1)
税金を使うということは国あるいは都道府県が口を出してもいいということです。憲法89条は金を出すから口を出す事を抑えることになるので私立の学校に対して税金をつかうなといっています。これは憲法29条の義務教育が無償であるということと矛盾するようですが、公立では無償であってもそれ以上あるいはそれ以外の追加的な教育をすることに関しては税金を受け付けないことにより、国からの規制を受けないということも可能であると考えます。高校は義務教育ではありませんが、大半は高校まで進むことから大阪を最初として各都道府県で無償化が始まっています。これには税金をだしている都道府県によって教育内容に口を出す事ができるという事です。それがイヤなら他の高校にいけば良いということです。上記の憲法の文書は確かにアメリカが作ったものでしょう。アメリカと日本に関して大きく違うのはアメリカの私学の主な収入源が卒業生の寄附金によるものということです。日本ではこのような慣習が無いことから国が補助金を出していますが、これは憲法違反になります(税金の使い方として憲法で禁止されている行為です)まず、高校に関する取り扱いを憲法で決める必要があります。義務教育とするにはスポーツ選手など高校就学年齢でプロになる人には必要がありません。高校教育は経済的問題などがある場合をのぞいて食い無教育に準ずると憲法を変えるべきだと思います。私立の大学は援助金を撤廃して、その浮いたお金を奨学金に充てればいいと思います。加計の問題にしても徳島大学、愛媛大学、高知大学、香川大学に獣医学部を作ればいいわけでその資金は地元の県がある程度負担しても構わないと思います。マスコミは私立大学で不祥事があると文部科学省の規制を強めるべきといいますが、これは筋違いです。かつては国立大学での自治が問題になっていました。その時には税金を払っている人間を無視しているという視点がありませんでした。寄付による財源を集められない場合は(ある程度の期間をもって)廃校にすべきです。事実上移民を認めた法案が成立しましたが、この人たちの日本語教育のための国公立大学、専門学校はほとんどありません。きっちりとした文部科学省の規制を書けるために私立大学の認可はしばらくやめて、国や自治体による組織を作るべきだと思います。頭脳の海外流出がいわれていますが、この法律が頭脳の輸入にも役立つことができることを認識して置く必要があります。多くの野党は憲法審査会への出席を拒否しています。日本維新の会は憲法改正に賛成していますが、憲法9条に関してはコメントしていません。憲法審議会で道州制の導入を考えているから改憲したいと思っているだけです。このあたりは改憲勢力とひと言でいうのは判断停止です。日本共産党はその設立時から天皇制廃止を考えているので改憲は必要だというべきです。(今どう考えているかは政治的な問題があるのでどうなっているかは分かりませんが。)立憲民主党、国民民主党、社会民主党は加計の問題や東京福祉大の問題を取り上げるなら89条の改憲を求める必要があります。希望の党、れいわ新選組は政策がよく分からないので触れません。沖縄社会大衆党も沖縄問題を検討するならば、基地の問題(基本的人権はどのように守られるべきか、普天間の問題をそのままにして、辺野古への移転を選択することはベストなのか、基地の問題を国とのやりとりではなく道州制にして地域のトップがアメリカと話し合うことの可能性は必要ではないかなど憲法9条以外の憲法改正を真剣に考えるべきです。今の憲法は確かにアメリカの都合や思いやりが入ったものですが、美智子上皇妃が明治憲法が制定されることになったときには色々な人が憲法私案を明らかにしていたとのお言葉を述べられています。(下記参照)別に国民全員がだす必要は無いと思いますが、憲法学者や社会学者、政治家は今一度本当にこの憲法を改正する必要があるかないかを見つけるために、特に政治家は日本国憲法を全部読み直す必要があります。(読むのは初めてという政治家がいそうですが)5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。宮内庁ホームページからの引用http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h25sk.html
2019年05月06日
コメント(0)
うつの再発がおさまって、血液検査をするとBNP(脳性利尿性ホルモン)の値が300を超えていて、すぐに心エコーで左心室排出率が17%でグレードIIからIII。翌日から入院。自覚症状(呼吸困難など)は全然なく、狭心痛もなかったので、びっくりでした。2週間の入院で自己負担金が198,000円(高額医療適応済:月末から月初の入院で一番お金がかかる)保険は18日の入院で90,000円で負担が大きい(泣)ぶつぶつ言っていても始まらないので、心臓は完全に治るかどうか分かりませんが、精神は少し動き出したので、再開します。
2018年11月26日
コメント(0)
朝日新聞の2018年2月22日の記事はランセットランセットの「Comparative efficacy and acceptability of 21 antidepressant drugs for the acute treatment of adults with major depressive disorder: a systematic review and network meta-analysis」を元にして書かれたものです。「効果が抗うつ剤によって最大2倍差」とあり、抗うつ薬ガイドラインに影響を与えそうな見出しです。文献を読んでみるとすごい労力がかかっていることは分かりますが、結論的にはそこまで言える内容ではありません。大うつ病の成人の導入療法における効果を比較したものです。一つの収穫は効果が強いものは脱落率も大きいということが、少数例の試験では(二重盲検比較試験で例数設計はすべての試験で行われています)それが紛れてしまうと言うことです。言い換えると新薬は承認を取るためには十分な例数で試験が行われていますが、蓄積がないので、効果は高く、脱落率は低い成績がでているとしてもそれは、実際の効果と脱落率を検出するために十分な検出力を持っていない可能性が高いと言うことです。試験はうつ病スコアの低下を主要評価項目として行われています。薬の包括的な評価としては意味がありますが、この薬を使うかどうかを決める際にはあまり使える指標ではありません。うつ病スコアで効果がある閾値を定めて、それより低下した例数の割合を見る方がこの患者に使えるかどうかがを判断しやすいと考えます。スコアが多岐の分野にわたることから閾値を決めることは難しいことですが、スコアトータルの平均値も有る分野で特に効果がある場合には、患者本人には効果が実感できないのに、集計すると有意差が出ることになります。実薬同士の比較試験が多く含まれていますが、未公開のデータが多く含まれていることから、他の研究者がその正確性を確かめたり、別の切り口で解析することはできません。生データ公開専門の雑誌もあるので、SASのデータセットの形で公開を望みます。年齢や性別など効果や脱落率に関連する項目に関する分析が行われていないことからガイドラインでこの論文で効果や継続率が上位の薬を選択するわけには行きません。基本薬剤が学会レベルで決定され、それとの比較試験が要求されるような新薬審査がそろそろ必要になってきているのではないでしょうか。
2018年02月23日
コメント(0)
年末に東京都立駒込病院でFRI-724の第2相試験が始まるとのニュースがありました。https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171229-OYTET50004/読売ドクターという比較的専門的な内容を伝える記事なのですが、都立駒込病院は固有名詞が上がっていますが、創薬企業名は単なる国内のベンチャー企業と書いてあるだけです。(多分調べていないのでしょう)2014年から第1相試験が行われていますから、これはPRISM Pharma Co., LtdのFRI-724と思われます。(http://www.prismbiolab.com/jp/news/)がんの治療に関しては現在も臨床が進んでいるようですが、2011年からPhase1の結果がぼちぼち発表されて、ほぼ効果がないことがわかり、エーザイと組んで違う化合物を開発中のようです。(2017年にPhase1マイルストーンの支払いがありました。)FRI-724はWnt/β-カテニン経路の阻害剤で、細胞の異常増殖を抑えて、分化を誘導するというのが、作用機序と説明されています。(http://www.prismbiolab.com/jp/technology/4.php)肝臓の線維化に関しては今のところ確かに薬価収載された薬はありませんが、かつては骨髄細胞の自家移植(あるいは他家移植)が多く検討されていました。(結論はどうなったのでしょう)さらに今年は他家脂肪細胞細胞の移植の治験がロート製薬がスポンサーとなって始まります。もともと線維化細胞は不可逆的であるとは思っていない(と京極先生に教えられました。)ので、他家骨髄移植も期待していたのですが、フォローしきれていません。しかし、この読売ドクターの記事は言われたことと知人の先生に聞くだけで記事を作っているのですかね。木村公則先生も溶ける等言う言葉をお使いですが、分化しているような気がします。
2018年01月14日
コメント(0)
そーせいのプレスリリース「Heptares社の研究者が炎症性疾患、神経変性疾患およびがんの重要な創薬ターゲットである補体C5a受容体の構造を解明」によると補体C5a受容体(Gタンパク質共役受容体:GPCR)の高解像度X線結晶構造の解明に成功したとのことです。この成功は低分子と受容体との相互作用によっって受容体を調節する可能性を開くものです。一般的な抗体療法に関しては受容体を完全に遮断することになり、病気を治せるかもしれませんが、本来の受容体が持つ機能までも抑えることから、易感染性などが危惧されるのに対して、低分子がパーシャルアゴニストとして働くことができれば、受容体を健康なヒトと同じような働きをさせつつ、病気を取り除く可能性が出てきます。この成功例としてはアリピプラゾールが上げられると思います。低分子化合物のメリットは比較的安価にできることです。現在さまざまな分野で抗体治療が行われていますが、費用の天がネックになり、アメリカでは金持ちしか使うことが出来ず、日本では保険財政に影響を与えます。今回の研究は宝の地図が見つかったレベルで、その地図にたどり着く道筋(低分子化合物)が見つかったわけではありません。また、その地図に本当の宝が埋まっているかも今の我々の知識では確実なものではありません。しかし、抗体医療によってさまざまな新しい治療アプローチがでてきていますが、同じ方法論で低分子化合物を作ると言うことが、製薬会社の利益には反する可能性がありますが、人々の病気と闘う道具としては必要なものであると思います。
2018年01月06日
コメント(0)
免疫チェックポイント阻害剤は高価なことでも有名になりました。日本の場合には健康保険が7割負担することから健康保険の財政に問題が起こるのではないかということで保険財政が破綻する可能性まで言及されました。しかし、実際には薬価が下げられました。年4回薬価を見直すという方針ですが、稀少疾患で薬価を算定した医薬品に関しては稀少疾患以外の効能追加の際に薬価の再算定をする必要があると考えます。制がん剤の場合には1日薬価で算定していますが、これも1クールあるいは生存期間の中央値が(カプラン・マイアー生存曲線にて)有意である患者の平均使用量で算定すべきかとも思います。仮に月に1度でいい薬ができた場合に、1日1回投与の28倍の薬価にする必要はないと思います。この観点を導入することによって、医療経済学とまでは行きませんが病気を抑えるために必要な経費に関して差がつくのではないでしょうか。また、体表面積あたりで(あるいは体重あたり)で投与することから、余った部分を破棄しているのを病院でサーベイすることによっても保険財政に対する影響を低くすることができることも言われています。これは病院によってできるところとできないところがあり、事故の可能性もあることから、販売会社が工夫すべきものであって、捨てなければならない分は販売会社に費用を負担させるべきです。健康保険で見る必要は全くないと考えます。さて、免疫チェックポイント阻害剤よりも高価な治療法をFDAは承認しました。自分の免疫細胞を遺伝子的に細工して白血病に対して劇的な効果を持つ療法、CAR療法です。治癒率(寛解率ではなく)が80%を超えるという劇的な効果を持っています。しかし、コストは免疫チェックポイントの100倍です。この高コストの原因は自分の免疫細胞を利用することです。同種細胞ではまだ研究が進んでいません、血液がんでは腫瘍細胞と接触することが容易であるため、化学療法で通った道ではありますが、固形癌では大きな問題があります。導入した細胞は初期にはサイトカインストロー放出症候群起こすほどに強力ですが、数か月で消滅してしまうことです。今後はこれらの問題を解決する方法を見つけることが必要ですが、意外と早く見つかるかもしれません。また、その患者のがんに特有の抗原に対する抗体を遺伝子導入する技術が数段進む可能性もあり、これこそが本来のテーラーメード治療になるのかもしれません。(最近はテーラメードから細密という名前に変わっているようですが。)意外と早く見つかるかもしれませんし、今世紀中には見つからないかもしれません。以上のことを考えると別のことにも影響があると思います。日本で保険外治療で行われている自己免疫細胞を増やすあるいは刺激して、再投与するという治療です。がんの抗原はさまざまですから、自分の免疫細胞はその抗体を持つはずであるという理論上の支えはありますが、今回の新療法で分かったことから考えると、自己免疫細胞でもそのままでは効力は弱く、固形癌では、免疫細胞が腫瘍に到達することに問題があるということが分かってきたと言うことです。免疫チェックポイント阻害剤存在下で二重盲検比較試験を行うことは倫理的には問題ないので、取り出した細胞をそのまま戻すプラセボと増殖した場合の比較試験を行い、がんの治療法として、厚生労働省に申請し、薬価を適用してもらいたいと思います。
2018年01月04日
コメント(0)
双極性障害とはうつ状態 寛解状態 躁状態を繰り返す事が一般的な理解です。もともとは治療が必要なほどの躁状態にリチウムが効果を示し、気分を安定化するためにカルバマゼピンやバルプロ酸の有効性が示され、定義は曖昧ですが、このような薬物治療は気分安定剤とよばれています。アメリカの病気の分類であるDSM-IVでは大うつ病患者のなかに、うつ病患者のなかに入院を必要としない程度の躁状態を呈する一群をみつけこれらを双極II型障害となづけ、従来の双極Ⅰ型障害と区別するようになりました。大うつ病の中には双極II型障害があるのが、抗うつ病の薬効を評価することの難しさにつながっています。抗うつ剤によって症状が緩和してうつ状態よりも元気(軽躁)になった場合に、大うつ病で薬効がでたのか、双極II型障害で自然経過として軽躁状態になっただけかもしれません。うつ病の薬の多くは双極性障害に投与すると躁転を起こすことから、双極性障害に関して適応を持っていません。非定型精神病薬が双極性障害のうつの適応を持つようになっています。現在の、日常診察で大うつ病と双極性障害はきちんと区別されているのでしょうか。特に双極II型障害はかつては大うつ病に分類されていたほどですから、非常に鑑別は難しいと感じます。特に大うつ病の場合には、エピソード、現在の状況、現在の気分などから、大うつ病と診断されます。診療心理士の能力が一定であれば、その分類可能性は高くなりますが、完全に区別するのは難しいものがあります。脳波によって大うつ病と統合失調症の区別ができるようになってきています。しかし、いまのところ大うつ病と双極性障害の客観的な指標はありません。fNMRが進歩してきたことによって、非侵襲的に脳活動をとらえることができるようになってきましたので、この研究の先には鑑別診断の道が開けているのかもしれません。うつ病の発症に関するセロトニンカスケード仮説は、現状の薬剤で効果が見られていることから、ある程度確認されているとは言え、万全ではありません。神経細胞のセロトニン濃度が非侵襲的に測定可能あるいはサロゲートマーカーが発見されなくては、いつまでたっても仮説のままです。このあたりにブレークスルーがあれば大うつ病と双極II型障害の区別がつくのかもしれません。双極Ⅰ型障害の躁状態は気分に一致しない幻覚や妄想などがでて、入院を必要とする精神病です。ここからは私の想像ですが、うつ状態、うつ病と診断され、抗うつ剤や認知療法で寛解を得た人の中には、第うつ状態・うつ病を発病する前よりも、仕事ができるようになっています。これは軽躁状態になっているだけで、活力が出過ぎて、アイデアも次々出る、しかし、躁状態ほど気分散漫にはならないと言う状態の可能性があるのではないでしょうか。この状態が1年も続けば、うつ病やうつ状態の治療は終了しますが、1年もたつと軽躁の時期が終わり、能力が衰えたように感じることがストレスになり、またうつ病やうつ状態を再発する人がいます。つまり、大うつ病を何度も再発するが、難治性うつ病には移行しない人がある割合いて、その人たちが双極II型障害ではないというものです。
2017年12月01日
コメント(0)
予算委員会が始まりました。森友問題で国有地の払い下げに関して会計監査院が不適切な処理があったことを指摘して、野党が追及しています。しかし、マスコミは日馬富士の暴行疑惑で持ちきを主に取り扱い、森友問題を論評することはほとんどありません。首相答弁は今後気をつけるというということを流しているだけです。会計監査院には強制捜査や不正に関して摘発する権限はありません。「李下に冠を正したこと」が明らかですが、これは安倍首相の責任を問うことは難しいと思いますが、安倍夫人の証人喚問を行う必要があることが明らかになったと思います。また、現在検察は、森友氏を詐欺容疑で取り調べていますが、忖度を行った人々を検察が調査するにはどうすればいいのでしょう。そういえば、もともとは隣の土地を買った人が森友が安く買ったことを知って訴えたことが始まりでしたが、その訴えはどうなったのでしょうね。表題と関係ないことを書いてしまいました。復興のために所得税の0.1%を国民はまだ負担しているのに、国会議員の給料からの復興のための天引きは終わっています。国民より自分たちの負担を早く切る人々に、国会議員の定員と歳費と政務調査費を見直したらどれぐらい、財政がよくなるかの検討はできないでしょう。自民党の税制調査会、政府の税制調査会がやるの?大阪維新は大阪府と市の歳費を下げれたのは、過半数を持っていたからですね。今は過半数を割っているし、政令指定都市の堺市の市長も当選した途端裏切る。身を切った分が堺市議会にも影響するのが怖いので、当選だけしたら、維新からはなれ、2期目は大阪維新の勢いが落ちているので、自民党と公明党の推薦受けたしね。でもう一つ、マスコミの使う改憲勢力ということばがええ加減で困る。憲法には9条以外にも一杯ある事を忘れているとしか思いませんね。9条に限れば、公明党と国民維新が近くて、希望と自民党が同じ(まあ、希望の中身で自民党と同じ人と全く違う人がいますが)。公明党と国民維新はどちらかというと、9条以外のところで改正を行いたい。今のままでは私立高校の無償化は憲法違反と言う読み方ができるので、そういう紛らわしいところは変更しようという立場ですから。9条改正は論点がでないと分からないけれど、そのままにしておいて問題があるかどうかといえば、自衛隊は自衛のための軍隊としてこれを認めるのか、それとも集団的自衛権のために、使えるのかを、安保法案みたいに勝手に決めるよりも、憲法に沿っているかどうかを検討して、一番いい形で変更するかそのままにしておいた方が現実的かの議論を公開でやってほしいものです。
2017年11月28日
コメント(0)
日経メディカルにAdvanced Breast Cancer Fourth International Consensus Conference(ABC4)におけるポルトガルChampalimaud Cancer Centre in Lisbon教授のFatima Cardoso氏の言葉が載っていました。そのまま引用します。「現在、若い乳癌患者は臨床試験に参加することを否定されているだけでなく、利用できる治療が限定的で、若い進行乳癌患者にどうやって最善な治療を行うか、その根拠が欠落している」ブログで注目され、なくなった若い女性が緩和療法やその他の科学的でない療法を受けたせいでパートナーや本人を責めている記事が出ていましたが、本筋の科学的と考えられる治療に関しても若い人にとってはエビデンスレベルでは同じであるということです。少し言い過ぎの感じはしますが、手術を除けば閉経前の乳がん患者は臨床試験の受け入れ条件から外れることが多く、全く違った条件で行われた試験に基づいて治療が決められています。作用機序から考えれば効果は想定できますが、裏付けはない状態である事は、非科学的治療と同じことです。この条件で薬を使うべきという人にとっては、マウスでがんが消えれば、即人間に適応して構わないと同じことをいっているのと、あまり変わらないような気がします。炎症性乳癌という若い人に多く、致死性の高い乳がんのカテゴリーがあります。これは、早くなくなってしまうので、そういう名前がついている面が多少あります。
2017年11月22日
コメント(0)
九州大学は2017年11月10日に「日本における最近のPM2.5大気汚染の減少傾向を解明 ~今後の継続的な大気環境改善に期待~」というプレスリリースを行いました。PM2.5は2013年に中国北京の高濃度大気汚染が報道されてからよく耳にするようになりました。日本では2009年にPM2.5の大気環境基準が決まり、1000か所以上でPM2.5の常時監視が行われているそうです。私は光化学スモッグが話題になった時代に育っているので、日本では大気汚染は減っていると思っていました。また、PM2.5に関してももっと昔から測定されてエイルものと思っていました。西日本では中国大陸から黄砂が降ってくるのが年中行事でしたが、中国の重工業が発達したことにより、PM2.5が乗ってきたと思っていました。今回の研究は化学輸送モデルGEOSCHEMによっていますが、結構天候によって、影響を受けます。偏西風も最近は蛇行しますし、気圧の変動によってもかなり予測値が異なります。また、北京では必要に応じてその当日だけ青空を再現する手法(強制的に工場をとめたり、交通を制限する)を持っているので、ミクロ的にはPM2.5の供給は一定とは言えません。マクロ的には温暖化による平均温度の上昇による海洋での化学物質の処理能力の変化があると思います。日本は東側が海に面しており、公害がマックスの時でも他国に影響を与えることは少なかったですが、国内では喘息の増加などが疫学的に示されています。現在のアトピーに増加はその次世代に対する影響の可能性があるのかもしれません。今日のPM2.5濃度よりも、個人ごとに域値に差があるとは思いますが、閾値超えの人が増えたら、喘息ではなく、肺線維症の増加が見られるのかもしれません。これは原発の事故の影響も同じことです。骨髄細胞が壊れるほどの被ばくはすぐに気がつきますが、低量の被ばくに関して、病気の域値の低い人では病気を発病する可能性が数年後に出るかもしれません。除染地域に関しても、森の木と土を除染しても、生きている木は表面の放射能を根から排泄して、土壌を再汚染することが明らかになりつつあります。つまり、森の除染は木をきっちりと除染しなければ、土を除染しても、再び土壌から放射能が出てくることはほぼ事実として発表があります。人一人の病気の発症に対して、大気汚染や被ばく状況で確実に影響があるかどうか見ることはできません。ある地域でも地域から転地する人もあるでしょうからそのデータはノイズが増えます。メルトダウンを起こしたときに、どこにいたのかをきちんと登録して、健康診断を毎年行い、データを蓄積することが人類のために貴重なビックデータを残すことになると思います。
2017年11月13日
コメント(0)
ランゲルハウス島の移植に関しては、脳死ドナーから提供された膵臓からランゲルハンス島細胞のみを抽出し、糖尿病患者に移植する技術はあります。消化管から門脈へランゲルハウス島細胞を移植する方法です。この方法では、免疫の攻撃対象になり、すぐにランゲルハウス島細胞が死滅してしまうため、複数回の移植が必要でした。また、ランゲルハンス島のボリュームにより、血管の狭窄を招き、門脈圧の上昇という副反応も見られることがあります。そのため、皮下移植移植の検討が行われていましたが、生着の問題があり、実用化にはいたっていませんでした。東北大学の11月8日のプレスリリース「血管のベッドで細胞移植の効率をアップ 」によればRCPという富士フイルムが開発した新規素材(I型コラーゲン用リコンビナントペプチド)をと同時にランゲルハンス島細胞に移植することによって生着に対する問題を解決したとのことです。これで皮下移植法が臨床応用の可能性が高くなってきました。そうなると移植用のランゲルハウス島細胞の供給の問題が出てきます。現在は豚のランゲルハンス島細胞とiPS細胞由来のランゲルハンス島細胞が候補に挙がっています。2014年にはiPS細胞のランゲルハンス島細胞の総説がでていますので、そろそろ臨床応用が始まると考えていいでしょう。豚由来のランゲルハンス島細胞に関しては臨床目前でウイルスの可能性が指摘されて一時研究が止まっていました。ウイルスに関しては臨床上問題がないという意見で再開されています。また、ウイルスが問題になる可能性はゼロではないと考えるグループはウイルスは通過不可能であるが、血糖やインスリンが通過可能な膜にくるみ、移植を行おうとしていますが、生着の問題が引き続き残っています。対象は当然I型糖尿病と考えられますが、現在のおプジーバを端緒とす免疫チェックポイント阻害剤の利用が増えると、自己免疫疾患としての1型糖尿病が増える可能性があるので、皮下移植に持って行く速度を上げる必要があると思います。II型糖尿病に関しても、インスリン抵抗性のものとインスリン供給不足のものがあると思います。これをきちんと分別してII型糖尿病に関して細分類を行い、インスリン供給不足の場合にはインスリンの使用やランゲルハンス島の移植を促進していくべきかと思います。
2017年11月10日
コメント(0)
2017年11月2日に明治が「乳酸菌OLL2716株入りヨーグルトによる機能性ディスペプシア症状の軽減効果を確認」という表題のプレスリリースを行いました。きちんとしたプラセボ対照二重盲検群間比較試験です。対象は「国際消化器病学会のローマⅢ基準で定義されたFD症状が1つ以上あるが治療を受けてない人を被験者」例数はスクリーニングが304人、割付を行ったのが、116例(プラセボ58例、OLL2716株群58例)、試験完了例プラセボ群56例、OLL2716群56例、解析対象例プラセボ群52例、OLL2716例54例、解析除外は禁止薬剤の使用がプラセボ4例、OLL2716例2例でした。(Per Protocol解析 ITTの結果は明示されていません。)例数設計は検出率80%で、群間の有意差が5%未満で検出できる例数(H. pyloriによる消化管不快感の効果を前提にして設計)。患者背景で苦しいのは胸焼けのスコアが開始時に1と非常に軽い例が多かったことです。最高でも2。結果は患者印象をWillcoxon順位和検定しています。(P=0.073)これは試験計画のミスだと思います。世界で始めて機能性ディスペプシアの改善薬として2014年に世に出た「アコファイド錠100mg(製造販売元:ゼリア新薬工業、販売:アステラス製薬)ではよくなった、非常によくなっ他を改善率としてプラセボと比較しています。今回は検定はしませんが、見た目プラセボよりも効果が上回っているように思います。すべての症状が消えた人はプラセボ群17.3%、OLL2716群35.3%でこれは有意差があります。アコファイドでは3症状消失率を計算していてプラセボ群9.0%、アコファイドでは15.3%(P=0.004)、群間差は6.3%(95%信頼区間2.1~10.5)です。(ちなみに患者印象派プラセボ34.8%、アコファイド52.2%群間差17.4(95%信頼区間11.0~23.7% P<0.001)機能性ディスペプシアのターゲットオーガンは十二指腸と言われています。そのことから、OLL2716は腸管細菌叢の改善以外の作用があると文献を書いた人は考えています。この菌は胃液や膵液、胆汁などの消化液に対して十分に耐えることから、消化管膜に影響を与えているのではないかと推測しています。患者の印象をWillcoxon順位和検定で検討するのはいかにも機能性食品としての効果を見ようとしている感じがして気に入らない。患者を用いているのですから、ちゃんと有効率として何かを出さないと、効果の大きさが分からない。それから投与終了後のデータを取っていないので、この効果が持続するかどうかは分からない。(アコファイド錠は12週間の後観察でも有効例に再発は少なかった)特に、腸内細菌叢に影響を与えて、何かを改善する乳酸菌に関しては投与後6週間後で効果が消えてしまうことが多い。副作用も少なそうなので、今回の試験を第Ⅱ相試験(POC試験)として位置付けて、用量設定試験や第Ⅲ相試験を行えばかなりお薬になる可能性は高いと思います。参考資料アコファイド錠100mgの添付文書
2017年11月06日
コメント(0)
2017年11月1日に公開された大阪大学のプレスリリース「筋ジストロフィーの病気の仕組みが明らかに」によると、筋強直性ジストロフィーではインターロイキン6の異常産生が筋障害につながっていることを解明したとのことです。既に抗インタロイキン6受容体モノクロナール抗体(トシリズマブ(商品名:アクテムラ))は関節リウマチの薬剤として市販されています。これは可能性があるのかもしれません。トリシリズマブが開発されたときにはリンパ節からのIL-6の放出が増大してさまざまな病態をしめす、キャスルマン病に関してかなり研究されているので、筋強直性ジストロフィーでは効果が少ないのかもしれません。もっと特異的に抑える薬物が必要なのかもしれません。また筋肉への到達性を考えると投与法の工夫でトシリズマブの可能性が出るのかもしれません。
2017年11月01日
コメント(0)
ネイチャーに面白い総説が掲載されていました。老化細胞というものが存在し、それらが不死化することによって、人は老化していくという事に関する最新の研究をまとめたものです。老化細胞を除去する薬物があれば、人は老化を防げるという話です。しかし、この薬物の臨床試験は寿命を延ばすと言うことを主要評価項目にすれば膨大な試験費がかかることは明白です。しかも当局は老化と言うことを病気としては認識していないので、薬を申請できるかも不明です。マウスの老化モデルでダサチニブ(チロシンキナーゼ阻害薬)とケルセチン(植物のポリフェノールのひとつ)が効果を示すことから、老化と関係のある病気の進行を止めるための臨床試験が行われようとしています。対象になるのは変形性関節炎や加齢性黄斑変性症です。老化細胞だけを除くのであれば、年1回程度薬剤を投与し、老人細胞を減らせば効果がでる「ヒット・アンド・ラン」療法が副作用とコストを考えれば有効と考えている人もいます。結論は老化に関しての疑問に対して答え続けることが、成功のための最善の方法となるということです。老化について知ることができるのは、優れた測定方法とその防止策をどう可能にしていくか。です。若返りと言うよりも、上の二つのような加齢が原因である病気の画期的な治療法が見つかるかもしれません。
2017年10月28日
コメント(0)
Nature communicationsに掲載された「Cross-tissue integration of genetic and epigenetic data offers insightinto autism spectrum disorder」(全文読めます)はASDの遺伝的な側面だけでなく、環境的な側面を調べるためにDNAのメチル化の発生を血液で調べるために、さまざまな材料と血液材料を比較してかなりの確率でADNに関するDNAのメチル化を捉えることが可能であることを明らかにしました。脳における遺伝子のメチル化を調べるのが、最も手っ取り早い方法ですが、脳は生検することができません。従って、脳におけるDNAのメチル化を血液で推定できるようになる事は非常に重要になります。このあたりがビックデータの解析の一つの成果かもしれません。ただし、確定診断に用いるにはROC曲線を描くことが必要です。うつ病にしても環境因子がDNAのメチル化に影響しているかどうか興味のあるとこです。
2017年10月28日
コメント(0)
腸内細菌叢の乱れはさまざまな病気を引き起こすことが知られていますが、命にかかわる問題としては骨移植後に腸内細菌叢が乱れ、移植の成功率が減ることです。プロバイオティクスや糞便移植は“「有益な菌を投与することによる治療」であり、どちらも腸内の環境の変化をともなわなければ、効果の持続性は見られず、プロバイオティクスでは飲むのを止めるとすぐに腸内細菌叢は元に戻っていることが多くの文献で明らかになっています。(実際にどれぐらいで元に戻るのかは実験条件:中止後の腸内細菌叢を計った日数に影響されるので、詳しくは分かりませんが、大抵は6週間後が測定日でその効果は投与前と同様になっています。2017年10月25日の北海道大学のプレスリリースによればR-Spondin11と呼ばれる腸の粘膜の細胞を増殖させるタンパク質が,腸内で高い殺菌作用をもつα-ディフェンシンを分泌するパネト細胞を増殖させ,α-ディフェンシンの分泌量を増加させることを発見。つまり、腸内細菌叢を調節するタンパク質が腸内細菌叢を正常化させるような(必要な菌は殺さず、不要な菌には殺菌的に働く。)と言うことです。α-ディフェンシンは経口投与でも効果がある事がマウスによって確かめられています。パネト細胞増殖因子の投与やα-ディフェンシンの投与が腸内細菌叢の正常化に役たつことが分かりました。今後は人でも同様の機能が働いているかの確認が必要ですが、まずは骨髄移植時の腸内細菌叢の乱れを予防するということに限って臨床に持って行ける可能性を追求してもらいたいものです。
2017年10月28日
コメント(0)
立憲民主党の比例東海ブロックで復活当選した青山雅幸議員がセクハラで無期限の党員資格停止処分となり、衆院の会派も参加させない。という記事が載っていましたが、これは議員辞職でしょう。比例で通った人が党員資格停止=議員としての地位を失う。東海比例ブロックの名簿にはまだ立候補者が残っているので、立憲民主党の勢力がそがれるわけではないし。関西の人間はセクハラしたら、知事は辞職と言うことを経験してますので。
2017年10月27日
コメント(0)
2017年10月19日に消費者庁はキッセイ薬品工業株式会社に景品表示法に基づく処置命令をプレスリリースしました。内容は消費者庁特別用途食品「病者用 低タンパク商品 腎不全患者用」に関してタンパク質の含量の検査をすると製品規格値を上回るロット(検査したロットで6割以上)があったこと。措置として検査をきちんと行うことと、その事実を2017年10月11日に日刊新聞紙2紙に掲載した。ということです。内容的には問題はないのですが、キッセイ薬品工業は2016年11月2日に上記内容に基づいて当該商品を中止するプレスリリースを出しているということです。それを今頃プレスリリースする消費者庁はキッセイ薬品工業株式会社に何かあるのでしょうか?
2017年10月20日
コメント(0)
医療用医薬品とサプリメントの違いは何なんでしょうね。特に機能性食品としてラベルを取ったサプリメントに関してよく分からないところがあります。(ラベルを取ったというのは申請データの内容に関して認可省庁が審査していないという意味でつかっていま使っています)。漢方薬の単味をサプリメントとして使う場合とかはかなりグレーじゃないかと思います。ボタニカルな成分が安全ということは毒キノコで中毒する人や彼岸花の根っこで中毒するひとがいることを考えれば間違いである事は明白です。薬効があれば、当然その薬効が思わぬ方向に働いて副作用が発生するのは当然です。(漢方はそのあたり、患者さんの顔をみて、いろいろ配合することによってその危険性の回避に働いていると思います。しかし、市販の漢方薬の単味ではそのようなことはないので、脂肪を燃やすと宣伝している一般向け医薬品や漢方サプリメントは危険性をしっかり把握する必要があると漢方学会は警笛を鳴らしています。)さて、最近はやりの記憶障害(物忘れ)に関するサプリメント(イチョウエキス)です。これはイチョウエキスに含まれるフラボノイドによる脳血流効果といわれています。さて、コグニアップというアメリカではやりのサプリメントが日本に上陸します。トウゲシバのエキスで「Huperzine A(ヒューペルジンA)」がコリンエステラーゼ阻害作用を持ち、脳内のACh量の低下を防ぐというのが売り言葉です。アリセプトと同じ作用機序をもコリンエステラーゼ阻害作用です。ということは慎重に投与すべき人が存在します。1)洞不全症候群,心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患(迷走神経刺激作用により徐脈あるいは不整脈の可能性)2)消化性潰瘍の既往歴,NSAIDs投与中(胃酸分泌の促進及び消化管運動の促進により消化性潰瘍を悪化の可能性)3)気管支喘息又は閉塞性肺疾患の既往歴(気管支平滑筋の収縮及び気管支粘液分泌の亢進により症状悪化の可能性)4)錐体外路障害(パーキンソン病,パーキンソン症候群等)(線条体のコリン系神経の亢進により症状誘発又は増悪の可能性)添付文書によれば以上の4つが上げられます。使用上の注意には本薬剤はアルツハイマー型認知症の症状の進行を軽度に抑制するが,その効果はあくまでも対症療法的であり,投与中止により症状の悪化がみられる.また長期投与例のデータでは投与38週を過ぎると,ADAS-Jcogの得点は投与前より悪化している.従って,特に介護者に対しては,本薬剤に過度の期待を抱かぬように,投与前に作用機序や期待される効果について十分な説明が必要である.と記載されていることから、当然、コグニアップも認知症の患者さんに効果を期待して飲ませるのは間違い、特にアリセプトの効果が落ちてきたから飲むというのは、副作用が多く出て、効果が出ない可能性が高くなります。
2017年10月08日
コメント(0)
受動喫煙を避けることが禁煙の目的であれば、地方の駅まで、禁煙にする必要がないのではと思ってしまいます。いま、厚生労働省が飲食店での喫煙を禁止しようとしています。これは賛成です。明らかに受動喫煙を招く可能性が高いので、例え非喫煙者がいないところでも禁煙でいいでしょう。(実際には受動喫煙よりも臭いを嫌がる人が多いので、禁煙でも構わないと思いますが、そうすると、汗臭い人や香り付きの洗剤で洗濯した服を着ている人も飲食店に入れなくなります)で、地方の駅です。地方の駅ではホームの端の方の電車が止まらないようなところに灰皿が置いてありました。これならば、受動喫煙の可能性がほぼゼロなので、禁煙の必要はないと思います。復活して欲しいなあ。電車を目の前で乗れなくて、30分も待っているときには吸いたくなります。非常に地方的な話です。都会ではそんなに待たなくても次の電車が来るでしょうから。話はそれますが、小池新党が騒がれています。東京なので、マスコミが取り上げているので過半数を取るような勢いがあるように見えますが、あくまで東京に限った話でしょう。組織がない場合には全国展開は無理。関西の人間は橋本氏が日本維新を立ち上げたときよりも大義が無いと思っています。(日本維新は橋本氏の大阪都構想を実現するためには国政を動かす必要があった。今回は、単に元自民の人が総理大臣になりたいのでラストチャンスにかけただけでしょう。それを防ぐために現首相が早期に解散したので、慌ててしまったとしか、東京以外では見えていないのでは)受動喫煙の話しに戻ると、最近はベランダでも吸えないので、割と高級な空気清浄機を購入して、部屋を閉め切ってたばこを吸っています。同様の理由から宮崎駿監督が支援物質としてたばこを送ったことは批判はしません。
2017年10月05日
コメント(0)
都議選の公示があり、ニュースは多数取り上げています。滋賀県に居住している人間に取っては全く興味はありませんが。国政にも参加するということですが、「都民ファースト」という党名は「大阪維新(現:国民維新)」よりも他の県のには嫌われるでしょう。日本で唯一の黒字地方団体でありながら、東京都が主催のオリンピックで競技場が他県であるだけでその県に負担をさせようとする小池知事は知事として失格でしょう。国政から地方の知事をめざす人は一般的には「都落ち」。少なくとも都政で結果を出してから、必要があるならば国政に出るべきかと思います。大阪維新の場合は、大阪都構想が国政レベルの判断も必要である事から、国政に進出しました。府民投票で、負けたら代表は身を引きました。小池さんは国政で自民党不満層の取り込みを狙うのでしょうが、外へ出てはダメだと思います。自由民主党に残って都政を行い、その評価をもって、4年後に国政に戻って総理をめざすべきでした。結局、自由民主党の改革は中で、総理候補として踏みとどまらなければ、民主党(現民進党)と同じで消えていくと思います。個人的にも渡辺喜美議員も自民党を離れたときから何もできていない。
2017年06月23日
コメント(0)
今ところ、薬で治癒するのは血液がんの一部で治癒率も50%程度でしょう。(ちょっとデータが古いので今はもうすこそたかくなっているかもしれません。)固形癌(臓器にできるがん)で薬で治癒するのは皆無といって問題ないと思います。なぜなら、薬が効く可能性のある早期癌では手術が優先されるからです。今のところ、早期癌の手術によって、20年生存者がざらにいます。これは治癒と言っていいでしょう。中には早期癌の手術でも再発する人がいます。これは手術時に取り切れなかったという風に考えられますが、その人は正常細胞ががん細胞に変わりやすい傾向を持っているとすると、手術が問題ではなく、生活習慣やその人がもつもともとの遺伝子や社会の外的要因がかかわっているのかもしれません。いまのところどれが正しいのかは分かりません。理由は早期癌の手術が他の処置と比較した上でエビデンスを持った治療法ではないからです。今のところ早期癌の手術が、有効である事は主観的には正しいことですが、無手術群との比較はなく、また手術時には発見できなかったがん細胞をやっつけるための術後に薬を使うことに関しても一だ部のがんを除くと一定した結果が出ていないのが現状です。(試験方法としてはずっと飲ませるのか、1年間だけ飲ませるのか、軽いがんと考えて1クールのみ投与するのかも一般化されていませんし、観察期間は当然再発までですから脱落例がでるので難しい試験である事は確かです。)日本人は欧米人に比較して心血管異常や脳血管事故による死亡が急減したので、がん年齢に達するケースが増えています。年齢調整を行ったがんの発生率は日本でも減り気味ですが母数が多いので、発生数は増加の一方です。普通でも平均余命が5年以内のひとの接触的ながん治療に関しては考え直す時期が来ているのではないでしょうか。がんとともに寿命まで生きるという選択肢はあると思います。
2017年05月16日
コメント(0)
福井大学教教育学部が高校生1370人にアンケートを採ったところ「法の支配とは、法によって人間のわがままな行為を規律し、それに反すれば厳しい罰を与えるべきであるという考え方をいう」の正誤を問うたところ正解したのは35.0%であったとのことです。あなたは正解はどちらだと思いますか? 正解は×です。日本国憲法は国民の権利や自由を守るために、権力を制限する仕組みを定めています。これが立憲主義です。日本以外では国民の安全を守るということが入っていることがおおいですが、日本では第9条で外国からの侵略に対して政府が立案して防御することに関してきさいされていません。法の支配というのは権力が国民を捕まえたりする場合に法による方法以外では捕まえることはできないということです。籠池問題では問題となるのは、虚偽の書類によって国や地方自治体からの補助金を入手したことが今のところ追求すべき問題です。そこに誰が関与しているのかを国会で議論することは国会が法の支配を破っていることになります。刑罰を重くすれば、犯罪がへるのはある意味事実ですが、飲酒運転の処罰が重くなったためにひき逃げが増えていることも事実です。2時間ドラマのように犯罪者は必ず捕まるものではありません。法治主義は犯人に有利なように感じるのは、日本は第2次世界大戦後の一部期間を除けば他国に支配されたことがないので、権力による支配の恐ろしさに対して鈍感なのかもしれません。
2017年04月12日
コメント(0)
小学校の建設をめぐって、首相(あるいは他の政治家)の気持ちを忖度して学校の開設に役所が手心を加えているという記事が載っていますが、この場合の「忖度」というのは、私はなんとなく気持ちが悪いです。このようなケースでは首相(あるいは他の政治家)の気持ちを斟酌している。で済むのではないでしょうか。忖度は政治的な発言を許されていない天皇陛下の気持ちを忖度するなどの言葉遣いがしっくりきます。このように使う場合には正確な推定に基づく必要があります。そうでなければ、軍人の暴走を許すことになるのは歴史を振り返れば明らかです。斟酌については法律で取り締まることはとても難しいことです。そのため、その存在を明らかにするためには、法律知識と同時に現状の役所の裁量の範囲に関して熟知している必要があります。現在のマスコミでは本人や役所の人間の発言だけを取り上げるだけで真実に迫れるような勘違いを犯しています。テレビにおいてはニュースをバラエティー化する番組が増えており、その時に専門家と称する人がでてきますが、ある一部分の専門家であり政治家の動きは知っていても、法律は知らなかったりする場合が多くあります。また、井戸端会議のような議論があたかも事実であるような発言もあります。司法に任せた方がいいと思います。マスコミは独自に調査することが必要です。田中角栄の金脈がルポライターによって明らかにされたときにはマスコミ特に新聞記者は知っているけれども書かなかったという政府となれ合いを自ら明かすような発言がありました。現在はその事実さえも知らずに、単に当事者の発言を取ることだけが仕事であるかのように感じます。
2017年03月23日
コメント(0)
多発性硬化症とは大辞林によれば「脱髄疾患の一。中枢神経系の白質に多発性の脱髄病変が起きる疾患。運動麻痺・知覚障害などの神経障害を伴う。原因は不明。」メルクマニュアル(最近使い訳すくなりました)によると「多発性硬化症(MS)は,脳および脊髄における散在性の脱髄斑を特徴とする。よくみられる症状には,視覚および眼球運動異常,錯感覚,筋力低下,痙縮,排尿機能障害,軽度認知障害などがある。典型的には複数の神経脱落症状がみられ,寛解と増悪を繰り返しながら,次第に能力障害を来す。」難病指定されており、日本では最近増えています。治療法としては抗体による治療法が最近承認されましたが、抗体は高価な薬剤です。話題としてはある腸内細菌が多発性硬化症で減少しており、健康成人の糞便を移植する(ようするにカプセルでうんちをのむ)方法は糞便移植療法(faecal microbiota transplantation:FMT)が腸内細菌叢の以上による潰瘍性大腸炎で二重盲検比較試験で効果が認められたということが発表されています。多発性硬化症においても同様な試みが行われつつあり、効果の可能性が示唆されています。また、先に患者の血液幹細胞を取っておいてから、免疫をいったん破壊してから血液幹細胞を戻してやると5年間の寛解が得られたという報告が行われています。今後の大規模試験あるいは比較試験のデータが必要ではありますが、期待できるものではあります。ただし、白血病の治療と同じようにいったん免疫細胞をすべて破壊することが前提となっていますので、無菌室での入院が必要になるので、FMTに比べると高価な治療の一つではあります。アンチエイジングの世界では若い人の血液を輸血する方法が動物実験で確かめられています。バンパイアが年をとらないのが動物実験上では明らかになっています。(人間でも行っている施設があるかもしれません。若い人からのiPS細胞から血液幹細胞を作り出せば、アンチエイジングに使えるかもしれません。)このことから、上記の治療でも他人の血液幹細胞(血液型を会わせる必要があります)を使えばさらに効果があるかもしれません。iPS細胞から血液幹細胞を作る事は可能になっていますが、採取した年齢相応のものしかできないことがどこかの化粧品会社が発表していました。これを考えるとへその緒だけでなく、若い頃に細胞を取っておいて保存し、iPS細胞化していろいろな治療に使う時代が来るかもしれません。
2017年02月06日
コメント(0)
情報バラエティと分類される番組があります。ニュースをバラエティの人間が話す番組と定義しておきましょう。よく扱われるのはゴシップネタです。これは事実がどうあろうと名誉毀損に当たらなければ感想を述べるだけですから問題はあまりないと思っています。問題は政治ネタや社会ネタを扱う場合です。ニュースについて調べが足りない評論家と称する人々が述べることをすべて正しいという前提で話が進んでしまいます。今の話題でいえばトランプ大統領の記者会見でのCNNの記者の質問に答えなかった件をマスコミを選別していると評することなどがもっともらしいことをいっていることになっていることです。事実はロシアがトランプの弱みを握っているという誤報を他社は誤報として扱ったのにCNNのみが誤報である事を見抜けず報道し(日本にもながれて事実だと思っているヒトがいますが)、訂正記事を載せなかった当日であるからその日は拒否するという連絡が入っていたのにCNNの記者がその連絡を知らずに質問しようとしたからです。他社の記者はそのことを知っていたからなぜそのようにCNNの記者の質問に答えないのかということを記者会見の場で聞かなかったのです。公約を速やかに実行して、文句を言われるのは奇異に感じます。TPPにしても離脱を公約していたのですから、大統領に選ばれたときにその対策を早急に行うべきだと思います。無知で「最低でも県外」トップが発言した党はその後政権を失いました。閣内不一致があった場合には野党はその事実のみを追求します。日本の政治よりもよっぽどわかりやすい気がします。日本のためになるかどうかは不明ですが。
2017年01月31日
コメント(0)
人間の体内時計は24時間より長いことが実験によって明らかになっているということが定説でした。しかし、体内時計は光、食事によって変わることがわかり、24時間より長いとされた実験では光の影響で長くなった可能性が指摘されており、その影響を除いた実験施設で再び実験が行われているという話です。睡眠時の脳波を取るのは寝相が悪い人では現状の測定法ではノイズ非常に大きくなっています。線が外れるのです。またその線をつけることによるストレスが睡眠に影響を与えます。データが長時間ですので、線がついていたときと同じと仮定してそれを持ってきてデータとして人の手を通して整形している場合もあります。また、男性患者の場合に覚醒確認を女性が行うと完全覚醒までの時間が早く、男性が行うと長くなる傾向ががあります。まだ分かっていないものもある可能性が高いです。少なくとも無線で脳波を測れる機械ができたならば、今までとは違ったことが分かるかもしれません。
2017年01月30日
コメント(0)
全287件 (287件中 1-50件目)