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発生から1年9カ月を経て
なお32万人が避難生活を送る東日本大震災。
災害関連死も含めて997人の死者が出た福島県南相馬市で、
障害者など災害弱者への支援活動を続ける
NPO法人「さぽーとセンターぴあ」
代表理事の青田由幸さん(58)が11月末、
福岡市早良区のももち福祉プラザで講演した。
大規模災害に見舞われたら、
災害弱者はどんな困難に直面し、
どういった援助が必要か-。
福島の教訓を伝えた青田さんの講演の内容を紹介する。
南相馬市は太平洋沿岸にあり、
東京電力福島第1原発から30キロ圏内に市内のほぼ4分の3が入る。
沿岸部の集落では津波で約10%の人が亡くなったが、
障害者や高齢者になると比率が倍になった。
逃げようにも逃げられない人をどう救うかが災害時の大きな課題だ。
中でも、知的・精神障害者は
外見からは災害弱者と気付いてもらえない。
だから、自分はここにいますよ、自分は障害者ですよと、
しっかり手を挙げないといけない。
行政や支援団体は、
地域にどういう災害弱者がいるのか日ごろから把握しておく必要がある。
障害者や高齢者にとって避難所は過酷な場所だ。
ようやくたどりついても、
壁際の良い場所は先に着いた健康な人たちで占められている。
体育館に入れず、通路やロビーで寝泊まりするしかない。
ある車椅子のお年寄りは脱水症状になった。
「トイレに連れていって」
と頼めばよいのだが、
「人に迷惑は掛けられない」
と水を飲まなかったのだ。
調べてみると、
避難所の約500人の中に10人ほど知的・精神障害者がいた。
何が起こっているのかすら分かっていない人もいた。
原発事故後、南相馬市からは放射能を恐れて市民が続々と逃げ出した。
本来なら救急車で搬送すべき病人がバスで、
重篤な人は自衛隊のトラックに毛布を敷いて移送された。
避難先の最初の病院で12人が亡くなった。
災害関連死者が南相馬で突出しているのは、
原発の避難騒ぎの影響だ。
ところが、
皆が避難する中、南相馬にとどまった人たちがいた。
障害者や高齢者とその家族だ。
その数は当初約5千人で、10日過ぎると倍になった。
自閉症や発達障害の子は
周囲に迷惑を掛けるから避難所にいづらい。
知的障害の人もなかなか周囲となじめない。
そんなこんなで、
障害者と家族の多くが、家に戻らざるを得なかったのだ。
私も法人が運営する障害者支援施設「デイさぽーとぴーなっつ」に残り、
障害者の生活支援に当たった。
施設は原発からわずか24キロの距離だ。
そこに日本障害フォーラム(JDF)の関係者が応援に来てくれた。
福岡や熊本、大分など九州の方が多かった。
まず必要だったのが、誰がどこに残っているのかという情報。
私たちは市と交渉して障害者手帳の情報開示を受け、
手分けして市内の障害者宅にローラーを掛けた。
不足している物はないか、生活で困ることは何か...。
残っている障害者と家族に聞き取り調査して、
救援物資を配った。
応援組の主力は福祉施設の施設長など50代の方々。
「われわれは余命30年だから」
と若い人たちを制して真っ先に来てくれた。
そして、何を言っているのか
よく分からない被災者の東北弁の訴えを、
ひたすら聞いてくれた。
被災者にとっては人とつながるということが、
何よりの安心材料になる。
今でも多くの人が
「わざわざ九州から助けに来てくれた」
と感謝している。
今、福島で起こっていることは長崎、広島と同じ。
子どもが「私の体は大丈夫?」と問い掛けてくる。
母親は放射能のわが子への影響を心配し、
原発の講演会はいつも満席だ。
長崎から支援に来た人が
「長崎が最後だったはずのことが、福島でも起きてしまった」
と嘆いた。
原発は過去、現在、未来、全てをつぶす。
今、ぴーなっつでは私を含めて50~60代の4人で、
障害者ら25人の支援をしている。
自分の生き方を問われるのが原発事故だ。
こうした災害はいつでも、どこでも起こり得る。
とにかく、障害者とその家族は声と手をあげてほしい。
日ごろから地域としっかりしたつながりをつくり、
万一に備えてほしい。
× ×
●CD販売、義援金に 福岡の障害者
大切なものを失って 心も傷ついて
不安な日々の人たちに
...うたを歌って贈ります 笑顔になるように
福岡市内の障害者と家族や支援者40人でつくる
音楽活動グループ「ドレミファクラブ」(野上照美代表)が、
講演を終えた青田さんに歌をプレゼントした。
題名は「つながっていきている」。
さまざまな症状のある障害者と親たちの
心温まるハーモニーが会場に響き、
最後に障害者たちが
「体に気を付けてね」「応援しているよ」
と青田さんにメッセージを伝えた。
クラブはこの歌のCDを500円で販売し、
義援金を被災地に送る活動を続けている。
CDは福岡市営地下鉄西新駅構内の
=092(847)7771=
で販売中だ。 [西日本新聞]

震災から1年9ヶ月を過ぎても、
尚、続く32万人の被災者の生活。
まだまだ支援が必要なのだと、
こういう声の大切さを、
新年を迎える前に再度、確認し、
考えていかないといけませんね。
裕大、嬉しそうに荷物を抱えて、
早朝に出発しました。
さすがに晴れ男、
ドライブ日和です。
家では末っ子、お父さんと過去問対策。
次男も、年末で会社訪問は一休み、
勉学に勤しむ弟達の週末です。![]()