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心癒やす 祈りの絵
アスペルガー症候群、視野96%失い
北九州市 本村卓空さん(30)
頭に11の顔があり、穏やかな表情でほほ笑む十一面観音。
温かみのある筆遣いで描かれた観音様はどこか愛らしく、
見る者をほっと落ち着かせる。
明るい色使いで主に神仏をテーマに描く、
北九州市八幡西区の本村卓空(たっくう)さん(30)=本名・卓也さん。
自閉症の一つである「アスペルガー症候群」に加え、
進行性の目の病も患い、視野の96%以上が失われている。
絶望のふちから立ち上がった青年。
優しさがあふれる作品は、見る人に癒やしを届ける。
幼いころの卓空さんは声を上げて笑う子どもだった。
ただ、自閉症の影響で
次第に周囲とのコミュニケーションがうまく取れなくなり、
中学2年で不登校に。
「当時は自閉症に
理解がある時代ではありませんでした。
いじめもあったと思います」
と母・照美さん(54)は表情を曇らせる。
中学3年には、目の病も発覚した。
視野が狭くなる網膜色素変性症。
通信制の高校を経て大学を卒業したが、
就職はできなかった。
卓空さんを喪失感が襲った。
「僕は絶望した」
卓空さんは、2009年春から2回にわたり入院した。
これが一つの転機となる。
「絵画療法」との出会いだった。
最初は「よろよろだった」(照美さん)線は、次第に力強くなり、
人の顔など形あるものを描くようになった。
退院後の09年冬、
照美さんは卓空さんにカラー筆ペンを贈った。
そのペンで初めて描いたのは、手を合わせた1体の地蔵。
それを見た照美さんの目からは、
涙がぽろぽろとこぼれ落ちた。
なぜ、地蔵だったのか‐。
卓空さんは絵について多くを語らない。
照美さんは
「どこかにすがりたい気持ちがあったのかも」
と思い描く。
息子の活動をつづった照美さんのブログで支援の輪が広がり、
卓空さんはこれまで3回の個展を開催。
現在は同市小倉北区の小倉井筒屋本館で
「本村卓空・祈りの絵画展」を24日まで開いている。
「世界観がすごい」「優しい表情で守ってくれているよう」
と来場者から感嘆の声が寄せられているという。
題材となる各地の仏像を見に行く旅費は、
絵を売って得た収入で工面するようになった。
「多くの人に見てもらって、褒めてもらえるのがうれしい」
と卓空さん。
照美さんは
「絵で一番癒やされているのは本人かも。
絵は卓空の生きる証しですから」
とほほ笑んだ。 【西日本新聞朝刊】
真剣なまなざしで筆を握る 本村さん ご自身が、
とても輝いて見えてきます。
まっすぐな思い、曇り一つない澄んだ心が、
こうして、誰の心にも
訴えてくる不思議な力を醸し出すのでしょうね。
更新がすっかり遅れておりますが、
今日9月20日が、当ブログ開設6周年です。 🎊
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