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左手で奏でるピアノで世界を魅了 舘野泉さん
50年以上、世界各地で演奏活動を続けている
日本を代表するピアニストの1人、舘野泉さん(76)。
11年前に脳いっ血で倒れて右半身にまひが残り、
ピアニストとしては致命的とも言えるハンディを負ったにもかかわらず、
左手だけで弾くピアノの可能性を追求してきました。
その演奏は高い評価を受けるようになり、
76歳となった今も世界中を飛び回っています。
東京藝術大学のピアノ科を首席で卒業した館野泉さんは、
これまで、欧米からアジア、南米などで数多くのコンサートを行い、
国内外の多くのオーケストラとも共演を重ねるなど、
第一線のピアニストとして活躍してきました。
病を経て左手だけの演奏で復活を果たした今、
「左手の音楽祭」というツアーを行い、
コンサートでは毎回新曲を披露しています。
挑戦的な取り組みのねらいについて舘野さんは、
「一般に左手の音楽というのはハンディを持った人の、
両手が使えるまでの腰掛けにすぎないという評価があったものを、
いやそんなことはない、左手だけで両手以上できるかもしれない。
それをやりたかったし、
やっぱり一般の人に分かってもらいたかった」
と語っています。
今月2日、福島県南相馬市で開かれたコンサートでは、
日本を代表する作曲家の1人、
池辺晋一郎さんから舘野さんに送られた新曲
「西風に寄せて」が披露されました。
現在も年間50回以上コンサートを行う舘野さん、
新曲に挑むプレッシャーも考え方次第だと話しています。
「プレッシャーがあるっていうのも好きなんです、
ほんとはね。常にいろんなものを、
新しいものをどんどん取り入れて。
苦戦をして、苦しい思いをして、よじ登って、
はいつくばってというのも、
実は楽しみのうちのひとつですよね」(舘野さん)
舘野さんのように片手でピアノを弾く人の悩みは、
片手用の楽譜がほとんどないことです。
舘野さんは左手用の新曲をコンサートで披露する一方、
その楽譜を「左手の文庫」というライブラリーに収め、
世界中の人が使えるようにしています。
自分の活動を通して片手演奏が広く知られれば、
作曲家が新たな曲を作ってくれるようになり、
片手でピアノを楽しむ世界中の人の役に立てると考えています。
76歳の今も演奏活動で各地を飛び回る舘野さん、
休みたくなることは「あまりない」そうです。
「だって弾くこと自体が休みというか、
人生の中で息をついて、新しいものに触れるときだから。
やっぱりそれは逃がしたくない。
ピアノの音が立ちのぼると、
『あ、生き返った』っていう気がするんですよね。
だからそういう気持ちが続いてる間は
77になっても88になっても99になっても大丈夫だと思います。
先に何が見えてくるのだろう、
何ができるんだろうって。
もうこれでできちゃったっていうものはないわけですから、
毎回毎回が楽しみです。」(舘野さん)
[関連リンク]
ピアノをずっと趣味として、と
私も今でも時々は鍵盤に向かっていても、
このニュースにはただただ感動でした。
障害を乗り越えても楽器をずっと共に、
何よりのリハビリにもなり、
素晴らしいことですね。 🌠
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