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犬を飼うと自閉症の子のソーシャルスキルが向上、「アサーション」の能力に効果
自閉症は個人によっていろいろな状態があり得るため、
虹のようなスペクトラムがあるという意味で、
専門的には自閉症スペクトラム障害と呼ばれる。
そのさまざまな状態を見せる自閉症の子どもの
他者とのやりとりをスムーズにする手段として、ペットが有効であるようだ。
米国のミズーリ大学、獣医学部を中心とする研究グループが、その結果を自閉症関係の国際誌であるジャーナル・オブ・オーティズム・アンド・デヴェロップメンタル・ディスオーダーズ誌オンライン版で、2014年10月12日に報告している。
自閉症スペクトラム障害の子どもは外部との関係を結ぶこと「ソーシャルスキル」が不足しがち。自閉症スペクトラム障害の子どものソーシャルスキルとペットの犬との絆の関係を検討する研究を行っている。
この研究では、70人の自閉症スペクトラム障害の子どもを対象として電話調査を行い、自閉症児のソーシャルスキルを、犬を飼っている家庭と飼っていない家庭で比較した。
その結果、犬を飼っている家庭の自閉症スペクトラム障害の子どもは犬との結びつきが強く、また犬を飼っている家庭の自閉症スペクトラム障害の子どもの方が、ソーシャルスキルが高いことが明らかになった。
特に、犬を含む一部のペットを飼うことで、人間関係において自分も相手も大切にしながら、自分の感情や意見などを適切に表現する能力「アサーション」と呼ばれる能力が高まることが示された。
日本でも参考になる結果だ。
Carlisle GK.The Social Skills and Attachment to Dogs of Children with Autism Spectrum Disorder.J Autism Dev Disord. 2014 Oct 12 [Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25308197
【 Medエッジ http://www.mededge.jp/a/pedi/6819 】
写真はイメージ。記事と直接の関係はありません。
ペットを飼うことで気持ちの安定が図れる、
それは自閉症でなくても、ですね。
最近は飼い主のマナーが問われているので、
飼う側のマナーもしっかりと身に付けたいですね。 🌠
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