PR
Calendar
Freepage List
Keyword Search
命の願い、合唱組曲作成
「役に立たない」言わせぬ社会に 大阪・堺の作業所
作詞を手がけたのは堺市東区の詩人で
元高校教員の佐伯洋さん(73)=顔写真。
同区の社会福祉法人コスモスから
設立20周年に向けた合唱組曲の依頼があり、
2014年秋から障害者の取材を始めた。
同時にコスモスは、他の団体にも参加を呼びかけた。
ある障害者事業所の家族会の懇談会で実際に耳にしたやりとりは、
そのまま第7章「人間の声」に盛り込んだ。
一人の母親が
「うちの子は世の中の何の役にも立っていませんが……」
とつぶやくと、すぐに司会の女性が
「そんなことを言わせる社会にしてはなりませんよ」
と返した。
佐伯さんは「ビーンときて震えた」と振り返る。
事件が起きたのは組曲の一部が出来上がり、
練習をしていた頃だった。
逮捕された容疑者が
「重複障害者は生きていても意味がない」
と語ったことを知り、
佐伯さんの脳裏にやりとりがよみがえった。
今月20日の練習には約40人が参加した。
知的障害があり、
市内の作業所で給食作りを担当する守口大棋さん(23)は
「作業している頑張りを知ってほしい」。
土井孝子さん(74)は重度の知的障害がある双子の兄弟、隆人さん(48)、
盛人さん(48)を育ててきた。
「これまでの四十数年が凝縮されて、最初は歌いながら涙が出てきた」
と話している。
コンサートは11月20日午後1時半~3時半、
堺市南区の国際障害者交流センターで。
参加協力金として一般2000円、
障害者、小学生以下、介助者は1000円。
社会福祉法人コスモス(072・288・1055)。
(合唱組曲「ねがい」より)作詞佐伯洋
いつの間にか われ知らず
ふかい溜息(ためいき)をついている自分に気づきます
うちの子は 世の中の
何の役にもたっていませんが
ゆく先々が 将来が 心配でなりません
うちの子も 世の中の ええ、世の中の
何の役にもたっていませんが…
この時 人間の声がひびいた 力づよくひびいた
遠くからきて 目の前でひびいた
世の中のなんの役にもたっていないなんて
そんなことを言わせる社会にしてはなりませんよ
どしゃぶりの雨雨雨
ひとりぼっちで立ちすくんだ日もあった
その哀しみが深ければ深いほどに
しんぼうづよい人たちがいる
折れそうな心をしなやかに耐えている
いのちを ねがいを
ひびきあわせる人たちがいる
人間の声がある
ゆるぎない人間の声がある
中3少女、手足拘束され監禁で衰弱か 虐待… 2026.05.11 コメント(9)
『障害者の居場所』 立脇恵子著 中公新… 2026.05.09 コメント(10)
「木梨憲武展ーTOUCH」 知的障害がある人… 2026.05.05 コメント(6)