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「通級指導」先生足りない
発達障害の子の別室指導、拡充求める声
授業中に席でじっとしていられない
といった発達障害の小中学生の学びを支えるため、
一部の授業を別室で行う「通級指導」という制度がある。
しかし、教員不足で希望者の多くが受けられないのが現状なため、
保護者らが制度の拡充を求めて署名活動を始めた。
■受けられない希望者も/保護者らが署名集める
通級指導は小中学生が対象。
週に1~2回、
所属する通常のクラスを離れ、
友人との折り合いのつけ方や
自分の障害の特性などについてグループや個別の指導で学ぶ。
同じ学校の別の教室か、
他校で専任教員の指導を受ける。
障害のある子の教育では、
知的障害の子らを対象にした特別支援学校や特別支援学級があるが、
通級指導はコミュニケーションが苦手などの発達障害がある子や、
視力や聴力に比較的軽度の障害がある子らが対象だ。
文部科学省によると、
2015年度に公立小中の全児童生徒のうち、
通級指導を受けたのは1%弱にあたる約9万人。
同省は発達障害と診断される子の増加を受け、
専任教員を追加配置してきた。
ただ、通常学級の小中学生の6・5%(60万人程度)に
発達障害の可能性があるとの国の試算もあり、
希望しても通級指導を受けられない子もいる。
発達障害の子を対象にした学習塾を運営する「LITALICO」(東京都)
が10月に行った発達障害児の保護者アンケートでは、
通級指導を受けていない人のうち約15%の人は
、希望しても受けられなかったという経験をしていた。
署名を集めているのは、
子どもが通級指導を受けられないでいる母親や支援者ら約10人。
文科省などに専任教員を増やすなどして制度を拡充するよう求める。
呼びかけ人の一人、横浜市の女性(41)は
市立小6年の次男が小学校に入った直後、学校に呼ばれた。
授業中に床に寝転がるなどの行動があったためだ。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)とアスペルガー症候群と診断され、
通級指導に申し込んだ。
だが、空きが出ない。
順番待ちをしている間、
教員に「授業の邪魔をする」と言われたり、
コミュニケーションの問題から
次男が同級生に暴力を振るわれたりしたという。
こうした経験から、
勤務先のLITALICOの協力を受けながら、
10月に署名運動を始めた。
オンライン署名サイト「Change.org」などを通じ、
10月末までに集まったのは約3万人分。
近く国会議員らに提出する予定だ。
文科省は今後10年間で専任教員を8900人増やす方針だ。
しかし署名の要請文では
「日本には小学校と中学校合わせて3万校ほどあり、あまりにも少ない」
と指摘している。
■学校への不安和らぐ 親「自己肯定感高まった」
通級指導にはどんな効果があるのか。
小1の時から受けている東京都新宿区立中1年の男子は
「学校に通えたのは通級指導のおかげ」
と話す。
友達とのやりとりで感情的になりがちで、
これまでに広汎(こうはん)性発達障害やADHDとの診断を受けた。
通級指導は週1日。
区内の別の学校に通った。
教員5人に子ども5人。
トラブルを避ける方法も習った。
褒められることも多く、学校に行く不安が和らいだという。
母親(51)は
「本人の自己肯定感が高まった」。
通級指導の時間には通常の授業に出られないが、
メリットの方が大きいと感じる。
「普通と違っても皆に受け入れてもらえるようになるために、
通級指導は大事」
筑波大の柘植(つげ)雅義教授(発達障害教育)は
「通級による指導で、発達障害で生じる落ち着きのなさなどが改善するだけでなく、
担当の専任教員が保護者の相談相手になり、
通常学級の担任への助言役にもなる利点がある」
と指摘。
障害者にとっての障壁を取り除く「合理的配慮」を
公的機関に義務づけた障害者差別解消法が今年から施行されたことを踏まえ、
「全ての学校で受けられるようにするのが急務だ」
と主張する。
【朝日デジタル http://digital.asahi.com/articles/DA3S12641618.html?rm=150 】

発達障害の子向けの塾で授業を受ける中1の男子(手前)
通級指導と同様、コミュニケーション方法などを学ぶ=東京都豊島区
別室指導が必要な児童・生徒が増える中で、
それを支える教員の確保が難しいと現状もあるようです。
少子化でも、現場でのニーズは増える一方ですね。 🌠
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