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女の子向けアニメに褐色の肌の子が登場したり、
子ども向け教育番組に自閉症の子が出てきたり-。
子どもが触れるテレビ番組や絵本などに
多様なキャラクターが次々と登場している。
専門家は
「フィクションの世界で障害のある人や外見の異なる人に接することは、
偏見をなくす一歩になる」
と歓迎する。
少女たちが戦士に変身するアニメ「プリキュア」(テレビ朝日系列)は、
二〇〇四年の放送開始以来、絶大な人気を集め続ける。
今年二月に始まった新シリーズ「スター☆トゥインクルプリキュア」では、
外国人の父と日本人の母の間に生まれた
褐色の肌の中学生・天宮(あまみや)えれなが
プリキュアの一人に加わった。
テニスの大坂なおみ選手を思わせる運動神経抜群で
笑顔が魅力的なキャラだ。
前作「HUG(はぐ)っと!プリキュア」では、
シリーズで初めて男の子のプリキュアが起用され、
「男の子だってお姫様になれる!」
のせりふが話題になった。
国内でも外国にルーツのある子どもが増えている。
LGBTなど性的少数者の子への配慮が叫ばれ、
女の子らしい服装など
ジェンダー(社会的性差)にとらわれない育児も注目されている。
今作を制作したABCアニメーション(東京)の
田中昂(あきら)プロデューサーは
「今の子どもたちが置かれた環境に近いものを描くことが、共感につながる」
と狙いを説明する。
愉快な人形が活躍する
米国の子ども向け教育番組「セサミストリート」には二年前、
自閉症の四歳女児「ジュリア」が現れた。
人気キャラクターのビッグバードが、
話しかけても返事をしないジュリアに戸惑っていると、
「ジュリアは自閉症なんだよ。
何か聞かれてもすぐには答えられないことがあるんだよ」
と仲間が教える場面が印象的だった。
米国の子ども向け教育番組「セサミストリート」に登場する自閉症の少女ジュリア=TM/(C)2019 Sesame Workshop. All rights Reserved.

絵本でも、
車椅子の女の子・ろってが主役の「ろってちゃん」(福音館書店)が
三年前に約十五年ぶりに復刊。
ろってがボール遊びの仲間に入ろうとすると、友だちは嫌な顔。
しかし、素早く動く彼女にみんな感心するようになるストーリーだ。
作者の故ディック・ブルーナさんは、
片方の耳が曲がったウサギなど、
障害者や見た目の違うキャラクターを多く描いている。
福音館書店絵本編集部の宇田純一さんは
「作品はブルーナさんから子どもへの一つのメッセージ。
人間のいろんな側面に光を当てた作品を紹介したい」
と話している。
ディック・ブルーナ絵本「ろってちゃん」

<障害理解が専門の筑波大医学医療系・徳田克己教授の話>
小さい頃は「いろんな人がいるんだ」と知ることが大事。
人は高い頻度で目にするモノやコトには親しみが持てる。
テレビ番組や絵本で自分と異なる特徴がある子に接することで違和感は低下し、
周囲に障害がある人がいても特別視しないようになる。
子どもの親しむ世界に、
多様なキャラクターが登場することは非常に大きな意味がある。
[東京新聞]
みんな違って、みんないい。
広い視野で、ごく自然な成長へと繋がりますね。 ☄
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