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2017.11.21
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テーマ: 旅行記(513)
カテゴリ: 建築・神社仏閣


今日は日差しもあって昨日よりは随分暖かい感じ。
ただいまの気温13℃ 

本日もまた前ブログの続きになります。

次は岩船寺から
約2.5​キロ離れた浄瑠璃寺へ行きました。





浄瑠璃寺


西 本堂
​​
創建時のご本尊が薬師仏であったことから
その浄土である浄瑠璃世界が寺名の由来だそうです。

薬師仏は東方浄土の教主
現実の苦悩を救い目標の西方浄土へ送り出す 遣送仏、

阿弥陀仏は西方にある理想の世界にあり
極楽浄土へ迎えてくれる 来迎仏。

また
大日如来は真言密教の最高位の仏で
宇宙全体の生命の根源として全ての世界を包む
存在とされている。

この配置は
平安時代、日本で最初に九体の阿弥陀仏を祀った
藤原道長建立の法成寺(廃寺)と共通する。


                     -- 浄瑠璃寺パンフレットより


詳しくはこちら

浄瑠璃寺


以下の写真もパンフの画像を取り込んだもので
​写りが いですが悪しからずです。。^^;



西の本堂 に安置されている​
国宝 九体阿弥陀如来像 (藤原時代)​

平安時代に現存する唯一の ​九体阿弥陀仏​

「感無量寿経」にある 九品往生
人間には九つの往生の段階があるという考えから
九つの如来が祀られました。
(全ての人が救われるという考え方)

九品往生と言えば
下品下生~上品上生までありますが

僧侶のお話では
「どの阿弥陀仏がどの往生を救ってくださるのかも
皆さんの往生の段階も不明なので
全ての阿弥陀仏さまに手を合わせてくださいね」
とのことでした。

僧侶は彼岸に向けての菩薩道を説いてましたが
私にはまだまだ無理そうです^^;

その後
お堂の中の美しい像を拝観し
吉祥天女像にお会いして本堂を後にしました。

浄瑠璃寺以外の九体阿弥陀仏 は​
石仏が九州(藤原期)
木造仏(江戸期)が東京(九品仏・浄真寺)に
残っているそうです。

 ​
国宝 阿弥陀如来中尊像 (藤原時代)​

子安地蔵菩薩像 (藤原時代)​


 ​ 不動明王三尊像 (鎌倉時代)​

右に慈悲のコンガラ童子、左に知恵のセイタカ童子


国宝 四天王像 (藤原時代)


(前)持国天  (後)増長天​
多聞天は京都国立博物館、広目天は東京国立博物館へ

それぞれ単身赴任中だそうです^^


<​ 秘 仏 ​>

​薬師如来像​
(藤原時代)


東の三重塔内に安置されています。
太陽の昇る東にいて 遣送の如来 とも。



​大日如来像​
(平安末期~鎌倉時代)

智挙印を結ぶ金剛界の大日如来。



​吉祥天如像​
(鎌倉時代)


風雨順時、五穀豊穣、天下泰平
豊かな暮らしと平和を授ける女神
1212年に本堂へ祀られた記録があるそうです。


今回開扉されていたのが吉祥天如像でした

(年に3回の開扉期間があります)

開扉期間終了後は保全修理され綺麗になって
5年間の単身赴任が決まっているとか。
なので
今後しばらくお会いできないようですね。

吉祥天如像のカレンダーを購入すると(500円)
おまけに縮小版と
コンガラ童子、セイタカ童子のポスターも。
(これが可愛いの)

他にも延命地蔵菩薩像(藤原時代)は東京国立博物館へ

馬頭観音像(鎌倉時代)は奈良国立博物館へと

ただいま赴任中。

仏さまたちも忙しいですね。



​三重塔​



こちらに薬師如来像が安置されています。

色づき始めた庭園の紅葉が綺麗でした。

こちらの庭園でも四季折々の様々な植物が植えられていて
散策するのも楽しかったです。


吾木香が良い感じ

コントラストも


 団体の観光客が次々と到着し僧侶も交替で対応されています
私もあの場所でお話を聞いてまいりました。


三重塔

デジカメだと画素数を半分くらいにしなければ
画像アップできないのが不便ですね。
(解像度も落ちますよね)

iphoneのバッテリーが気になりデジカメを使いましたが
よくわからないけど風景はマズイ。。


(ご参考までに) 

 真言律宗とは
大和西大寺を総本山に大和・山城・伊賀・河内をはじめ遠くは福島県いわき市、西は四国・九州までひろがっている
奈良仏教の宗派。

これは鎌倉時代、南部(大和)教学復興の中心にあった
興正菩薩叡尊(1201~ 1290)の教え、
いわゆる西大寺流を伝えるものである。


                       -- 浄瑠璃寺パンフより




ふーん、そうだったのね~と
見てきたものと答え合わせをしながらブログに記しました。

古代の様々な国宝や重要文化財を多く拝観でき
紅葉も見ることができて良かったです。

浄瑠璃寺の門外にもたくさんの地元露店があり

またも漬物や野菜を物色中だった母をむりやり引っ剥がし^^;

次はJR奈良駅へ向かいました。

夕刻の京都行のJRに乗る行程ですが
それまで約4時間あったので行きたいと思っていた場所へ。
さて
次はどこへ向かったでしょう。

             よろしかったら、またお付き合いくださいスマイル







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Last updated  2017.11.21 15:55:42
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