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この間コンビニでついつい買ってしまった雑誌2冊。 一個人 (いっこじん) 2009年 12月号 [雑誌] 絵画の写真も大きいし、カラーだし、文字もいっぱいで読むところもいっぱいだし。説明も私にでもわかるような感じだし。取り上げてる作品も、『受胎告知』とか『最後の晩餐』とか『モナ・リザ』とか。面白く読んでます。まだ読み終わってないんだけど。。。日経 WOMAN (ウーマン) 2009年 12月号 [雑誌]手帳。私は毎年10月から新しくしてます。今時は始まる月も色々で。私は色々な自分の予定を考えると、年末で切り替わるってのは困るので10月がいちばん便利。が、最初はキレイに書くんだけど、だんだんヒドイ有様に。笑普段は買わない雑誌だったけど、手帳をもっとちゃんと使ってみようではないか、来年の私。ってことで買ってみた雑誌。ヘルスダイアリーも付録つき。色んなところがやっつけられてくるお年頃。。。気がつかなかった不調が表面化し不調と気付く。最近、そんなことをしみじみ実感。何もしなくても健康。なんて時期は過去のことね。自分で管理なり自制なりをしていかなきゃいけないわね。来年はちゃんと手帳を活用しようと思ったのでした。
Nov 15, 2009
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ひかりをすくう 橋本 紡智子は、仕事を辞めることにした。評価の高いグラフィックデザイナーだったが超多忙の生活を送るうちに、パニック障害になってしまったのだ。一緒に暮らす哲ちゃんも賛成してくれた。職場で知り合った哲ちゃんはひと足先に仕事を辞め、主夫として家事をこなしている。哲ちゃんは智子が最初にパニック障害で倒れたときも病院に付き添ってくれた、料理の上手なパートナーだ。ふたりで都心から離れ、家賃の安いところで、しばらく定職を持たずに生活することにした。ひょんなことから不登校の女子中学生、小澤さんの家庭教師を始めることになった。そして、小澤さんがひろってきた捨て猫のマメ。3人と1匹の生活はつつましくも穏やかに続く。やがて薬を手放せなかった日々がだんだんと遠いものとなっていった。そんなある日、哲ちゃんの元妻から電話があって……。昨日まとめ買いした中の一冊。いつものように、表紙がキレイだったから手にとってみた。→→→購入。疲れてて、でも疲れると思ってなくって、追い詰められてて、でもだからこそ頑張れてたり、それをこなすことで自分を保ってたりする時。自分をコントロールしてる。自分を冷静に見えてる。自分の限界も知ってる。自分ではそう思ってるんだけど、実際は何かを見失ってしまってる時。そんな時が一番怖いのかもしれない。随所に気なる言葉とかたくさんあってなかなかいい本でした。ちょっと疲れた。。。そういう時があってもいいのよねぇ。疲れたときは休んだらいいのよねぇ。そういうわかりやすい言葉で物事を決めないほうがいいと思うな。わかりやすくすればするほど細かい部分はきえていっちゃうし、その細かい部分のほうが大切だったりするんだから。 本文より他の人の色んなものを、他の人の色んな言葉を削ぎ落として、一番短い言葉でまとめてきてしまってたな、私。時に、それを他の人にも求めてたな、私。私の求める簡単でわかりやすい答えを返さない人間を切ってきたな、私。たぶん多くの人を傷つけてきてるんだけど、この前もそんなことあったし・・・思い当たる節が多々・・・今更だけど、気付けてよかったかも。
Nov 1, 2009
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阪急電車 有川 浩電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく―片道わずか15分。そのとき、物語が動き出す。 BOOKデータベースより初、有川作品。気に入りました、有川さん。良かったです、この話。阪急電車今津線を舞台に、駅ごとに話は変わるんだけど。。。でも。。。恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車・・・・・って、帯に書いてあるんだけど、まさにその通りで・・・電車で出会った(見かけた)人々が何かを感じ、今の自分と向き合って、そしてそこから次に進んでいく。電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく・・・今、自分の隣にいる人はとても幸せな事があった人かもしれないし、人生最悪の日ってぐらい嫌な事があったかもしれない。そう考えると、電車だけじゃないけど、当たり前のことだけど、人の数だけ人生あるんだよねぇ。。。そんな風にいつも目に入ってくる人たちを見たことはなかったけど。私、この沿線を使ったことがあって、(最寄は違う沿線だったんだけど)各駅も、出てくる土地の名前も大体どんなところかもイメージできたから余計に面白かったかも。過去に使ったことのある沿線・・・ってわけで、とっても懐かしくもあったし、話の内容も、なんだか懐かしいなぁ~って思えたところも。。。そんなことを思う若い頃もあったなぁ~って。笑あの駅で・・・こんなこと思いながら待ってたな・・・って。笑(西宮北口も今ではかなり変わったらしいしねぇ。。。)年上の彼を持つえっちゃんの話、読みながら笑えちゃって面白くて、でも、ちょっと切なくて。翔子の思いに怖い、そんなこと出来ないと思いながらも、ちょっとわかるかも・・・と思いつつ。ダメ男と別れられない・・・なんてところにも共感したりしながら、あっという間に読んでしまいました。そして、老婦人!!かっこよかった。この人の一言一言が重みがあって、色々考えてしまった。まぁ、実際はこういう出会いってのはあまりあることではないし、ほとんどないといっていいのかもしれないけれど、でも、読後の何ともいえないこのすっきりした感じ。久しぶりに古本じゃなくて、ちゃんと(?笑)買った本だったんだけど、これは買ってよかった
Sep 2, 2009
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カラフル 森 絵都生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。 BOOKデータベースより 『いつかパラソルの下で』に続いて森 絵都さん2冊目。『カラフル』の勝ち!!って、何が勝ちで何が負けなのかって話だけど。。。私は『カラフル』の方が満足度高し。途中でオチっていうか先が読めちゃうんだけど、それでも感動しちゃったよ。。。さらさら読めちゃうのね、この本。高速バスでの移動中に読んでたんだけど・・・行きと帰りで読み終えちゃいました。帰りに読んでたところらへん、つまり終盤、不覚にも感動してしまい、隣の人に怪しまれるところだっわ。。。まぁ、隣の女性の方は深い眠りについておられ・・・何度も私の肩に頭が・・・笑でも、何も言えない小心者花子。で、内容。ホームステイ先の父の秘密、母の秘密、兄の秘密。そして、それぞれの思い。友達の存在。好きな女の子の行動。父親の話は、本物の真がきくべきだった。満の声を、死んだ真にきかせてやりたかった・・・。きれいな色もみにくい色も。角度次第ではどんな色だって見えてくる。すべてが遅すぎたんじゃない。おまえが早まりすぎたんだ・・・。思っていても言葉にしないことが多い毎日だけど、やっぱり言葉にしないと伝わらない、そういうことも沢山あるのよね。毎日顔見て一緒に暮らしていてもさ。『ぼく』がホームステイ先で家族の思いに触れて、『真』に聞かせてあげたかったこととか、感じさせてあげたかった、そういう『ぼく』のつらい心情を読んでるとこっちまでつらくなってきたりして。天使が出てくるわ、再挑戦だわ、有り得ない、ファンタジー(?)な話なんだけど、実は深い。天使と『ぼく』の会話のノリが好き。天使のくせに毒づいたりで、テンポよく話は進んでいくんだけど、これは色々考えさせられる一冊だ。本日のBGM エリザベート オリジナル・ウィーン・キャスト
Aug 1, 2009
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いつかパラソルの下で 森 絵都柏原野々は天然石を売る雑貨屋で働く25歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出した。そんな父も死に49日の法要を迎えようとしていた頃、生前父と関係があったという女性から連絡が入る。世間一般にはごくありふれたエピソードなのかもしれないが、柏原家にとっては驚天動地の一大事。兄と妹にこのことを知らせると、真偽を探るため、兄妹三人で父親の足跡を追うことになってしまうのだが・・・・・・。-----瑞々しい筆致で綴る、大人のためのハートウォーミング・ストーリー。兄弟の関係はなかなか面白く読めた。兄弟の会話の感じとか・・・発言の内容とか・・・なんとなく私自身も似たような発言するだろうなぁ~って思うところがかなりあった。ちょっと冷めたっていうか、一歩引いたって言うか、要は面倒なことに関わろうとしない、関わりたくない節があるからなぁ~(って、私だけかしら??)内容については・・・父親の足跡をたどる旅に出るんだけど、その父親がいまいちリアルじゃないっていうか・・・父親の背景がリアルじゃないっていうか・・・中に出てくる『黒い血』っていう表現にも私はいまいち食いつけなかったいうか・・・最後、終わり方は好きだったけど。やっぱり、わかりにくい私の感想文。。。『あんたはなんでもかんでも親父のせいにしてるんだ。 そうやって一生、被害者面して生きていくつもりかよ。』これは響いたな。主人公野々の彼が野々に言った言葉。被害者面して生きていくつもりはなくても、許せないことってあるからなぁ~表面上はうまくいってるように見えるけど・・・自分の中で『何か』を抱えてる以上は、そこから卒業するまでは被害者面して生きてるってことなのかなぁ~なら、まだまだ私は『被害者面して生きていく』ってことになるんだろうなぁ。親との関係は大人になった方がラクだと思っていた時もあったけど、一度崩れ始めるとやっかいなのは大人なのかもしれない。理屈とかそういうのでガチガチに固めるからね、自分を。やっかいだね。いつかは『卒業』しないとね。さてさて、話は変わってCDを聞きながら、CDが流れてなくても常に脳内再上演中の『ダンス・オブ・ヴァンパイア』ファン感謝デー・トークショーイベントなるものが開催されるらしいですね。8月9日と8月16日ですってね。クコールさん、じゃなかった駒田さんの司会で。《ワン・モア・ヴァンパイア》とか言うのも販売になるらしいし。クコールさん、一生懸命宣伝してたけど、まだまだチケット沢山あるのかなぁ~ご先祖様も誘って行けたらいいんだけどね、お盆ですし。笑何せ自分も行けないからねぇ~また行きたいなぁ~ (遠い目。。。笑)
Jul 16, 2009
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ここをサボってる間にも何冊か読んだんで、久しぶりに読書日記。いつものように適当に選んだ本たち。装丁買い、若しくはタイトル買い、そんな感じで選ばれた本たちはなかなか良く、ハズレはなかったんで、このタイトル。 ガール 奥田 英朗空中ブランコなどを書いた奥田さん。久しぶりにこの方を読みました。『30代のOLは、これを読め!』って言葉に惹かれるようになりました、私も。確かに、元気になれる、この本。『肩書き』がつき部下との間に挟まれ・・・友達がマンションを買い・・・年相応に生きたほうがいいのだろうか・・・誰でも似たような境遇にやっつけられたり、なにかを思ったり・・・そんなお年頃なんだわね、きっと。『若い子』の括りには入れない、かといってまだ『お年寄り』(失礼)の括りにも入らない。人生まだどっちにどう転ぶかもわからない。結婚も含めて・・・もういい、と開き直りきれない。かといって、若さならではの自信もない。そんなお年頃。でも、そんなお年頃だからこその楽しみ方ってのかあるってもので。『男が怒ればカミナリ落とした、女が怒ればヒステリー。』言われてみれば・・・確かに。。。笑サクサク読んでしまえるのもいい。この人の本ってそのテンポって言うか、一気に読んじゃえるのよねぇ~相変わらず時間をかけて読むことは出来ないね。そんで後味がいい。そこが好き。 いつか、虹の向こうへ 伊岡 瞬これ、完全に装丁&タイトル買い。(笑初めて聞く名前だったしね。なんかキレイな写真だなぁ~って。元は『約束』ってタイトルだったらしいんだけど、改題して出版になったらしい。正解だよね。 (何様!?笑)だって、私は今の題に惹かれたんだし。尾木遼平、46歳、元刑事。職も家族も失った彼に残されたのは、3人の居候たちとの奇妙な同居生活だけだった。家出中の少女が彼の家に転がり込んできたことがきっかけで、ある殺人事件に巻き込まれてしまい…。新人離れした筆力で綴り上げた、痛みと再生の物語。第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞W受賞作。 (「BOOK」データベースより)私が説明を書くとまた判り難い、面白いのか面白くないのか・・・そんな文章になってしまうので↑↑引用。こういう話、最近読んだことなかったから良かった。刑事とかヤクザとか・・・そういう話あまり買ってこなかったからな。途中に『虹売り』の話がでてくるんだけど、それの話が良くて良くて。。。短いんだけど、感動。最後がなんだか忙しい感じがしたけど、私はこの本、気に入りました☆ミステリーってのを普段読まないような私のような人にオススメかも。 ニシノユキヒコの恋と冒険 川上 弘美ニシノ君とのキスは、さみしかった。今まで知ったどんなさみしい瞬間よりも。女には一も二もなく優しい。姿よしセックスよし。女に関して懲りることを知らない。だけど最後には必ず去られてしまう…とめどないこの世に、真実の愛を探してさまよった、男一匹ニシノユキヒコの恋とかなしみの道行きを、交情あった十人の女が思い語る。はてしなくしょうもないニシノの生きようが、切なく胸にせまる、著者初の連作集。 「BOOK」データベースよりセンセイの鞄以来この方は読んでなかったからホント久しぶり。嫌いじゃないんだけど、好きかと言われると・・・って思った読後。冒頭に書いた『ハズレ』ではない。でも『大当たり』でもない。『3等賞』とか『4等賞』??(またでた、何様発言。。。)あっ、やっぱり意味がわからないね、私の感想。。。なんていうんだろ、恋と冒険ってなんだか楽しそうに感じるのは私だけ!?でも、内容はそうでもない。でも、ニシノくんの元を去っていった10人の女性の気持ちはなんとなく分かる気がする。たとえ『愛してる』って言われても、そこから去らなきゃいけない、そう思ってしまう気持っていうかさ。私は結構、読後スッキリ。な話が好きなようなので、この本とは(この方?)とは相性がイマイチなのかも。先の2冊が良かったから余計にそう思ったのかもしれないし。まとまりがない読書日記もとりあえず3冊。残りはまたいずれ。目指せ、部屋を図書館に。まだまだ、まだまだ足りませぬ。
Jun 21, 2009
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いろいろありましたが・・・本日めでたく(?)復活です☆復活しても更新頻度は大して変わらないかもしれないけど(笑とりあえず、何を書こうかと考えた結果、この更新してなかった間に読んだ本でもあげてみようかと。。。 空中庭園 角田 光代 京橋家のモットーは『何ごともつつみかくさず』でも、本当はみんなが秘密をもっており、それぞれが違う方向へ・・・娘、息子、母、父、祖母(母の母)、女(父の浮気相手であり息子の家庭教師)それぞれの目線から描かれた6編からなる。正直、私は読む前に期待しすぎたかも。でも、ドロドロがサラッと書かれてて読みやすかったな。家族・・・みんな毎日なに考えてんだろうね。 幸福な食卓 瀬尾 まいこ久しぶりに本を読みながら本気で泣いてしまいましたよ。いやぁ~、正直最初は自分が泣くことになるとは思ってもいなかったんだけどね。『そんな終わり方!?』ってなり・・・そうはなってほしくなかったけど・・・でも、だからこそ、泣けました。。。『空中庭園』同様、これも家族をテーマとした内容、どっちも家族の崩壊なんだけど、私はこっちの方が好きだな。(って、比べる必要なんてないんだけどね。笑)これはよかった☆ 泳ぐのに、安全でも適切でもありません 江國 香織初めての江國作品だわ。短編だし、字は大きいし、字は少ないし、サクサクすぐ読み終えれた。なんて言うんだろ、『特に幸せでも特に不幸でもない』感じの恋愛模様。とでも言うのかしら??それはそれで幸せなんだろうけど、それはそれで不幸なんだろうけど、でも、そこまで、最上級にってわけでもない・・・っていうか・・・淡々と語られてるからかな。 どこにでもある場所とどこにもいないわたし 村上 龍これまた短編集。これまた読みやすい。主人公が自分前で起きてることに対して、一歩引いたところから客観的に語っているのが面白い。が、感想は・・・なかなか書き難いな。 FINE DAYS 本多 孝好死の床にある父親から、僕は三十五年前に別れた元恋人を捜すように頼まれた。手がかりは若かりし頃の彼女の画。僕は大学に通う傍ら、彼らが一緒に住んでいたアパートへ向かった。だが、そこにいたのは画と同じ美しい彼女と、若き日の父だった…(「イエスタデイズ」より)。異例のロングセラーとなり、新世代の圧倒的共感を呼んだ著者初の恋愛小説、待望の文庫化。【BOOKデータベースより】 ってことでこれがまたまた短編(中篇?)で4話収録。どれも、『ちょっと不思議な力』をもった人たちの話で・・・どれも、『生と死』について考えちゃう話で・・・もともと私は不思議な力とかの、ファンタジーな感じの話はどうも苦手だったりして、しかも、ファンタジー+恋愛 って一番苦手な組み合わせだったりするんだけど、これはよかったな。テンポもよくって、読んでて気にならなかった。今までは苦手だったのに。自分が死を目の前にした時、何を考えるんだろう。というわけで、一気にアップ。そんなに時間経ってないのに内容も忘れかけ・・・大丈夫か、私の脳。適当に流し読みしてるな、私。
Oct 16, 2008
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アンクレット・タワー 真田 コジマイケメン彼氏に振り回されるショップ店員、5年前に別れた彼女との再会に戸惑うサラリーマン、愛する夫に浮気をさせようと仕組んでしまうイラストレーター。それぞれのカップルが相手との関係を見つめなおしていく2日間を描くアンサンブルストーリー。何の接点もない3組の男女が、孤独を抱えた一人の少女の行動に心動かされ、自らの関係に答えを見出していく…。第1回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作。 「BOOK」データベースより)うん、これは良かった。105円で買ったのに・・・(笑なんてお得な、いい買い物だったんだ!!3組の男女はそれぞれの事情・感情を抱えながら、それぞれの場所でテレビに映る 『ニュース』 を見ていた。『あの子が助かったら・・・』それぞれの事情から一歩前へ、その決断をする2日間を描いた話。『大切なもの』はいつもすぐそばにあるのに、遠くを見すぎて気付かないフリをしたり、信じることが出来ないがために気付かなかったり・・・そして、そのすれ違いでお互いを傷つけてしまったり・・・宝石が自分に似合わないと分かっていても、自ら宝石を捨てることなどできるのか。 (本文より)答えはいつでも一番シンプルなものなんだろうね。余計なもの・余計な感情をだんだん取っ払っていって、最後に残った自分の気持ちっていうか。読み終えて本を閉じた時、読んでよかった。そう思える本て意外と少ないんだけど、久しぶりにこれはそんな一冊だったな。
Jul 24, 2008
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不自由な心 白石 一文大手企業の総務部に勤務する江川一郎は、妹からある日、夫が同僚の女性と不倫を続け、滅多に家に帰らなかったことを告げられる。その夫とは、江川が紹介した同じ会社の後輩社員だった。怒りに捉えられた江川だったが、彼自身もかつては結婚後に複数の女性と関係を持ち、そのひとつが原因で妻は今も大きな障害を背負い続けていた…。(「不自由な心」)人は何のために人を愛するのか? その愛とは? 幸福とは? 死とは何なのか?透徹した視線で人間存在の根源を凝視め、緊密な文体を駆使してリアルかつ独自の物語世界を構築した、話題の著者のデビュー第二作会心の作品集。 (「BOOK」データベースより)五編からなる作品集。主人公はどれも30代からのエリートな男性。どれも不倫絡み。どれも生きるって?どれも死って?となる話。読み終えた後、すっきりした、とか、面白かった、となるような話ではなく、今の私の精神状態に向いた一冊ではなかったが、3本目の『夢の空』なんかは、読んでいて何とも表現し難い気持ちになった。いつのまにか背負っている責任。いつの間にかというよりは、まぁ、結婚とかは覚悟の上で背負う責任ではあると思うんだけど。そういう責任があるから頑張れるのかもしれないし、そういう責任から逃れたくなる時もあるのかもしれない。人間はもっと自由だよ。 (「不自由な心」)って。そうなのかもしれない。そうできたらどんなにラクだろうねぇ。それを実行できる人間とできない人間がいるしねぇ。私は常識とか世間体とかを中心に頭の中だけでひたすら理屈っぽく事を考える方だから明らかに後者。読みながら何だか私には難しく、共感する部分とかもなく、読むのをやめようかとも思いながらすすめ、最後にちょっと真面目に考えてしまった。『生』と『死』の位置関係っていうのかな。『死』に直面したことがあっても、そういう風にとらえたことってなかった。まぁ、とらえたことがなかったというより、自分が他の誰かの『死』に直面した時に、『生』との関係について考える余裕は私にはなかったけど。今まで自分が触れてきた作品とはちょっと違った作品だったかも。うすっぺらな私が心に残った言葉と言えば・・・主人公が読んだ小説に出てきたと言うこの言葉。『追憶の賞味期間』食品に賞味期間があるように、追憶にも期間があるようだ。期間を過ぎると褪せてしまうもののようだ。
Jul 1, 2008
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プラナリア 山本 文緒どうして私はこんなにひねくれているんだろう―。乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見えない。現代の“無職”をめぐる心模様を描いて共感を呼んだベストセラー短編集。直木賞受賞作品。 「BOOK」データベースよりプラナリアという生物がいるということを初めて知りました。切っても切っても死なないんだって。再生してくるんだって。短編集なんだけど、客観的にみたら、いや~な感じの女性、というか、何て言うんだろう・・・前を向けないというか。。。そんな女性達が出てくる。それは読者として冷静に見れてるからだろうけど。自分がこうなったのは病気のせい、離婚のせい・・・私のせいじゃない、私以外の何かのせい。自分の中にもあるかもね。こういう、○○のせい。ってのが。何かのせいにでもしなきゃ、やってらんない。そういう時が 『あるかも』 じゃなくて、結構ある私ですが。『上司のせい』とか?? 笑まぁ、こういう軽いくだらない話は別として。何かのせいにすることで自分を支えてる。そういう時ってのもあるだろうし。前を向いて頑張ろう。なんて思える時ばっかりじゃないし。でも、『損の種をまいているのは、往々にして自分なんじゃないかな』そういうものかもね。
May 19, 2008
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バイバイ 鷺沢 萠はじめて会った日から一年、付きあいはじめてからは七、八か月が過ぎても、喧嘩らしい喧嘩は一度もなかった。勝利と朱実のあいだはとてもうまくいっていたはずだった。何の問題もない恋人同士のように見えたはずだ、と勝利は思う。たったひとつの問題は、勝利に、朱実以外にもそういう付きあいをしている女性が、あとふたりいることだった…。 「BOOK」データベースより本を選ぶ時って、文庫本ならカバーの後ろ側に書かれてるあらすじとか、帯に書かれてるあらすじや評判を目安にすると思うんだけど・・・私はそうなんだけど。この本はまさにそうやって選んだ一冊。後ろのあらすじを読んでて、『たったひとつの問題は、勝利に、朱実以外にもそういう付きあいをしている女性が、あとふたりいることだった…。 』ってくだりが何だか面白そうに感じて、というか、気に入って(気に入るとこそこかよ!!笑)購入。この一文はかなり始めの方に出てくるんだけど、そこまでは良かったんだけど、ちょっと・・・期待>読後・・・期待しすぎたかな。『人間なんで、信じるもんでねえぞ。』という祖父の言葉のもと、複雑な環境で育ち『嫌われたくない』『嫌われないように』しているうちに、その術を見につけ、どの女性にも『バイバイ』が言えなかった。。。それはわかる、それはわかるんだけどね。『信じる』ってなかなか出来ない。信じて痛い目にあうならある程度距離を置いて自分が傷つかないように守りたいし。実際、私、かなりそういう部分あるし。。。笑が、出てくる女性3人のとっている行動だとか、決断だとか、そこに私は共感できなかったんだなぁ。3人のうち誰にも。だから、いまいち感情移入しきれなかったんだろうなぁ。私自身が、『バイバイ』こそが勇気であり、優しさであると思ってるからか!? あっ、もちろん常に『バイバイ』こそが!!ってわけじゃないけどね。この人の本、初めて読んでみたんだけど、そして同じ本の選び方により、もう一冊買ってしまったんですけど。。。笑とりあえず、読んでみようかしら。。。
May 9, 2008
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永遠の途中 唯川 恵広告代理店に勤務する薫と乃梨子は、同期入社仲はよいが相手と自分を比べずにいられない微妙な関係。どちらも、同僚の郁夫に恋心を抱いていたが、ささやかな駆け引きの後、薫が郁夫と結婚して主婦に。乃梨子は独身でキャリアを積み続ける。歳月は流れ、対照的な人生を歩みつつも、相手の生き方を羨んでしまうふたり…。 「BOOK」データベースより二人の27歳から60歳までを描いていて、二人が交互に自分の目線から、27歳・30歳・・・と数年後と描いてそれを1章として進んでいく。この人の作品の中では今までで一番私は好きかも。いやぁ、リアルです・・・その年代、その年代に起きる出来事、その年代に感じる・思うことってのを今リアルに自分が感じてるわけだから。結婚祝いが増えてきた、いや、出産祝いのほうが最近じゃ増えた?どの道を選んでもやっぱりそれぞれあるわけで、どっちがラクだったとかこっちが幸せで、だから向こうは不幸。そう言いきれるものじゃない。でも、隣の芝は青く見えちゃうのよね~基準は誰かにあるわけじゃない。そうは思ってても。お手入れの行き届いたとってもキレイな青い芝に見えちゃうのよね~もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手にそうぞうして、それに嫉妬してしまうのね。なんだか、いつも生きていない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなもの、どこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに。 本文より(別の本で似たような一文をここで紹介したような気もするが・・・とりあえず、それはおいておこう)読んでて、乃梨子の発言を私もしそう・・・(いや、もうしてるか)と何度思ったことか・・・そういう話ははそういう立場の人としたら??みたいなこと。なんたって心の狭い花子。機嫌の悪い日にそういう話されたら・・・『なんやかんや言いながら帰るところあるでしょ!!』ってなりかねない。いや、もう言ってる。。。まぁ、この乃梨子と私の違うところは私は仕事が出来るわけでも、キャリアを積んでるわけでも苦労してるわけでもないので、ただの強がり以外の何物でもないってところなんですけど。でも、60歳になった時、楽しく語り合えたらいいなぁと思う。
May 5, 2008
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となり町戦争 三崎 亜記ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。僕は町役場から敵地偵察を任ぜられた。だが音も光も気配も感じられず、戦時下の実感を持てないまま。それでも戦争は着実に進んでいた―。 ( 「BOOK」データベースより ) となり町との戦争は始まっているのに全く変わった様子もなく、しかし、戦死者は着実に増えていき・・・主人公も偵察を命じられ戦争へと関わっていく。行政が事業としてとなり町と戦争を始める。多くの住民はリアルに感じられないまま戦争は進んでいく。行政も『戦争推進室』を期間限定で設置したり、戦争専門のコンサルティング会社に外部委託する。ってことなんだと思うんだけど。。。それはそれで興味深い見方だと思うんだけど。事業としてとか専門のコンサルティング会社とか。そういう発想って言うか、今の行政の捉え方って言うか、そういうのは面白いと思うんだけど。まぁ、私にはちょっと・・・あわないな。途中で主人公の行政側の女性に対しての恋愛にそれて行ってしまう。それもちょっと『何だかなぁ~』って感じでして。消化不良な印象の一冊でした。さてさて、いいお天気の日曜日。起きたら昼でした。昨晩、電話で元々彼の元々カノに対する小話を聞いていたら、眠るのがすっかり遅くなってしまった。元カノに話すような話じゃないと思うんですけど・・・まぁ、そんなことはいいとして。昼過ぎに起きたためこんないい天気の日に外に出るわけでもなく、珍しくExcelを起動させたりなんかして、仕事であったら便利だなぁ~と思われる表を作り始めた。普段全くExcelなど使わないので、時間のかかること!!独自のシステムでやる仕事なんで、ほとんどExcelとかいらないのね。使わないから昔やったことなんて当然忘れてるし。。。半日かかってしまったやっぱり適度に触ってないとダメねぇ~忘れちゃって。BGMは↓↓お天気のいい日のお出かけとかによさそう SOUNDS/FreeTEMPO試聴はコチラ
Apr 20, 2008
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海堂 尊コンビニに寄って、雑誌を見ようかな・・・なんて思って・・・フラッと歩いてたら、文庫本の棚に、チーム・バチスタの栄光が!!文庫本になってたのね!!ってことで即、上・下巻購入。読んでみたかったのよねぇ~これ。で、例の如く一気に読み終えてしまいましたウチの母親はそんな私を見ていつも『もったいない・・・』と言う。が、それはしょうがない。後が気になるんだから。大学病院に勤める万年講師の田口が厚生労働省の変人・白鳥と調査を進めていくんだけど、(私は文庫で読んだので・・・白鳥が出てくるのは下巻から)読んでて何故か白鳥が、空中ブランコなどの伊良部先生にかぶってしょうがなかった。そういえば、空中ブランコがドラマ化されたとき伊良部先生役は阿部寛。チーム・バチスタの栄光も映画化され、白鳥は阿部寛。映画『チーム・バチスタの栄光』公式サイト 映画では田口が女になってるけど。。。でも、監督は『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋氏全部読み終えて、巻末の解説を読んでたら・・・出てきた!!!伊良部先生、例に挙げられてた!!!どんな世界でも様々な問題を抱えてるものだろうけど、病院ばっかりは自分も関わるかもしれない、ずっと元気でなんかいられないから、関わざるを得ないし。。。そう考えるとミステリー大賞とった作品だけど、ミステリーって言うより、問題提起っていうか、私なんかが言うのもだけど、そういう問題についてちょっと考えちゃったりする。情報を隠そうとするからつつかれる。ルールに従って呈示すれば、メディアだって常識的反応をするのだろう。光には必ず闇が寄り添います。光をどれほど強めても、闇は消えません。光が強ければ強いほど、闇は濃く、深くなるのでしょう。 (本文より)
Dec 6, 2007
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アヒルと鴨のコインロッカー『一緒に本屋を襲わないか』初めて読んだ伊坂作品。このところ特に日記にするネタもなく・・・まぁ、それはそれで穏やかといえば穏やかな、やることがない暇人と言われてしまえばそれまでの、暇が悩みという毎日なため、とりあえず『本のムシ』生活。『現在』と『二年前』が交互に、違う人物の視点から語られ進んでいく。面白い、そう思いながらどんどん読んでいくと、だんだん切なくなってくる。重いテーマを扱いつつ、それぞれの人間関係ありつつ・・・ってな具合で、これから他の伊坂作品も読んでみよっと。と思いました。ちなみに映画化もされてるみたい。小説読んでから映画を見る。ってのを私は避けてるんだけど、これは気になる。映画『アヒルと鴨のコインロッカー』ちなみにちなみに、ボブ・ディランの『風に吹かれて』って曲がポイントになってくるんだけど・・・私はこの曲を知らない。。。↑の公式サイトに今いったら流れてた。。。あれっ・・・この曲知ってる。。。この曲『風に吹かれて』っていうのね大失敗だ。。。曲がわかった上で読んだらよかったなぁ~それがちょっと心残りだ。。。
Sep 17, 2007
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町長選挙 奥田 英朗イン・ザ・プール、空中ブランコに続く、伊良部先生のお話。発売からだいぶ経ってしまってるんだけど、結局買ってなくて、今頃読んでみた。最近、こんなこと書いてばっかりだけど、前の2作の方が私は好きだった。好きというか、純粋に面白かった。今回の話は実在の人物とリンクしてて、誰がモデルになってるか、すぐわかる。それがいいのかもしれないし、それが意図なのかもしれないけど、それによって伝えようとしてることがあったのかもしれないけど・・・なんか、伊良部先生の面白さがなくなった感があるというか、どういう人だよ、この人!!って思えるところがなくなったというか、ひとりで読んでて思わず笑っちゃうような、暴走してる伊良部先生が影を潜めたっていうか・・・ちょっと私は残念でした空中ブランコとイン・ザ・プールはどっちから入っても楽しめると思うけど、町長選挙から入ると・・・楽しめるかなぁ~??あっ、逆に前作を知らないほうが楽しめるのか!?この作家さん、私は好きだけど、もし初めて読む人がいるのであれば、前作から読んで欲しいと思ったりしたのでした。。。もし、町長選挙が、???ってなって前作を読まないのはもったいない。
Aug 15, 2007
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偽造証券 幸田 真音大量の有価証券と共に元エリート為替トレーダーが失踪した。堅苦しい日本を飛び出し、ビジネスの拠点をNYに移した女性たちの実態を取材するため渡米した祥子は、相次ぐ不祥事に大揺れの邦人金融界に飛びこんでしまう。銀行内部の不正調査専門家と偶然同宿になった彼女は、銀行の元同僚たちと協力して組織の巨悪と闘うことに…。 (「BOOK」データベースより)銀行にはこういう仕事をしてる人たちがいて、こういう部門があって・・・有価証券の扱い方などそう難しく感じることなく、一気に面白く読むことが出来た。でも、いくら切羽詰ってても、そんな判断しないだろ!!そんな行動とらないだろ!!って、ちょっと登場人物の行動に???ってなるところはあったけど。。。終盤よりも私はそこまでの方が面白かったかも。ということは、経済部分を面白いと思うか、彼女達の心境やストーリーを楽しむかの違いなのかしら??私は経済について描かれてる部分を楽しいと思って読んだな。後は外から見た日本、日本人。登場人物の言葉を通してちょこちょこ日本の体制や思考への批判が出てくる。私自身、『典型的な日本人』だろうからなぁ。。。ことなかれ主義なところとかね。
Jul 4, 2007
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あの日にドライブ 荻原 浩神様からひと言を読んで以来、お気に入りの作家さんである。人生、今からでも車線変更は可能だろうか。元銀行員のタクシー運転手は、自分が選ばなかった道を見てやろうと決心した。思うね、あの時違う選択をしてたら。。。あの時。。。思い始めたらキリがない。でも、そう思ってしまう。今の自分に納得してないからなのか、こんなはずじゃなかった、それを『あの時・・・』って思うことで、何かのせいにして、慰め、正当化しようとしているのか。何故そう思うのか深く考えたことはなかったけど、振り返ってしまう時ってある。『振り返ってしまう時』というより、振り返ってばかりだ。ずっと読みたいと思ってたこの本。なんだかこれを読むのは今だ、そう思った。買って一気に読んでしまった。やっぱり、私はこの作家さん、好きだ。曲がるべき道を、何度も曲がりそこねた。迷ったし遠回りもした。でも、どっちにしたって、通り過ぎた道に、もう一度戻るのは、ちっとも楽しいことじゃない。次の角を曲がったら、何があるのだろう。
Jun 4, 2007
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『神様からひと言』 荻原 浩結構厚い本だったんだけど、一気に読んでしまった。。。大手広告代理店を辞め、再就職したものの『お客様相談室』へ異動になった佐倉涼平。その『お客様相談室』での仕事を中心に、プライベートも混ぜながらどんどん進んでいくから、長いとも思わず読めてしまった。しかも、笑いながら。。。誰だってやりたくないクレーム処理。私が今まで電話で怒られたことなんて、なんてかわいいものだったのだろう。。。とんちんかんな上司や同僚。どこにでもいるんだろうね~どこにでもある光景なんだろうなぁ~だぶん自分の周りの人をあてはめちゃうよ。登場人物がリアルに・・・実在する人間が私の頭の中で動き回ってたもん。彼らが自然にでてきたことが不思議だ。。。この前行ったライブでの言葉を思い出した。エルレの細美さんがその日駅であったことを話してくれたやつ。駅の喫煙所に態度のでかい偉そうにしたおっさんがいたんだって。会社の中では偉いのかもしれないけど、 偉いのは会社の中だけで、ここで偉いわけじゃないんだから偉そうにしてるなよ。何を『人質』にとられて働くのか。。。家族を養わなくては。家賃を支払わなくては。ローンを返さなければ。頑張れ、サラリーマン。頑張ろう、サラリーマン。
Sep 24, 2006
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『博士の愛した数式』 小川 洋子[ぼくの記憶は80分しかもたない]第1回本屋大賞を受賞した作品。私は数学が大嫌いだった。。。とにかく嫌いで、だから苦手だった。。。久しぶりに触れたよ、『√』だとか『証明』に『素数』、『自然数』・・・こういう言葉に。そんな私が数式を理解しようとした。これはすごいことだ。博士の病気のこととか、冷静に色んなことを考えれば矛盾も出てくるのかもしれないが、私はこの本、良かった。なぜか泣けた。普段の何気ない、いつもと同じように起きてることにも毎日イライラしてた。自分でもコントロールできなくて、イライラの原因がわからなくてイライラして・・・でも、そんなこととかも忘れて、イライラしてたこと自体がが何だか、ものすごくくだらない、ちっぽけなことに思えてきた。なんだか、すっきりした。
Sep 14, 2006
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『結婚願望』 山本 文緒何冊か読んだことのある、山本文緒。今回のはエッセーだ。105円だったとはいえ、この本を手にとって、タイトル買いしてしまった自分。 はい、病んでますよ。今結婚したい、結婚を焦ってる、そういうわけじゃないんだけどね。今はそこそこ楽しいし、とっても大きな問題を抱えてるわけでもない。なんだろうね。何かに、誰かに依存しないで、とりあえずひとりでも頑張ってみよう。頑張ってダメならその時、助けを借りる。ひとりで乗り切れれば、それはそれでいい。と、思うのでした。。。
Jun 24, 2006
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『東京奇譚集』 村上 春樹久しぶりの読書。秋以来のドクショ日記。ずっと読んでみたかったのがこの本。私にとって初めての村上作品です。短編5本なのでさくさく読めちゃいました。さくさく読めちゃいました。私は好きだな。きたん【奇譚】・・・不思議な、あやしい、ありそうにない話。「男が一生に出会う中で、本当に意味を持つ女は三人しかいない。それより多くもないし、少なくもない。」これは男から見た話なんだけど、つい納得。。。新しい出会いがあっても、その出会いは自分にとって意味があるのかないのか・・・付き合ってもつかず離れずの付き合いが定型となり、ある地点に達すると自然に関係を解消する。そうなった時も確執や言い争いはない。そうなりそうな相手には最初から関わらない。そういった都合のいい相手を見つける嗅覚をいつしか身につけていた。なんだか納得。。。
Apr 19, 2006
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『トライアル』 真保 裕一競艇、競輪、競馬、オートレースを取り上げた4つのお話。映画にもなった『ホワイトアウト』を書いた人です。『ホワイトアウト』は本を読んでから映画を観たので、映画は感動薄でしたが・・・この人の本、長いわ複雑だわ・・・ってのが多いけど、これは読みやすいかも。何冊か読んだことあるけど、みんな借り物だったため、手元にあるのは今回買ったこれのみ。学生の時読んだ『奪取』が面白かった記憶が・・・偽札作りの話なんだけど、最近また読みたいと思う・・・職業柄(?)今読んだらまた違う感想を持つのかもな。気になるところとかも違うような気がする。これからとんでもなく忙しい時期に突入するので、読書も当分できないかなぁ~ネタに困って昔読んだ本を書くことはあるかもしれないけどね。
Nov 29, 2005
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ジョーダンのDVDを観て、それに影響されて今週のコトバを安西先生にして・・・そして、思い出したことが・・・そういえば、今は秋・・・『リアル』そろそろ発売じゃない??調べてみたら・・・発売されてんじゃん!!しかも、先週でたばかり。この漫画を描いてるのは、スラムダンクを描いていた井上 雄彦。バスケをやめた高校生が車椅子でバスケをしている一人の人間に出会う。そこから始まっていきます。面白いんだけど、雑誌にも不定期連載らしく・・・こうやって発売されるのは年1回・・・間が長いこと長いこと・・・今まで人に借りて読んでたんだけど、前回までを忘れちゃうので、この際全部揃えようか・・・
Nov 21, 2005
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『ふたたびの恋』 野沢 尚『センセイの鞄』読んで、たまには恋愛小説もいいかなと思って買った一冊。内容は・・・私には微妙・・・短編(中篇??)3本なんだけど、う~ん・・・どうも納得できないとこがあって私向きではなかったのかも。タイトルにもなってる『ふたたびの恋』は舞台化されたらしい。役所 広司、永作 博美、國村 隼の3人だけでの舞台だったみたい。この3人が3人だけでどう演じていたのか・・・そっちの方が気になった。表紙がキレイだったんで惹かれたんだけど、タイトル買いならぬ、装丁買いってやつでしょうか。かなり前に村上龍の装丁をした人がテレビにでてた。鈴木成一さんという方。『半島を出よ』のデザインの話とかをしてて面白かった。年間600冊を手がけ、この世界では有名な方らしい。村上龍の作品はかなり前から手がけてるらしいが、本人同士は一度も会ったことがないそうで・・・確かそんな内容でした。絶対的な信頼があるんでしょうね。鈴木成一デザイン室特集ってのもありました。本を手にとってまず目に入ってくるのが表紙なわけで、その威力ってすごいものがあると思う。この番組を見てから装丁が誰なのかもちょっと気にかけるようになったのでした。
Nov 14, 2005
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『センセイの鞄』 川上 弘美let-goさんオススメの本を読んでみました。恋愛が絡む話、久しぶりに読んだ気がする。それにしても、この本、なんというか・・・なんか、時間が穏やかにゆっくり過ぎていくというか・・・今までに読んだことのない恋愛小説でした。世に言う、「普通」の恋愛小説とはちょっと違ってて。ハッピーエンドって終わり方ではないんだけど、かといって、消化不良もおこさず、穏やかに、こうゆうのもありなのかもしれないなぁ~って思ってしまった。
Nov 9, 2005
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『絶対泣かない』 山本 文緒あなたの夢はなんですか?仕事に満足してますか?なんとなくイヤで転職に転職を重ねる子、キャリアアップの為に転職に転職を重ねる子、仕事を辞めて、お店を始める子、結婚を機に仕事を辞めた子、仕事を辞めて、家事手伝いの子、やりたいことを見つけ仕事を辞め、学校に通い、新しい仕事が楽しくて仕方がないという子・・・周りはこんな感じで、ちょっと考えてしまったりすることがある。変えるならこれ以上ダラダラしてちゃいけないんじゃない??動くなら今動かないといけないんじゃない??自分が今のような職種に就くとは思ってもいなかったが、私は今の仕事がとても勉強になるし、転職したいと思ってるわけではない。落ちた会社(まぁ、この落ちた会社もやりたかったことではないから微妙だけど。)より、今の仕事の方がよかったとも思う。私には合ってないような・・・そう思うことはよくあるが・・・問題はそこ。自分に合う仕事ってなんだ??やりたいこと、それが必ずしも自分に合うとは限らない。でも、それもやってみなきゃわからない。今が良くも悪くも、安定しすぎてるのかも。そして、恵まれているんだろう。内容も、人間関係も。辞めたくてしょうがない・・・そう思ったことはないから。もっと勉強したいとも思う。そして、別の『やりたかった仕事』自分の周りの色んな事とちょうど重なり、そんな事を考えた本日の一冊でした。
Nov 7, 2005
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『イン・ザ・プール』 奥田 英朗 面白い。やっぱり、面白い。どうして、この人の本はこうもまぁさくさく読み終えてしまうのだろう。もっと味わえよ、私。いや、無理だな。ちょっとづつ読むのは。次の章でやめておこう・・・と、思ったりもしたが、結局最後まで一気に読んでしまった。『空中ブランコ』を先に読んでしまっていたが、それは問題なかった。伊良部先生、マンガにもなってるようだ。それにしても、奥田英朗さん・・・『内臓が学級崩壊みたいになって』こんな表現の仕方・・・すごいな。楽しい。
Nov 1, 2005
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『朝日新聞記者が書いた「アホ・マヌケ」論』 近藤 康太郎なんともすごいタイトルです。朝日新聞には「特派員メモ」というコラムがあったらようで、この本は自分でボツにしてきたものをまとめたものらしい。パラパラ見てたら、スーパーボウルのことが目についた。私は、それで買ったんだけど。タイトル見るとアメリカの悪いことばっかり書かれてるのか?って思ってしまうけど、日本人にはない、アメリカ人のいいとこも書かれている。スポーツで理解するアメリカとか、日本人とアメリカ人の生活習慣とか、感覚の違いとか、そういうことからはじまって・・・政治、戦争、9・11のこと・・・私の頭の中ではハイロウズの『アメリカ魂』が流れていた。
Oct 27, 2005
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『バニシングポイント』 佐藤 正午ようやく読み終わった。この本、章ごと違う人間が出てくる。(出てくる人物たちは全て常にフルネームで書かれてる。)始め短編なのか??今の話は終わりだったのか??と思った。が、後々繋がってるわけです。全く別の世界で過ごしていた人たちが繋がる。ところでバニシングポイント(Vanishing Point)ってど~ゆう意味よ・・・調べてみた。手元のGENIUSによると・・・1.(透視画法の)消点、消尽点2.(我慢・体力などが)尽きる点どうやら、後者のようだ。平凡な毎日を送ってる、送っていた人間が、その毎日に耐えられなくなる時。ちょっとした隠し事が実は自分でも知らないうちにいろんな事に繋がっていたり・・・ありえるかもね。本みたいに大きな出来事に繋がらなくてもさ。この世界は幾つもの小さな世界にわかれて、たいていの人はそこから出てゆきたがらないし、行ったり来たりはめったにない。そうかもね。今の場所は安心する。別の場所に移動するのは大変なことだ。移動したいと思っても、思うだけ。住む世界が違うってよく言うけど、実際、ほんとに世界が違うんだろうし・・・でも、やっぱりちょっとだけ、自分の住む世界から出てみたいって思ってみたり。まぁ、なんやかんや言いながら、私は世界を乗り越えることはないだろうな。まずは、自分の世界で、自分の出来ることから・・・だな。
Oct 26, 2005
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『さよならのキスをしよう』 松本 一起タイトル買いです。■街角を歩く人と同じ数だけ、哀しみや苦しみがあると思ってください。 みんな同じ経験をしてきたり、思いをもってたりするから、失恋の曲に感情移入したり、映画見て感動したり、本を読んだりするんだろうな。ツライってのは自分だけじゃないのよね。■万が一の不幸を予測した恋愛をしていると、本当に不幸になってしまうのですよ。はい、私いつもこれ。しかも、恋愛以外でも!!いつも準備万端。いつも逃げ道が何本も用意されている。■恋愛も友情も出逢いも別れも、頭がよくなくてはいけない現在の状況を適確に判断する頭の良さなかなか難しいのよね~その状況にいっぱいいっぱいになっちゃってさ。そこで落ち着いた判断が下せるかどうか。■別れ間際は冷静に、そして出来れば少しの茶目っ気を。これはやった。■いい別れ方♪をしてください。したつもりだったけど、その後悩んだしな・・・で、結局気持ちぶつけたりなんかして・・・ここでいう、いい別れ方♪できてたのかな。それは疑問だが・・・まぁ、今となればよかった。(過去の日記見て、私の今言ってることと違うじゃん!!って言わないで)人間、勝負の時っていろいろあると思うけど、その別れもその一つかも。恋愛以外であったとしても、別れってつらい。そこから這い上がるか、落ち続けるか・・・この本、初版が93年。言い回しとかがちょっと今ではあまり使われてなかったりするが、なんかよかった。
Oct 20, 2005
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『空中ブランコ』 奥田 英朗いやぁ~これは面白かった!!ずっと読みたくて、読みたくて・・・多分読んでいる時の私はにやけてたと思う。時々小さく笑ってたと思う。純粋に面白い本です。以前ドラマ化され、ちょっとだけ見たんですが、ちゃんと全部見ていないので余計に気になっていた・・・主役の精神科医は阿部寛。看護婦は釈由美子。空中ブランコ乗りの山下が堺雅人。このイメージがついちゃってて・・・読んでてびっくり。主人公の精神科医が・・・阿部寛って・・・かっこよすぎません??あとの二人は納得。まぁ、イメージが付いてしまっていた私は、読みながら頭の中では阿部寛の声が聞こえてましたけどね。そんなイメージを置いておいてもこれは面白い。人前では読めないな・・・一人で笑ってるイタイ人になってしまうね、これは。しまった・・・先に出ていた『イン・ザ・プール』を読んでおくんだった・・・逆になっちゃったよ・・・とりあえず、この人の本、これから買い漁るだろうな・・・
Oct 11, 2005
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神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいがわかるだけの知恵をお与えください。『ラッキーマン』 マイケル・J・フォックス上の言葉は以前に今週のコトバで使ったことがあります。この一文は知っていたんですが、実際に本は読んでいなくて・・・読み終わりました。私が知ってる彼はもうスターになってました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で知ったので・・・そこに至るまでの彼の子供時代から始まり、有名になった時のこと、そして、パーキンソン病と診断されてからの苦悩。家族・・・時間や失ったもののことをあれこれ思い煩うのではなく、一日一日を大切にし、前に進み、何か大きなことが起こっていること、なにごとにもそれ自体のタイミングやバランスがあるのだと信じることが大切なのだ。私は闘病記みたいなジャンルはちょっと苦手だったりする。なんとも言えない気持ちになってしまって・・・マイナス思考が得意な私にはどうも向かないというか・・・避けがちだったジャンルでもあり、自叙伝ってのも避けがちなジャンルだった。でも、この本は違った。ぼくは自分のことを幸運な男(ラッキーマン)だと思うのだ。この本は読んでよかった。『神様・・・』この言葉は、毎日彼が祈る時の言葉。読む前からすごく印象に残った言葉だったけど、この言葉に会うためだけにでも読む価値があると思うし、読んでよかったと思う。
Oct 8, 2005
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『この世で一番の奇跡』 オグ・マンディーノこの著者、私はこの本で知ったんですが、人生哲学の作家。普通の物語なんだと思って買ってしまったんですが、この本も自己啓発の本だったみたい。今回の本は3部作の一冊目です。大成功を収めた主人公が一人の老人と出会う。その老人は、他人だけでなく自分にさえ捨てられてしまった廃品同様の人間を生きる屍の状態から甦らせるのが仕事だった。私にはちょっと難しかったかな・・・都合のいい時にしか『神』という言葉を出さない私は、常にでてくる『神』という言葉になかなか感情が追いついていかなかった。だから、帯に書かれているような・・・感動した。泣けた。という感想は持たなかった。でも、偉人たちの言葉も含め、いい事が書いてあるのは確か。なんとなく胸に残る言葉も多く出てくる。その点ではよかった。今の自分は・・・今の自分に漠然と抱えてる不満・・・自分は一体何に満足していなくて、何を求めようとしているのか・・・そんなことを考えてしまってる時にいいかもしれません。うぬぼれは天国にはじまり、地上でつづき、地獄で終わる世界中のすべの人々が自分の中で燃える種火を持っている。それは決して、絶対に消えないのです。わたしたちの強さは弱さから生まれる。あなたは多くのものを持っています。贅沢によって甘やかされた子供のように、それらにあなたは気づかないのです。Never,never,never,never,give up!
Sep 30, 2005
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『・・・どうか私を生かしてください』2001.9.11 ニューヨーク。朝の8時半、普段より15分遅れで、ローレンは自宅を出た。同8時48分、彼女は世界貿易センター北タワーのロビーに入ろうとした。・・・その瞬間ローレンは全身の82.5パーセントに大やけどを負った。同9時35分、グレッグのもとに一本の電話が入る。『奥さんが・・・』『9月11日からのラブレター』 Greg Manning上の文はこの本の帯に書かれていた文章です。以前日記に書いた、感想はその日が来たら・・・これがその本です。この日、私はいつものようにバイトから帰ってきてテレビをつけた。5分ぐらいしたら突然番組が変わりこのニュースが流れ始めた。その後ニュースをずっと見続けたことを覚えています。奥さんが大火傷を負い、彼女を支え続けるグレッグ。グレッグは周りの人たちへ状況を伝えるためにメールを送ることにしました。それは12月まで続きます。そのメールがまとめられたのが、この本です。意識が戻らない、いつ戻るかもわからない、でも、信じて支え続けたグレッグ。グレッグと息子タイラーの為に生きたい。そうつぶやいて意識を失ったローレン。彼女は医者をも驚かす精神力を持ち続けた。意識が戻っていなくても、彼女はとても強い人だった。 この日までアメリカがしてきたことやこの日以降アメリカがしたこと。これを切り離して・・切り離してはいけないかもしれないが・・・その裏で起きていたごく普通に過ごしていた人たちがどうやって立ち直り、生きていたか。うまく表現できないけど、考えさせられ、何かを与えてくれる1冊。致命的とも思われるやけどを負い、周りの人たちが亡くなっていき・・・その中でも希望を持ち続け、ローレンを愛し続けたグレッグ。届いているかわからない・・・そんな中で、気持ちを伝え支え続けることは本当に辛い。自分のほうがもたなくなってしまう。その人を失ってしまうような、失ってしまったかのような、そんな自分に負けそうになる。自分にとって大切な人が明日、いやこれからすぐ後、どうなるかわからない。普段そんなこと想像すらせず過ごす。でも、その時はなんの前ぶれもなく突然やってくる。やってきて始めて知る。今まで日常だと思っていたことがどんなに大切だったか。自分の考え方というか、人生観というか・・・全てが変わる。そして、それが起きてしまったとき、自分はどうしていかなければいけないのか・・・私がしっかり生きなくては。時間が経ち、いつもと変わらない毎日を過ごせるようになり、それが当たり前になっていく。ともすると忘れがちになること。でも、一番大切なことなのかもしれない・・・今を大切に・・・
Sep 11, 2005
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『女子大生会計士の事件簿』 山田 真哉読んでみました。この著者、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』を書いた人だったんですねぇ~知らないで買いました。『さおだけ屋・・』は有名になったので知ってましたが、誰が書いたか知らなかったんです。で、なんも考えず本屋をうろうろしててふと買ってみたのがこの『女子大生会計士の事件簿』だったわけです。これは面白かったです。会計士補の主人公と会計士の女子大生が様々な会社に監査に行く話です。とにかくわかりやすく書かれてます。こういう会計とかが絡んでくる本って難しいイメージを持ってしまうけど、これは小説感覚で読めるので、サクサク読み終わります。ひとつひとつの話も短いので余計に読みやすく簡単に感じるのかも。私はまだ読んでませんが、だから『さおだけ屋・・』も売れてるのかもしれませんね。途中、仕訳とかも出てるのでイメージしやすいし・・・ちょっと難しい言葉には注がつけられてるし、最後にやさしい会計用語集もついてて、参考になります。今回は文庫で出てる1と2しか読んでませんが、いろいろ出てるみたい。『さおだけ屋・・』も読んでみようかなという気分になりました。ここでお話が一つ読めます。本の中にはここにあるような絵は出てきませんが・・・しかし、この人、史学科卒なんですねぇ~私もだけど・・・人の人生ってなにがキッカケになってどうなるかわからないものですねぇ~
Aug 29, 2005
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『5年後、幸せになる』 唯川 恵この前2冊買ってきたうちの残りの1冊です。前にも書いたようにこの前の1冊に私はやっつけられたので・・・これも読もうか迷ったのですが、せっかく買ったので読んでみました。前作『「さよなら」が知ってるたくさんのこと』といい、今回の『5年後、幸せになる』といい、こんなんを2冊も買ったときの私の心境がタイトルから手に取るようにわかる・・・そんな気分で買ったわけです・・・でも、これは『さよならが・・・』よりはやっつけられずにすみました。これからを向いていける本だと思います。恋愛だけじゃなくて友達についても、仕事についても触れられているから。私は初めに読んだ『人生は一度だけ。』が、一番よかったかな。ここにきて私の活字中毒が復活といった感じです。昔・・かれこれ10年ほど前(もうそんなに経ってるのか!?)本を読みまくっていました。高校、大学、それから今まで活字から離れてましたが、やっぱり本はいいです。大学時代、私が一番勉強したのは専門の勉強ではなく図書館の授業だったくらい・・・(^^;)ネットで色々読める時代ですがやはり本がいいです。今また読み始めています。この感想はその日が来たら書こうと思います。あと数週間後、その日に。
Aug 24, 2005
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昨日CDを買いにBOOKOFFへ寄ってみました。目当てのCDが無く、本を見てたらこの本を見つけた。「さよなら」が知ってるたくさんのこと 唯川 恵この前読んだ『人生は一度だけ。』は、なかなか元気になれる本だったし、安いし・・・ということで、2冊買って帰ってきたうちの一冊です。これでこの人の本は2冊目なんですが・・・感想は・・・私にはまだ時期尚早だった・・・ってとこでしょうか。もちろん、頷けるところはたくさんあるし、前を向いていけるところもたくさんある。これを読んで反省して前に進んでいけるような自分が望ましいのだろうけど、今の私にはまだ無理みたい・・・いらんこと思い出して、気持ちが落ち着くと言うより、荒れてしまった・・・反省するのではなくて、後悔だけが前面に出てきてしまった・・・後悔してもしょうがないのに、やはりこの感情は出てくるものです。でも、これを読んで自分ががとってきた態度や行動を後悔してるってのは、読んだから気がついたことなわけで。読まなかったら気付かないままだったかもしれない。これからは気をつけなければいけないこと。その点ではいい本なのかもしれない。そろそろ別れってのを味わった自分に酔っている時期を終わらせなければね。『寂しさ、このやっかいなもの』『思い出を壊す時』『いい人であることが自分を追い詰めてゆく』『照れてはいけない、恥ずかしがるのはいいけど』『嫌いな奴との付き合い方』『時がおしえてくれること』
Aug 15, 2005
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今日仕事から帰ってきて、久しぶりに本を読みました。昨日本屋さんでつい買ってしまった本です。『人生は一度だけ。』 唯川 恵ご飯の後に読み始めてだから・・・1時間半ぐらいで読んでしまったみたい。この人の本を読んだのは初めてだったんですが・・・あまり厚くなくエッセイだったので一気に読んでしまいました。普段エッセイを読まない私が。そして、今の自分を反省しました。今の自分にできること。なんか、毎日が退屈・・・凹んでる・・・うまくいかない・・・そういう時にいいかもしれません。『後悔してもかまわない、そんな強い思い持っていますか?』『つい頑張りすぎてしまうあなたへ。』『痛い目、というのもまた人生の醍醐味である。』『女の幸せに、恋よりも必要なもの。それは、いい友を持つことである。』『【変わったわね】【ちっとも変わらないわね】言われて嬉しいのはどちらですか?』『幸せになるってどういうことなの?』
Jul 19, 2005
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