旭工房 BLOG

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2007.04.28
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カテゴリ: 映画関係
「立食師列伝」で使用されたモーゼルC96です。独特の色合の仕上はBIG SHOTの納冨氏の手に
なるものです。ベースになったM712と大して変わらないと思われるかもしれませんが、大幅に
外観を変えるより難易度が高かったりします。

主な加工は脱着式のマガジンをフレームに固定化する事ですが、コレがかなり発想の転換に
迫られました。当初はマガジンリップ部分を切取りバレルレシーバー内に取付ようとしたの
ですが、取付位置出しが非常に繊細で、場合によっては装弾不良の原因になった為断念し
ました。

結局マガジンベースを除くマガジン本体をメインフレーム内に残す事としました。勿論完全
固定するとレシーバーが分解出来なる為、マガジンケースは下に抜ける様にしてあります。

この様な外観的には大幅に変わらないモデルを敢えて選択した押井守監督にガンマニアとして
の拘りを感じます。その他の作品のプロップガンも非常にマニアックで映画「トーキング・
ヘッド」のアストラM400、映画「ケルベロス地獄の番犬」の中国製プルパップライフルなど
大作だった事も手伝って今だに思い出深い物となっています。

またアニメ映画 「GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊」ではメインアームの9ウエッポンを
専門家がひいた1/1の図面を元にフルスクラッチでモックアップモデルを製作させて頂き
ました。

●その他のC96カスタム





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Last updated  2010.04.30 18:08:03
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