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以下続き(4)霊界における救済の道神の支配する霊界は、利他愛の世界であり、こういった囚われの人々にも救済の道が開けている。1)独裁者、極悪人、極端なエゴイストや動物的な肉主霊従者などは、幽界で、想像を絶する苦悩の反省を経て、カルマの法則に従い、多くは漆黒の世界に生きることを止め、地上への再生により、自ら苦難の境涯を選択する。再生して、これを克服することにより、救済の道が開ける。2)自殺者は、死後を認めず、頑なに意識が閉ざされているため、多くは幽界下層で苦しみながら光の届かぬ暗黒の世界で生きるが、苦しみ抜くことで、カルマが償われていく。幽界下層には、こういった地獄のような囚われの世界が多数ある。これに対して霊界上層から多くの救済霊が、降りてきて、彼等に働きかけて、救済活動にあたっている。霊的な覚醒が起きた地縛霊は、今度は、周囲の自縛霊である低級霊と戦わなければならない。カルマが重ければ重いほど、苦難の戦いを強いられるが、これを克服することにより、償われることになる。自己のエゴとの戦いでもある。実際の自縛霊の救済は、霊界における霊人たちの直接的な奉仕活動となっており、強力に組織的に行われている。地上人は、あくまでも間接的な役目程度として認識して良いようだ。 (5)死んでも死なないー自殺者について 自殺によって、眼前の筆舌に尽くし難い苦悩から逃れたいという動機は、深く共感に値するけれども、そこには、死ねば意識が無くなる楽になるという唯物的で利己的な死後観が背景にあると思われる。自殺者の多くは幽界下層の暗闇の世界で苦しみながら生きるようである。 通常は、地上界でいうところの長年月を経て、自ら苦しみ抜くことで、カルマが償われて、自縛霊を脱する。自殺を選んだ動機によって、半強制的な地上界への再生(カルマの代償的再生)から、短期間の救済まで、いろいろな段階があるようである。幽界なので、霊界上層から多数の救済霊が、降りてきて、救済活動にあたっていることは、もちろんであるが、意識が開かれない限り、救済の手は届かない。自殺は霊的法則に反する重い行為であるので、死後の苦しみの大きさを考えると、是非思いとどまっていただきたいと心より願うものである。(6)類魂と再生について 死後、霊界において魂は、成長レベルに応じて類似したグループに帰る。丹波哲郎氏が霊界の村としてよく紹介していた。村を出る時は村人皆で別れを惜しみ号泣し、帰る時は総出で大歓迎してくれる愛に満ちた永遠の住処である。 このグループは、霊的親和力によって大きな一つの意識体を作る。これを類魂(グループソール)と呼ぶ。1)類魂とは 類魂というのは、個々の意識を持ちながらも、互いに余りにも性格や感情や考え方が似ているので、同時にグループとしての意識も持つというものである。心の一体化あるいは意識の共有化したものと見ることができる。地上時代の体験は類魂全体で共有される。2)再生について 再生の目的は地上の体験を通じてカルマの解消と類魂全体の霊的向上をはかることであるとされる。 スピリチュアリズムが明らかにした再生は、難解なもの。霊魂不滅という前提からすると、仮に今私が死んだとしても、意識は残るので、同じ意識あるいは、今意識している自分(パーソナリティー)を持って、来世で、また再生すると一般には理解されているが、これは間違いのようである。 意識には、顕在意識であるパーソナリティー以外に潜在意識である意識していない自分(インディビジュアリティー)があり、後者の方が遥かに大きい部分を占める。実際に再生するのは、潜在意識の一部が再生するように見える。あるパーソナリティーをもった人が死ぬと、霊界ではインディビジュアリティーに融合し、再生後のパーソナリティーは融合したインディビジュアリティーの一部として表出してくるわけである。 結局、幾多の輪廻転成を果たしてきた過去世は、別のパーソナリティーの自分であり、厳密な意味で言えば別人である。今生で意識している自分というのは、二度と現れない。過去世療法で良く言われるソールメートも疑わしいことになる。 ただし、我々が、今生で生きていることが、何百何千という意識の集合体である類魂全体のカルマの清算、霊性の向上に大きく係っているとすれば、その代表者としての責任は重大である。これらの事実は、20世紀になって、シルバー・バーチなどの高級霊による霊界通信やニューエイジおけるセスからのチャネリングによっても裏付けられている。(7)霊界の時間と空間について 天外伺朗氏は自著『未来を開くあの世の科学』の中で、霊界には時間と空間が無いとしている。この為、死後の世界そのものも否定している。これには、ニューエイジに流行っているパラレル世界観が背景にある。多次元人間観と言われるもので、形而上学である。時間が無いとすれば、過去現在未来が重なりあっていて、同一視される。パラレル世界観は、パラレル多次元空間理論という量子力学からきたものであり、数学上の理論を、拡大解釈したしたものである。—スピリチュアリズムによる検証— スピリチュアリズムでは、パラレル世界観は、机上の空論として否定される。最近の精神世界で良く言われる過去・現在・未来の自分が同時に存在することは無い。パラレル世界観は、原因と結果という因果律(カルマの法則)を否定することになる。当然、カルマの法則は厳然と存在するので、霊性進化の大前提が成立する。 死後の世界は、階層性があり、同一の場に連続性を持って存在する。時間もあり、現世同様に過去現在未来は、直線的である。ただし、時間の概念が意識の中なので、現世とは異なると言えよう。地上とは物理的に異なるが、空間も確実に存在するのである。「私達の世界の太陽は昇ったり沈んだりしませんから、夜と昼の区別はありません。従って、それを基準にした時間はありませんが、事物が発生し進行するに要する時間はあります。私も本日この場所へやってまいりました。それには時間が掛かりました」 「シルバー・バーチ最後の啓示」から引用主な参考文献1)アラン・カルデック(編)近藤 千雄(訳)『霊の書 スピリチュアリズムの真髄「思想編」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)2)ステイントン・モーゼス(著)近藤 千雄(訳)『霊訓(完訳・上)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)3)ステイントン・モーゼス(著)近藤 千雄(訳)『霊訓(完訳・下)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)4)ジェラルディン・カミンズ(著)・近藤 千雄(訳)『マイヤースの通信ー永遠の大道(全訳)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)5)ジェラルディン・カミンズ(著)近藤 千雄(訳)『マイヤースの通信ー個人的存在の彼方(全訳)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)6)『スピリチュアリズム入門―スピリチュアリズムが明かすー「心霊現象のメカニズム&素晴らしい死後の世界」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)7)『続スピリチュアリズム入門―高級霊訓が明かす―「霊的真理のエッセンス&霊的成長の道」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)8)近藤 千雄 (翻訳)『シルバー・バーチの霊訓』1巻~12巻(潮文社)9)エステル・W・ステッド(編)近藤 千雄(訳)『ブルーアイランド』(ハート出版)10)コナン・ドイル(著)近藤 千雄(訳)『コナン・ドイルの心霊学 』(潮文社)11)トニー・オッセン(編)近藤 千雄(訳)『シルバー・バーチ最後の啓示』(ハート出版)12)天外伺朗著『未来を開くあの世の科学』(ノン・ブック)13)ジェーン・ロバーツ(著)紫上 はとる(翻訳)『セスは語るー魂が永遠でであること』(ナチュラルスピリット)14)三浦 清宏(著)『近代スピリチュアリズムの歴史 心霊研究から超心理学へ』(講談社)15)上原忍(著)『ヘミシンクとスピリチュアリズム』(文芸社)
2015.10.03
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スピリチュアリズムとヘミシンクから垣間見た死後の世界第一部スピリチュアリズムについて 福来心理学研究所 平成27年度第三回定例会を開催いたしました。今回は、講演時間の都合で、スピリチュアリズム関連でお話をさせていただきました。以下概要を述べさせていただきます。 スピリチュアリズム」(Spiritualism)とは、「心霊主義」と訳される。人間の死後の霊魂の存在やその科学的根拠を信じることを意味する。本来は、「霊的に浄化する」という意味の「スピリチュアライズ」(Spiritualize)に由来するので、ここでは、スピリチュアリズムのまま用いる。1近代スピリチュアリズムの歴史 近代スピリチュアリズムに影響を与えた人物としてスウェーデン出身の科学者・神学者・思想家のエマヌエル・スヴェーデンボルグ(1688-1772)が有名である。続いて、このスヴェーデンボルグとメスメル(動物磁気催眠治療)を合体させたスピリチュアリストとしてアメリカのアンドリュー・ジャクソン・デイヴィス(1826–1910)を見逃せない。 スピリチュアリズムのブームは、1848年のフォックス姉妹によるハイズヴィル事件が大きな契機となった。1855年にはアメリカだけで約100万人がスピリチュアリズムを受け入れていたと言われている。中には、上・中流階級や知識人といった社会的エリートも多く含まれていた。 その後、アメリカの霊媒達がヨーロッパへ渡っていき、霊媒による交霊会が日常的に開かれ、スピリチュアリズムは、ヨーロッパにも広がっていった。中でもイギリスでは、階級を問わず広く社会現象となった。 1880年代に心霊現象研究を行う最初の学術団体として心霊現象研究協会(SPR)が設立された。これにより、スピリチュアリズムは初めて科学的調査の対象になった。 ケンブリッジ大学の教授であったヘンリー・シジウィックがSPRの初代会長に選ばれた。その後、各界から多くの名士が参加し、協会が、社会的信用を得ることとなった。特にコナン・ドイル(作家)、タリウムを発見したウィリアム・クルックス、世界的物理学者オリバー・ロッジ、ノーベル生理学・物理学賞を受賞したシャルル・ロベール・リシェ などの学者・作家たち、牧師であり霊媒であったウィリアム・ステイントン・モーゼスなども加わり、イギリスを代表的する知識人・文化人が集まる学会の一つになった。 心霊主義から派生したものにスピリティスムがある。フランス人イポリット=レオン=ドゥニザール・リヴァイユ、筆名アラン・カルデックの名で知られる人物がフランスに広めた。現在もブラジルに多くの支持者がいる。 その後、英語圏においては、ウィリアム・ステイントン・モーゼス『モーゼスの霊訓』、ウィリアム・トーマス・ステッド『ジュリアの音信』、ジョージ・ヴェール・オーウェン『ベールの彼方の生活』、ジェラルディン・カミンズ『マイヤースの通信』、グレース・クック『ホワイトイーグル』、モーリス・バーバネル『シルバーバーチの霊訓』といった「霊界通信」が次々と出版された。 日本においても、西洋でのスピリチュアリズムの台頭とほぼ同じ時期である幕末期に平田篤胤1776年-1843年)とその門下による死後世界の研究が行われた。明治以降には仏教学者の鈴木大拙(1870年-1966年)が、スウェーデンボルグの著作『天界と地獄』などを日本に翻訳・紹介し、心霊主義が日本にも伝えられた。 大正期には、当時主な心霊研究をしていた宗教団体・大本が巨大教団へ成長した。昭和期に入ると浅野和三郎(1874年-1937年)が心霊科学研究会(1923年)を設立し、日本神霊主義(日本スピリチュアリズム)を創始した。彼により欧米の心霊研究が日本へ本格的に紹介され、後継者である脇長生が日本神霊主義を発展させてた。また、前後して福来友吉(1869–1952)が、心霊研究や超心理学の草分けとなった。2思想的背景と霊的真理 スピリチュアリズムは、霊界通信から得られた霊的真理を説いている。 世界三大霊訓と言われる「シルバー・バーチの霊訓」「モーゼスの霊訓」「アラン・カルディックの霊の書」等を思想的背景とする。 関連団体として、日本には現在、財団法人日本心霊科学協会や日本スピリチュアリスト協会等がある。 日本スピリチュアリスト協会のホームページには、スピリチュアリズムの霊的真理を端的に知る上で参考になる以下の記載がある。今までに明らかにされてきた主なことは、1)死後個性の存続 各人の身体には霊魂が宿り、それが死の過程を経た後も存続します。したがって、肉体は自我の本体そのものではなく、むしろその機関にしか過ぎないということがわかりました。2)現幽交通(死後の世界との交通) 霊魂界(超物質界)の居住者と現世の人間との間では、適当な条件の下で交通を行うことができます。3)因果律の厳存 物質界(現界)のみならず、超物質界においても因果律が成り立ち、現幽両界はかたい絆で結ばれています。4)霊魂の向上性 各自の霊魂は死後、各自の希望と努力により、際限のない進歩向上への道をたどることになります。 (HPより転載) 3スピリチュアリズムによる死後世界(1)コナン・ドイルの分類を参考にすることが一般的。地上に近い方から、アストラル界(幽界)、メンタル界(霊界)、セレスチャル界(神界)に別れる。詳しくは、フレデリック・マイヤースの分類(7界)とドイルの分類(3界)とを比較すると次のように更にわかりやすい。1) 第一界:地上界2) 第二界:中間帯3) 第三界:ブルーアイランド4) 第四界:地球圏最高界ここまでが、アストラル界(幽界)5) 第五界:実相界ここまでが、メンタル界(霊界)6) 第六界:最高界ここまでが、セレスチャル界(神界)7) 第七界:超越界第四界の後に第二の死があると言われる。第五界には、再生の場があると言われる。第七界に達すると、絶対神と一体になり、無限・永遠・絶対といったものを完全に理解できる境涯となる。創造界ともいわれる。マイヤースは、名文句「創造された者が創造者の側にまわるーそこに生命と宿命の秘密が存在する」で結んでいる。(2)ブルーアイランドスピリチュアリズムの名著「ブルー・アイランド」はジャーナリストであるウイリアム・ステッドが、長女エステル・ステッドに宛てた霊界通信である。ウイリアム・ステッドは、タイタニック号に乗船し、多くの乗客と死への旅路に向かった。タイタニック号の沈没直後から死後の出来事を述べている。着いた先は全体が青く明るい世界「ブルー・アイランド」だった。 コナン・ドイルの霊界通信によると、イエスが「私の父の国には多くの住処がある」と言っているように、死後の世界も無限の複雑さと奥行きがあるようである。造形は実体があり、地上世界と酷似しているが、むしろ明るく美しい世界である。ブルー・アイランドというのは、サマー・ランドとも呼ばれる。 ここは癒しの世界で、地上時代の垢を落とす場所だ。意識の浄化を図るために好きな事は何でもできるように配慮されているが、やがて、地上的な事に興味が無くなってくる。霊的な感性が発達してくるからである。 こちらでは、思った事は実行したことになるので、地上時代に想念の持ち方を常に注意した方が良い。想念は、結局己に帰るのであるから、悪想念を抱かぬように日々肝に銘じておきたい。 死後の移行は、あっさり来るので、多くのスピリットは、気がつかないようである。死後、初めてここを訪れるスピリットには、既に亡くなった地上時代の縁者や友人が、出迎え、導いてくれるのだが、まずは、地上時代に学んだ知識だけが頼りになる。このため、地上界で生きている時から死後の事をできる限り知っておいた方が良いわけである。(3)平均的な死についてのストーリー 1)死直後は、ほとんど意識を失っている。死の睡眠から覚めると、ぼんやりと自分の遺体を見つめているが、死の自覚ができるまで、意識の混乱が続く。2)死を自覚すると、霊的な意識が再生してくるので、他界している親戚縁者などが周囲に見えてくる。3)半覚醒状態の中で、守護霊などに連れられて、幽界の安息所で、意識の波動調整のため、休息を取る。ここで、霊的な法則に従い、利他的行為を基準にして、生前の行いにつて自省する。いわゆる霊界での審判である。4)この後、本格的な幽界での生活となるという。 生前、霊的真理を学ばず、唯物的で刹那的な生き方をしてきた人々の中には、死の自覚の無いまま、幽界下層で、地縛霊となる人々がいる。独裁者、極悪人、極端なエゴイストや動物的な肉主霊従者、自殺者、盲目的な宗教家などは、ここで、意識が彷徨うことになる。本当の先祖供養とは、自分の先祖の地縛霊を救済することである。
2015.10.03
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平成27年度第3回 定例会 日時 平成27年9月12 日 (第2土曜日) 午 後2時45分~5時 (2時~理事・評議員会)場所 日立システムホール仙台(青年文化センター ) 3階エッグホール 仙台市青葉区旭ヶ丘3−27−5 TEL022-276--2110講師 上原 忍 (鳥の海歯科医院 院長、 歯学博士) 演題 「スピリチュアリズムとヘミシンクから垣間見た死後の世界」内容(講師からのコメント) 私は、35年程前からスピリチュアリズムに傾倒しながら、死後の世界の研究を続けております。また、2006年にモンロー研究所が開発した音響技術であるヘミシンク 法に出会ってから、モンロー研究所のワークを含め、様々なヘミシンク・ワークに参加し、体験を重ねております。この辺の体験は、著作『ヘミシンクによる未来世体験』(文芸社)及び『ヘミシンクとスピリチュアリズム』(文芸社)の中で述べさせていただきました。今回、夫々の立場から垣間見た死後の世界についてお話したいと思います。参加費 500円(研究所正会員及び役員は無料)
2015.10.03
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(10)付記1)自己調身 施術者が、仏「りゅ」と同じ意識になる必要がある。音素コードで、「りゅ」の反応を自ら確認してから、他者の診断に入る。あるいは、超自我、真我、ハイヤーセルフ等と同調した意識になるとも言える。測定器具で言えば、0度調整である。いわゆる、審判者(さにわ)的な意味合いがある。目に見えない霊気を扱う世界においては、診断が主観的になりやすいので、こういった配慮は、必須であろう。2)五行色体表以下の五行色体表も参考になる。前述の経絡と音階の対応にも注意。いろいろ応用できる。五行 木 火 土 金 水 五臓 肝 心 脾 肺 腎 五腑 胆 小腸 胃 大腸 膀胱 五色 青 赤 黄 白 黒 (音階) ミ ソ ド レ ラ3)気診治療例の具体例患者 女性 69歳 歯科病名 歯周病 現病歴 糖尿病患者さんに対して前回紹介した気診プロトコール(略)を適用すると、以下にとなった。始めに自己調身し、必ず「りゅ」の反応を確認する。a)身体の霊障(内外−)b)身体の異常部位(+)c)診断盤の所在(人)d)治療法(経絡)e)経絡治療(正経)f)脈診にて、膀胱経反応。g)正経自病h)通谷反応i)左右の通谷に気を入れる。(男性は左から、女性は、右から)ここで、b)にもどり、異常部位の反応があれば、以下に迅速に続ける。異常部位の反応は、日々変わる事が多いし、一カ所とは限らない。適宜に対応する。鍼灸治療の場合は、このようになるが、診断の途中は省略形でも良いと思われる。なお、経絡を活用しない場合は、いたって簡単でc)から気の低下している箇所に気を入れても(ヒーリングも)良いだろう。術者のみならず、患者も「りゅ」の反応が出たら、その日は、終了としたい。 最後に小田一氏も述べているが、気功にせよ、レイキにせよ、気を扱う施術者は、より客観性のある診断術を持つ事は大切なことである。確かに気診研究会以外にもAKで気の診断をするヒーラーはいるが、懸命なことだと思われる。そういった意味で、胸鎖乳突筋検査法をマスターするのも一法であろう。参考文献:1)気と気診(小田 一著、鍼灸気診研究会発行)2)気診初級コース(東京気診研究会平成11年版)
2014.10.05
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福来心理学研究所の平成26年度第3回月例会で気診治療について引き続き」講演をいたしました。この時の事後抄録を転載します。http://www1.odn.ne.jp/fukurai-psycho/text/ngyoji.htm気診とは兵庫県加古川市在住の整形外科医・小田一氏により開発された気の診断および治療システムの総称である。私も気診治療を歯科治療に応用して今年で15年ほどになるが、診断し、経穴等に気を入れるとより効果的な治療も可能である。 気の存在を確認する方法はOリングテストやFT等が一般に知られていると思われるが、ここでは胸鎖乳突筋検査法を使う。胸鎖乳突筋の位置や掴み方を始めに覚える。気の感知と診断については、筋肉の緊張と弛緩を利用する。一般にアプライド・キネシオロジー(AK)とは、筋肉の反射を調べて、心身のバランスをとる技法のことを言うが、OリングテストやFT等と同様に胸鎖乳突筋検査法もAKの一種とみることができる。Oリングテストと比較して胸鎖乳突筋検査法の優位点としては、鋭敏であり、一人でも可能な検査法であり、応用が広いこと等が挙げられる。 胸鎖乳突筋検査法で具体的にわかることは、食べ物や飲み物が自分の体質に合うか。衣服や住宅そして薬も同様である。さらには霊格の診断等も可能である。私が日常臨床の診断で患者さんを交えてよく使うのは、Oリングテストを併用した薬物や金属等のアレルギー検査である。もちろん胸鎖乳突筋検査法は、気の異常を感知できるので、少なくともすべての診断の補助になると思われる。 胸鎖乳突筋検査法習得のための施術者の留意点としては、気が全身に満ちていること。左右の大脳が共に働いていること。霊障がないこと。霊格が高いこと。気が活性化していること等であり、更に上達が難しい人は、喫煙者や釣りや狩猟等を趣味とする人であると気診研究会では述べられている。なお、ここでいう霊格とは、個人的には意識状態と解釈している。術者として霊格が高いというのは、もちろん理想的であるが、初学者としては困惑してしまうので、施術時には、できだけ仏の意識と繋がるような高い意識状態に上げておく(コントロールしておく)必要があるだろう。 練習法としては、日々の鍛錬が前提になるが、身の回りの物を手に載せて反応を診てみる。胸鎖乳突筋が緊張するか、弛緩するか、その変化を筋肉を掴む手で把握できるようになれば良い。明らかに食べられず、体に悪いと思われるナフタリン等で練習すると良い。それから、携帯や腕時計やネックレス等と検査する対象物を徐々に広げていく。 音叉を使う方法も良い。音叉を鳴らして筋の緊張や弛緩を記録してみる。ドレミファソラシドの音階と経脈には密接な関係があり、緊張した音階は、気の滞りの可能性がある。このように気と音には、密接な関係があり、言葉も同様である。このことは、後述する気が音素に感応する理由でもある。 気の力を高めるには、座禅をすると良い。気診研究会では、以下の手順で行っていた。1とつぶやきながら、息を深く吸い込む。このとき、足の底から気が入るようにイメージする。目はつぶらずに少し遠くをぼんやりながめるようにする。吸気とともに足底から取り入れた気を引き上げ、臍下丹田で少し止める。さらに頭頂部まで引き上げ、天の気と混和させる。次に2から10までゆっくりと数えつつ以下を行う。息を吐きながら気を下降させ、また、気を上肢に巡らせ、臍下丹田に下ろす。途中で心臓部に少し注意を払うようにする。足底から気が出て行くイメージをしながら、息を最後まで吐き切る。以上をワン・クールとし、また1から10まで数えながら繰り返す。気診研究会では、肉体の治療の前に霊障治療と風邪の治療をする。診断して反応が無ければ、肉体の治療に移る。(1) 霊障治療 気診研究会では、霊障治療とは、憑依している霊格の低い生命体にエネルギーを与えて霊格の高い生命体に変換し、憑依状態を解除することと定義している。 診断法は、患者が男性であれば右足(非基準側)、女性(非基準側)であれば左足の下腿外側に手をかざし、音素で「アーオ」とつのぶやきながら、胸鎖乳突筋で診断する。この時緊張があれば、霊障反応があると診断する。 霊障治療の方法として、以下三つあるが、気診研究会では。2)で対応する事が多いと思われた。1)霊障の存在の確認に止めて、次の治療に移る。他の治療の進展に伴い、霊障が取れる事が多い。2)太極図、又は蓮華座を患者の体の上に載せ、合掌する。この時、真言を唱えるとより効果的。3)霊障を取るために治療をするという目的で、通常の東洋医学的な治療をする。 最後に患者の足に手をかざし、霊障が取れていれば、「アーオ」で反応がなくなり、音素の「りゅ」(仏)で反応がある。(2)気診による霊格診断 霊障の霊格を気診で診断するには、音素を使って診断する。次の言葉で胸鎖乳突筋の緊張を確認する。仏 菩薩 縁覚 声聞 天 人 修羅 畜生 餓鬼 地獄りゅ みゅ ひゅ にゅ め へ ね て せ け (音素を十界にあてはめたもの) 霊格は、それぞれある言葉に対応している。神智学派の分類にあてはめると、以下のようになる。こ そ と の ね へ ほ も 霊人 生命霊 霊我 意識魂 悟性魂 感覚魂 アストラル体 生命体 よ肉体 患者の体に以下を記した八分割した円を重ねて想像し、筋の反応を見る。霊人 アーディ生命霊 アヌパーダカ霊我 アートマ意識魂 ブッディ悟性魂 コーザル感覚魂 メンタル アストラル体 アストラル体生命体 エーテル体 肉体 (3)霊障治療としての聖書の言葉 ヨハネの福音書の一節を唱える。「初めに,ことばがあった。」参考)ヨハネの福音書 第1 章初めに,ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。 この方は,初めに神とともにおられた。すべてのものは,この方によって造られた。造られたもので,この方によらずにできたものは一つもない。この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。光は闇の中に輝やいている。やみはこれに打ち勝たなかった。 (新約聖書から引用)(4)霊障治療の留意点 気診治療の初心者は、正しい診断をするために施術前に霊障治療をして、患者の霊障を取り除いておく必要がある。霊障治療は、易しいが、初学者は、真言の力等を借りると良い。霊障治療は、料理における隠し味のようなものなので、むやみに患者に指摘したり、脅かしたりするのは、慎む。霊障で、特に悪い作用を及ぼすのは、畜生霊・餓鬼霊・地獄霊の三つで、凶悪霊と言われる。霊障は、衣服・鞄・装身具・自動車・家等の無生物にも憑く。これらの解除法も同じ。(5)真言の選択法患者の体に以下に記した4分割の円を重ねていると想像し、どの部分で胸鎖乳突筋が反応するかを診断する。反応があった真言を選択する。 向かって右上から時計周りに4分割した円に以下の順に配列した図を使用。薬師如来 オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ弥勒菩薩 オン・マイタレイヤ・ソワカ虚空蔵菩薩 オン・バザラ・アラタンノウ・ソワカ地蔵菩薩 オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ(6)風邪の治療法1 患者に手をかざし、音素で「ぴゅ」とつぶやきながら、胸鎖乳突筋の緊張があれば、風邪の反応があると診断する。男性→右足の下腿内側(非基準側)女性→左足の下腿内側(非基準側) 漢方薬の葛根湯、麻黄湯、桂枝湯、麻黄附子細辛湯を用意し、患者の膝に乗せ、「ぴゅ」とつぶやきながら、夫々緊張を確認する。夫々の音素でもよい。胸鎖乳突筋の緊張した漢方薬を選び、これから気が出ているとイメージし、患者に気を送る。あるいは、音素をつぶやきながら気を送る。再度患者の足に手をかざし、「ぴゅ」の反応が無くなっていること確認し、終了。(7)風邪に効く漢方薬の音素(例)• 葛根湯 :ねるる• 麻黄湯 :ろみる• 桂枝湯 :なれる• 麻黄附子細辛湯 :とみぞ(8)風邪の治療2 患者の体に八分割した図を重ねる。どの部分で、筋の緊張が強くなるかを診断する。男性は基準側の左から。女性は逆。 向かって右上から時計回りに京骨(委中)外丘(陽陵泉)臨丘(陽陵泉)外丘(陽陵泉)承山(委中)条口(特鼻)ふ陽(委中)懸鐘(陽陵泉)の各順に円を八分割して配列した図を使用。(9)十二正経の音素コードと真言気診治療の際に十三仏の真言を唱えるとより効果的である。1)太極 :大日如来 「オン・バザラダト・バン」「ナウマク・サマンダボダナン・アビラウンケン」2)肺経 「ゆ」 :阿しゅく如来 「オン・アキシュ・ビヤウン」3)大腸経「も」:虚空蔵菩薩 「オン・バザラ・アラタンノウ・ソワカ」4)脾経 「る」:勢至菩薩 「オン・サン・ザン・ザンザク・ソワカ」5)胃経 「め」:阿弥陀如来 「オン・アミリタテイゼイ・カラ・ウン」6)心包経 「ぎょ」:薬師如来 「オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ」7)三蕉経 「りょ」 :観世音菩薩 「オン・アロリキャ・ソワカ」8)心経 「れ」:地蔵菩薩 「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」9)小腸経 「む」 :弥勒菩薩 「オン・マイタレイヤ・ソワカ」10)肝経 「よ」 :文殊菩薩 「オン・アラハシャ・ノウ」11)胆経 「ま」:普賢菩薩 「オン・サンマヤザトバン」「オン・バザラユセイ・ソワカ」12)腎経 「ろ」:不動明王「ナウマク・サマンダバザラダン・カン」13)膀胱経 「み」 :釈迦如来「ナウマク・サマンダボダナン・バク」
2014.10.05
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(6)気診の原理についての個人見解 診断と治療についての基本的な原理は、医師 小田 一氏の著書「気と気診」に譲るとして、学び始めてから15年ほど経過し、診療での応用を重ねて次のような考えに至っている。気診治療もスピリチュアル・ヒーリングになりうるということである。こういった評価ができるのは、多分に30年以上親しんで来た「シルバーバーチの霊訓」を代表とする近代スピリチュアリズムの思想的背景が関与していると思われる。ゆえに私としては自然な流れの中で出て来た見解だと言える。 胸鎖乳突筋を使ったこの診断治療法は、o-リングテストや他のアプライト・キネシオロジー法と比較すると、当初、習得に至るには、はなはだ難解な技法だと思われた。一つの技法をマスターするには、日々の練習が必要であることは、当然だが、指導者について集団の中で切磋琢磨する作業がしばらく続いた。これが良かったのかもしれないが、半年位して東京での研修会で、ある女性の指導者にあなたはもうできると言われて、元気付けられことを印象的に覚えている。気診との出会いは、1999年頃に仙台に支部を作る計画で、研修会がたまたま仙台のシルバーセンターで開かれた時だった。事前に私の歯科医院宛にクロスオーバー医学というタイトルでダイレクトメールが送られて来た。研修会が開かれたこの時に多くの参加者の中に十数名の歯科医師が参加された記憶がある。これらの歯科医師の中で、私だけが辛うじて食い下がったわけだ。始めての実習では、筋肉反射の感覚はさっぱりわからなかったが、懇親会で指導者をされていた生涯の恩師とも言える松原 慈光氏に出会ったことが、大きな縁となった。当時東京の大井町に気診研究会東京支部があり、月一回だが、宿泊しながら月例会に参加した。常に100名ほどの会員がおり、医師、歯医医師、針灸師、気功師はじめ、一般の方も多数おられ、大盛況だった。初級、中級、上級と自由に各クラスに参加できたが、わけもわからず、ただただ実習をさせられた。私は、特に鍼灸の勉強が不足していたので気診研修会で作成された診断盤を理解するには、結構難儀をした。このため、東洋医学の本を読みながら、実践をかねて、診療室で、歯科治療に直接関係なくとも反応があれば、無料で診断治療を試すことがしばらく続いた。腰が痛ければ、気診治療をするといった感じで、その効果を聞いてみたりしていた。その後、松原氏が、脱会されて、群馬気診研究会を作った時に一緒にこちらに参加した。流れは、今も松原氏が主催する「いのちの研究会」において引き継がれているように思う。 さて、私自身が行う気診をスピリチュアル・ヒーリングとして感じ始めているのは、次のような事からである。常に気診をする時は、私に協力する背後霊(スピリット)の存在を意識し、意識を空にして答えを任せるようにしている。この際、深呼吸して吐く時に胸鎖乳突筋の反応を見ると更に良いようだ。あくまでもこの行為は、瞬間的な動作の中で行われる。つまり、瞬間的に霊媒のような媒体になるように感じる。答えは、自分の潜在意識が出すわけではない。気診では、音素コードという簡略された言葉を使うが、常に自己調診とって、自分の身体にピュ(風邪)とアーオ(霊障)がなく、リュ(仏)の反応があることを確認して始めて相手の診断をする。診断する意識に曇りが無いことが、大切であり、私利私欲を抱くと診断が不正確になる。この辺は、利他愛に燃えたスピリットが関係するので、厳格であると感じられる。私の場合、対象が自己愛(我欲)に関係するもの、たとえば、ギャンブルには通用しない。私の性格として凝り性で、将棋なども楽しむが、ギャンブルは、一切避けている。自己調診とは、計器で言えば、いわば0度調整にあたる。自分の肉体の診断を行い、深在意識にある超自我あるいは真我に繋がっている、あるいは、スピリチュアリズム的に言えば、背後霊(霊医)の診断治療の通路になることを意図する。医師には、医師。歯科医師には、歯科医師の霊医が憑くそうであるが、私もそのことを気診している。できるだけ多くの霊医が憑くことが理想であるが、そのためには、利他愛に基づく純粋かつ真摯な動機を持ち続けなくてはなるまい。気診してみると、多くのネイティブアメリカンの背後霊に繋がるようにも感じられる。そんな壮大な繋がりの真偽はともかく、背後霊との関係は、今後私の人生の生き方の中で問われていくのかもしれない。 気診を始めて15年ほど経ち、なかなか奥が深く、常に襟を正し、全人格的なアプローチが必要な繊細な性格を持った技法であると思う。診断治療の対象が霊体まで広がるので、当然かもしれないが、精妙な世界を探知するには日々の鍛錬が必要である。呼吸法や瞑想法にも熟達する必要性もある。多分残された人生の中では完成しないであろうが、霊性進化の道にあっては、これもまた奢るなかれであろう。人生は、プロセスでも良い。前に少しでも進んでいれば良いと達観しているこの頃である。最後にシルバー・バーチは、霊訓の中で心霊治療は、実験であると述べています。実験的であるがゆえに、常に全人格的に取り組む姿勢が、スピリチャル・ヒーリングには、求められると思われます。 「霊媒現象の全てに共通した問題は、その霊的エネルギーのコントロールです。どのエネルギーがどれだけ発現できるかはその時の条件一つに掛っています。言いかえれば、その霊媒の有する資質と、それより大きくより効果的にするための修行をどこまで心掛けるかに掛っています。私たちの側においても常に新しいエネルギー、新しい放射線、新しい可能性を徐々に導入しては実験しております」(シルバーバーチの霊訓2=病気とカルマ=P189から)
2013.07.03
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福来心理学研究所の平成25年度第一回月例会で気診治療について講演をいたしました。この時の事後抄録を転載します。二回に分けます。http://www1.odn.ne.jp/fukurai-psycho/text/ngyoji.htm気診治療について(1)アプライド・キネシオロジー アプライド・キネシオロジーとは、応用運動機能学と訳せるが、筋肉の反射を調べて、心身のバランスをとる技法のことをいう。類似した技法として、筋力を利用したO−リングテストや皮膚感覚を利用したFT(フィンガー・テスト)法などが比較的知られている。2000年頃は、金属アレルギーなどにO—リングテストを応用して、治療に当たっていた。当時、気診の応用も開始しており、気診による診断を付けて、2重チェックしていたことを付け加えたい。(2)Oーリングテストの応用(金属アレルギー) 金属アレルギーは、金属が原因で起こるアレルギーで、主に4型アレルギー(遅延型アレルギー)と言われる。金属から溶け出した金属イオンが、体の中のタンパク質と結合し、このタンパク質をアレルゲンに変質させることが機序とされる。金属との接触部に起こる接触性皮膚炎や全身に起こる全身性皮膚炎などがある。一般にニッケル・コバルト・クロムなどは、金属アレルギーを起こしやすい金属であるのに対して、金・白金・銀・チタンなどは、化学的に安定な不動態を作り、アレルギーが起こりにくい金属である。皮膚に各金属イオンの試薬を密着させてアレルギーの有無を調べるパッチテストが、金属イオンの特定には有効であるが、歯科用金属は、合金であり、更に含有されている金属が微量になると特定困難である。このため、金属片を直接皮膚に張っても反応を見ても良いのだが、反応が強く出た場合は、危険性もあり、この点、0−リングや気診は、直接触れることが無く、診断できるので、有用である。 歯科用金属による金属アレルギーは、近年増加傾向にあると言われるが、この場合、抗原と診断された金属を除去し、別の種類の金属や材料に置き換えることで、症状が軽快することがしばしば経験される。今回は、症例として接触性皮膚炎、全身性皮膚炎、掌蹠膿疱症の3ケースを示した。特に掌蹠膿疱症のケースでは、抗原として診断された金属を除去して別の金属に置き換えると、一時は、軽快するのだが、しばらくするとこの金属も抗原となってしまい、皮膚症状が再発した。最終的には、ほとんどの歯科用金属は、使えなくなってしまった。このため、最終的に口腔内内には、すべての金属を排除し、比較的安価なハイブリッドセラミックスで置き換えた。これにより、手の平、爪、足の裏などの症状が、緩解し、現在も抗原反応は出ていない。掌蹠膿疱症には、感染源となる虫歯や歯周病をコントロールすることも重要であり、また、ビオチン(ビタミンH)の服用も有効なケースもある。なお、金属材料として人工歯根に用いられているチタンのアレルーギー報告も最近は出てきており、アレルギーを起こしにくい金属だからと言って絶対ということは、無いことを常に念頭に置いておきたい。金属の使用頻度に応じて金属アレルギーは、出現するという研究者の意見もある。(3)気診とは 気診とは兵庫県加古川市在住の整形外科医・小田一により開発された気の診断および治療システムの総称である。 東洋医学をベースに哲学、宗教など多様な気の文化が元になっている。診断には胸鎖乳突筋検査法を用い、治療手段としては 気功治療・針灸・漢方薬・物理療法・真言や聖書の言葉による治療などがある。 気診に熟練してくると相手に触れることなく診断・治療が出来るようになり、遠隔治療なども可能になる。 東洋医学では生体内の気の流れを認める。気の通路が経絡である。気診では体内のみでなく体外経気も認めている。 また生理作用を有する気のみでなく、霊をも診断対象としている。霊格の診断等も胸鎖乳突筋検査法でできるのが特徴である。物質的生命体を失い生体に憑依していろいろな障害作用を持つ霊障も診療対象になる。 様々なものを自分の手掌部に載せて自分の胸鎖乳突筋の緊張を調べる。*ナフタリンや猫いらずなどの毒物で胸鎖乳突筋の緊張を調べる。*食品を手掌に載せて胸鎖乳突筋の緊張を調べる。*適応漢方薬を調べるために、漢方薬を手掌に載せて胸鎖乳突筋の緊張を調べる。 以上の方法で胸鎖乳突筋の緊張と弛緩が判定できるようになれば、臨床的に様々な診断が出来る。(針灸気診研究会http://www.qishin.com/index.htmlのHPより抜粋して転載)(4)気診治療症例 当初は、気診研究会で作成された診断版や独自の気診プロトコールを活用して通常の歯科臨床の診断治療に応用していた。今回は、3症例を提示した。 症例1は、糖尿病を有する歯周病患者さん。始めに自己調診し、りゅ(仏)の反応を確認し、気診プロトコールを用いて診断を行う。この後、身体の内外の霊障の診断をし、気診治療をした後、身体の異常部位の確認をする。治療の選択法に入るが、ここは省略。経絡治療ということで、左の脈診から膀胱系の反応があり、通谷を特定し、左右の経穴に気診治療する。なお、時間が許せば、膀胱系と診断する際に5色の色紙の中から一枚を患者さんに持たせ、交換しながら、o—リングテストをする。黒の色紙が反応したので、腎系か膀胱系と判断された。この方法は、五行色体表に基づく診断法だが、患者さんのモチベーション付けに良いと思う。 症例2は、低血圧の歯周病患者さん。診断盤により左右の経穴の復溜、委中に気診治療した。 症例3は、霊障のある歯周病患者さん。様々な検査をしても全身的な異常が見つからない多くの愁訴を持つ方だったが、主に亡くなった友人の霊障が原因だと診断され、スピリットを意識して患者さんにスピリチュアリズムで得た死後世界の実像を語りながら、3回ほど気診治療(特に霊障治療のみ)をして身体症状の改善を得た。(5)スピリチュアルな応用 胸鎖乳突筋を用いて、手の平をかざし、受動的に診断することが普通であるが、逆に連続的に気を送ると、波動であることが触知される。最近は、常に背後霊を意識するとより効果的であることがわかった。気診が、一つの媒体になっていることは確かである。実験的になるが、いろいろな応用が可能だと思われる。1)生死の鑑別必ず自己調診してから入る。リュ(仏)の反応が出てから、診断に入る。気診で、波動を送ると、反応がない場合、肉体的な死を意味する場合が多い。通常1秒ごとにパルス波を送ってみるが、気診してみると、全く減衰しない。生命反応の無いものに気を送ってみると良くわかる。枯れ木と生きた木でも同じ結果になる。 ただし、肉体が憑依されている場合は、同じような反応を示す。さらに気診してみると霊障の反応が出る。つまり、肉体は生きているのだが、本体が自分でない場合と解釈される。アストラル体レベルでブロックがかかっている場合もある。あるいは、ヒーラーさんに時々見受けられるが、既に神懸かっているということかもしれないが、本人には気が付かず、むしろ霊障反応が、出る場合も多い。2)病状の診断 程度が軽い病気ほど、波動の繰り返しが少ない。つまり、波動としてエネルギーを送るが、生体側の反応が良い場合は、すぐに減衰する。エネルギーが受容量を超えるということか。逆に病状が致命傷ほど、エネルギーの受容が大きい。あるいは、反応が弱いとも言える。3)その他オーラ診断過去世診断未来世診断その他
2013.07.03
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震災による魂の学びと包括的全人的診療〜気診とヘミシンクの応用〜」2気診治療について 1998年に気診研究会に出会いました。気診とは、気の診断という意味で、東洋医学的な診断を行う方法を呼称しています。そして、気診により治療穴(ツボ)を特定することにより、そこに物理的な刺激はもちろん、単に気を入れたりすることで治療も可能になります。一般に、気の診断には、O-リング・テストが有名ですが、筋力の増減を利用したもので、指の握力を使います。また、指の感覚を利用した入江FT法なども私は、試しておりますが、特に気診では、創始者である整形外科医の小田一氏が開発した胸鎖乳突筋(頚部の筋)の緊張と弛緩の感覚を使います。条件の設定と組み合わせで複雑な気の現象を判断できます。O-リング・テスト等と同様にアプライド・キネシオロジーの一種で、筋肉の反射を利用したものとも言えるでしょう。ただし、O-リング・テストとの大きな違いは、術者一人で診断し、しかもより深い(肉体を超えた)治療ができることです。人の霊的な部分までを治療対象とするのが前提です。ただ、取得に時間がかかるので、気の診断で患者さんのモチベションを必要とするときは、患者さん自身に即座に体験してもらうためにO-リング・テストを併用します。私は、気診研究会東京支部に通いましたが、1999年より、そこの講師をやめられて独自に発展させている気功治療家の松原博則氏に師事しました。その後、歯科応用に努力し、現在に至っております。ヘミシンクについて ヘミシンクとは、ヘミスフェリック・シンクロナイゼーション(半脳同期)の略です。ヘッドホンを使って、左右の耳に若干振動数の異なる音を聞かせます。その時に脳幹でその差に相当する耳では聞こえない信号が作られ、左脳と右脳が同調するというものです。いわゆる全脳状態が導かれます。それにより、たとえば通常4ヘルツ前後の脳波領域では、体外離脱(幽体離脱)、過去世体験、未来世体験、死後世界体験、ガイド(背後霊)との遭遇等の体験が可能になると言うことで、注目されています。4~8ヘルツは、シータ波に相当し、瞑想状態の時に出現するので、ヘミシンクは聴く人をより効率的に瞑想状態のような変性意識状態に導くと言えるでしょう。同様に、この周波数を変えることで、アルファ波やデルタ波に導くことができます。 モンロー研究所は、モンロー氏が自身の体外離脱体験をもとに大脳生理学と音響技術により開発したヘミシンク音を30年以上に渡って研究し、変性意識プログラムやCD等を提供し、能力を伸ばすことに力を入れてきました。透視能力の開発をはじめとしてサイキックな能力の向上を追求することに医師や研究者が加わり、さらに米国の国家機関も協力してきました。今では、医療や教育、介護など多方面に応用され、成果を上げています。 私は、モンロー研究所のプログラムを受けるツアーに参加し、その後、診療室でもヘミシンクCDを活用しています。瞑想用、脳の活性化用、リラクゼーション用等いろいろな目的に合わせて作られているメタミュージックと呼ばれるCDを意図的に選曲してBGMとして流しています。診療室の緊張感を緩和する通常のヒーリング音楽以上のスピリチュアルな効果が期待できるかもしれません。震災体験 私は、現在仮設診療所にて被災地で診療を続けておりますが、今回の東日本大震災の被災者でもあります。私の自宅も兼ねていた診療所の被災状況は役場から全壊の認定を受けました。震災前は、阿武隈川河口に位置しますが、海から1キロ程も離れているにも拘らず、周囲の家はほとんど流されてしまいました。幸い、建物は、残りましたが、一階の診療室には、二階近くに達した濁流が窓ガラスを割って入り、4台の治療ユニット、治療器具、4台のPC等は、すべて駄目でした。裏の駐車場は、流れて来た家の二階部分、二隻の船、三台の車等々で瓦礫の山となり、愕然とした状況でした。 地震当時は、診療をしていましたが、地震による直接の被害は少なく、電気もつきました。このため、10メートルの津波が来るという警報をTVで見まして、すぐに患者さんやスタッフを返した後、2階に上がって、移動する準備をしていました。しかしながら、地震から約1時間後に津波が来た時は、近くの中学校に避難する時間がありませんでした。間も無く5メートル位の津波の上に、たくさんの漁船がまるでサーフィンでもするように迫ってくるのが見えました。中学校の校庭には、2百台位の車が駐車していました。ちょうど移動中で悲鳴とともに津波に飲まれていった人達。おもちゃのように翻弄される車の数々。屋根に乗った状態で流されていく人。目眩のするような余震の連続。流失する家の屋根が接触して自宅を擦っていくバリバリという音。まるでパニック映画のようで、返って現実感がありませんでした。 二階にいて津波に船や家が流されて来る度に「これが家にぶつかったら、お終いだろうな」と生まれて初めてはっきりと死を覚悟しました。その間、二十分位でしたが、さすがに時間がとても長く感じて、耐え難くなり、気を落ち着けようと自然に座禅を組んで瞑想をする自分がありました。自力ではどうにもならない絶対絶命の状態ですし、天に祈るような気持ちもありましたが、早く終わってくれればそれでも良いという死を受け入れる心境の一方で、あまりに突然の出来事なので、本当に死んでいいのかといった生への執着のような気持ちが錯綜していました。やがて、命を天に預けたと言いますか、天の流れに身を任せまかせる覚悟ができました。もし生かされたらきっと意味(天命)があるはずだ。そのために残りの人生を天に捧げようと誓いました。すると、津波は徐々に勢いを弱め、流出して間近に迫った家の二階部分が駐車場の真中で止まり、直撃を免れました。しかも引き波になりません。最後の津波だったのです。まさに祈りが通じて、守られたといった感が否めません。スピリチュアリズム的に言えば、自分ではどうにもならない絶体絶命の危機に対して私心を捨て正直に真摯に祈る時、奇跡が起きるようです。 今回の震災では、幸い、家族や海沿いのスタッフもすべて無事で、私には天から与えられた命を世のため人のために捧げたいといった気持ちが自然に湧いてまいりました。既に震災から2年経ちますが、地域全の復興には、まだまだ時間がかかりそうです。私の診療所は、約半年後に同じ町内の5キロほど内陸に移転しましたが、この周辺には、5カ所に仮設住宅が分散しております。このため、多くの瀕死の体験をされた被災者が患者さんとして来院されますので、時に魂の琴線に触れるような診療体験をすることがあります。引き続き、被災地域での運命的な全人的診療活動を通して被災地の今後を見守っていきたいと考えております。
2013.06.24
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この度、日本ホリスティック医学協会の雑誌HOLISTIC News Letter vol.85に記事を掲載していただきました。歯科関係の特集記事「口から考えるトータルヘルス」に関連して書きました。長文なので、二回に分けます。「震災による魂の学びと包括的全人的診療〜気診とヘミシンクの応用〜」1歯周病と食習慣 近年、食についての歯科での講演が増えています。それも局所の歯科的な視点だけでなく、ホリスティックな視点にも言及してきています。これは、スローフード運動や食育ブーム等の追い風もあるでしょうが、日本においては国民病と言われています高血圧や糖尿病を代表とする生活習慣病対策といった背景が大きく影響を与えていると思われます。 1996年に厚労省(当時は厚生省)は、成人病を生活習慣病と改称し、その中に歯周病も入れました。特に歯周病が、生活習慣病と言われる理由は、歯磨きの習慣だけでなく、食習慣、喫煙の習慣、身体活動と休息の習慣などの生活習慣が、その病状を大きく左右するからです。食習慣に見るホリスティックな流れ 近年の局所の疾病を全身から見ていくホリスティック(包括的)な考え方は、もともと東洋医学的な視点では当たり前のことです。しかし、新聞紙面を賑わしている食は、多くの場合西洋医学的な栄養学で論じてられています。西洋医学だけの医療の限界の中で、東洋医学的視点からの食についてもう少し論じてくれればと思いますが、今後は代替医療の盛んな欧州や米国のように患者さんの利益としてEBMの壇上でもその有益性が論じられることが期待されるでしょう。 私も健康の二大原則としてマクロビオティックで提唱される身土不二と一物全体を基本として生活し、診療にも活用しています。これは、最近よく目にするLOHASだけでなく、月刊誌『食べもの通信』を発行している家庭栄養研究会の具体的食べ方12か条や日野 厚氏(前松井病院食養内科医長)の日野式食栄養法20か条にも共通する日本古来の概念です。食習慣というのは、日本の伝統食に見られるように生態学的に配慮された元来保守的なものと言えるようです。農学者の島田 彰夫氏(著書「食と健康を地理からみると」人間選書等)や植物学者の宮脇 昭氏(著書「植物と人間」NHKブックス等)の見解もこれを科学的に後押ししています。 歯科界で言われる食習慣を簡単に言いますと、規則正しい食事を取り、間食を控える。また、噛みごたえのある食べ物を良く噛み、歯周組織を活性化させるなどが一般的です。これに対してマクロビオティック的な食がより患者さんにとって利益になると思っています。一方、歯科界でも既に片山恒夫氏(著書「歯槽膿漏」朝日新聞社等)や丸橋賢氏(著書「歯槽膿漏」健康双書等)のように生活習慣病として位置付けられている歯周病治療にこういった食の考え方を導入し効果を上げている歯科医師も徐々に出て来ており、不断の治療に参考にさせていただいております。ホリスティック医学の目指すところ 1998年にWHOが、従来の健康の定義にスピリチュアルな健康という言葉を加えることを提言しました。従来扱われなかった霊的という言葉が出て来たことは画期的なことだと思われます。ただ、残年ながら、この霊的という言葉の定義付けが今もあまりはっきりしていないように思われます。一方、21世紀は、人間の生命力、自然治癒力を引き出す波動医学が中心になるという話題もあるように日本でも気功やヒーリングが代替医療として日常的に普及しつつあります。現在のホリティック医学の将来的方向として目に見えぬ微細な波動を対象として五感を超えた領域に進まざるを得ないだろうと私は考えております。これは、現代の量子力学の成果からも裏付けられることであり、人間が肉体を超えた霊的な存在であることは、不可避な事実だと思われます。そういった意味で、後でもう少し詳しく述べますスピリチュアリズムは、霊学といった一分野を形成したとして歴史的にもっと評価されるべき時期に来ているでしょう。スピリチュアリズムは、ホリスティック医学に新たな定義付けと未来の方向性を示唆するものとして期待しております。霊ないし霊的なものをスピリチュアリズム的に定義づけると、人間の治療対象領域を肉体、精神としただけでは、片手落ちであることがわかります。スピリチュアリズムとは スピリチュアリズム(Spiritualism)とは、「心霊主義」と訳されますが、人間の死後の霊魂の存在やその科学的根拠を信じることを意味します。 スピリチュアリズムでは、霊界通信から得られた霊的真理が説かれていて、世界三大霊訓と言われている「シルバー・バーチの霊訓」、「モーゼスの霊訓」、アラン・カルディックの「霊の書」等を思想的背景としています。内容的によく宗教と誤解される方がいますが、むしろ、科学であり、哲学でもあるとも言えます。約160年の歴史の中でイギリスを中心とした多くのノーベル賞級の知識人が関わっています。 今まで具体的に明らかにされた知見の主なところは、死後個性の存続、現幽交通(死後の世界との交通)、因果律の厳存 、霊魂の向上性等です。 特にハリー・エドワーズ(英)などのヒーラー達に代表されるスピリッチュアル・ヒーリングは、近代スピリチュアリズムと一体不可分の関係にあり、実際に彼等もまた熱心なスピリチュアリストでした。 スピリチュアル・ヒーリングでは、霊が入る霊体と肉体の二重構造論を身体観の基本としていますが、これは、二つの異質な身体が重なり合って存在しているというものです。人は、死後、肉体を離れ、霊体の存在として生きて行きます。一方、ヘミシンクの開発者のロバート・A・モンロー氏も自らの体験から次のように述べています。「第一の身体は肉体である。第二の身体は肉体より密度が薄く、肉体に重なるように存在している。」 これは、ヨーガの身体観(粗大身、微細身、原因身の三身説)や神智学の身体観(太陽系七界)や神智学を踏襲したバイブレーション・メディスンの身体観、更には中国伝統医学の気の身体観とも異なります。霊体と肉体の二重構造論が、非常に重要なところです。さらに、モンロー氏は、第三の身体はエネルギーのエッセンスであり、特定の形が無いとしていますが、これは、霊体に入る霊を意味するもので、この点でもスピリチュアリズムの身体観と一致しています。こういったスピリチュアリズムの身体観の信憑性は、以下に述べる気診治療とヘミシンクの応用によって体験的に私を納得させてくれました。
2013.06.24
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私の知人で信頼のできるある霊能者の話によれば、最近の幽界は、ほとんど消えているそうである。いわゆる現界と霊界との間に介在している中間帯が無くなってきていると解釈できるようだ。気診してみると同様の結果であるが、幽界上層は、まだ存在するようである。つまり幽界の中間層以下が希薄になってきているということである。ヘミシンクでいうところのF23~26のような囚われの世界や信念体系領域が急速に減少して来ているとも言えよう。スピリチュアリズムで言われている囚われのスピリットのレトリーバルが進んだか、イエスを中心とする神界のスピリット救済プロジェクトが効果を上げているからであろうか。幽界は、意識の世界なので、低級な観念に囚われているスピリットが減少すれば、必然的に消滅していくだろう。そもそも幽界は、存在しない方が、良いわけであるが、唯物主義や金権主義が蔓延する近年の地上界にあって、生前の意識の混濁により拡大してきた世界と言えよう。しかし、面白いのは、これに反発するかのように存在する唯心主義も死後信念体系領域を形成し、新たな幽界を形造る危険性がある。古来より極端な執着を避ける中庸が良いと言われる理由がここにある。理想としては、やはりできるだけ正確な死後観を生前に作り上げ、すみやかに幽界上層できれば霊界の魂の古里に帰還していただきたい。かって、スエーデンボルグの時代に言われた精霊界が、拡大したのが現代の幽界ではないかと個人的には考えている。この中間帯は、地上時代の物質的な垢を落とす場所であるが、あくまでも短期間存在する場所であり、いわゆる天国か地獄かへの振り分けの場所でもあった。現在は、この中間帯が希薄になっているとすれば、死後スムーズに霊界に行けない場合は、地上界で肉体の無い身を晒しながら、地縛霊や浮遊霊として彷徨う事になる。東北大震災の被災地で幽霊が出る話を最近よく聞くが、ただ単に死の自覚が無く、地上への執着心のために彷徨う場合が、通常だが、被災地の地上人の嘆き悲しみに感応して幽界から戻ってくる場合もあるようだ。つまり、地上へ引き戻されて幽界が希薄になっている面もあるとすれば、問題である。地上人は、死者の御霊を弔い、霊界への移行が円滑に行くように成仏を願って日々祈り続ける必要がある。合掌。
2013.02.12
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最近 iPadで電子ブックを読み始めた。もっぱら中国語と英語の学習用アプリケーションを使っていたが、たまたま電子ブック用(i文庫)のアプリケーションを入れてみた。検索画面を出し、作家一覧を開いたら、たまたま浅野 和三郎著作の「小桜姫物語」が出て来て、そのまま読み進んでしまった。しかも無料である。たまたま、最近編集された現代語訳を読み切ろうとしていたところなので、これには驚いた。この偶然は、ガイドさん達の計らいのようにも感じられた。足利時代の末期に史実に出てくる小桜姫の霊界通信で、日本のスピリチュアリズムの草分けとなる歴史的名著の一つである。土井晩翠氏も推薦文を書かれていて、福来博士のことも肯定的に書かれている。仙台は、日本のスピリチュアリズムの原流の一つと言えるかもしれない。400年前に人間をされていた方からの報告なので、幽界の世界も歴史の延長として存在する世界が無数にあるのだろう。あの世でも修行は、永遠に続くわけだが、精神統一の重要性を認識させられる。今から準備しておいた方が良いだろう。小桜姫が報告者、浅野 和三郎氏の奥様が霊媒となり、浅野 和三郎氏が記録係りして、成立した霊言記であるが、小桜姫は、奥様の守護霊としても働かれている。鎌倉の風景を400年前と比較した記述が出てくるが、現代を生きる我々の守護霊もそんな感慨を持っているのかもしれない。幽界と言ってもヘミシンクで言うと、フォーカス27以上の幽界上層の世界ではなかろうか。死後の世界をこういった形で、知識として蓄えておくだけでも価値があると思う。死後について知りたい方は、是非お読みいただけたら幸いである。何度読んでも含蓄のある本である。 【送料無料】 小桜姫物語 霊界通信 新装版 / 浅野和三郎 【単行本】価格:1,785円(税込、送料込)
2013.02.07
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スピリチュアリズム学習会「心のサークル」は、本日20回目を向かえますが、震災後新たな展開を迎えています。 スピリチュアリズムに関心をお持ちの方が仙台にも結構潜在していることがわかり、ご意見を参考にして、今年になってから、21世紀のバイブルとも評価されています「シルバーバーチの霊訓」の読書会を中心に置くことにしました。 3月に出版しました「ヘミシンクとスピリチュアリズム」では、「シルバー・バーチの霊訓」からの引用が各所に出てきます。 私の本がきっかけで「シルバー・バーチの霊訓」全12巻を読破すべく、1巻から読み始めた方もおられます。 「シルバー・バーチの霊訓」読書会は、全国的にも増えているようですね。 もともと普及も会としての大きな目的の一つですので、私としては、わが意を得たりといった心境です。 まだ、「シルバーバーチの霊訓1」の一章が終わった段階なので、これからですけれども。 全巻読破するには、何年かかりますかね。 1巻だけでも凝縮された内容なので、十分ですけれど、気長にやりましょう。 ご関心のある方は、どうぞ気軽にお立ち寄りいただき、ご参加くだされば幸いです。 4月から月一回第3週日曜日午後1時を予定しております。 twitterでも紹介しましたが、会場は、以下です。 http://amba.to/Agto8h 私が書いている関連ブログは、二つあります。 http://blog.livedoor.jp/denden21/ http://d.hatena.ne.jp/toritori21/ご参考までにご紹介いたします。
2012.03.18
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今回の講演会で紹介した推薦書籍を以下に掲載します。(参考文献)**スピリチュアリズム推薦書籍**1)「スピリチュアリズム入門ースピリチュアリズムが明かす心霊現象のメカニズム&素晴らしい死後の世界」 スピリチュアリズム・サークル「心の道場」(編著)2)「続スピリチュアリズム入門ー高級霊訓が明かす霊的真理のエッセンス&霊的成長の道」 スピリチュアリズム・サークル「心の道場」(編著)3)「霊訓(完訳・上)The Spirit Teachings」 ステイントン・モーゼス(著)・近藤 千雄(訳)4)「霊訓(完訳・下)The Spirit Teachings」 ステイントン・モーゼス(著)・近藤 千雄(訳)5)「霊の書?スピリチュアリズムの真髄「思想編」The Spirits' Book」 アラン・カルデック(編)・近藤 千雄(訳)6)「霊媒の書?スピリチュアリズムの真髄「現象編」The Mediums' Book」 アラン・カルデック(編)・近藤 千雄(訳)7)「マイヤースの通信ー永遠の大道(全訳)The Road to Immortality」 ジェラルディン・カミンズ(著)・近藤 千雄(訳)8)「マイヤースの通信ー個人的存在の彼方(全訳)Beyond Human Personality」 ジェラルディン・カミンズ(著)・近藤 千雄(訳)9)「スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学ー霊的エネルギー療法の本質と将来の医学の方向性」 日本スピリチュアル・ヒーラーグループISHG =以上出版社:スピリチュアリズム・サークル「心の道場」=10)「シルバーバーチの霊訓」1巻~12巻 近藤 千雄 (翻訳) 出版社:潮文社11)「シルバーバーチは語るー崇高な存在からのスピリチュアル・メッセージ 」(CDブック) サイキックプレス (著, 編集)・近藤 千雄 (翻訳) 出版社: ハート出版12)「シルバー・バーチ霊言集ー二十一世紀のためのバイブル 」 A.W. オースティン (編集),・桑原 啓善 (翻訳) 出版社: 潮文社13)「古代霊は語る-シルバー・バーチの霊訓より 」 近藤 千雄 (翻訳) 出版社: 潮文社14)「シルバーバーチ最後の啓示ースピリチュアルな言葉が教える“生きる”ことの喜び 」 トニー オーツセン (著, 編集),・近藤 千雄 (翻訳) 出版社: ハート出版15)「ホワイト・イーグル霊言集ー人類の秘庫を開く」 グレース クック (編集)・桑原 啓善 (翻訳) 出版社: 潮文社16)「ジュリアの音信-不朽の霊信」 ウイリアム・T. ステッド (著)・ 桑原 啓善 (翻訳) 出版社: でくのぼう出版17)「霊力を呼ぶ本ー生きがいの発見」 モーリス バーバネル (著)・近藤 千雄 (翻訳) 出版社: 潮文社18)「迷える霊(スピリット)との対話ースピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年」 カール・A. ウィックランド (著)・近藤 千雄 (翻訳) 出版社: ハート出版;19)「ペットが死ぬときー誰も教えなかった別れの意味 」 シルビア バーバネル (著)・近藤 千雄 (翻訳) 出版社: ハート出版;20)「メッセンジャー ストロヴォロスの賢者への道」 キリアコス・C. マルキデス (著)・鈴木 真佐子 (翻訳) 出版社: 太陽出版21)「神からのギフト」 山村 幸夫「神からのギフト」出版会22)「与え尽くしの愛」 山村 幸夫「神からのギフト」出版会23)「人はなぜ生まれいかに生きるのかー新装版・自分のための「霊学」のすすめ」 江原 啓之 (著) 出版社: ハート出版24)「スピリチュアリズムを語る」 江原 啓之 (著) 出版社: PARCO出版**へミシンク推薦書籍**1)天国の法則 著者:藤崎ちえこ 出版社:ビジネス社 2)魂の帰郷 著者:藤崎ちえこ 出版社:ビジネス社 3)異次元の旅へ 著者:藤崎ちえこ 出版社:徳間書店 4)絵で見る死後体験 著者:坂本政道 出版社:ハート出版5)「臨死体験」を超える死後体験 著者:坂本政道 出版社:ハート出版6)「臨死体験」を超える死後体験(2) 著者:坂本政道 出版社:ハート出版 7)「臨死体験」を超える死後体験(3) 著者:坂本政道 出版社:ハート出版 8)「臨死体験」を超える死後体験(4) 2012人類大転換 著者:坂本政道 出版社:ハート出版9)体外離脱体験 著者:坂本政道 出版社:たま出版 10)死後探索(1) 著者:ブルース・モーエン /坂本政道 出版社:ハート出版 11)死後探索(2) 著者:ブルース・モーエン /坂本政道 出版社:ハート出版 12)死後探索(3) 著者:ブルース・モーエン /坂本政道 出版社:ハート出版13)死後探索(4) 著者:ブルース・モーエン /坂本政道 出版社:ハート出版14)魂の体外旅行 著者:ロバート・A.モンロー /坂場順子 出版社:日本教文社15)究極の旅 著者:ロバート・A.モンロー /塩崎麻彩子 出版社:日本教文社 16)体外への旅 著者:ロバート・A.モンロー /坂本政道 出版社:ハート出版 17)ヘミシンク入門 著者:坂本政道 /植田睦子 出版社:ハート出版 18)マインドトレック 著者:ジョー・マクモニーグル /杉本広道 出版社:中央アート出版社 19)ヘミシンクで起きた驚愕の「前世体験」 著者:鈴木啓介 出版社:ビジネス社 20)ヘミシンクによる未来世体験 (驚異のヴィジョンとその検証) 著者:上原忍 出版社:文芸社
2010.08.08
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へミシンクによる未来世体験~スピリチュアリズムとヘミシンク~その3(4)まとめ 私の体験から敷衍された真理について最後に述べてみます。1)常に太陽に顔を向けて この世で生きていくことは苦しいことです。しばしば、その厳しさに耐えかねることもありましょう。しかし、どのような状況にあっても常に傍らに天の愛があることを忘れてはいけません。背後には厳然たる愛の法則があることを肝に銘じるべきです。そして、我々の目的は、常にそのことを意識して、力強く今を生きていくことです。たとえ陰鬱な長雨の日でも背後に太陽の存在を感じるように、常に太陽に顔を向けて、平和な未来を念ずることです。2)あの世 私は、三途の川の精霊界から幽界を経て霊界(あるいは神界?)まで行けましたが、そこでの太陽は強烈でした。今の私には、眩し過ぎて、光の固まりでした。あの世は、高次の界ほど、太陽は強力に光輝いています。霊界の太陽は、まさに神意であります。跪きたくなるような神聖さが、荘厳さが、そして、絶対的な愛がありました。そして、不断見る太陽も、地球のように、実は、生命体であることをはっきりと認識させられました。3)あの世で囚われないために 死についての無知・誤解・迷信や歪められた宗教的な教えなどは、人為的なエゴが介在するために生じたものです。フォーカス18で、死の自覚が無いために神の光弱き世界で道無き道を永遠に彷徨う霊を私は何百何千と見てきました。「シルバーバーチの霊訓」のような崇高な魂の書を座右に置いて、赤子のように何ものにも束縛されず自由な意識で生きたいものです。4)ハイヤーセルフとローワーセルフ 長年スピリチュアリズムに傾倒する私にとって、ハイヤーセルフの存在は、やはり、神性を感じさせる姿で現れました。フォーカス18から帰還する時、下降する階段の前で、4つくらいの光の玉を見ました。その中の一番大きな玉が、西洋系の神父のような姿になりました。その高貴さはまばゆいばかりでした。無条件の愛で自分を受け入れ、この内なる英知が私を導いてくれたのだと思います。ローワーセルフやエゴに負けぬように日々想念の浄化に努め、このハヤーセルフの声に従うことが、アセンションの道へと繋がるはずです。常に傍らで守護されていることに深く感謝したいと思います。5)魂の救済 フォーカス21で、地面に降り立つ強烈に光輝く霊の姿が見えました。すると、周りに蜘蛛のように夥しい地獄界(幽界下層)の黒い霊が取り囲み、その白く輝く霊を飲み込んでしまうかの勢いでした。ちょっと心配になりかけましたが、その黒い霊達は、接触した途端に光りながらどんどん天上の明るいスポットめがけて昇っていきました。その光景は感動的で実に美しい光景でした。何百何千という地獄の霊達が天使のように光輝いて上昇し、天に向かって連なりながら成仏していきました。やがて、洞窟の別の場所でもどんどん天のスポットに吸い込まれていく光景が見え出しました。6)あの世の入り口 フォーカス21で、青々と緑色の草の生い茂っている丘が見えてきました。目を丘の上の一点に固定した途端、緑の絨毯の上を様々な色をした花々が咲き始めます。白、黄、赤、紫、ピンク、青、といずれも有らん限りの原色で、今まで一度も見た事が無い美しさでした。あっという間もなく、どんどん咲いて、かなり遠くの丘の麓まで急速に広がっていきました。7)霊魂不滅 最近は、ヘミシンクによる死後世界体験で、死後に対する意識が深まり、また、ワーク等で自己防御法も学んだので、金縛り現象も確かに恐くなくなりました。また、ヘミシンクを聞き始めて、よりあの世と繋がる変性意識に入り易くなり、慣れたためかもしれません。8)自己の霊性を高めるために 物質界に生きるということは、異次元界の存在を確信していると誓った瞬間から、再び疑い始めるものです。このため、いわば試される形で、ガイドにより体脱の機会も必要な時に必要なだけ与えられるでしょう。そして、体脱体験により自己の霊性を高めるためにあらゆる意識の束縛から解放され、創造性豊かな人生の展開がもたらされるならば意義深い事ですし、そうあって欲しいと願いうものです。9)神の愛 地上人が、互いに神の愛を意識して生きれば、いつかきっと世界は平和になるでしょう。これに関連して、「シバーバーチの霊訓1」から素晴らしい愛の霊言を以下に引用します。「宇宙に存在を与えたのは神の愛です。宇宙が存在し続けるのも神の愛があればこそです。全宇宙を経綸し全存在を支配しているのも神の愛です。その愛の波長に触れた者が自分の愛する者だけでなく血縁によって結ばれていない赤の他人へも手を差しのべんとする同胞愛に燃えます。愛は自分より不幸な者に向けて自然に手を差しのべさせるものです。 全生命の極地であり、全生命の基本であり、全生命の根源であるところの愛は、よりいっそうの表現を求めて人間の一人一人を通して地上に流れ込みます。そしていつの日か、全宇宙が神の愛によって温かく包まれることになるでしょう」 (「シルバーバーチの霊訓1」より転載)10)愛の本質は霊的なもの シルバーバーチは、愛の本質は霊的なものであり、あの世に来てはじめてわかると述べています。利他愛に生きることは、神の顕現であるとも言えます。人生は、無償の愛に基づく奉仕が大切だとされますが、この行為は、創造主である神を愛し、神に少しでも近づくことになるのです。11)人間は霊的な存在である 自分の周囲には求めれば与えられる膨大なエネルギーがあります。無限の可能性を秘めた神的エネルギーが潜在します。これから、自分が霊的存在であることを知って、このエネルギーに調和した生活を送ることが本当の幸せになる原理であります。そして、魂の故郷を出た時に誓った原初の願いをもう一度思い出し、心の声に従った生活を送る事です。それこそが、人が皆この世に生を受けた理由なのですから。戦争や差別や貧困の無い輝ける未来を夢見て、日々神への祈りを欠かさず、ガイドに感謝して、正直に生きましょう。 十訓で紹介しましたように、シルバーバーチは、この世に乗り越えられない障害を神は与えないと述べています。後は、恐れず人間として与えられた使命を精一杯実践することです。そして、常に慈愛を持って人のために生きることです。 以上述べて来たように、ヘミシンクを介した体験によりスピリチュアリズムの霊的真理を一層確信させてくれたとも言えますが、混迷を深める今の時代を生きる上で、多少とも皆様のご参考になれば幸いと考えております。
2010.08.06
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へミシンクによる未来世体験~スピリチュアリズムとヘミシンク~その2(2)ヘミシンクについて ヘミシンクとは、ヘミスフェリック・シンクロナイゼーション(半脳同期)の略です。ヘッドホンを使って、左右の耳に若干振動数の異なる音を聞かせます。その時に、脳幹でその差に相当する、耳では聞こえない信号が作られ、左脳と右脳が同調するというものです。それにより、通常4ヘルツ前後の脳波領域では、体外離脱、過去世体験、未来世体験、死後世界体験、ガイドとの遭遇等の体験が可能になります。たとえば、4~8ヘルツは、シータ波に相当し、瞑想状態の時に出現しますので、ヘミシンクは聴く人をより効率的に瞑想状態のような変性意識状態に導くと言えます。 モンロー研究所は、ロバート・モンロー氏が自身の体外離脱体験をもとに大脳生理学と音響技術により開発したヘミシンク音を30年に渡って研究し、変性意識プログラムやCD等を提供して、能力を伸ばすことに力を入れてきました。透視能力の開発をはじめとして、サイキックな能力の向上を追求することに医者や研究者も加わって、米国の国家機関も協力してきました。 モンロー研究所は、バージニア州のシャーロットビル(Charlottesville) という町の近郊にあリ、ヘミシンクの様々なワークショップが、行われています。2003年に藤崎ちえこ女史が、日本人初のモンロー研究所の公認トレーナーとして誕生したことにより、日本でも日本語で受けられるようになり、現在では、公認トレーナー坂本政道氏の(株)アクアヴィジョン・アカデミー等でモンロー研究所と同じワークショップを日本で受けることができます。 ヘミシンクでは、フォーカスレベルという言葉をよく使います。これは、意識レベルを意味し、番号が大きくなるとともに物質世界から離れていくとされます。<モンロー研究所のフォーカスレベル(意識レベル)>フォーカスレベルとは、意識がどれだけ物質世界から離れているかの度合いを言う。フォーカス27:次の生へ転生する準備をする期間に休息する場。天国?フォーカス24~26:信念体系領域。フォーカス23:人間的とらわれの世界。地獄。フォーカス21:物質世界(この世)と非物質世界(あの世) の境界。フォーカス18:ハートの癒しと創造・願いの現実化の世界。フォーカス15:時間と空間の制限のない世界。ガイドと交 信したり、 過去世を見やすい。フォーカス12:意識の拡張した状態。五感を超えた世界。フォーカス10:肉体は眠り、意識は覚醒した状態。C1:通常の肉体と精神の完全な覚醒状態。 (藤崎ちえこ著『魂の帰郷』より転載) 現在は、フォーカス35、フォーカス42、フォーカス49、さらにその上もあるようです。私の体験による解釈では、フォーカス21から幽界の領域に入り、フォーカス27が、幽界上層。フォーカス35から霊界領域に入るのではないかと思われます。ただ、意識の世界なので、現幽交通は、もちろん固定されたものではなく、たとえば、ファーカス10からフォーカス27以上へ行くことも可能です。更に練習を続けているとヘミシンクを使わなくとも各々の意識状態に移行できるようになるようなので、いずれヘミシンクは卒業していく道具だとも言えましょう。 ヘミシンクCDには、使用目的により、次の3種類が知られており、紹介したCD以外にもたくさんのCDが現在発売され、ネットで購入できます。1)シリーズ 特定の目的のために開発されたアルバム・シリーズ 「ゲートウェイ・エクスペリエンス」(自宅学習用、Wave1~6 CD18枚) 「オープニング・ザ・ハート」 (CD4枚) 「ゴーイング・ホーム」 (CD7枚) 「体外の旅サポート用ヘミシンクシリーズ」(CD6枚)2)シングル 特定の目的のために開発されたCD 「Super Sleep」「Concentration」「Moment of Revelation」3)メタミュージック 音楽にヘミシンク音が組み合わされたCD。瞑想 用、脳の活性化用、深いリラクゼーション用、スピリチュアル体験用 等いろいろな目的に合わせて作られています。BGMとしも使用できます。 「Einstein’s Dream」「Remembrance」「Higher」「GAIA」「River Dawn」「Angel Paradise」 「Winds Over The World 」「Shaman's Heart」 ヘミシンクCDを聞く時は、運転中や重機の操作中は聞かない。発作、てんかん、聴力不調、精神不安のある方は、医師と相談する。必ずステレオで聞く等に注意してください。なお、メタミュージック以外は、ヘッドホーンの使用が必要ですが、私の体験から聴力の差がある方は左右調整ができるものを使用すると更に良いと思います。(3)ヘミシンクによる体験について 私は、ヘミシンクを通じて、体外離脱体験、死後世界体験、至福体験、地球外生命系探索、過去世体験、未来世体験、トータルセルフとの遭遇、ガイド(守護霊)との遭遇等の様々な体験をしました。ここでは、紙面の関係もあり、体外離脱体験、未来世体験、ガイドとの遭遇について紹介します。(1)体外離脱体験 体外離脱体験は、広義と狭義に分類できます。1)広義の体外離脱=バイ・ロケーション= 通常ヘミシンクで経験されるのは、バイ・ロケーションと呼ばれるもので、肉体内の自分と体外に離脱した自分を同時に感じる事ができる状態で、いわば意識が二つある状態です。2)狭義の体外離脱=真性の体外離脱 視点が肉体外にあり、肉体内のことはほとんど把握されない状態が狭義の体外離脱と定義されます。ここで述べるのは、狭義の体外離脱です。いゆる幽体離脱のことです。 ロバート・モンロー氏は、個人的に狭義の体外離脱を体験していたものをヘミシンクを使ってより科学的に再現性を高めました。狭義の体外離脱(以下体脱とする。)は、現在多くのヘミシンク愛好者の好奇心を誘っているようです。体脱のためのヘミシンクCDでは、ゲートウェイ・エクスペリエンスのシリーズ(一部)や体外への旅サポート用シリーズなどがあります。 分離するテクニックとしては、以下の状態を想像すると良いようです。1)丸太ころがし2)まっすぐな軸や棒3)後退分離(沈み込み)4)流出5)浮遊 私の体験では、ブーンと振動してから丸太ころがしをやってみた場合がうまくいく事が多いです。ともかく振動した時に恐怖心を抱かないことです。体脱の前兆なのだと理屈がわかれば、冷静になれるでしょう。 『体外離脱体験』(坂本政道著)によると、日常的な体脱を3分類していますが、意識の連続性があり、頭脳は明晰で、分析的で、夢では無いという自覚ができます。更に、どういうわけか映像が貧弱であることも坂本氏の体験と一致しています。特に坂本氏の言葉を借りれば、肉体から抜け出る体験というのは、肉体以外に自己の存在を確信でき、霊魂不滅という現象を眼前に突きつけられるので、多くの人は、死後個性の存続という価値観の変革を迫られるでしょう。(2)未来世体験 ここでの未来世体験は自分自身の追体験や自分の姿を客観的に見るタイプの体験ではなく、その時点における私を含めた人間の集合意識としての未来の方向性を示したもので、固定したものではないと思われます。この体験は、私がガイドから見せられた、いわばチャネリングのような情報ではないかと今は感じています。 私は、ヘミシンク・ワークで、2010年の日本、2010年の米国、2012年12月22日の日本、2012年12月22日の世界、2020年の東京、2050年の世界を垣間見ました。具体的内容は、省きますが、地球が生命体であるとするガイア説に従うと、未来の向かって行く方向は、すべて我々の意識の持ち方にかかっていると思います。大げさに言えば、自分の意識の持ち方が地球の運命を決すると言えるかもしれません。人々がエゴを捨て、愛の名の下に意識を一体化すれば、輝ける未来が必ず開けると私は信じています。 人類の未来は現在の人類の集合意識が作り出すものであると考えられます。現在の人類の総和としての霊性や環境などの条件の他に人類が作り出してきた因果律を加味した延長線上に実現される可能性が高いと思います。そして、必要があれば、肉体の束縛の無い霊力が無尽蔵に発揮される霊界からの情報として、ガイドなどがヘミシンクを通じて多くの体験者に垣間見せてくれるかもしれません。いずれにせよ、未来に何が起ころうとも、アセンションの道、つまり霊性向上の道にあれば、けっして怖れる事はないと思います。これに関連して「ホワイト・イーグル霊言集」から以下に示唆に富んだ霊言を引用します。「人は高処に至る力を内蔵しています。もし、人が欲望と感情を制して、肉の目の限界を超える道を学ぶなら、人は鈍重な物質を貫いて輝く境域をのぞき見ることすら可能です。神の創造の計画の素晴らしさは、有限の心をもってはのぞくことは出来ません。しかし、人が霊の目を開き、制約を取り払うなら、その限りではありませんが。人は天界にも入っていけます。自己の、また人類の未来を伺い見る事も可能です」 (「ホワイト・イーグル霊言集」より転載) 3)ガイドとの遭遇と啓示 モンロー研究所のワーク最終日に、私のガイドは、4つの事を理解しなくてはいけないと述べ、以下の啓示のような言葉を私に示しました。1)すべては、愛である。2)人々に喜びを与えなさい。3)己を信じなさい。4)常に学びを忘れない。 シルバーバーチによれば、守護霊は常に働きかけを待っているので、守護霊の存在を人間側が自覚すると、仕事がやりやすくなるようです。我々人間の傍らには、意識すれば、守護霊を始め、複数の背後霊が協力霊として控えてくれているので、目には見えませんが、けっして一人ではないわけです。
2010.08.03
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5月22日に仙台市情報・産業プラザ「アエル」で、ヘミシンクの講演会を行いました。今回は、(財)福来心理学研究所http://www1.odn.ne.jp/fukurai-psycho/の定例研究会として開催させていただきました。通常隔月第二週の土曜日開催なのですが、私の都合で、3月の予定だったのが、5月開催となり、しかも第4週にしていただき、主催者側のご配慮に大変感謝しております。 演題は、「ヘミシンクによる未来世体験ースピリチュアリズムとヘミシンクー」でしたが、スピリチュアリズムの観点からヘミシンクの体験についてお話してみました。日本心霊科学協会会員の方もいらっしゃたので、私としては、大変話しがし易かったです。今回事後抄録を会報(NO.81)に書きましたので、掲載いたします。3回に分けます。へミシンクによる未来世体験~スピリチュアリズムとヘミシンク~その1 私は、30年程前からスピリチュアリズムに傾倒しながら、心霊研究を続けておりますが、4年程前にモンロー研究所が開発した音響技術であるヘミシンクに出会って以来、様々な神秘体験と示唆を得ています。この体験がきっかけとなり、2006年3月にブログ「アセンション2012」(http://plaza.rakuten.co.jp/ascension21/)を立ち上げ、2008年9月には、アセンション(次元上昇)をテーマにした著作『ヘミシンクによる未来世体験』(文芸社)(電子書籍http://www.boon-gate.com/)を出版しました。今回、福来心理学研究所の5月例会の事後抄録として、ヘミシンクの体験とそこから得たものをスピリチュアリズムの教えを通して検証しながら述べさせていただきます。(1)スピリチュアリズムについて スピリチュアリズムについては、福来心理学研究所の会員の皆様には、敢えてご紹介するまでもないと思いますが一応、簡単に述べさせていただきます。 スピリチュアリズム(Spiritualism)とは、「心霊主義」と訳されますが、人間の死後の霊魂の存在やその科学的根拠を信じることを意味します。本来は、「霊的に浄化する」という意味の「スピリチュアライズ」(Spiritualize)に由来するので、原文の意味を生かして、ここではスピリチュアリズムのまま用います。また、アラン・カルディックの「霊の書」には、地球を浄化するという意味があると述べられていて、160年余のスピリチュアリズムの歴史の中でも昨今の意識変革の時代にこそ相応しい動きと言えるかもしれません。 スピリチュアリズムでは、言わばチャネリング(霊界通信)から得られた霊的真理が説かれていて、世界三大霊訓と言われる「シルバー・バーチの霊訓」、「モーゼスの霊訓」、アラン・カルディックの「霊の書」等を思想的背景としています。内容的によく宗教と誤解される方がいますが、確かに宗教性はありますが、むしろ、科学であり、哲学でもあるとも言えます。最近のニューサイエンスの流れからすれば、今までは一つの対象物を宗教と科学という別々の方向から見ていたに過ぎないだけで、むしろ両者を峻別するには無理があると言えるかもしれません。いずれにせよ、教条主義に陥ることは避けています。 関連団体として、日本には財団法人日本心霊科学協会(http://www.shinrei.or.jp/)や日本スピリチュアリスト協会(http://www.j-spirit.jp/index.html)等があります。スピリチュアリズムの考え方をよく表していると思われる日本スピリチュアリスト協会のホームページには以下のように書かれています。今までに明らかにされてきた主なことは、1)死後個性の存続 各人の身体には霊魂が宿り、それが死の過程を経た後も存続します。したがって、肉体は自我の本体そのものではなく、むしろその機関にしか過ぎないということがわかりました。2)現幽交通(死後の世界との交通) 霊魂界(超物質界)の居住者と現世の人間との間では、適当な条件の下で交通を行うことができます。3)因果律の厳存 物質界(現界)のみならず、超物質界においても因果律が成り立ち、現幽両界はかたい絆で結ばれています。4)霊魂の向上性 各自の霊魂は死後、各自の希望と努力により、際限のない進歩向上への道をたどることになります。 (日本スピリチュアリスト協会HPより転載) この中で、1)2)4)については、ヘミシンクを手段として得たロバート・モンロー氏の見解と一致しています。ただ、3)については、たとえば、モンロー研究所のヘミシンク・プログラムでは、レトリーバル(救出活動)と呼ばれる幽界下層等に囚われた人々を救済するワーク・ショップがありますが、因果律(カルマの法則)からすると疑問が残ります。シルバー・バーチは、スピリチュアリズムは自然法則の一部にしかすぎないが、宇宙を経綸する神の法則であると述べていますので、因果律の現存は、重要な教えの一つだと考えられます。 私は、最近「シルバー・バーチの霊訓」で説かれている霊的真理から抜粋して十訓を作らせていただきました。これを座右の教えとして日々生かしているつもりですが、その中で「すべてに時がある」という教えが、因果律に関係します。この場合、救済される幽界の人々も因果律に従っているはずなので、償いとしての時が満ちる条件があって、はじめて救済されるのだと思います。<スピリチュアリズムから得た十訓>1)すべてに時がある。 2)この世で乗り越えられない障害を神は与えない。 3)あなたは1人ではない。 4)お金は必要な時必要なだけ与えられる。 5)意識を高く持つ。 6)常に祈りを欠かさない。 7)人生をじっくり味わう。 8)結果よりも動機が大切である。 9)人のために生きる。 10)霊魂は、不滅である。
2010.07.31
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ガイドとの対話から。現実は甘くはありません。辛いものです。一時逃避は、仕方ないでしょう。競技で使うハードルは、超えるためにあるように、障害も同じです。皆ただ競い合うだけではなく、あくまでも自由意志に任されるという点が、競技と大きく違うところです。ぶつかっても何度も何度も試みようという意志を養っていただきたい。逃げることは時には必要ですが、学びは試さなくては生まれません。逃げるが勝ちは通用しません。生きるということなのです。これが、すべての答えになるでしょう。あの世でも生きる、生きているという命題を頭に入れて、正攻法で壁にぶつかってください。その際には、恐れないことです。苦難は悟りへの道である「人間の生活には過ちはつきものです。その過ちを改めることによって魂が成長するのです。苦難や障害に立ち向かった者が、気楽な人生を送っている者よりも大きく力強く成長していくということは、それこそ真の意味でのご利益と言わねばなりません。何もかもがうまくいき、日なたばかりを歩み、何一つ思い患うことのない 人生を送っていては、魂の力は発揮されません。何かに挑戦し、苦しみ、神の全計画の一部であるところの地上という名の戦場において、魂の兵器庫の扉を開き、神の武器を持ち出すこと、それが悟りを開くということです」(シルバーバーチの霊訓1:P57から)
2010.03.21
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最近「聖処女」という映画のDVDを見た。ルルドの泉誕生に係った一人の少女を通してと真の信仰心とは何かを問いかける感動作だ。この年アカデミー作品賞に輝いた「カサブランカ」のイングリット・バーグマンを退けてジェニファー・ジョーンズが主演女優賞に輝いたという逸話がある。そういった点からも必見の秀作と言えるかもしれない。以下ガイドとの対話から。 唯物主義やキリスト教の教義と戦いながら、ルルドの泉を発見し、神にその一生を捧げた女性の物語です。 女神から幸せは来世で約束すると言われた部分が、1860年前後にスタートし始めたスピリチュアリズムの雰囲気を醸しています。 現実と宗教とも対立し、それでも自分の信念を曲げず、人のために捧げた人生は、とても真似のできるものではありませんが、これほど信仰というものが、人を強くさせるものだという教訓を与えてくれました。 今もそうですが、証拠を提示しないと信じない、更には、示しても科学的に否定しようとする人間の哀しさを感ずる一方で、証拠など無くとも、自分の全人生を賭して証拠を示した生き方は、それこそがいつの日か受け入れられ、人々の心を鼓舞するような力になるでしょう。 知識よりも実践。 形よりも行為。 肝に銘じたい。 信じて進みなさい。「迷わず前進しなさい。これまでのあなたの人生で今日ほど魂が生き生きと目覚めておられる日はありません。その魂に手綱をあずけてしまうのです。その安堵感の中にあってこそ、あなたの求めておられる魂の安らぎと静寂とを見出されることでしょう」(シルバー・バーチの霊訓2:P76から)
2009.10.31
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9月21日に元気UP仙台天命塾主催オープンセミナーで、神人さんの講演会があった。私は、翌日の「唄語りと霊伝」に出るつもりでいて、何故か一日間違ってしまった。翌日は、出席できないため、神人さんの支援する募金に会費を寄付させていただいた。結果的に懇親会まで参加し、何かガイドの導きのようなものを感じた。御陰さまで調子がだいぶもどってきた。以下私なりの要約を述べたい。1)守護霊(ガイド)について 我々の周りにいる霊的存在は、守護霊だけでなく、協力する霊、たまたま憑いている霊、動物霊、植物霊、小人、巨人、人形など様々な霊がいる。すべて、光の粒のようにも見える。俗にたまゆらとかオーブといわれるものだ。その人間にとっての中心的存在を指導霊と呼ぶ。その下に守護霊が存在るる。また、守護霊になるための勉強をしている霊もいる。主として先祖の霊が多いという。守護霊に対しては、なんでも話しかけてみる。相手の口を借りて言う場合もある。夢の中で語ることも多いが、通常は覚えていない。インスピレーションのように内なる声に不断から耳を傾けておくと、霊示がある。 有名なベストセラー「神との対話」は、実は、「ガイドとの対話」である。全宇宙を統べる神が直接語りかける事は無く、段階的に高級霊を介して、降りて来た守護霊の霊示である。また、常に霊示に対しては、どういった存在かしっかり認識する必要がある。低級な霊的存在からのメッセージも多い。2)霊伝(スピリチュアルメッセージ)について 霊伝は、シャーマンとして伝える独特のものである。生きている人の念が出てくる場合もある。本人にとって良くない内容は伝えないようにしている。今生でいい関係を得るためには、人に恨まれるような事はしない。人を恨んだり、恨まれたりすると、必ず自分に返ってくる。3)生きて行く上で喜びを感じるためには 喜びを得ながら生きる方法を学び、常に喜びを感じる自分になることである。自分の周りには喜びが一杯あると思えば良い。いろいろな想念の世界が存在するので、どこの次元と繋がるかである。喜びの次元と繋がれば良い。そうすれば毎日が楽しくなる。このチャンネルにアクセスするには喜びの世界で生きたいと思えば良い。 一方、マイナスの想念は、波動が強い。繋がらないためには、はっきりと拒絶することである。断ることで、消えていく。喜びの世界をキャッチしたらパイプを太くするようにする。言霊を使うと良い。暖かい、嬉しいといったプラスの想念を思う。自ら明るい想念を発する。これが世界を変えていくし、世界を変えるにはこれしかない。4)肉体を観察する大切さ(自己治癒力を上げるために) 体の各々の部位を感謝してみる。(目、鼻、口、手、足、各内蔵等)江本 勝さんが言うように、水は記憶している。感謝の念が最も水の結晶を奇麗にする。70%水できている人体に大きな影響を与える。また、野口整体のように体には自然な動きを取りながら癒す働きがある。5)人との関わりについて人とぶつからない考え方をすることが大切。そのために以下の事を意識する。* 人は学ぶために生まれてきた存在である。* 皆役割をもって、生まれてきている。* 皆愛されたいと思って生きている。* 皆違う想念を持って生きている。* 常に変化する過程にいる。以上のことを思うと怒らなくなる。皆魂の進化の為に生きている。ガイド同志で本人達を合わせようとしている場合もある。真実は何かということを知った上で、霊性を高める努力をすることが大切である。6)衣食の大切さ 神人さんは、動物の肉だけでなく、魚や貝も食べないそうだ。生態系を破壊するので。今年は、カエルなどの両性類や蜂などの昆虫が消えた。これらは、食物連鎖の中間的な存在である。食料危機が迫っている証拠である。これからは、地域にコミュニティーを作って、食料を協同で守るしかない。そういう時代が必ず来る。水こそが問題で、今も既に企業が買い占めている。異常気象や自然破壊で、水不足になると、日本人が日本の水を飲めない時代が来るかもしれない。こういった点でも地域のネットワーク作りが大切である。 食品は、食品選びで健康になれる。現在の食品の多くが、環境ホルモンなどの化学物質を蓄積している。近海魚は、汚染で体に良くない。牛乳も問題である。成長ホルモンと抗生物質が大量に使われている。乳幼児のアレルギー、女性の乳癌、男性の白内障の原因になっているらしい。最近は、地震さえ人工的に起こすことができるので、新型インフルエンザも商業主義が絡んだ人為的な原因の可能性がある。7)死について 死を恐れない。死んだ人には、「ご苦労様。また会いましょう」と言うべきである。死ぬと行きたいところへ瞬時に行けるので、生前からどこに行きたいか考えておくと良い。不断から奇麗な世界を思い描いていると、そういう世界に行ける。 私が信望するスピリチュアリズムと比較しても神人さんの話しは、大変共鳴させられた内容であった。死後世界との橋渡しをする霊媒としての役割りを認識し、体験から得た霊的真理をわかりやすく、話されていた。講演中に終始青っぽいクリアーなオーラがとても印象的だった。確固たる信念を持たれているまさに神の使徒といった霊人のような方だ。 ところで、私は、昨年モンロー研究所から帰って来てから、守護霊との対話を意識的にするようになった。人は、皆できだけ早く、その存在を認め、素直に生きた方が今の時代は生き易いように思う。この世の存在には依存し過ぎてはいけないと思うが、守護霊は、あの世の存在であるし、依存し過ぎて困ることはあるまい。守護霊は、我々が地上生活を終えるまで見守る事が仕事なので、手を下したりはしない。我々人間の自由意志をあくまでも尊重し、霊的成長を障害しないスタンスを取るからだ。因果律の問題もある。悪いカルマは自分で刈らなくてはいけない。時には厳しく、冷たいと感じることもあるだろうが、常に慈愛に満ちた眼差しで、私達の行いを見ているはずだ。これから、我々の足下に確実に起こってくるであろう大きな社会変革に怖れず冷静に対峙して、人としての道を過たないためにもガイドの存在を日々意識しながら世のため人のために残る全生活を有意義に生きなくてはなるまい。それが今を生きる我々の共通の使命であると思う。守護霊の存在を自覚しなさい「母体内での受胎の瞬間から、あるいはそれ以前から、その人間の守護の任に当る霊が付きます。そして、その人間の死の瞬間まで、与えられた責任と義務の遂行に最善を尽くします。守護霊の存在を人間が自覚するとしないとでは大いに違ってきます。自覚してくれれば守護霊の方もしごとがやりやすくなります。守護霊は決まって一人だけですが、その援助に当り霊は何人かおります。守護霊はその人間が辿るべき道があらかじめ分かっております。が、その道に関しての好き嫌いの選択は許されていません」(シルバーバーチの霊訓1:P179から引用)背後霊の立場を理解する「困難に遭遇しないようにしてあげるわけにはまいりません。 躓かないようにと、石ころを全部取り除いてあげるわけにはいきません。肩の荷をいっしょに担いであげることによって苦しみを和らげてあげることはできます。同時に喜びもともに味わって一層大きくしてあげることも出来ます」(シルバーバーチの霊訓2:P32から引用)神人/ネットワーク・フレンズhttp://love.ap.teacup.com/kamihitofriends/
2009.10.03
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幽界での出来事から。 その時、私はたまたま金や銀のプレートを探していた。その会場はホテルの一角なのだが、人々は皆興味津々で集まっていた。浴衣の中の巾着に金塊を集めて入れておいたのだが、隣の人に知られてしまい、少し見せてみろとせがまれてしまった。無くすと大変だから、おれが持っていてやると言われた。そのうちに両替の人が、今日のレートは一番得だと言った。良心的にできるだけ高値で買ってくれという周囲の声に私も反応して、それではと、手を胸に当てるといつの間にか軽くなっている感じがした。無くなっていたのだ。そんな訳で、一時、慌てて辺りを目で探っていた。しかし、普通なら大騒ぎをするところだろうが、私は、だんだん恥ずかしくなり、我に帰って黙っていた。そして、その場が散開するのを見守っていた。 あの世でも金に対する欲は、きりがなく、そんな欲の張った意識を持ち続ける人々も結構いるのだろう。考えてみれば、私も危ないところだった。「お金は霊的成長とは何の関係もないこと、進化は各自の生活そのものによって決まっていくのであり、それ以外にないことを言いたいのであう。困ったことに、地上の人間は、直面する物的問題に心を奪われて、つい間違った人生観を持ってしまいがちですが、いついかなる時も、霊的真理を忘れないようにしないといけません。これだけは永続性のある霊的な宝であり、いったん身につけると、二度と奪われることはありません」(「シルバーバーチの霊訓=地上人類への最高の福音=」より)
2009.09.27
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ガイドとの対話から。世の中がどうなるか分からない現状にあって、一番確実なことは、人間として霊性を高めることです。意識を浄化することです。肉欲を制することです。あの世へそのまま意識が持ち越される怖さを考えれば、居直っても悲しんでも仕方がありません。まずは、心に徳を積むことです。与えられたら、それ以上に与える。慰められたら、それ以上に慰める。助けられたら,それ以上に助ける。それこそが、今最も信じられる宝です。永遠に実在するものです。肉欲を刺激するものは、注意して下さい。この世は、実験場です。食生活もそうです。食い(悔い)改めることで、心身の最上の健康が得られます。今生でできることは、肉体を利用してみて下さい。無私の人生は永遠の宝 「他のすべてのものが忘れ去られ、あるいは剥ぎ取られ、財産が失われ権力が朽ち、地位も生まれも効力を失い、宗教的教義が灰燼に帰したあとも、無私の人生によって培われた性格だけはいつまでも残り続けます」(シルバーバーチの霊訓2・P98から)霊的要素に比重を置く「あなた方が直面する悩みごとは私にはよく分かっております。しかし霊的知識を有する者はそれを正しく運用して、物的要素に偏らないようにならなければなりません。霊的要素の方に比重を置かなければいけないということです。正しい視野に立って考察すれば、焦点を正しく定めれば、日常生活での心の姿勢さえ正ければ、物的要素に対して最小限度の考慮を払い、決して偏ることはないでしょう。そうなれば霊的自我が意のままに働いてあなたを支配し、生活全体を変革せしめるほどの霊力が漲り、ついには物的要素に絶対に動かされない段階にまで到達することでしょう」(シルバーバーチの霊訓1・P74から)
2009.09.14
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7月24日の幽界探訪。 この日は、たまたまスタッフと治療のために分院のようなところへ行った。辺りは、木や草が鬱蒼としていて、自然豊かな場所である。ただ、総合病院の外れにあるせいか、気のエネルギーが淀み易い。私は、ここで治療をすることにためらいを覚えた。どうもスタッフも気分が悪くなるという。私も最後の患者さんを診てから、皆とすぐにそこを立ち去った。この治療室には、あまり来たくないと思った。低級な霊気が漂っていたからだ。 ここは、この世と近接し、地上によく似た幽界の世界だ。肉体から離脱した自分がエネルギー的に低いと感じる世界は、地上のように我慢して住むことは無理だと思う。スピリチュアリズムでいう、あの世で住む世界を自ら選んで行くとは、こういう事なのかもしれない。エネルギー的に高いと感じる世界も同様だ。自分が今生で獲得した霊格相応の世界に行くしかないわけである。「人は魂の進歩の度合に応じて、行く事の出来る段階が違ってくる。睡眠中の人はすべて霊魂のままで動き回るが、行動範囲に限界のある人もいる。中には、睡眠中に霊界の暗黒界へ行く人もある。これは本人の魂の程度がつりあっているからそこへ行くこともあるし、また自ら進んで、奉仕に役立つために出かける場合もある」(「シルバーバーチの霊言集」P128から)
2009.09.08
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8月30日の選挙で、民主党が劇的な大勝をした。これに先立つ7月23日のガイド(守護霊)との対話から。政局が不安定な中で、人々の心も不安定になります。与党が変わる事は、歴史的なことでしょうが、大きな期待を寄せ過ぎてはいけません。個人のエゴから発せず、日本全体、そして地球全体に対して、霊的視点から、物を見なくてはいけません。それを期待するには、今の政治には、無理な現状でしょう。大きな意識の転換期にあって、物質次元にも大きな変化が出てくるでしょう。これは、当然のことです。こういう時は、できうる限り、高い霊的思想を拠り所として、確固たる信念を持って、生きることが良いでしょう。答えは、既に出ているのですから。答えは、変わらないのですから。信じることです。迷わぬ事です。何事も人のためならば間違いはないです。動機が純粋であれば、神の法則が味方します。自然は変化します。多様性の中に安定します。すべての存在を包容し、支えます。それが、神の顕現というものです。これに疑わざる、迷わざる信念を持って、付き従うことです。いいですね。霊的尺度で見る「地上では必ずしも正義が勝つとはかぎりません。なぜなら因果律は必ずしも地上生活中に成就されるとはかぎらないからです。ですが地上生活を超えた長い目で見れば、因果律は一分の狂いもなく働き、天秤は必ず平衡を取り戻します。霊的に見て、あなたにとって何がいちばん望ましいかは、あなた自身には分かりません。もしかしたら、あなたにとって一番嫌いなことが実は、あなたの祈りに対する最適な回答であることもあり得るのです」(シルバーバーチの霊訓1P58から)絶対的な霊的真理がある「絶対に誤ることのない霊的真理が幾つかありますが、そのうちの二つだけ紹介してみましょう。一つは、動機が純粋であれば、どんなことをしても決して被害をこうむることはないということ。もう一つは、人のためという熱意に燃える者は必ずチャンスが与えられるということ。この二つです」 (シルバーバーチの霊訓1P59から)
2009.09.01
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ガイドとの対話から。厳しく生きれば生きるほど、楽しさが失われないようにしないといけません。苦しいだけでは、続きません。続けることによる喜びが無いといけません。本筋に喜びを見いだせれば一番良い。そうでない場合は、別の形で楽しむと良い。手段の中で楽しみを見い出すと良い。確かに苦しみの中から悟りは開けますが、苦しむ事が目的ではありません。そもそも今生で生を受けて生きるということは楽しい事なのです。肉体を持って生きるということは、力を付けるために必要なことであり、類い稀な状態なのです。永遠の目で見た時、楽しくないはずはないのです。不自由ながら、その不自由な手で、何ができるか、何ができるようになるか、楽しんでみると良い。今生の人生とは、そういうものです。できれば、苦しみも楽しめるようになれば最高です。体験を楽しんで下さい!! 今生では不自由な肉体にあっても、神を信じてあらゆる努力をすれば、乗り越えられない障害は無い、あるいは無限の可能性があることを自覚するために体験は必要だと実感できるこの頃である。まずは、ガイドさんに深く感謝したい。多くの魂を呼び覚ます「自分がこの世に存在することの目的を日々成就できること、つまり自分を通じて霊の力がふんだんに地上に流れ込み、それによって多くの魂が初めて感動を味わい、目を覚まし、健全さを取り戻し、改めて生きることの有難さを噛みしめる機会を提供することーこれは人のために役立つことの最大のよろこびです」(シルバー・バーチの霊訓1から)闇も味方「人生はすべて比較対照の中で展開しております。光も闇もともに神を理解するうえでの大切な要素です。もし光と闇とが存在しなければ、光は光でなくなり闇は闇でなくなります。つまり光があるから闇があり、闇があるから光があるのです。同じく昼と夜とがなければ昼は昼でなくなり夜は夜ではなくなります。愛と憎しみがなければ愛は愛でなくなり憎しみが憎しみでなくなります。その違いが分かるのは相対的だからです。しかし実は両者は一本の棒の両端にすぎないのです。元は一つなのです。しかしその一つを理解するには両端を見なければならないのです。それが人生です。光と闇の両方がなければなりません。温かさと寒さの両方がなければなりません。喜びと悲しみの両方がなければなりません。自我を悟るにはこうしたさまざまな経験が必要です」(シルバー・バーチの霊訓1から)
2009.08.26
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最近のガイドとの対話から。慎重に行動すべきです。何が起こるかわからない時代に生きています。今は表面的な変化だけですが、本質あるいは本性が問われていくでしょう。人は、窮地に陥ると良くわかります。本性が出ます。皆自分が大切なのでうんざりする場面も相当あるでしょう。しかし、それも世の流れです。必要なことは、すべて現象として起こります。不快なことや不信感に陥ることも必要ならば起こります。そうやって人の目を覚まさせるためにバランスを取るために必要だと考えてください。すべて霊的真理で捉えるトレーニングをしてください。そうでないと本質を見失います。表面に出た現象に動揺したり、感情に囚われないことです。これからは、日々練習だと思ってください。いつ本番が来ても良いようにです。必要なことは、因果律で見て下さい。この世の指標で見ないことです。それでは、理解できません。世の動きは因果律で見てください。面白いことに、ある程度動きの予測ができるようになるでしょう。今生のことは、まだ読み易いです。きっとそういう見方をしていると難事も小事になるでしょう。人生を楽しみなさい。すべて学びです。わかりますね。知識を積む大切さ「あなたが善人であるか悪人であるか、それは関係ありません。あなたのすることはそれ相当の結果が生じます。ですから、知識を増やすことです。霊格を高めることです。そうすれば霊的法則の働きについて一層の理解ができ、それによって人生を規制していくことができます」(シルバーバーチの霊訓2から) 新しい時代に向けて「あなた方は新しい時代に入りつつあります。人類の新しい時代の夜明けです。その恩恵のすべてに浴したければ、真理を受け入れ邪魔にしてきた愚かな教義をかなぐり棄て、無知の牢獄から抜け出して、自らの自由意志で歩み、神が意図された通りに生きることです」(シルバーバーチの霊訓2から)
2009.08.20
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ガイドとの対話から次から次へと障害や問題が起きているように思うでしょうが、すべては大きな流れからすると泡のようなものです。小さい小さい出来事です。真摯に努力しさえすれば運命は必ず見方してくれます。思いが正しければ必ず克ちます。そう思って、障害をやり過ごしなさい。嵐のような酷い時もあります。人生とはそういうものであり、気にしない事です。時には抵抗せず、自然の流れに任せるのも悪くはない。後は、信じることです。乗り越えた自分を想像することです。不動の信念をもって困難に立ち向かう「故にあなた方は常にリラックスし、受身的で穏やかで平静で、しかも奥に自信を秘めた状態であらねばなりません。その状態にあるかぎり万事がうまくいき、必要とするもの全てが施されるとの確信をもたなければいけません。安易な人生から価値あるものは得られません。困難な人生からのみ得られるのです。神は決してあなた方を見捨てません。困難に直面した時、その神の遺産を結集し、必ず道は開けるのだという自信をもつことです。不動の信念をもてば道は必ず開かれます」(シルバー・バーチの霊訓1から)
2009.08.10
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ガイドとの対話より。過ぎ去った過去は忘れなさい。楽しかった日々、苦しかった日々、いろいろなことが走馬灯のように浮かぶでしょう。しかし、これからは過去に浸ってはいけません。過去にさよならを言って、前へ前へと足を踏み出して下さい。多くの苦難や障害に打ちのめされないように、十分に鍛えてきたあなたなら乗り越えられるはずです。どんなことでも。世の中がどうなろうと道を開けられます。悲しみを、涙をぬぐい去って希望の明日を夢見てください。誠実に正直に真摯に生きて下さい。傍らに私たちがいることを忘れずに。地の果てまで、共に歩きましょう!!「常に上を向いて歩んで下さい。下を向いてはいけません。太陽の光は上から差します。下からは照らしません。太陽は永遠の輝きの象徴です。霊的太陽は啓蒙と活力の源泉です。内在する霊に刺激を与えます。自分の本質において永遠なる存在であり何事も修行であることを忘れぬかぎり、何が起きようとも意気消沈することはありません」(シルバー・バーチの霊訓1から引用)「過ぎ去ったことに未練を抱いても何にもなりません。人生は過去ではなく現在に生きなければなりません。目を魂の内奥に向けて、神の授け給うた泉から潜在力を引き出し、信念から生まれる冷静さをもって人生に対処できるよう、力と安らぎを求めて祈ることです」(シルバーバーチの霊訓2から引用)
2009.08.05
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ガイドとの対話から。ついている。そう思う事です。いろいろありましたが、ついている。こうやって、生かされている事はついているわけです。まだ、課題を終えていないけれども、落後せず、ついているわけです。その気持ちが大切です。そう思うと、すべてを明るく捉えることができるでしょう。たとえ、どん底に落ちても、明るい事なのです。なぜなら、上がることが、無限に上がる可能性があるからです。よくよくそう考えてみてください。すべてがついているように思えてきます。大きな幸福の前の小さな不幸なのです。忘れないでください!!あなたはついているのです。宇宙一ついている人間です。そして、私もあなたのそばについています。こういった意識の持ち方を日頃心がけることにより、霊的回路が開け、結局、運命も開けてくるのではなかろうか。「 肉眼でみることができず、手で触れることもできない私たち霊界の者が物質の世界と接触をもつことは容易なことではありません。人間側が善良な心と自発的協調性と受容的態度と不動の信念を保持してくれるかぎり、両者を結ぶ霊的回路が開かれた状態にあり、その人はあらゆる面において、つまり霊的に精神的に物質的に、より良い方向へと自動的に進んで参ります」(シルバー・バーチの霊訓1から)「心が楽しければ楽しいほど、それだけ大霊の心に近いということを意味します。あなた方一人一人が大霊であり、したがって物質界のいかなることも、取り返しのつかないほどの影響を及ぼすことはできません」(「シルバーバーチは語る」から)
2009.07.27
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ガイド(守護霊)との対話から新しい時代が始まります。新しい時代の幕が、開き始めます。何にも煩わされず、思う事が実現するようになります。地球の使命も新たな展開になります。我々の意識は、それに合わせていかなくてはいけません。逃げている者には、与えられません。一人一人の意識が問われます。二極化することで目覚めない者には、きつい時代になります。しかし、もともと人は、上を目指すようにできているので、彼らも心配することはありません。すべては、救われるようになっています。耳を貸しさえすれば、視野は、大きく開けるはずです。「新しい世界は憎しみや復讐心から生まれません。すべての人類のためを思う願望からしか生まれません。復讐を叫ぶ者ー目には目を、歯には歯をの考えをもつ者は、将来の戦争のタネを蒔いていることになります。すべての人間には生きる場が与えられております。理性と常識によって問題を解決していけば、すべての者に必要なものが行きわたるはずです」(シルバー・バーチの霊訓3:P163から)「人は高処に至る力を内蔵しています。もし、人が欲望と感情を制して、肉の目の限界を超える道を学ぶなら。人は鈍重な物質を貫いて輝く境域をのぞき見ることすら可能です。神の創造の計画の素晴らしさは、有限の心をもってはのぞくことは出来ません。しかし、人が霊の目を開き、制約を取り払うなら、その限りではありませんが。人は天界にも入っていけます。自己の、また人類の未来を伺い見る事も可能です」(ホワイト・イーグル霊言集:P129から)
2009.07.20
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6月21日に今年早々亡くなった伯父の供養のため、伯母のいる埼玉へ行った。そこで、お昼にクリスチャンの伯母が信望するプロテスタント系教会の牧師さん夫婦と歓談した。初対面だったが、富広美術館の話題が出たり、話が盛り上がり、生前世話になった伯父を偲ぶ、父の日にふさわしい一時となった。以下、この日のガイドとの対話から。 変化は、自然に起こる方が良い。 時の流れに任せながら、受け入れるのが自然で良い。 後から感じるものが良い。 急激なものは、良くない。 受け入れ態勢を準備できていないものは、一般的変化で終わってしまう。 十分に咀嚼しながら受け入れていく変化が、実は大きな変化となって、身に付く。 金魚の水を新しいものに全部換えてしまうと、金魚はすぐ死んでしまうように。 無理に変化させてしまうことを神は欲しない。 受け入れられないということがわかるからである。 変化は徐々にやってくる。 しかし、もとには戻らない。 常に進化の途上にあって、変化しなくてはいけない運命にあり、変わらないものはありえない。 人に向上心がある限り、必ず変化するものである。 心の中に生じた新たな息吹。この日は人との出会いによって教えられ、何か自分の中で新たな前進への動機付けになったような気がする。どの程度のものかわからにけれども、少なくとも昨日よりは今日の自分でありたい。そして、今日より明日を誓って、また今日を終わりたい。これからも多くの有意義な人との出会いがあると思うが、そういった出会いの機会を与えられた事を深く神に感謝したい。そして、今の私は、今の仕事に対して、何よりも愛を表現したい。まずは、身を委ねて、流れに逆らわず、仕事を天職としてとらえていくことが、地味だけれど、最善のことのように思える。牧師さんに言われたからかもしれないけれど、やはり、自分しかできない仕事だからである。人から必要とされる限り、それがたとえ一人であっても、その仕事は天職なのである。そして、欲を言えば、あえてそう意識すべきものでもない。すべては自然がいい。以下、『シルバーバーチ 今日のことば』(ハート出版)から引用。 「たった一つの魂を高揚してあげることができたら、喪の悲しみに沈む一つの魂に慰めを与えることができたら、意気地のない疲れきった一つの魂に生きる力を与えてあげることができたら、それだけであなたが生まれてきた意味があります」 「すべての人間は、為すべき何らかの仕事があってこの物質界に誕生してきたのです。ときに内省の時を持ち、果たしてこれが自分にとっての本当の仕事なのだろうか、世の中を啓発する上で少しでも役に立っているのだろうか、知識の蓄積を怠っていないだろうか、獲得した霊的真理を人に分け与える努力をしているだろうか、これで最善を尽くしていると言えるだろうかー正直に自分に問いかけてみることです。そうすれば、おのずと答えが出てきます」
2009.07.10
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ガイドとの対話から。不安はつきものです。しかし、考えない方が良い。シルバー・バーチも言うように怖れや不安は、行動を軟弱にします。行き先を曇らせます。神の光を遠ざけます。そうはいっても、すぐ浮かぶものなので、気にしないことです。流れにまかせる事です。すべてを自然に流すことです。『神の意のままに』これが良い。結果的に考えないようになります。やるだけやりなさい。全身全霊で、その場に臨む。それでいいのです。任せる気持ちが、すべてを救うのです。「絶対に許してはならないことは、不安の念を心に居座らせることです。取り越し苦労は魂を朽ちさせ、弱らせ、蝕みます。判断力を鈍らせます。理性を曇らせます。事態を明確に見きわめることをさまたげます」(『シルバーバーチ 今日のことば』=ハート出版=から引用)
2009.07.06
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最近の北朝鮮の動きを見ると、ヘミシンクで見た2010年の負のヴィジョンが、徐々に近づいてきているように感じてしまう。北朝鮮の度重なる核実験やミサイルの発射実験が、核攻撃を受ける射程距離に入ってしまった日本の人々を新たな戦争の不安に陥れている。世界で唯一の被爆国として、日本は、これからも強く世界に平和をアピールしていく必要性を痛感する。それにしても、相変わらず、地上人類とは地上国家とは愚かなものである。いつになったら真の平和を心底から享受することができるのであろうか。 ところで、シルバーバーチも、その霊訓の中で、原爆について述べている。『シルバーバーチの霊訓=霊的新時代の到来=』(トニー・オッセン編 近藤 千雄訳)から以下一部引用して述べる。 地上人類の発明について、霊界の人々はどう思っているか、特に原爆についての質問に対して、シルバーバーチは、次のように答えている。「地上の科学者は、戦争のための実験と研究にはっぱをかけられて、その結果として原子エネルギーという秘密を発見しました。そしてそれを爆弾に使用しました。しかし本当は、その秘密は人類が精神的・霊的にもっと成長して、それを正しいことに使えるようになってから発見すべきだったのです。もうあと百年か二百年のちに発見しておれば、地上人類も進歩していて、その危険な秘密の扱い方に手落ちがなかったことでしょう。 今の人類は、まだうっかりミスの危険性があります。原子エネルギーは益にも害にもなるものを秘めているからです」「原子エネルギーの発見は、時期が早すぎたということです。人類全体として、まだ自分たちが発見したものについて正しく理解する用意ができなかったために、それが破壊の目的のために利用されてしまったのです。もし十分な理解ができていたら、始めから有効な目的のために利用されていたことでしょう。」 地上人類の霊性が高ければ、原子エネルーを人類の福祉目的以外に使うことは考えられないわけだが、残念ながら、現段階では、核保有国の霊的理解力が不足しているために、核戦争の恐怖に常に晒されると警告している。次に国家が原爆の恐怖に対処するにはどうすればよいかという質問に対しては、以下のように述べている。「問題そのものの根元は、人間生活が霊的原理に支配されずに、明日への不安と貪欲、妬みと利己主義と権勢欲によって支配されていることにあります。残念ながら、お互いに扶け合い、協調と平和の中で暮らしたいという願望は見られず、自分の国を他国より優位に立たせ、他の階層の者を犠牲にしてでも自分の階層を豊かにしようとする願望が支配しております」「死人が生き返ってもなお信じようとしない人は別として、その真理を人類に説き、聞く耳を持つ者に受け入れられるように、何らかの証拠を提供することがわたしたちの使命の大切な一環なのです。人間は本来霊的な存在であるという事実の認識が人間生活において支配的要素とならないかぎり、不安のタネは尽きないでしょう。今日は原爆が不安のタネですが、明日はそれよりももっと恐ろしい、途方もないものになるでしょう」 確かに霊的真理を広め、霊的視野から物事を考え、霊的摂理を実践していく事以外に尽きる事の無い恐怖から人類を解放する道は無いであろう。まずは、たとえ一人でもよいから、神の使徒として霊的知識の普及に身を捧げ、地上界の浄化の一助となろうとする強い意志を持つことである。このように、シルバーバーチの霊言は、どのような状況においても暗闇の中を彷徨う多くの人々に一筋の光明を見いださせることができ、人々に新たな希望を与えてくれる。引用のタイトルは、『8章 真理を知らないでいることは暗闇の中を歩くことです』であった。なるほど、なるほど。
2009.06.23
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5月23日(土)に(財団法人)福来心理学研究所の平成21年度第1回定例会が行われました。知人の紹介で初めて参加し、午後2時半より杉山 清人講師による講演「自己意識と輪廻転生」を聞く事ができました。杉山氏は、私の先輩格の歯科医師で、同研究所顧問をされており、霊能力者であるだけでなく、素晴らしい人格者でもあります。長年超心理学の研究をされてきた科学者としての深い洞察を保ちながら、人生経験から裏打ちされた大変説得力のあるお話でした。概要を以下に記載します。1) 超心理学の限界 自然科学はなぜかということを追求しない。たとえば、リンゴが落ちるというメカニズムは、追及するが、なぜ落ちるのかとい問いは、追及しない。念写についても、物理学では、限界がある。事実が先であり、写る過程という歴史は、形而上のものとして扱わない。また、この辺を追及しても限界がある。2) 死後世界 死は、精神とは別である。霊の世界はエネルギーが低いため、人に憑きやすい。死後意識はそのまま残るので、修正が効かない。このため憑依現象が起こる。また、上空1万メートル位までは、想念場がある。宇宙飛行士は、そこを超えるので霊的に高くなるようだ。3) 深層意識と過去世 深層意識と過去世とは、関連する。深層意識を改善しなくてはいけない。心が善悪に振れるのは仕方がないが、いかなる過酷な修行に耐えても、深層心理を閉じ込めるだけなので、改善できない。4) 先祖供養と過去世 今まで霊能者5人と接触したが、彼らに共通することが二つある。一つは、先祖供養を徹底する。もう一つは、過去世を知ることである。憑依に対する霊の救済法は、苦しんでいる霊が何に苦しんでいるかを理解し、それを解決してやることである。その原因を知るには、瞑想によって可能である。先祖の想いから解放してあげると病気が治る。そのためには過去世を知ることで大切で、憑依による病気には、原因と結果に縁が加わった因果律が関係している。5) 深層心理と輪廻転生 深層心理が人に行動を起こさせるので、自分ではなかなかコントロールできない。このため、輪廻転生が延々と続くが、この流れを断ち切らなくてはいけない。6) 深層心理と宇宙意識 流れを断ち切るには、宇宙意識に立ち返ることである。宇宙意識には、もともと我という意識はないが、これにより我を捨てることができる。瞑想という静寂の中で、創造力を働かせ、宇宙意識に繋がるように祈ることである。7) カルマの解消法 悪いカルマを解消するには、我欲を捨てるだけでなく、奉仕活動をすることも良い。また、何事にも感謝の言葉をあげるのも良い。「ありがとうございます」を年齢の1万倍唱えると良い。できれば日に3000回唱えてみる。8) 瞑想の仕方 瞑想中は、思考が姿を取るので、いろいろなものが見えてきたり、憑依が起こりやすいといわれる。「さにわ」のいない一人の場合は、危ないと思ったら、「妄想」と大声を出して中断してみるのも良い。一切の判断をせず、探究もしないように観察する姿勢が大事である。中断した時は、童謡を歌うのも良い。大声を出して腹から笑うのも良い。 最後に気がついた事を以下に追加します。なかなか霊障が取れないときは、高級霊団にエネルギーを送ってもらうと良いと述べられていましたが、いわゆるスピリチュアリズムで言われる最高次のスピリチュアルヒーリングであります。地上の術者となる霊媒はあくまでも霊団の霊力を受ける媒体なのでありますが、霊能力もさることながら、地上的には我欲を捨て去り、利他愛に生きる神の僕となるような霊格も要求されましょう。霊界は存在しない方が良いと述べられていましたが、いわゆる幽界下層に存在する低級な世界の事ではないかと思いました。また、病気は霊障がほとんどであり、経験的にそう思わざるを得ないと述べられていましたが、確かに精神病の多くは、憑依現象であるとスピリチュアリズムでも言われています。常に高次の意識に繋がるようにして魂を曇らせる低いエネルギーを受け付けないように生きなくてはいけません。そして、宇宙意識あるいは超意識につながる瞑想の重要性と日々に生かされている事に感謝することが、深在意識を浄化し、輪廻転生から脱却するための原理と言えそうです。最後に私は今回の杉山氏との出会いを前世からの因縁と感じ、深く感謝する次第です。参考)福来心理学研究所http://www1.odn.ne.jp/fukurai-psycho/
2009.06.17
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最近のガイドとの対話から。 これから起こることに対して愛を持って立ち向かいなさい。魂の郷からこの地球へあなた達は戦うためにやってきたのです。あらゆる不安、恐怖、苦しみ、嘆き、怒り、そういったマイナスな感情を人々から打ち消すためには、愛を伝えるのが一番であり、これによってしか救いの道はありません。そういった悪感情を打ち砕くために、世の中に蔓延る不安や不満を打ち消すために、多くの友が霊界から今この時のために送られているのです。 一旦栄えた文明は、必ず終焉を迎えます。その時に道に迷わぬように人々を導きなさい。皆愛の戦士になりなさい。愛の伝道者と言ってもよい。これからは多くの戦いが世界中で起こるでしょう。混乱が起こるでしょう。戦いの中で必要なのは愛の戦士です。多くの混乱と無秩序の中から、必ずや輝ける未来が生まれます。人々を興奮に導く力が生まれます。その手伝いをするのです。できるだけ多くの人が、神の僕となって、手伝いをしてほしい。これからもっともっと必要になります。あなたもその一人です。先導しなさい。躊躇せず先に進みなさい。愛があれば、神の前の愛があれば、恐れるものは何もない。悲しむ者は誰もいない。祝福と賛美があなたを待っています。天国の友はあなたをじっと見ています。そして、深く祈っています。望まれている一人として行動しなさい。愛を持って行動しなさい。実践しなさい。戦いなさい。不浄な力と交戦しなさい。けっして負けてはなりません。あなたには強力な神の助けがあるのだから。無限のエネルギーが控えているのだから。敢然と進みましょう!!言葉はぶっそうですが、愛の戦士とはそういうことです。内面的に言えば、時には戦うことも必要だからです。わかりましたね。
2009.06.07
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最近のガイドとの対話から。「自己の信じる道を行くのが一番です。いろいろ良さそうに隣が見えても、結局は同じ。プロセスは違ってもゴールは同じ。紆余曲折はあるけれども、いつかはゴールに至る。急ぐ必要もなく、焦る必要も無し。間違いを学ぶ事も大事です。たとえ非効率だと思われても、多くの学びがあるかもしれません。その学びも天から与えられた機会に従っているのです。そういうと運命的な言い方になってしまいますが、ある意味生かされているのであって、運命の上を歩いているにしか過ぎません。要は、その事を意識するかしないかです。そういう意味では、遅いのがいいか、早いのがいいか。通過点の入り方は、どちらがいいとも言えません。ですから、一生懸命に真面目に通過していけば悔いは無いでしょう。天の法則は、シンプルです。与えられた人生を一生懸命、真摯に生きる。これだけです。それが、霊性開発の秘訣と言えましょう。各々カルマがあり、役目が異なるのですから、皆違っていいのです。すべて公平です。寸分の違いも無く、つじつまが合うようになっています。いわゆる正負の法則ですね」
2009.05.28
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最近のガイドの対話から。ただ、心に思い浮かぶ事を今日は書きなさい。新しい時代に向けてどう生きるか、皆の関心のあるところででしょう。私達も結局いかに学んでいくかにすべてを委ねています。皆さんの魂の向上を神性の顕現という立場で見た時、私達は手を出す事はできません。インスピレーションを通じて導くことはできてもそれまでです。形をなすのは、あなた方であり、カルマと言う意味での責任はあなた方にあります。あなた方の行動の仕方が、具現化のすべてです。インスピレーションを素直に受け取り、いかにそれを実生活に表現できるかです。それは、今という緊張を感じる時だけではありません。むしろ、緊張を感じない平穏な時でも高次の形で表現できないといけません。生きているその事が奇蹟なのですから。日々を大事にして、実践して生きなさい。真剣に生きなさい。そうすれば、充実した人生を送る事ができます。今のような混乱した時代は、絶好の時とも言えます。自分の生き方を人生の方向性を持って導く事ができるチャンスでもあります。迷う時は、誰しもありますが、そこから真理を見出し、次のステップに飛躍することができるのです。是非とも今こそ日々を大事にして頂きたい。努力する者を我々は見捨てたりはしません。背後から強い眼差しを持って、協力するつもりです。頑張ってください 。
2009.05.22
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スピリチュアリズム・ニュースレター43号(心の道場発行)を参考にして述べる。 天使の実像については、スピリチュアリズムでもほとんど明かされていない。今の地球人が、理解するには時期尚早ということなのかもしれぬが、わかる範囲で述べてみたい。 一般に天使や妖精は、自然霊といわれ、人間のように輪廻転生を経ない霊的存在として定義される。自然霊の中で特に高級な存在を天使と呼ぶ。 宇宙の構造も、地球系の地上界とそれを包括する霊界を人間界(地球界)と呼ぶならば、無数にある他の天体の人間界をもすべて包括する形で、天使界が、存在することになるようだ。つまり、神の国は、天使の国とも呼ぶことができる。 この天使界には、ヒエラルキー(階級)が存在し、高級天使を頂点とするピラミッド型の関係が存在する。その中で、地球界は、底辺に位置するようである。 天使の役割は、神の国の代理人として、人間を管理する立場にある。これと並行して、高級霊や守護霊のような人間を卒業した人間霊も管理する立場にある。この人間霊にも厳然たるヒエラルキーがあることは、言うまでもない。ただ、天使は、初めから高級霊のような存在でありながら、高級霊に対しても優位な指導的立場にあるようである。また、地上界を経験しないため、霊的成長の仕方が、人間霊とは異なるようであるが、今のところこの点も明確ではない。こうして、一人の人間には、少なくともガイドとエンジェルとが対で見守る形式になる。 大切なことは、不朽の霊的存在である人間が、霊的進化を遂げると、これらガイドやエンジェルも霊的に進化し、人間界、そして天使界も進化することである。つまり、一人の人間の霊的進化は、宇宙全体の霊的進化に影響を及ぼすことになる。更に、もっとも霊的成長を促す行為は、無償の愛に元ずく奉仕の行為である。神に代わって、他者のために尽くすということが、地球全体、宇宙全体の霊的進化に最も貢献する行為である。思えば、実に壮大な話ではないだろうか。ガイアのアセンションは、まさに一人一人の人間の利他愛の意識と実践とが萌芽となる。たとえ大河への一滴に過ぎなくとも、この一滴なくしては、ガイアの進化は、始らない。ガイドとエンジェルとが、ともに協調して、我々人間を見守りながら、我々の日々の霊的成長を何よりも祈念しているのである。心より深く感謝したい。 こう述べていると、まだ羽根が無い二級天使に命を救われる中年男の感動の名作「素晴らしき哉、人生」(ジェームズ・スチュワート主演:1946年米映画)を思い起こす。日本は、中年の自殺が相変わらず多いが、もしも死にたくなったら、是非見て欲しい作品の一つである。自分がこの世に生を受けて、平凡でも真面目に4~50年生きてみると、自分ではちっぽけな存在だと思ってもどれだけ周囲に影響を与えているかは計り知れない。仮にもし今の自分がこの世に生まれて来なければ、世界はすっかり変わってしまうかもしれないのである。どんな人生であっても世界に二つとない貴重な経験の連続であったことをいつかしみじみと噛みしめる時が来るであろう。後悔など無意味である。常に前を向きたい。いつからでも何度でもやり直せるのが天のルールである。そうであるならば、もっともっと人生を楽しめるはずである。こうして、この作品のタイトルのように、最後は、きっと人生とは、素晴らしいと思えるのである。
2009.05.13
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再びシルバーバーチの霊訓「地上人類への最高の福音=悟りは苦しみの中から生まれるのです=」から引用して述べる。 苦しみと戦うことは、己のカルマの解消に繋がることになる。今生で苦しみと対峙することは、霊性の進化に大きく寄与する。まさに艱難汝を玉とすである。ただ、苦しいからといって、神の慈悲に頼り過ぎては、その本質を悟ることはできない。神の慈悲は、神の摂理に従った生き方をした者が、苦しみ抜いた果てに理解できるものなのである。今生が常に己が人生の挑戦の場であることを自覚したい。そして、乗り越えた先に至上の喜びがある。苦難を前にして、この溢れ出る力は何故なのであろう。神の慈愛に触れたからであろうか。我々に与えられた人生とは、歩みは遅くとも幾多の体験を経ながら、徐々に神の前に近づいていくことではないだろうか。人生に恐るるものなし!!=苦しみの背後にはカルマがある= 「苦しみのの要素も摂理の一環です。いわれのない苦しみを被っていると思っている人も、やはり過去において何らかの形で摂理に反したことをしているからこそ、今の苦しみがあるのです。それが因果律というものです。苦しみを味わってこそ摂理がわかるのです」=神とは摂理、法則のことである= 「神が慈悲深いということを、どなたが説いておられるか知りませんが、神とは摂理のことです。究極において慈悲深い配慮が行きわたっておりますが、そこに至る過程においては日照りの日もあれば雨の日もあり、雪に日もあれば嵐の日もあい、穏やかな日もあれば雷鳴の轟く日もあり、酷暑のひもあれば酷寒の日もあり、それがすべて法則によって支配されているのです。 わたくしは、それと同じことが愛と憎しみ、怒りと純情についても言えることを説いたことがあります。そこにも大霊の摂理の働きがあるからです。が、それが理解できない人が大勢いらしたようです。大霊が憎しみの中にも宿るということが理解できないのです」=苦しみのない人生などありえない=「痛みも苦しみもない人生、辛苦も悲哀もない人生、常に日向を歩き、日陰というものがない人生を送る人は、地上には1人もいません。少なくともわたしは、そういう人を知りません」=一切のあきらめの念を棄てる=「わたしは古い霊ですー皆さんからそう見られております。わたくしくらいになると、人間の可能性というものがわかります。そのわたしから、あなたに激励の言葉を述べさせていただきます。一切のあきらめの念を駆逐しなさい。そうです、わたくしたちに為さねばならない仕事があるのです。偉大な仕事があるのです。よろこんでその手を、その心を、その精神を貸してくださる人々の協力を必要とする、大仕事があるのです」=アセンションの道とは、緩徐なもの=「若者はせっかちに考えがちなものです。が、世の中は急激な革命によってではなく、ゆっくりとした進化によって改められていくーそれが摂理なのです。わたしは若者特有の熱誠や情熱に水をさすつもりは毛頭ありません。わたくしがこれまで見てきたままを申し上げているのです。ご自分の経験から得られる叡智を道しるべとするーこれが一番です。わたくしたちが人間を導く上でそれを一ばんの拠り所としています。だからこそ説得力がるのです。その方針でやってきて、わたしたちは多くの方が感じておられる以上に、大きな進歩を遂げております」=すべての問題をあの世の視点から見る=「いかなる問題においても、わたしたち霊界の者は、地上的観点から見ていないということ、地上的尺度で判断しないということ、人間的な憎しみや激情に絶対に巻き込まれないということ、往々にして人間の判断力を曇らせている、近視眼的無分別に振り回されることは絶対にないことを、まず申し上げておきます」
2009.05.07
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この友人と仲間内で最後に会ったのは、1月11日だった。実は、この後、ガイドから以下のメッセージをいただいていた。 「一昨日の出会いは、良かったです。あなたは、会う必要がありました。あなたの本を渡したからだと思うでしょうが、それもそうですが、彼には、更なる死への覚悟ができたということです。多くの親しい友に愛されていることを実感したからでしょう。単なる憐れみや同情ではないことを感じ取ることができたからでしょう。あなたに対しては、以前から何か近しいものを感じていたようですが、確かにあなたの本は、あなたの真面目さが、伝わったと思います。真剣に死後について語る真摯さが、彼の心を打ったと思います。きっと彼は、死への準備ができたことを深く感謝していると思います。後は、あなたが、遠隔をするからという言葉に、彼はありがとうと答えていたように、まだ生への執着は持っているので、誰でも当然なことですが、祈りを続けて、力を貸すことではないでしょうか。奇跡は、そういう思いが強ければ、エネルギーとなって、形をなすものです。本人を含め、皆で生きてほしいと思えば、延命は可能なのです。できる限りのことをしてあげるとよい。それが、きっとあなたに良いカルマを生みます。行為は、違っても悪いカルマを相殺することになります。善行を積むことです。悪行を恐れてはいけません。今生で生きるということは、悪行も為します。我知らず罪を作る場合もあります。しかし、向上心を常に持てば良い。プラスマイナスが、プラスに転ずるはずです。進歩の道にあれば良い。必ず救われる時が来ます。進むことであり、進むしかないのです。日々病気の友人を見守ってやりなさい。そして、感謝しなさい」 結局、奇蹟は物理的には起きなかったが、魂レベルではどうであったろうか。 告別式の翌日だったが、へミシンクを用いて、彼のその後を追ってみた。目の前に現れる雲のような光に導かれて、遠方のため、出席できなかった斎場の様子等を垣間みせていただいた。通常は、死の自覚がなく、少なくとも死後数日は、地上に留まるそうだが、すでに斎場にもどこにもいない感じがした。ということは、ガイドが述べたように魂レベルでは、奇蹟が起きていたかもしれない。覚悟のできた彼の魂は、きっと病苦に負けず、素のような赤児の意識に帰ったのだろう。亡くなるとすぐに今生への執着を棄て、死の自覚を持って、天国に旅たったと信じたい。スピリチュアリズムによれば、霊性の高い魂は、肉体の死後、躊躇する事なく霊界へ旅経つそうである。天の導きに深く感謝いたします。合掌。
2009.04.23
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15日の夜に私と同業の友人が、癌で亡くなった。50代だった。先週末に意識が朦朧としてきていると見舞に行った友人からの電話で、死期が近いことを察したが、やはり思わぬ急な死去だった。生前人間ドックを毎年受けていたにもかかわらず、早期発見はできなかったそうだが、まだまだ検診もそんなものかもしれない。手術で開腹した時は、既に手が着けられない状態だったようで、昨年末に主治医から予後3ヶ月程度という宣告を受けたそうである。それからは、免疫力を高めるための代替医療的な事をいろいろ試されていたと聞いているが、一方で、死を受け入れる心の準備もされていたようだ。過去の日記で述べたように、私自身は、スピリチュアリズムから学んだ霊魂不滅の教えを、霊的真理として絶対的に受け入れている。このため、彼に死への恐怖心を少しでも和らげていただきたいと、精神的に落ち着かれた時期を見計らって、霊魂不滅を説いている自著を差し上げた。相手がどう反応するか、もちろん迷いもあったが、もともと気功のような暗在系にも精通されていた方なので、きっと理解していただけると思った。1月に会った時は、黄疸が出て顔色は悪かったにも係らず、終始何か悟りを得たような安らかな笑顔を見せて気丈に振る舞ってくれた。人間は遅かれ早かれ、今生の役目を終えれば必ず死ぬわけだが、生前に見えざる死の壁を少しでも克服していればそれに越したことは無いわけである。 15日当日は、亡くなって間もなく寝ていた私にサインを送って来たようだ。へミシンク用CDを聞きながら椅子に寝てしまった私の耳元で、突然音を立てたり、眼下に閃光を送ってきたりした。夜更けの出来事に人の気配を感じで一瞬ぞくっとしたが、誰だろうと思った。だが、翌日に亡くなった時間を聞いて、やはり彼だということが直感的に理解できた。私の本が本当に役立ったかどうかは定かではないが、迷う事なく霊界に旅立たれた姿を想像しながら、次の言葉を心で念じた。「I君、再び霊界で会う日まで、もう少し私の事を待っていてください。それまで、天国で思う存分楽しんで下さい。まずは、52年間本当にご苦労様でした。生前の貴方との出会いに深く深く感謝いたします。」常に上を見る 「もしあなたが死の恐怖におびえそうになった時は、自分の存在の始源、すなわち大霊の分霊であることを思い出し、この全大宇宙を創造したエネルギ-と同じものが自分にも宿っていることの意味を熟考することです。そこから勇気を得て、壮大の気宇をいだくことです。下を向いてはいけません。上を見るのです。そして、援助は自分の内部と外部の双方から得られることを知ってください」家族はいつまでも嘆き悲しまない「死んだ人たちは、あなたのもとから去ってしまうのではありません。死という名のドアを通り抜けて新しい生活に入っていくだけです。その人たちにとっては、死は大きな解放です。決して苦しいものではありません。彼らにとって唯一のつらさは、地上に残した人々が自分のことで嘆き悲しんでいることです」死は新たな冒険への旅立ち「地上に生をうけた人間にとって、死は避けられません。いつかは地上に別れを告げなければならない時が来ます。それは、もはや地上生活がそれ以上その霊に与えるものが無くなり、次の冒険への旅立つ用意ができたということを意味します」ただし、絶対に自殺はいけません。「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはいきません。自殺行為によって地上の生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代償を支払わねばならなくなります。それが自然の摂理なのです。地上の誰ひとりとして、何かの手違いのためにその人が克服せきないほどの障害に遭遇するようなことは絶対にありません」 以上「シルバーバーチ 今日のことば」より
2009.04.16
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私のスピリチュアリズム10訓の最後を飾る教えであります。近代スピリチュアリズムは、霊的真理を説くことを主眼としておりますが、魂の永遠性を説く事に集約されると言っても過言ではないでしょう。肉体は滅びても、魂は永遠不滅であり、肉体の死は、節目にしかすぎません。死は、永遠の命の前に無力であります。死からの解放は、真の自由もたらします。こうして、人生は、やり直しができ、失敗を恐れる必要はなくなります。人生に係るあらゆる障害に対して果敢に挑むことができるでしょう。艱難に対して何度でも挑戦し続ける無限の霊力を実感できるのも、霊魂不滅を信じればこそです。 「人間は肉体をたずさえた霊であり、霊を宿した肉体ではありません。物質は霊のおかげで存在を得ているのです。霊こそ永遠の実在です。霊が破壊されることはありません。滅びることもありません。不死であり、無限です。」 (「シルバーバーチ今日のことば」より) 「死ぬということは、霊が肉体から脱皮して姿を現す過程のことです。何一つ怖がる要素はありません」 (「シルバーバーチ今日のことば」より) 「常に上を向いて歩んでください。下を向いてはいけません。太陽の光は上から差します。下からは差しません。太陽は永遠の輝きの象徴です。霊的太陽は啓蒙と活力の源泉です。内在する霊に刺激を与えます。自分が本質において永遠なる存在であり何事も修行であることを忘れぬかぎり、何が起きようとも意気消沈することはありません。霊性は書物からは得られません。先生が授けるものでもありません。自分自身の生活の中で,実際の行為によって体得しなければなりません。それは個性の内部における神性の発芽現象なのです」 (「シルバーバーチの霊訓1」より) やり直しのチャンスは全ての人に与えられています。いかなる状況においても決して絶望してはいけません。与えられた人生を真面目に正直に真摯に精一杯生きましょう。 「やり直しのチャンスが与えられていないとしたら、宇宙が愛と公正とによって支配されていないことになります。墓で埋められて万事が終わるとしたら、この世は実に不公平だらけで、生きてきた不満の多い人生の埋め合わせもやり直しもできないことになります。私どもが地上の人々にもたらすことのできる最高の霊的知識は人生が死をもって終了するのではないということ、従って苦しい人生を送った人も、失敗の人生を送った人も、屈辱の人生を送った人も、皆もう一度やり直すことができるということ。言い換えれば、悔し涙を拭うチャンスが必ず与えられるということです。人生は死後もなお続くのです。永遠に続くのです。その永遠の旅路の中で人間は内在している能力、地上で発揮し得なかったチャンスが与えられ、同時にまた、愚かにも摂理を無視して他人の迷惑も考えずに横柄に生きてきた人間は、その悪業の償いのチャンスが与えられます。神の公正は完璧です。だますことも、ごまかすこともできません。すべては神の眼下にあります。神は全てをお見通しです。そうと知れば、真面目に正直に生きた人間が何を恐れることがありましょう。恐れることを必要とするのは利己主義者だけです」 (「シルバーバーチの霊訓1」より)
2009.04.08
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最新刊の中丸 薫著「賢者の知恵 名言の知恵」(PHP社)から転載する。彼女がインタビューした世界の著名人の名言を集めた本であるが、そこに述べられたシンプルな名言の中に彼らの賢者としての片鱗を見て取れることができる。今流で言えば、そのスピリチュアリティー(霊性)の高さにスピリチュアリズムに通ずるものを強く感じた。 「感動的瞬間?それは壁にぶち当ったときです。額に汗して、じっくりと自分の心に問いかけながら登り詰めて、やっと解決したとき思わず深呼吸したくなる。まるで一次元上がったような気がします。そういう壁にぶちあたる経験がない人生なんて意味がありません」 「私にとって、人生のうちで最も記念すべき時は、逆境の時です。逆境の時は、同時に大いなる喜びの時でもあります。それが私の信念です。要するに、私にとって最悪な時期は、最も大切な時期なのです。こうした最悪の状況を乗り切ろうと努力、あるいはそれを大切にしようとする態度がより良い結果を私にもたらし、より高い次元へと私を導いてくれるような気がしてなりません」 「私は、事業に成功したり、金を儲けたり、高級車に乗ったり、名声を勝ち取ったりすることが人生だと思っていません。私にとって人生とは、より多くのことを知り、学び、理解していくプロセスにほかなりません。知識や学習は、良いことも悪いことも、体験しなければ得られないものなのです」 以上フランシス・コッポラ(アメリカ/映画監督) 「私は神を信じ、自分の魂の存在を信じています。だから病気も困難も乗り越えることができたのです」 フリオ・イグレシアス(スペイン/歌手) 「幸福というものについて知るためには、ある苦しいものを通り抜ける必要があるのではないでしょうか。苦しみを味わっていなければ、幸福を実感することはできないのだと、私は思います。まだ少女の頃、人生はバラ色だと思っていましたが、今は、人生がバラ色なのは半分だけだと気づきました」 マーゴ・ヘミングウェイ(アメリカ/女優・モデル) 「成功するために、自分の実力でチャンスをものにするとか、ツキを呼び込むということもあるでしょう。しかし、人生に起こることはすべてがからみあっています。まるで自分とは関係ないように見えることや日常の問題にもきちんと向き合い、一つひとつ処理していくことが成功につながるのです」 カルバン・クライン(アメリカ/デザイナー) 暗い体験や逆境の体験は、霊性をより高めるために不可欠な行為だとシルバーバーチは、述べている。 「こうして霊力の道具として役立つための資格を身につけるまでは、それなりのトレーニングが必要になります。それは大変なことです。なんとなれば、その結果としてある種の鍛錬、ある種の確信を身につけなければならず、それは苦難の体験以外に方法がないからです。霊力の道具として歩む道は厳しいものです。決して楽ではありません。容易に得られた霊能は仕事に耐えられないでしょう。魂の最奥・最高の可能性まで動員させられる深刻な体験に耐えるだけの霊性を試されて初めて許されることです。そうして身につけたものこそ本物であり、それこそ霊の武器といえます」『シルバー・バーチの霊訓1(潮文社)より』
2009.03.24
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末世のような世情では、光の世界へ逃げ出したい気持ちはわかります。しかしながら、特に今様々な障害と対峙している方々は、是非踏みとどまっていただきたい。光の世界は、居心地は良いですが、いつまでも現実逃避にならないように。私は、こんな時こそシルバーバーチの霊言のすばらしさを実感できるような気がします。まさに数少ない高級霊界通信として21世紀のバイブルと言われる所以なのだと思います。「シルバーバーチの霊訓1」(潮文社)から引用します。(人生の目的は、さまざまな体験を積むということ )「光の中ばかりで暮らしておれば光の有り難さはわかりません。光明が有り難く思われるのは暗闇の中で苦しめばこそです。こちらの世界で幸せが味わえる資格を身につけるためには、そちらの世界での苦労を十分体験しなければなりません。果たすべき義務を中途で投げ出してこちらに来た者は、こちらで用意している喜びを味わうことはできません。少なくとも永続的な幸せは得られません。 人生の目的は至って単純です。霊の世界から物質の世界に来て、再び霊の世界へ戻った時にあなたを待ち受けている仕事と楽しみを享受する資格を身につけるために、さまざまな体験を積むということです。そのための道具としての身体をこの地上に授けてもらうというわけです。この地上があなたにとって死後の生活に備える絶好の教訓を与えてくれる場所なのです。その教訓を学ばずに終われば、地上生活は無駄になり、次の段階に進む資格が得られないことになります。このことは地上だけでなく、私どもの霊の世界でも同じ事です」(人生は、対照の中で悟っていく )「光を有り難いと思うのは陰と暗闇を体験すればこそです。晴天を有り難いと思うのは嵐を体験すればこそです。物事の成就を誇りに思えるのは困難があればこそです。平和が有り難く思えるのは闘争があればこそです。このように人生は対照の中において悟っていくものです。もしも辿る道が単純であれば開発は無いでしょう。さまざまな環境の衝突の中にこそ内部の霊性が形成され成就していくのです」(人生には、光と闇の両方が必要 )「すべての魂がそうであるように、あなたの魂も、地上でいかなる人生を辿るかを誕生前から承知していたのです。その人生に遭遇する困難、障害、失敗のすべてがあなたの魂を目覚めさせるうえでの意味を持っているのです。価値ある賞ほど手に入れるのが困難なのです。容易にもらえるものはもらう価値はないことになります。簡単に達成したものほど忘れ易いものです。内部の神性の開発は達成困難なものの中で最も困難なものです。 人生は全て比較対照の中で展開しております。光も闇もともに神を理解するうえでの大切な要素です。もし光と闇が存在しなければ、光は光でなくなり闇は闇でなくなります。つまり光があるから闇があり、闇があるから光があるのです。同じく昼と夜がなければ昼でなくなり夜は夜でなくなります。愛と憎しみがなければ愛は愛でなくなり憎しみが憎しみでなくなります。その違いがわかるのは相対的だからです。しかし実は両者は一本の両端にすぎないのです。元は一つなのです。しかしその一つを理解するには両端をみなければならないのです。それが人生です。光と闇の両方がなければなりません。温かさと寒さの両方がなければなりません。喜びと悲しみの両方がなければなりません。自我を悟るにはこうしたさまざまな経験が必要です」(苦難や障害が、魂を成長させる )「人間の生活に過ちはつきものです。その過ちを改めることにより魂が成長するのです。苦難や障害に立ち向かった者が、気楽な人生を送っている者よりも大きく力強く成長していくということは、それこそ真の意味のご利益と言わねばなりません。何もかもがうまくいき、日なたばかりを歩み、何一つ思い患うことにない人生を送っていては、魂の力は発揮されません。何かに挑戦し、苦しみ、神の全計画の一部であるところの地上という名の戦場において、魂の兵器庫の扉を開き、神の武器を持ち出すこと、それが悟りを開くということです」
2009.03.18
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以下は、へミシンクについてのガイドとの対話である。へミシンクについて日頃疑問に思う事があった。へミシンクは、単なる瞑想の手段であることを忘れるないように。囚われ過ぎてはいけません。へミシンクで体験するヴィジョンは、ロバート・モンローが導いたものです。そもそもあの世を分類するのは無意味です。なぜなら、私達は無限の魂の進化の途上にあります。霊界というのは、非常に多様な世界です。もっと自由な世界が無数にあります。ロバート・モンローが教える世界は、ごく一部であり、むしろロバート・モンローの信念体系領域を作り出す可能性があります。囚われない事です。また、リトリーバルは、無意味です。人間が積極的に手を出すべき行為ではありません。死ねばすぐわかることですが、あなた達は祈るだけで良い。先祖に対して、身内に対して祈るだけです。後は、霊人に任せなさい。彼らが、苦しむのは、カルマのために必要なのです。すべてに時があります。彼らが救われたのは、あなた達の力ではありません。常に純粋で、素朴でありなさい。赤児のようにありなさい。商業主義に乗ってはいけません。有名になろうと思ってはいけません。すべては、無意味です。今生で迷える者に真実を伝えれば良い。今のままで良い。欲を出さない事です。今をいかに生きるかです。そうすれば、疑似天国に囚われることもありません。生きている人々にもっと力を貸しなさい。そのためには、あの世の情報を使っても良い。すべては、動機が大切です。シルバーバーチの霊言のとおり。死後の世界には気をつけなさい*リトリーバルretrieval=救出活動「Hemi-Sync, remember that it is just a means of meditation. Don’t be Captive . Hemi-Sync experience in vision is guided by Robert Monroe. To classify the world after death is meaningless. because we are in the process of the evolution of the infinite soul. The spiritual world is very diverse world. There are thousands of more free world. The world Robert Monroe teaches is a very part . It could make the region more of Robert Monroe. Don’t be captured. The rescue of the soul is pointless. The people should have no hand. If you died you could soon understand.You only wish well. You pray for ancestors or for their relatives. Then, you let the people of the spiritual world. If they suffer, it is necessary for the karman. All is necessary for the time. They have been never saved by your power. Always pure, you are naive. Just like a baby. Not on a commercial basis. You don’t want to be well-known. All is meaningless. That’s all you tell the truth for the people who get lost in the world. As well. That’s not to be greedy. That’s how to live now. So You will not get caught in a virtual paradise. You, go and help people more. To do so, even with good information for better land. The motivation is important for all . Do as Silver Birch's spiritual words . Click on one's life after death carefully. 」
2009.03.12
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ガイドとの対話から。何事も地上のできごとは、空しいものです。しかし、意識すれば、そこに至るまでの様々な葛藤があります。色即是空空即是色という仏教哲学も、多くの人々は、今生では、完全には達し得ない知恵です。しかし、完全を望んで努力することが大切です。完全が神とするならば、それに向けて近づけば良い。人は、神意識に憧れるそばから、間違いを犯します。しかし、それが、今生きているということです。結果を気にせず、恐れず、方向性を持って、生きていく。日々その繰り返しであり、それが、良い。肉体の死という到達点が来る時まで、頑張れば良い。できることを精一杯やれば良い。類魂の代表として生きれば良い。自覚があれば良い。地上での経験は大変貴重なものです。肉体に囚われた世界で、神意識を大切にどう生きるかなのです。どう人を幸せにするかなのです。霊的盲目の人々を、死を恐れる人々を、あの世を信じない人々を、どう導くかです。そうすれば、自分の周りの障害は、すべて学びの場となり、多くの人々を助ける場ともなりましょう。行きなさい。神の見ている道を、気の向くまま、歩いて行きなさい。きっと永遠が見えるはずです。永遠の目標に向って歩いて行けば良いのです。すべては、任されているのです。大丈夫ですから。信じなさい。「生命の生命たるゆえんは絶え間ない向上にあります。今の段階では手の届かないものを何とか手に入れようと努力するところにあります」(「霊性進化の道しるべ」より)
2009.03.08
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この事に関しては、今までも何度となく述べてきたことだが、いくつか、シルバーバーチの霊言から紹介する。 自分のために生きることを卒業し、人のために生きる事のみを考えて、無心で奉仕するだけで良い。そうすれば、カルマの刈り取りも自己に対する癒しも自然にかなえられていることに気付くだろ。こうして慈愛に満たされた意識には、次元の扉を越えて、神の前に真の魂の自由が得られるのである。普遍的な霊的真理はこの教えのように実にシンプルなものだと思う。人々に実相を説き、不朽の真理の道に導くには、どのような職業に携わっても、いかなる立場にあろうともできることではないだろうか。「人のために自分を役立てることは尊い行為です。あなたの望みどおりの分野で仕事ができなくとも、人のためになると思うことを、その時その時に行えばよろしい」(シルバーバーチの霊訓10より)「人のために己を棄てる仕事にもいろいろあります。あるものは一目につく派手なものであり、あるものは一目につかない静かな聖域で行われます。いずれにせよ大切なのは人のために役立つことであす。霊的真理の悟りを1人でも多くの、受け入れる用意のできた人に施すことです。不安と恐怖に満ち、数知れぬ人々が明日はどうなるかと案じつつ生きているこの世においては、人生とは何かについて、表面的なことではなく、真実の相を教えてあげなくてはなりません」(シルバーバーチの霊訓1より)「霊は生命の創造力であるからこそじっとしていることができず、どこかに新しい捌け口を求め、従って満足することがないのです。何も霊媒現象を通して働くばかりが霊力ではありません。芸術を通じて、哲学者を通じて、あるいは科学者を通しても発現することができます。要するにあなた方自身の霊的自覚を深める行為、あなた方より恵まれない人々に何か役立つ仕事に携わることです。看板が何であっても構いません。かかわる宗教、政治、芸術、経済がいかなる主義・主張を掲げようと問題ではありません。実際に行う無私の施しが進化を決定付けるのです」(シルバーバーチの霊訓1より) 幾多の艱難辛苦は、多くの学びを与えてくれる。そういった体験をした者こそが人のために役立つ者となる真の資格がある。度重なる労苦に打ち勝った者は、人々を導く役目があるということだ。自分の境涯を不幸だ不運だと嘆く必要はない。それを踏み越えれば、後の人生で、神の使徒として人々を導く光栄な使命が待っているかもしれないのである。「最大の貢献をなさんと心がける人は、困難や難問を避けようとしてはなりません。その困難、その難問こそが、そうした志を持つ人々の魂の奥底を堀起こし、奉仕の仕事に役立つ道具として、ぜひとも備えねばならない隠された資質を活用させることになるからです」(シルバーバーチの霊訓1より)「人助けをするための霊的才能を授かるには、自ら苦しみと悲しみを味わうという条件が付きものなのです。霊の道具として自覚を持つに至るには、苦を体験しなければならないということです。苦の体験の本質は、霊的才能を手段として仕事をする者の試金石です。それを耐え抜いて、自分のもとを訪れる人の力になってあげることができるのです」(シルバーバーチの霊訓11より)
2009.03.05
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ガイドとの対話から新しい時代の生き方について以下に述べる。新しい時代は、急にやって来るわけではありません。確かに地球をガイアとして生命体として捉えれば、温暖化という流れの中で、バランスを取ろうとしている事は事実です。温暖化が来れば、寒冷化が来る。天変地異も温暖化や寒冷化のようなバランスを取る現象です。そう言う意味では、カタストロフィーは、急に起こるかもしれませんが、そういった現象がたとえ集中したとしても惑わされない、心を乱されないことです。いつか見せたヴィジョンのように再生のためのプロセスにしか過ぎないのです。人間にとって、悪い現象は、良い現象へ移行するための事業なのです。越えなければならないが、それで終りにはなりません。新しい時代への前兆は、徐々にやってきます。あくまでも意識が主体であり、現象は、修飾的なものなのです。浄化のために様々な悪い現象は、必要なのだとも言えます。これから起こる事に対して、覚悟ができていれば良い。誰も逃げ出すことができないのですから、しっかりと意識を高めておけば良い。霊性を高める書物を読むのも良い。常に時代を超えた普遍的な真理を説くものは、堅牢であり、ビクともしません。そんな心境をできるだけ継続して生きて行けば良い。私がそばにいます。迷う時は、声をかけてください。喜んで答えましょう。ただ、多くの解答は、日々の実践が教えてくれるます。情報に惑わされないように。 「いかなる人生の嵐、喧噪、混乱の中にあっても平然とそれを達観し、永遠にして無限なる霊的存在としての<あなた自身>は絶対に惑わされないという、不敵な信念に燃えないといけません。困難には正面から取り組んで、それを克服しないといけません。その葛藤の中にこそ性格が形成され、霊性が磨かれ、真実の自我を発見していくことになるのです」(「シルバーバーチ 今日のことば」より)
2009.03.01
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日々マラソンを続けて20年くらいになる。10年前までは、フルマラソンの大会にも出ていた。最近は、東京マラソンの影響で、またマラソンブームになっているそうだが、昨年の9月以降、百年に一度をいう経済危機にあって、景気付けという気持ちも込められて走っている方も多いと聞く。徐々に地方都市にも企業倒産の波が押し寄せて来ている。最近は、銀行の貸し渋りなどで、全国的に黒字倒産が5割くらいに増えているそうだが、身近に失業した友人も出てきている。 先週の土曜日は、診療前の早朝、小雪の中、いつものように近くの川の土手を6キロほど走ってきた。走り始めた時は、そうでもなかったが、吹雪のようになり、引っ返そうというという誘惑に駆られた。ただ、すでに2キロほど走ってきているので、後1キロで、Uターンすれば予定どおりなのだ。どうしようかと迷い始めた時、いつもの神社の前に差し掛かったあたりで、雪のちらつく真白な雲間から、うっすらと日が射してきた。太陽は、神の化身というが、まさに救いの神だと思った。顔に天の温もりを感じて、はからずも歓喜した。寒風何するものぞと、元気が出て、予定どおりに走ることができた。 未曾有の経済危機に対して、医療界もけっして無縁ではない。ただでさえ、政府の医療費抑制策の中で、個人開業医も、多額の借金を背負っているので、そう簡単に引っ返す事はできない。開業して、22年になるが、先日は、看板が朽ちてしまい、予定外の大きな出費になった。田舎とは言え、看板が無いのでは、患者さんにも迷惑をかける。診療器材も内装も古くなり、医業を続けるということは、新たな設備投資をせざるを得ない。それに昨今は、デジタル化で経費が更にかかる。今、平成23年度からのレセプトオンライン義務化で、国に対して医師側からの訴訟が起きているのもうなずける。IT化に乗り遅れた医院は、請求事務ができず、廃業の危機にある。しかしながら、先の見えない暗闇の中にあっても、いつかは、必ず光が射す時が来るはずだ。いかなる状況にも背後を支配する霊的真理に従って、常に意識を高く持ち続けたい。今のような世情では、どうしても暗くなりがちだが、意識を下げてはなるまい。常に試されているのだと思う。 作日は、診療前に前日の雨で凍ってしまった水たまりだらけのグランドを走った。最初は、水たまりに躊躇したが、探せば走れる。思うより行うが易しというのが、私の持論だ。行動を起こす前に様々な不安が意識を曇らせてしまう。 暗い世界から、誰しも立ち去りたいと思うのは、当然だが、だからといって精神世界に逃げ込み過ぎるのもよくない。偏った唯物主義もよくないが、偏った唯心主義もよくない。この地上に肉体を持って生を受けたということは、バランスが大切なのである。暗い世界から逃げるのではなく、意識の中で明暗の世界を受容することはできないか。二元性の世界は、互いの世界を深く理解するために必要なのだ。そして、眼前に起こるあらゆる現象をじっくり味わうことで、やがては、永遠の目を得て、人生を達観できるようになるだろう。 スピリチュアリズムから得た様々な教訓をどう日常生活に表現するか。それこそが私に与えられた課題のように思える。そんな事を考えながら、今日も走り終えると、霊的な力が沸き上がってくるのを覚えた。以前にも走禅と述べたが、私にとっては、ゆっくりと内省的に走っている時間は、自分と向かい合う瞑想の時間でもある。そして、すべての不断の生活に言えることだが、霊力をもって肉体を有する不自由な世界を制することで、より神的世界との絆が深まるように思える。表在意識に惑わされることなく、常に潜在意識の中の高い部分と繋がることができるように残された人生を熟慮して生きたい。 「地上生活の究極の目的は、失敗から教訓を学び、転んでは立ち上がり、日々の生活の中の冒険的な出来事に一つ一つ対処し、しかも他方においては、自分が本来は霊であり肉体は道具にすぎないこと、したがって大切なのはその霊に及ぼす影響であるということを忘れずに、常にそれを優先させて、基本的な霊的真理を守りぬくことです」(「シルバーバーチ 今日のことば」より)
2009.02.25
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この件については、過去の日記の中から引用する。(2007.06.28 瞑想や祈りについての検証12から) 高級霊界通信は、いずれも瞑想や祈りの必要性を訴えている。瞑想や祈りを実践することで、地上界で希薄化した霊的意識を呼び戻し、神や守護霊と深く繋がることで、霊的エネルギーを補給することになる。利己主義を捨て、霊主肉従に生抜くためには、たとえ短い時間であっても、日々この祈りの一時がどうしても必用だ。 霊的意識を上げて行くには、三つのステップが不可欠である。まず、準備段階として、1人だけの静寂な場所と時間が必用である。次に、既存の宗教のように呼吸法、瞑想法、断食、音楽などを実践しても良いが、高級霊界通信などを精読して、霊的意識を高揚させる。最後に、神に語りかけ、魂の触れ合いを求める。人々の役に立ちたいという純粋な動機に基づく、愛に満ちた利他的行為や奉仕の願いは、必ず守護霊を介した神の援助が得られるようだ。この三ステップを踏むことにより、ヨーガにおけるニルバーナの世界のような、神と一体となった至福体験ができるのである。 また、TM瞑想法、ダイナミック瞑想法、イメージ瞑想法、ビジョンクエストなど様々な瞑想法があるが、自分にあった瞑想法を選択すべきだ。 瞑想は、霊的世界との接近が伴う。幽界の低級霊が入り込む隙を作らないように、霊性の向上を願うような利他的な動機を常に持ち続けることが、必要である。特に霊媒体質者は、瞑想よりも霊的真理を述べた本を読むように努める方が、安全なようだ。瞑想により出現してくるサイキックな現象に対しても、平然とした態度で望みたい。(以上は、 スピリチュアリズム・ニューズレター4号:「心の道場」発行を参考に述べた。) ヘミシンク法も瞑想法の一つになるので、常に祈りを捧げてから臨む方が安全である。霊性の向上という純粋な動機を持ち続け、かつ、自戒しながら、霊的世界とアクセスすることが、最も望ましいと私は思っている。また、遭遇したヴィジョンに振り回されないように、検証する姿勢も大事にしたい。もともと客観性が低い暗在系の世界を対象とするからこそである。 『祈りとは唯一つしかない。即ち「どのように奉仕したらよろしいか、お教えください」これである。この神と人類への奉仕の願い、これより大きな仕事はない、これよりまさる愛はなく、これに過ぎる宗教も哲学もない。どの道で奉仕するかは問うところでない。たとえば神法の真理を述べ伝えるか、飢えた人に食を与えるか、または苦しむ人の心から悩みを取り除いてやるか、道はそれぞれ違っても、肝心なことは唯一つ、いかにひたすら奉仕するか、このことである』 (シルバー・バーチ霊言集より) ルルドの奇蹟のように、祈りは、奇蹟を呼ぶことがある。祈りにおいて、最も大切なものは、至心である。人を助けたいという下心の無い純粋な祈りは、神に繋がるのである。「たびたび申し上げてきたように、祈りとは波長を合わせることです。すなわち私たちの意志と調和させることであり、神とのつながりをより緊密にすることです。そうすることが結果的に私たちの生活を高めることになるとの認識に基づいてのことです。意識を高めるということは、それだけ、価値判断のレベルを高めることになり、かくして、自動的にその結果があなた方の生活に現れます。 I have often said that prayer is a process of attunement,of harmonizing our will to the divine will,of establishing a closer unity with the Great Spirit,knowing that as we do so our own lives are bettter as a result .As you heighten your own conscieousness,so you set yourselves better standards and thus automatically you own lives shoow the results」 (「シルバーバーチ今日のことば」より)
2009.02.20
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2月7日にチャレンジPPK&仙台天命塾共催のオープンセミナーが仙台であった。特に「生きる!!中村 久子物語」上映会は、いつになく深い感動を覚え、何度も目頭が熱くなった。その後の杉浦 清始氏(本門佛立宗清風寺僧侶)と近藤 洋一氏((株)トータルヘルスデザイン代表取締役会長)のお話も非常に盛り上がった。お二人の中村 久子女史に対する深い思い入れが、彼女の人生を、もう一度、時代を超えたすばらしい作品として、末期的な現代に送り出したと思われた。このDVDは、(株)トータルヘルスデザインhttp://www.thd-web.jp/で購入できる。 中村 久子女史については、私も「こころの手足」(春秋社)という本を読んでいたので、大凡の事は知っていた。三重苦の聖女ヘレンケラー女史が、来日した時に、私よりも不幸な人がいると言わしめた人だ。まだ明治時代の幼少の頃、病気で両手両足を切断した。母親は、重度の障害を持つわが子が、口と残された両腕の断端を使って、自立できるように血のにじむような厳しいしつけを行った。このため、家計を助けるために19歳で見世物小屋へ身売りをしたが、しつけが助けとなり、なんとか生計を立てることができた。ある時、書を教えてくれた僧侶が、「泥の中のハスになれ」と言ってくれた。この言葉が、彼女の大きな支えになったという。 泥の中にあってもハスはやがて美しい花を咲かせる。幼少の時からの壮絶な労苦が、命のエネルギーを心の深奥に充電していき、やがて光輝く時がくる。魂の試練が、大きければ、大きいほど、得るものは大きい。 その後、結婚し、二人の子供得た。その時、初めて、鬼のように厳しかった母親の深い愛を理解することができた。親として見守ることの辛さに気が付き、できないわが子に手を出していたら、今の自分は、無かったろうと悟る。そして、義足を得て、初めて自分の足で歩ける喜び。ついに、生かされている喜びをしみじみと感じる時がた。やがて、ヘレンケラー女史との出会いが、目を社会に向けさせ、講演活動が始まり、障害者の自立に尽力を尽くす奉仕の半生へと繋がっていった。彼女の人生は、今でも多くの人々に勇気と感動を与えてくれている。実に真摯で、賢明な人であったと思う。 肉体は、欠けても、意識は、欠けない。意識こそ自由であり、何人も拘束できない。貧すれば、鈍すではいけない。どのような状況の中にあっても常に意識を高く持って、生きていれば、必ず道が開けるのである。「そのうちあなたも、地上人生を明確な視野のもとに見つめ直す時がまいります。その時、苦難こそ最も大切な教訓を教えてくれていること、もしもあの時あれだけ苦しまなかったら、悟りは得られなかったであろうことを、しみじみと実感なさいます」(「最高の福音」より)「賢明な人間とは、すべての体験を魂の栄養分として摂取する人のことです。辛いことや煩悩の誘惑に負けることなく、霊性のすべてを傾けて困難に立ち向かう人です。その気迫に満ちた生き方の中にこそ霊性が磨かれ進化するのです」(「シルバー・バーチは語る」より)
2009.02.13
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