大注目シングルモルトフレンチウイスキー「ロゼリュー」。
ドイツとの国境に近いフランス北東部、ロレーヌ地方ナンシー近郊にあるロゼリューは所在地の村名を冠した家族経営の蒸留所で、穀物や麦芽の生産から熟成・瓶詰までの生産工程全てを自社で賄う、世界でも非常に珍しい生産者の一つです。 1877 年グラレ家によって作られた農場を起源にしており、 5 代目当主が 2001 年に初めての蒸留を開始してから現在まで丁寧に 1 本 1 本のウイスキーが作られています。
昨今スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーにおいて、新しい蒸留所から様々なリリースが相次いでいます。新しい蒸留所も古くからの蒸留所もそれぞれが高い品質を目指しておりますが、その一方で、嗜好品であるウイスキーにも環境に配慮するという点が求められる時代となりました。今回ご案内するロゼリューについては、ただ環境に配慮するという点のみならず、生産工程におけるこだわりや丁寧さ、その哲学などの全てがこれからの時代に受け入れられるのではないかと考え、弊社での取り扱いを開始いたしました。家族経営による極少量生産品
< Earth to Glass / 大地からグラスまで>
「 Bean to Bar 」という言葉がありますが、これはチョコレートにおいてカカオ豆 (Bean) を仕入れて焙煎・粉砕するところから、板チョコレート (Bar) になるまでの全ての製造工程を自社で一貫して行うことを指します。
既にブレンドされた板チョコレートを溶かし直して独自の味付けを行うのではなく、原料であるカカオ豆からこだわり抜いて作られる、チョコレート界のトレンドとも言えます。
一方でロゼリューは自らのウイスキーを「 Earth to Glass 」と謳っています。
( Whisky from the earth to the glass )
これは自らの手で大地 (Earth) から大麦を育て、製麦や醸造、蒸留など
ウイスキーの製造工程全てを自社で一貫して行い、熟成後に瓶詰めされたウイスキーが、
最終的にお客様のもとでグラス (Glass) に注がれるということを指しています。
シングルモルトで有名なスコットランドでさえ原料となる大麦麦芽を業者から仕入れることが多く、
世界を見渡してもここまで一貫して自社でウイスキーを生産しているところは多くありません
<持続可能な生産>
ロゼリューは「持続可能な生産」についての高い関心を持っており、
そのために必要な施設を外部のパートナーと協力して敷地内に建設しました。
醸造及び蒸留といった生産工程において産出される残留物や使用済みの穀物を使い、
自らが使うエネルギーを作り出しているのです。
現在では蒸留所で使うエネルギーの 85 %ほどを賄うまでになっており、
ほぼ完全に近い形で循環型の蒸留所運営を実現しています。
また最近ではオークの木を所有地の森林から伐採し、数年後には熟成樽として使用を開始する予定です。現在もバーボン樽やシェリー樽、ワイン樽などの他に地元産のオーク樽を使用していますが、今後その比率を上げることでより高いレベルでの地元産を実現しようとしています。
<シングルエステートウイスキー / トレーサビリティ>
ロゼリューを作っているグラレ家は農家をルーツとしており、自社でウイスキー用の大麦を
生産しておりますが、「シングルエステート」としてその農地を区分けしています。
300 ヘクタールの土地が 18 の区画に分けられ、地質も粘土質のものや石灰岩、シルト質のものなど多岐にわたっています。
もちろんこういった土壌というのは穀物の味と香りに大きな影響をもたらすため、ロゼリューでは多種多様で個性的なシングルモルトを作ることができるのです。
ウイスキーの生産者でこのように商品を作っているところはほとんどなく、フランスワインのブドウ畑のように大麦を作っていると言えます。一部の限定品にはどの区画で育てられた大麦が使用されているのかが明記され、ほぼ完全に近い形でトレーサビリティを確保しています
<フランス産シングルモルトの哲学 / フランスの DNA >
シングルモルトとして世界的に有名なものはスコットランド産のスコッチウイスキーです。ジャパニーズウイスキーはその歴史からスコッチをお手本にしていると言われますが、フランス産のシングルモルトはスコッチに似せようとしてはいないように感じられます。
ワインやコニャックなど多種多様な酒類を生産しているフランスでは、シングルモルトでも独自の路線、自分たちが飲んで美味しいもの、自分たちの理想を追及しているように見えます。それは昨今流行りのヘビーピートであったり、樽の香味を最大限に原酒に移したり、そういったものとは対極にあるように思えます。
グランシャンパーニュ コニャックにある種の優雅さを感じ取ることができるように、
ロゼリューのシングルモルトも優雅で華やかであり、大麦の豊かさを優しく味わうことができます。
スコッチやジャパニーズとはまた違う、フランスならではのシングルモルトをお楽しみいただけるはずです
ゼリュー オリジン コレクションはフランスのロレーヌ地方で初めて作られたウイスキーです。現地では 2007 年より発売を開始しており、ロゼリューのラインアップの中で定番ともいえる位置付けのアイテムです。自社で 2 回の蒸留を行い、熟成にはコニャック樽とシェリー樽が用いられています。
フレッシュでモルトを感じる香り、クルミやレザーを感じるフルーティな味わいから長くてスパイシーなフィニッシュへ。
まず最初に飲んでいただきたいスタンダード品です。
皆さまのご注文をお待ちしております!
ボトルの商品名は「 ORIGIN( 英語表記 ) 」、小箱の商品名は「 ORIGINE( 仏語表記 ) 」となっておりますが、今後英語表記の「 ORIGIN 」に統一される予定です。
パッケージ変更の過渡期によりこの組み合わせとなっており、スペルミスではございません。
ご理解の程、宜しくお願いいたします
ロゼリュー シングルモルト フレンチウイスキー オリジン コレクション
容量:
700ml
度数:
40
度
円(税込)
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