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紫煙のゆらぎ・サテカンビン
「人間は食べる葦である」
哲学者タマヂィが言った有名な言葉である。
食・住・衣は人間生活にとって欠かせぬ必須のアイテムである。
食せねば腹が減る。食い過ぎれば体に悪い。
さてさて、サテカンビンの第2稿である。場所は第1稿で述べたが念のため
********** 「カンビンスープ」参照
ラヤ通りを巨大なラーマヤナ像に向かって進む。
「サテカンビンワルン?」
と尋ねるだけでたどりつける。
いちばん上は誰がどこからどう見てもナシ。 ( 飯 )
真ん中が、世界に名を轟かせ、世界の糞みたいなカッコだけ高級店の怒天狗っ鼻を、ヒィヒィうたわしまくった幻の、サテ ( 串 ) カンビン ( 山羊さん ) 。
辛いのだが、微妙に甘くも感じる味噌のようで正体不明のタレが付着している。
少しぐらい硬くっても、この絶妙の味は、サンポロナという紫煙と供に、癖が常習者となって人々をこのサテカンビンワルンへと呼び戻す。
トレビの泉など屁でもない。
もう1軒、王宮プリ・サレン・アグンをジャラン・スゥエタの方向に6分ほど進めば左側にも同様のワルンもあるが、こちらのほうが断然美味しい。
大阪通天閣ぢゃんぢゃん横丁のどてヤキも、3歩下がって直立不動の敬礼をいたすほどの、世界屈指の魔可不可思議の美味と断言してよし。
ここには冷蔵庫はあるのだが、飲み物はエステ ( アイステイー ) を除いて苺スプライトもコーラもビイルも全てぬっるい。
氷などは床において叩き割るここウブドではいけませんと言うが、そんな事は運の良し悪しだけの問題である。
飲み物とサテカンビンのセットで300円もしないから、ハンパなおつりなどは差し上げようではないか。
百読は1食にしかず。
食する幸せと本当に美味しいものは、現地の現場でしか味わえないと東大路玉山人も言っていた。
ウブドの達人 玉地 俊雄
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