漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

2016.11.04
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前穂高岳







     槍穂高連峰単独縦走行記 ・ 前穂高岳5.6のコル






北穂高岳山頂から下ってすぐ右側への道をすすむと北穂高岳の南峰がそそりたっている。
南峰からは猛烈な鎖場があって肝を冷やす。

大キレットとは比較も出来ないほどやさしいが気が抜けない。

南峰から前穂高岳を望むと、
東西に長い長い前穂高岳の山頂の最東端から前穂高の2峰と3峰がゴマツブのように見える。
ここは山大工のテリトリーである。

ロープ・カラビナ・ハーケンと金槌で垂直に岩壁を登る登山者たちのフィールドである。

前穂高岳の山頂の真ん中で、
涸沢のカールを眺めながら奥穂高小屋の弁当を食べていたとき
ひょぃっとオコジョが僕と目を合わせた。

純白のおこじょだった。
2秒ほどで姿を隠した。

人は何故山に登るのかである。

前穂高岳の東側とゴジラの背のような4.5.6峰も山大工のテリトリーである。
最も北側のこんもりしたのが山大工ご用達の屏風岩。
上に上って6峰。
その上が5峰。
5峰と6峰との鞍部を5.6のコルと呼ぶ。

5.6のコルは涸沢から前穂高岳東壁へと向かうルートと前穂高岳山頂へ向かうルートがある。
山大工に任せて前へすすもう。



単独行者

                                   玉地 俊雄





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最終更新日  2016.11.04 10:12:52


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