2019年12月25日
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カテゴリ: 牧場
12月16日~18日に行われた「馬の担い手技術者養成研修会」その2です。
2日目の午後からは、音更町の家畜改良センター十勝牧場で実習を行いました。

ロープワーク、引き馬に続き、馬を識別するための「特徴」の見方を教わりました。特徴は顔や脚の白い場所、旋毛で判断します。
日本馬事協会のサイト「毛色と特徴の記載要領」にPDFファイルがありますので興味がある方はご覧ください。
https://www.bajikyo.or.jp/regist_04.html
旋毛があれば全て数えるわけではなく、細かく定められた部分にあるものを特徴として示します。

汐行さんの旋毛。珠目という位置に二つあるので「珠目二」です。



十勝牧場の馬は当歳時に「TS」という烙印を押します。今は冬毛が生えてわかりにくくなっていますが、わかりますか?

共進会で何度か紹介した、体高、胸囲、管囲のはかり方も確認しました。



胸囲を測っています。

それから種馬見学。ブルトンのウルマ ドゥ スーケン、ペルシュロンのユネスコ ド テューレを出してもらいました!



ウルマ ドゥ スーケン




ユネスコ ド テューレ

3日目は生産農家の見学ということで、帯広市内の生産牧場、帯広有機(旧帯広ファーム)を訪れました。十勝馬事振興会の佐々木啓文会長が社長を務めています。ばんえいアワード2018では最優秀生産者賞を受賞しました。
本業は肉牛ですが、代々「馬は守り神」という歴史があり、稼業として馬を大事に育てているそうです。
現在は牧場に56頭の馬がおり、当歳と1歳の牡馬と牝馬、繁殖牝馬と種雄馬を見学させていただきました。
当歳は150キロほどで、夏に放牧に出し、11月頃に戻って来るときには350~400キロ。1歳は700~800キロほどあるそうです。そのほか、飼料なども説明していただきました。











検査や治療を行う場所です。

種雄馬はオイドンとテンカムソウがいます。

オイドン

オイドンは引退の原因の一つであった肺の調子があまりよくないらしく、種付けも制限しているとか。でも「功労馬なので大切にしたい」と話していました。




テンカムソウ

テンカムソウはミサキスーパーの血をつなぐ貴重な種馬で、今年は20数頭に種付けを行ったそうです。
ミサキスーパーはもちろん、スーパーペガサスやミサイルテンリュウなど名馬の父であったヒカルテンリュウの血統をつなぐ貴重な存在です。

最後に、馬の生産は割に合わない仕事だが「子どもが運動会に出ているのと同じ。お金に換えがたい喜びがある」と生産の喜びを語ってくれました。

以上、2回に分けて研修について紹介させていただきました。充実した3日間でした。
サラブレッドについては研究も進み、資料もたくさんあってファンも触れられる部分が多くあります。
しかし、それいがいの馬、特にばん馬については未研究の部分も多く、ファンが知る方法も確立されていません。
今回、幅広く門戸を広げた研修会が行われたのは画期的なことだと思います。
ここから、より多くの方に馬が身近な存在になれば、と願ってやみません。

取材/小久保友香、小久保巌義





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最終更新日  2019年12月27日 09時51分19秒


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