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2026年05月27日
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テーマ: 読み聞かせ(300)
カテゴリ: 教育
「本なんて読まなくてもいい」と言い続けた僕が、娘の本棚を見て恥ずかしくなった日の話
娘たちが小学生の頃、妻がよく言っていました。
「子どもに本を読ませたいから、読み聞かせの時間を作りたい」と。
そのたびに僕は「別に本を読まなくても勉強できるし、無理にやらせなくていいんじゃないか」と言っていました。
読書の大切さを、頭ではわかっていたつもりでした。でも本音では「本を読むより、もっと効率のいい勉強法があるだろう」と思っていたのです。
その考えが完全に覆ったのは、長女が大学受験を終えた後のことでした。
■ 長女の本棚を見て、言葉を失った
受験が終わり、長女の部屋を久しぶりにのぞいたとき、本棚にびっしりと本が並んでいるのに気づきました。
小説、エッセイ、科学の読み物、哲学入門、社会問題の本——ジャンルはバラバラでしたが、どれも読み込まれた跡がありました。付箋が貼られているものも、書き込みがあるものもありました。
「いつの間にこんなに読んでたんだ」と驚いて長女に聞くと、こう言いました。
「お母さんが小学生のときに毎晩読み聞かせしてくれてたじゃん。あれから本が好きになったんだよ」
妻が続けてくれていた読み聞かせの時間。僕が「無理にやらせなくていい」と言いながら横目で見ていたあの時間が、長女の読書習慣の土台になっていたのです。
恥ずかしかった。本当に。
■ 読書がもたらしたもの、具体的に見えてきたこと
長女の大学での様子を聞くうちに、読書習慣がもたらした効果が具体的に見えてきました。
① 語彙力と読解力が自然と育っていた
大学のレポートを難なくこなせているのは、長年の読書で語彙と読解力が鍛えられていたからだと長女自身が言っています。受験勉強で一夜漬けで覚えた知識とは違う、じっくりと積み上げられた言葉の力がそこにありました。
② 「自分で考える力」が育っていた
さまざまな本を通じて多様な考え方に触れてきた長女は、物事を一つの角度からだけでなく、複数の視点から考える習慣が身についていました。大学のゼミでも「視野が広い」と評価されていると聞いて、読書の力を改めて実感しました。
③ 困ったとき「本で調べる」習慣があった
わからないことがあるとすぐにスマホで検索する時代に、長女は「まず本を読んでみる」という習慣を持っていました。深く掘り下げて考えることへの抵抗がない。これも読書習慣から来ているのだと思います。
■ 次女への後悔と、間に合ったこと
長女の本棚を見たあの日から、僕は次女への関わり方を変えました。
次女が中学生になってからでしたが、週に一度、僕が面白いと思った本を一冊リビングのテーブルに置いておくようにしました。「読みなさい」とは言わない。ただ置いておくだけです。
最初は無視されていました。でも3週間目に、次女がその本を手に取りました。翌日「これ面白かった」と言ってきたとき、僕は内心小さくガッツポーズをしました。
今、大学生になった次女も、電車の中でよく本を読んでいると妻から聞いています。
遅かったかもしれないけれど、間に合ったと思っています。





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最終更新日  2026年05月27日 15時47分35秒
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