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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.06.21
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カテゴリ: 文芸

 それは、この物語のタイトル。
 表紙には、自転車に乗った女学生のイラスト。
 だから、すっかり「ハルカ・エイティーン」だと思い込んでいた。

 以前読んだ 『ツ・イ・ラ・ク』 のような
 ティーンエイジャーの女の子の物語だと思ってた。
 でも、読み始めてすぐ、それが大きな間違いだと気付く。
 この物語は、80歳超、大正生まれのハルカさんの「女の一代記」。

「文庫版あとがき-後日談に代えて」で、
著者の姫野さんは、こう述べる。

  大正九年に生まれ、太平洋戦争のあった昭和を生き、
  平成に暮らすひとりの女の物語……というと、
  次から次へと手に汗にぎる事件がおこるような
  講談調の小説を期待される方もおられるかもしれませんが、
  すみません、そういうことは何もおこりません。
  本著はひとことでいうと「何もおこらない一代記」です。(p.550)

確かに、ハルカが遭遇する数々の出来事は、本当に日常的な出来事ばかり。
事態があまりにも深刻になりすぎて、自分も周囲も、がんじがらめの泥沼状態、
その息が詰まるほどの緊張感の中で、誰もが喘ぎに喘ぎまくる……
というような展開には、全編を通じて、一切なることがない。

それが、ハルカの生きる道。
それが、ハルカの日常の生活。
そして、80歳のハルカが、ここにいる。
でも、これが、全ての人にとって「日常的」かと言われると、ちょっと困る。

   ***

  一九五二年。
  ハルカは阪神宝塚線のある駅で下りた。
  宜間の家を建て替えるあいだに仮住まいで借りたアパートの駅から四つ目。
  アパートのある駅よりは大きい駅。(p.341)

「阪神宝塚線」という見覚えのない言葉に反応し、ちょっと調べてみた。
ひょっとして、 これ のことかな?
幻の「阪神宝塚線」……結構、勉強になった!





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Last updated  2009.06.21 16:47:11
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