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kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.03.03
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 故・阿久悠さんを抜いて、 作詞家売り上げ歴代1位 になった。
 秋元さんは作詞家としてだけでなく、 プロデューサー業 の方でも大活躍、
 妻の 麻巳子 さんは、自らプロデュースした おニャン子クラブ のメンバーだった。

 そんな秋元さんがプロデュースする AKB48 は、今や世間の誰もが知る存在。
SKE NMB HKT は勿論、 JKT までもがメディア露出度を高めている。
 おニャン子の大ブレークから二十数年の時を経ての、AKB大ブレーク。
 その根源にあるものは何なのかを知るべく、本著を購入してみた。

   ***

  40歳くらいまで、僕は「自分は作り手だ。
  自分のターゲットは視聴者やオーディエンスである大衆だ。
  大衆が求めていることは何だろう」と必死に考え、それを作ってきました。
  でも、いまは違う。
  「自分は大衆の一人だ。だから自分が楽しくなきゃダメなんだ」と思っています。(p.30)

「送り出す側」と「受け取る側」の境界線を取っ払う。
まさに、これこそが秋元流であり、最近のトレンドなのだろう。
そして、これは芸能界だけの現象に留まらず、広く日本社会で起こっている現象。
それを「善し」とするかどうかは、別の問題として。

  AKBを始める前に僕が考えていて、会議でもいちばんよく口にした言葉は、
  「刺さるコンテンツじゃなきゃダメなんだ」ということです。
  「認知」と「人気」は違うと。
  テレビは何千万もの人に認知させることができるけど、
  それは「あ、知ってる」というだけのこと。
  「この人のためなら行列してもいい」とか
  「どこそこに出かけてこの人に会いたい」というのが人気で、
  そこまで刺さらなければダメなんだと。
  テレビで有名になると、すぐ歌を出しましょう、
  写真集を出しましょうという話になるんだけど、全然売れない。
  なぜか?“認知”でしかないからですよ。(p.51)

この「認知」と「人気」の違いは、分かりそうで分かりにくい。
と言うか、世間でブームと呼ばれるものは、おおよそ「認知」を得たという段階のもので、
真の「人気」を得たのではない場合が、ほとんどなのではないか。
その辺りの判断をきちんとできるかどうかが、成功と失敗の分かれ目になるのだろう。

  これだけ豊かな時代、物があふれている時代だからこそ、
  みんなほしいものしかいらないんです。
  田原さんや僕らの世代は、街でティッシュや花の種なんかが配られていると、
  思わず受け取って鞄やポケットに入れますよね。
  いまの若い人たちは、どうしても必要でない限り、けっして受け取らない。(p.53)

この後、若者が読み終えた単行本を、電車の網棚に平気でポンと投げ捨るとか、
奥さんが、電池やトイレットペーパーなんかは買い置きしておかなくても、
切れたら近くのコンビニに買いに行けばいいじゃないと言ったとか、
所有についての価値観が大きく変わってきたという話になる。

この辺りの記述は、本著の中でも最も「なるほど」と頷かされたところであり、
自分の世代の価値観が、広く世間一般の価値観とはならないことに気付かされた。
そして、世間を相手とし、様々な年代の人たちと相対する場面においては、
このことを、しっかりと肝に銘じて対処していかねばならないと反省させられた。

  通常のシングルの場合、だいたい400~500曲くらいかな。
  デモが20曲くらい入っているCDを20~25枚ほど、僕が一人で聴きます。
  AKBの曲を書きたいといういろんな作曲家の曲を聴いて、いいものに丸印をつけていき、
  最終的に1曲を決めます。
  なかなか決まらないときは1000曲くらい聴く。(中略)
  それを聴いて、最終的に1曲を決めてから、作詞にかかります。(p.72)

これだけの曲が、AKBのために書かれているという事実が、まず驚きであり、
そして、その中の1曲だけがCDとしてリリースされるという事実は、
それが、どれほどのレベル、完成度を持つものとなるかは、容易に想像がつく。
これこそが、AKBの曲が売れる秘密だったのだ。

   ***

しかし、そんなAKBの曲ですら、30枚目のシングル「So long!」は、
オリコンCDシングルデイリーランキングで初登場1位となったものの、
2012年8月発売の「ギンガムチェック」以来、 4作連続で初日売り上げ減少となった
売れ続けること、人気を獲得し続けることは本当に難しい。





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Last updated  2013.03.03 10:29:54
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