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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2014.04.29
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 著者の下園さんは、防衛大学を卒業後、陸上自衛隊に入隊し、
 現在は、陸上自衛隊衛生学校で衛生科隊員(医師・看護師等)に
 メンタルヘルス、自殺防止、カウンセリング等を教育中の方。

 副題にある通り、本著は「認知療法」について書かれた一冊であり、
 そのことについての記述に、多くのページが割かれている。
 もちろん、第2章以降に記されている「認知療法」も興味深いものだったが、
 私にとっては、その前段となる第1章の方が、遙かにインパクトが強かった。

その第1章は「うつ状態とは」というもので、
私がこれまでに読んだ類書では、見たことのないような例が示されていた。
例えば、「感情のプログラム」には「不安」や「怒り」「悲しみ」というものがあり、
精神疲労で、これらの感情が一斉発動し、別人になってしまうのが「うつ」状態という説明。

   ***

  うつ状態、つまり疲労の蓄積から以前の状態への完全回復までを、
  私は四つの時期に分けて考えている。

  1.落ち込み気
     疲労が知らない間に蓄積していく。
     疲労が極限(疲労しきった状態)に達するまで。
  2.底期
     疲労しきった状態。活動ができない。ひどいときは寝たきり状態になる。
  3.回復期
     休養、薬のおかげで、徐々にエネルギーが回復する時期。
     少しずつ動けるようになる。
  4.リハビリ期
     ひどいエネルギー低下状態は脱したものの、
     完全とはいえない状態がかなり長く続く。

  私は、うつ状態からの離脱に最も重要なのは、最後のリハビリ期だと考えている。
  この時期はクライアントにとって、最も苦しい時期でもある。(p.22)

そして、「波を重ねて復帰、回復期とリハビリ期の傾斜変換」
「回復はまだら模様(時期と内容)」「動きたいけれど動けないの葛藤」
「リハビリ期の苦しみは、<悲しみのプログラム>のせい」
「リハビリ期は、行動にうつれない、生きがいがない、自信がないがキーワード」
というように、「リハビリ期」について、丁寧に説明してくれている。

この部分は、私にとって目から鱗の連続で、「そうなのか」と、何度も思わされた。
私がこれまでに読んだ、 細川夫妻による著作 丸岡さんの著作 では、
この時期のことについては、あまり細々と記述されていなかったように思う。
まぁ、私の読み方が、浅かっただけなのかもしれないが……。

ということで、私は「うつ」について知らないことが、
まだまだ、たくさんあると気付かせてくれると共に、
第2章以降に記されている「認知療法」についても、興味を持たせてくれた。
今後も、また読み返す機会が、度々あるだろうと思われる一冊。





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Last updated  2014.04.29 16:23:07
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