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2014.10.22
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 私は、これまでに稲盛さんの著作を、一冊も読んでいませんでした。
 でも、セブンイレブン関係の本は、何冊か読んでいても、
鈴木さんの著作 は一冊しか読んでなかったりするので、驚くこともないです。

 そして思ったのは、これまで読んだビジネス界のトップの方々が書かれたものと、
 随分肌合いが違うなということ。
 そして、その理由は、読み進めていくうちに分かりました。
 本著は、臨済宗妙心寺派円福寺で得度し僧籍を得た方の、説法なのです。

   ***

まず、本著で繰り返し述べられているのは、次のこと。

  人生をよりよく生き、幸福という果実を得るには、どうすればよいか。
  そのことを私は一つの方程式で表現しています。
  それは次のようなものです。
  人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力(中略)
  まず、能力とは才能や知恵といいかえてもよいのですが、多分に先天的な資質を意味します。
  健康、運動神経などもこれにあたるでしょう。
  また熱意とは、事をなそうとする情熱や努力する心のことで、
  これは自分の意志でコントロールできる後天的な要素。
  どちらも0点から100点まで点数がつけられます。(中略)
  そして最初の「考え方」。
  三つの要素のなかではもっとも大事なもので、
  この考え方次第で人生は決まってしまうといっても過言ではありません。
  考え方という言葉は漠然としていますが、いわば心のあり方や生きる姿勢、
  これまで記してきた哲学、理念や思想なども含みます。
  この考え方が大事なのは、これにはマイナスポイントがあるからです。
  0点までだけではなく、その下のマイナス点もある。(中略)
  したがってさっきもいったように、
  能力と熱意に恵まれながらも考え方の方向が間違っていると、
  それだけでネガティブな成果を招いてしまう。
  考え方がマイナスなら掛け算をすればマイナスにしかならないからです。(p.026)

常識的に判断される「よい心」が、「プラス方向」の考え方だと稲盛さんは言います。
小学校の教室に掲げられている標語ような倫理観や道徳律が大切だと。
この辺りのことが、読んでいて「説法」を聞いているような感じになる理由でしょう。
そして、その延長線上で、リーダーとしての資質について、このように述べています。

  同じような趣旨のことを、中国は明代の思想家、呂新吾が
  その著書『呻吟語』の中で明確に説いています。すなわち、
  「深沈厚重なるは、これ第一等の資質。磊落豪雄なるは、これ第二の資質。
  聡明才弁なるは、これ第三の資質。」
  この三つの資質はそれぞれ順に、人格、勇気、能力ともいいかえられるでしょう。
  つまり呂新吾は、人の上に立つ者はその三つの要素を兼ね備えていることが望ましいが、
  もしそこに序列をつけるなら、
  一が人格、二が勇気、三が能力であると述べているのです。(p.131)

三はあるが、一や二に欠ける人しか見当たらない日本の政治の現状。
しかし、二と三があって、一に欠ける人がリーダーになったら、もっと怖いような気もします。
そして、一がある人なんて、どんな人なのか?
この人という具体例を挙げるのは、歴史を遡っても、そう容易いことではないでしょう。

  そういうことが何度かくり返されたあと、私は相談する相手を一新しました。
  つまり新しく、むずかしい仕事に取り組むときには、
  頭はいいが、その鋭い頭脳が悲観的な方向にばかり発揮されるタイプよりも、
  少しばかりおっちょこちょいなところがあっても、
  私の提案を「それはおもしろい、ぜひやりましょう」と無邪気に喜び、
  賛同してくれるタイプの人間を集めて話をするようにしたのです。
  むちゃな話だと思われるかもしれませんが、構想を練る段階では、
  実はそれくらい楽観的でちょうどいいのです。
  ただし、その構想を具体的に計画に移すときには、
  打って変わって悲観論を基盤にして、あらゆるリスクを想定し、
  慎重かつ最新の注意を払って厳密にプランを練っていかなくてはなりません。
  大胆で楽観的にというのは、あくまでもアイデアや構想を描くときに有効なのです。
  そしてその計画をいざ実行する段階になったら、再び楽観論に従って、
  思い切って行動にとりかかるようにする。
  すなわち「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」ことが物事を成就させ、
  思いを現実に変えるのに必要なのです。(p.051)

この辺りの記述は、実用的だなと思います。
ただ、実際に行うとなると、これも容易いことではありませんが。





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Last updated  2014.10.22 12:16:08
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