乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2016.02.20
XML

 これほどまでに、自分の家族に対し、斜に構えて生きてこられたことを。
 そんなの、余計なお節介だとは分かっていても。
 それが、時代と環境のなせる業だとは分かっていても。

佐野さんのように 、母親との間に激しい軋轢があった人でも、
 最後に、それが和らぎ、新しい関係が築けたのなら、救いがある。
 しかし、父親との間にも、母親との間にも、
 そんな関係を築けぬまま、その関係は終わってしまった。

  家族のことは自分から話さないに限る。
  聞かれれば必要最小限に答えはするが、それ以上の情報は提供しない。
  そうでないと、どこまでも追及されて、噂話の種にされかねない。
  さらりとかわすなりして他の話題に切り替えたい。
  お互いのプライバシーを明かすことが仲のよい証拠のように思われているが、
  そんなことでつながる必要はない。(p.58)

全く同感。
今、ここで対面している二人の関係に、家族なんて関係ない。
自分自身のことを話すのなら分かるけれど、家族のことを話して何になる?
それを知ることで、相手の育成歴や遺伝的なものを推し量り、より相手のことを知るため?

私は、両親に対し、著者のような感情を持たずに、
今、こうやって生きていられることを、とてもありがたく思う。
それは、私自身も親になって、
両親共に、一人の人間として見ることが出来るようになったことが大きい気がする。

出来れば、子供にも、そんな感情を持たずに育ってもらいたいが、
それは、やはり別の人格のことゆえ、こちらの思う通りには、そう簡単にはいかないだろう。
それでも、親として、家族というものを、
社会集団の基盤としての役割を果たすものにしてしておくことは、最低限の責務だと思っている。

  叔母は私に何か頼んだり、こうして欲しいと言ったことはほとんどないのに、
  叔父の弟子の夫妻を頼りにしていた。
  車でお花見や湘南の海、さらに上越の家までも連れていってもらっていた。
  複雑な気持ちだった。
  どうして叔母は私に何かを頼んだり甘えたりしてくれなかったのだろう。
  「可愛くないんだから」と言うと電話でいつも笑っていたが、
  私が頼りなかったのか、仕事で忙しくしているからと気を遣ってくれたのか。
  彼女にとって一番身近な親類は私しかいなかったはずだが。
  血はつながってはいないが、私がその生き方を尊敬していた女性だけに淋しかった。(p.123)

本当は、著者はその理由に気付いているのだろう。
自身がどのような人間として、周囲から受け止められているかということに。
本著がこれだけ多くの人に読まれながら、批判的な意見ばかりが目立つ理由にも。
やはり、お節介だけど「お気の毒に……」と思ってしまう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.02.20 20:38:55
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: