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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.05
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​ 小田原駅近くの絵画教室で子供たちにクロッキーを教えるとき、
 その中からモデルを選び、白いチョークで黒板に描いて見せた。
 そのモデルに秋川まりえを選んだのは、もちろん意図してのこと。
 彼女をどのように絵にできるかをテストしてみたのだ。

 その翌日、免色の家での夕食会以来、久しぶりに騎士団長が現れた。
 私が『騎士団長殺し』とその絵が描かれた背景について尋ねると、彼はこう言った。

  フランツ・カフカは坂道を愛していた。
  あらゆる坂に心を惹かれた。
  急な坂道の途中に建っている家屋を眺めるのが好きだった。
  道ばたに座って、何時間もただじっとそういう家を眺めておったぜ。
  首を曲げたりまっすぐにしたりしながらな。
  なにかと変なやつだった。
  そういうことは知っておったか?(p.450)

私が「知りませんでした」と答えると、
彼は「そういうことを知ったところで、
彼の残した作品への理解がちっとでも深まるものかね」と尋ねてきた。
そして、そこにある表象をそのままぐいと吞み込んでしまうのが一番だと言った。

騎士団長の予言通り、翌日の夜8時過ぎに免色から電話がかかってきた。
彼は、秋川まりえをモデルに肖像画を描く準備が万端整っていると告げてきた。
私は、騎士団長の忠告に従って、返事を2日待ってもらうことにした。
しかし、私の心はとっくに決まっていたのだった。

   ***

さぁ、秋川まりえをモデルに肖像画を描いた時、
そこには一体何があらわれてくるのでしょうか?
一つ一つの節のボリュームがとても短くなり、
第1部の終わりに向けて、お話は一気呵成に進んでいます。





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Last updated  2017.03.05 15:54:54
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