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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.11
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​ 翌朝、10時過ぎに目覚め、朝食後にスタジオを覗くと、
 雨田具彦の姿はもうどこにもなかった。
 私は、雨田政彦に電話をかけ、
 昨夜のことを夢の中のこととして話した。

 政彦は、先日出来なかった話をするために、
 今度の週末にこちらに来ることになった。
 外に出ると、家の前に免色のジャガーが駐まったままになっていた。
 私は『騎士団長殺し』のことを考えながら、家の周辺を散歩した。

その時、私は背後から誰かにじっと見られているような感覚を持つ。
さっと振り向いても、何も見当たらない。

  あるいは穴も顔ながも、
  私が振り返らないときにだけそこに存在しているのかもしれない。
  私が振り返ろうとした瞬間、
  それらは気配を察して素早く姿を隠してしまうのかもしれない。(p.161)

私は、まりえの「秘密の通路」の入口を探してみたが、見当たらなかった。
祠の裏手にまわり、穴の様子を確かめてみたが、変化はなかった。
家に戻ると、免色のジャガーは姿を消していた。
居間のソファーに横になって眠り、思い出せないけれど明白で鮮やかな夢を見た。

   ***

私は、目を閉じて何も見えなくなっているときに、
この瞬間、世界の全てのものは姿を消してしまっているのではないか
と考えることがあります。
だって、その時は何も見えないんですから、周囲がどうなっていても分からない。

いや、ひょっとするとそこには元々何もなくて、
私が目を開けた時にだけ、
私自身が、そこに世界が広がっているように、
イメージを作り上げているのではないかと、思ってもしまいます。

さて、免色のジャガーの消失。
単純に、免色か依頼された業者が乗って帰ったとは思えないのですが……





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Last updated  2017.03.11 17:37:01
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