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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.05.17
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カテゴリ: 経済・ビジネス
​ 副題は『経営における「アート」と「サイエンス」』。
 帯には『日本の人事部「HRアワード2018」(書籍部門)最優秀賞受賞!』、
 「ビジネス書大賞2018準大賞受賞!」、そして「続々重版!」とあります。
 私が手にしたのは、2018年12月15日15刷発行のもの。

    ***

  現在、企業活動の「良さ」は、様々な評価指標=KPIによって計量されています。
  典型的にそれは、「資本回転率」であったり「生産性」であったりするわけですが、
  このような指標で計ることができるのは、当然のことながら
  企業活動の中でもごく一部の「計測可能な側面」に限定されることになります。
  しかし、企業活動というのは極めて多岐にわたる複雑な要素によって構成される
  全体的システムであり、従って経営の健全性は、必ずしもこのような
  「計測可能な指標」によって計れるわけではありませんし、
  そもそも、計られるべきではないでしょう。
  しかし、残念ながら現在の日本企業の多くは、
  経営に関わる人たちの美意識がほとんど問われず、
  計測可能な指標だけをひたすら伸ばしていく一種のゲームのような状態に陥っていて、
  それが続発する「コンプライアンス違反の元凶になっています。(p.23)

あまりにも「数値」偏重で、それに振り回され続けている現状。
誰もが気が付いていながらスルーしてきたことを、著者はズバッと指摘しています。
そして、誰もが皆、「論理」と「理性」に頼った意思決定をしようとしたために、
袋小路に入り込んでビジネスが停滞し、他者との差別化も喪失してしまったと。

そして、健全な経営のためには、
アート・サイエンス・クラフトのバランスが重要であるにもかかわらず、
アカウンタビリティが強く求められる現在のビジネスでは、
その点でサイエンスやクラフトに劣後するアートは、ないがしろにされている。

しかし、不確実性の高い意思決定においては、
論理的確度は割り切って、「ミッション」や「パッション」に基づいた意思決定、
「直感」や「感性」といった「美意識」に基づいた意思決定が必要になり、
今後、ビジネスパーソンにとって「美意識」は非常に重要なコンピテンシーになるとも。

  私は「デザイン」と「経営」には、本質的な共通点があると思っています。(中略)
  では両者に共通する「本質」とは何か?
  一言で言えば「エッセンスをすくいとって、後は切り捨てる」ということです。
  そのエッセンスを視覚的に表現すればデザインとなり、
  そのエッセンスを文章で表現すればコピーになり、
  そのエッセンスを経営の文脈で表現すればビジョンや戦略ということになります。(p.78)

その他、グーグルの社是「邪悪にならない」についての記述(p.134)や、
原研哉さんの『デザインのデザイン』についての記述(p.192)等も、
とても興味深く、頷ける内容でした。
良く売れたのももっともだと思わされた一冊でした。





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Last updated  2020.05.17 11:11:37
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