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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.07.26
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​  本著はトスカニーニから、
  21世紀初頭までに活躍した無数の指揮者のなかから10人を選び、
  その略伝を記したものだ。
  10人を選ぶのはかなり無謀で、誰もが納得する人選など不可能である。(p.6)

 これは、本著冒頭の「はじめに」で、著者の中川さんが述べた言葉。
 そして、フルトヴェングラー、カラヤン、アバド、ラトル、トスカニーニ、ワルター、
 バーンスタイン、ムラヴィンスキー、ミュンシュ、小澤の10人を選んだ経緯を、
 中川さんは、これに続く文章で明らかにしている。

   ***

トスカニーニとワルターは、その指揮者人生に大戦が大きく影響を及ぼしている。
これは、フルトヴェングラーやミュンシュも同様で、
その最中の行動は、時の権力者や戦況により大きく左右された。
20世紀になって生まれたムラヴィンスキーやカラヤンも、その中を生き抜いた。

彼らに比べると、バーンスタインは、様々な点で趣きが異なる。
デビューしたのは大戦中であったものの、彼の拠点はアメリカであり、
ヨーロッパ・デビューと本格的な大活躍は戦後のこと。
また、クラシックの枠を超えた作曲活動や教育者としての一面も際立っている。

アバドやラトルは、私の中では印象が薄い。
しかしながら、アバドが指揮者として大成していく様子は、
それまでのパターンと違っていて、なかなか興味深いものだった。
そして、この10人の中で、ラトルのものだけ、私はCDを1枚も所有していない。

この10人の中で、私が実演に接したことがあるのは、 小澤征爾 ただ一人。
ボストン響とのマーラーは、圧巻の演奏で、客席の熱気は凄まじかった。
ラトルは、いつかその姿を直に見ることが出来るだろうか。
演奏会に足を運べる日が戻ってくることを心から願っています。





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Last updated  2020.07.26 17:08:30
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