乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.09.26
XML
カテゴリ: 文芸
​   『夢をかなえるゾウ』 から始まって、
『夢をかなえるゾウ ガネーシャと貧乏神』
『夢をかなえるゾウ ブラックガネーシャの教え』
  そして、本著『夢をかなえるゾウ ガネーシャと死神』。

  今回は「死」がテーマだけに、これまでの作品と比べると重い。
  ガネーシャは、いつも通りの振る舞いなんだけれど、何せ、主人公が重い。
  そりゃ、そうだ。
  だって、いきなり余命3か月を突きつけられたばかりなのですから。

読み手の精神が安定していないと、本著を読み進めることはそう簡単ではありません。
私も、これまでの3冊は、どれもこれもアッという間に読了した記憶がありますが、
今回はおよそ2か月に渡って、本著は机の上に乗り続けていたと思います。
手を伸ばしたものの、少し読んでは手が止まり、そのまま放置……の繰り返し。

その間、手術入院したり、
その後も、検査結果が分かるまで、しばらくかかったりと色々ありました。
お陰様で手術は成功し、その後の経過もまずは良好。
検査結果も良いものだったので気持ちも安定し、こうして読了まで漕ぎ着けたわけです。

   ***

さて、本著の中で、特に私の心に残ったのは、次のような箇所でした。

  でも、『働く』の語源が『傍を楽にする』て言われるように、
  傍にいる人の苦労が分かって感謝できるようになれば、
  世の中の人らの苦労を減らせるサービスも生み出せるようになるんやで(p.205)

これは、本当に「へぇ~っ!!」でした。
確かに、誰かが「働く」ことによって、「傍を楽にする」ことが出来ますよね。

  判断に迷うちゅうことは、
  自分の本心と、周囲からの期待が合うてへん場合がほとんどやねん。
  そんで、自分がこれまで周囲の人の気持ち大切にしてきたんなら、
  違う方を選択する勇気も持たなあかん。
  その両方を経験して初めて、
  自分とってほんまに大事なもんが何か分かるんやからな。(p.211)

自分のやりたいことを優先する。
これも、そうすることが難しい場面・状況の方が多いものだと思いますが、
やはり、周囲に負担や迷惑をかけてでも、
自分の気持ちや思いを優先すべき時というのはあるのだと思います。

  ある地域で働くタクシー運転手たちにこんな質問をした。
  「通常は30分で行ける距離を大急ぎで走った場合、何分短縮できるか?」
  ほとんどの運転手たちが「5分から10分短縮できる」と答えた。
  しかし、急いだ運転と、適切な車間距離を取った運転をしてもらい
  両者の時間を比べると、平均して「2分45秒」の違いしかなかった。
  人間は、車を急がせれば「時間を短縮できる」という錯覚を起こすのだ。
  結果、短縮できる時間はほとんどなく、
  事故率だけが大幅に上がることになる。(p.214)

これは、私も同じことを、
良く知る身近なプロのタクシードライバーから言われたことがあります。
「急いで運転しても、5分も変わらんよ。急ぐなら、5分早く出発したらいい」と。
焦っても、逆にトラブルが生じれば、余計に時間がかかることは目に見えています。

  ただ、より良い状態を目指し続けるちゅうことは、
  同時に、悪いとされる状態も、より悪く感じられるようになってまうねんな(中略)
  「死を憎しみ、遠ざけようとすればするほど、死の恐怖は高まっていく」(中略)
  頑張ることが「良い」とされればされるほど、頑張らへんことは「悪い」ことになる。
  若さを保つことが「良い」とされればされるほど、
  老いることは「悪い」ことになる。
  夢をかなえることが「良い」とされればされるほど、
  夢をかなえてへんことは「悪い」ことになる。
  人間の歴史が始まって以来、今ほど、個々の人間が夢をかなえてへんことが
  「悪い」とされる時代はあれへんかったで(中略)
  今、世の中の人らが感じてる苦しみの多くはな、
  「夢」が生み出してんねんで。(p.303)

これは、本著の肝になる部分ですね。
まさにその通り、深イです。

  他人に完璧を求めれば求めるほど、自分が完璧でないことに苦しめられる。
  逆に、他人に完璧さを求めへんようになれば、
  完璧じゃない自分を許せるようになる。
  ありのままの自分が肯定できるようになり、
  自分を苦しめていた偏見が消えていく。つまり-(中略)
  完璧じゃない状態を許せることが、本当の意味で完璧なんやで。(p.331)

これも、まさにその通りですね。
でも、他人には厳しいけれど、自分には甘い人も……見かけますよね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.09.26 13:38:33
コメント(0) | コメントを書く
[文芸] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: