乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2021.02.07
XML
カテゴリ: 文芸
​  今回も、ほぼ1年ぶりの新刊
 慣れ親しんだ筆致と世界観にどっぷりと浸りながら、
 「やっぱり、イイなあ」と、またしてもひとりごと。
 お話の方は、大きく展開し始めました。

   ***

壬氏の命で家鴨の飼育をすることになった 馬閃 は、その孵化方法を、
都の北西にある紅梅館に身を寄せていた里樹から教えてもらうことに。
そして月日が流れ、馬閃が壬氏に従って西都に向け出発する日が迫る。
馬閃は、再び紅梅館を訪れることを里樹に約束し、旅立った。

猫猫たちに遅れること3日、馬閃が西都に到着する。
そして、猫猫は、馬閃、雀と共に、念願の農村視察に出発。
その途上、甘藷や馬鈴薯の育て方を広めるため西都に来ていた羅半兄と合流。
目的地に着くと、羅半兄は、村人たちの手抜き仕事を大いに嘆くのだった。

そんな中、唯一まともに畑仕事に取り組む念真という老人を、猫猫たちは訪ねる。
念真は、かつて武闘派の遊牧民で、他所の部族や村を襲う盗賊の一員だった。
遊牧民の中でも、風読みの民には手を出すなという暗黙の了解があったが、
念真たちの部族は、それを破り、風読みの民を襲ったのだった。

  風読みの民ってのは、あれだ。
  いわば草原全体の祭祀を任されている神官みてえな存在だった。
  鳥を飼い、風を読んで草原を移動する。
  知恵者が多く、その年の天候をぴたりと当てる。(p.151)

それから何年か過ぎ去った頃、飛蝗の群れが草原一帯を襲った。
この災厄の元となった念真たちの部族は、草原共通の敵として追われることに。
そして、領主である戌の一族によって、念真は弓を弾く指を切断され、農奴にされ、
風読みの民の代わりに祭事をさせられたのだった。

念真の話を聞いた猫猫は、村人たちを集め、祭事を行ってから西都に戻る。
そこでは、飛頭蛮という首が飛び回る妖怪騒ぎが起こっていた。
猫猫はその真相を明らかにし、捕らえられた女児・庫魯木(クルム)から
風読みの民について、有益な情報を手に入れることに成功する。

羅漢の元副官・陸孫と共に、再び農村視察へと向かう猫猫に、羅半兄からの手紙が。
それは、飛蝗襲来の知らせであり、猫猫は村人たちに収穫を急ぐよう訴える。
そして、収穫を7割ほど終えた頃、飛蝗は来た。
西都も散々な有様となっていたが、そこでは甘藷の粥が配られていた。

   ***

飛蝗襲来の場面は、これまでにはなかった緊迫感溢れるものでした。
そして、この蝗害には、何か裏がありそうです。

  飢えたくないなら飢えないように、畑を作ればいい。
  なのに、まともに作らなくても不作だったら銭がもらえる。
  下手に真面目に耕作するより、
  よほど気前よくもらえるのならどうするかい、あんたは?(p.171)

念真のこの言葉には、何者かが蝗害を意図的に発生させようとしている印象を受けます。
そして、これに大きく関わっていそうなのが、
風読みの民であろう女性を妻とした玉袁と、その息子・玉鶯。
玉袁の娘であり、玉鶯の妹である玉葉の行動にも注目したいですね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.02.07 14:05:52
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: