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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2024.12.14
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 著者は城西国際大学観光学部教授の佐滝剛弘さん。
 5年程前に 『観光亡国論』 というオーバーツーリズムに関する一冊を読みましたが、
 コロナ禍を経た現在は、新たな課題が次々に浮かび上がってきているようです。

   ***

第1部 崩壊 - 「観光立国」の実態を検証する
第1章 「観光立国」の現場を見る
 日本行きの日系機は外国人でぎっしりで、入国審査窓口は訪日外国人で大混雑。
 太宰府天満宮は韓国人が席巻、築地場外市場の高級グルメや沖縄の離島にも外国人が殺到。
 国際観光都市・京都では路線バス問題が深刻で、鎌倉では観光客に歩くことを勧める場面も。
 そして、北海道は観光客により平穏な市民生活が崩壊の危機に瀕している。

第2章 データが語る「観光立国」
 日本へのインバウンドはコロナ禍を経て順調に復活し、「日本の中の外国」も出現。
 そして、日本が旅行先に選ばれる最大の理由は「円安」。
 しかし、中国からのインバウンドは戻っておらず、人口世界一となったインドも当面は…… 

第3章 メディアが増幅する観光
 メディアと観光の関係は変化しつつあるが、テレビではインバウンド報道がとても盛ん。
 しかし、一面的な報道には危うさがあり、示されるデータにも注意が必要。
 日本人は「世界が認めた」という言葉に弱く、今やスマホなしでは観光が出来なくなっている。

第4章 海外旅行をしなくなった国でも「観光立国」なのか
 日本人の海外渡航の回復は遅れており、パスポート保有率は低下の一途を辿っている。
 日本人は外に目を向けなくなってしまっている。

第5章 「インバウンド富裕層の増加は日本を潤す」は本当か
 京都で激増する富裕層向け外資系ホテルは、地方にも進出しているが、
 そのことが、食の価格の高騰を引き起こし、人口減の引き金にまでなっている。
 「外食」の場が乗っ取られ、町中華も大行列で、広島のお好み焼き店では人数制限まで。

第2部 消滅 - 持続可能に導く背景
第6章 観光立国の夢を打ち砕く気候変動と情勢不安
 気候変動と情勢不安が世界を襲い、鉄道や道路は自然災害で大きな打撃を受けている。
 復興が進んでも観光の完全復活は至難の業で、観光に行ける国はなくなっていく。

第7章 観光どころではない深刻な人手不足
 人手不足が値上げへとつながり、それが需要減退を招くという悪循環に陥っている。
 路線バスの休止が相次ぎ、「鉄道の代替はバスで」が難しくなり、観光列車すらも運休に。
 みどりの窓口が減り、JRの駅では切符がなかなか買えない状況まで発生している。
 人口減が引き起こす「地方消滅」は「観光消滅」へと繋がっていく。

第3部 未来 - 観光政策は見直されるべきか
第8章 観光業界への手厚い助成の是非
 観光業界はコロナで大打撃を受け、「Go To トラベル」や「全国旅行支援」が実施された。
 また、2024年の能登半島地震では「北陸応援割」が実施されたが、予約殺到で混乱した。
 こういった支援は、観光業界だけに前のめりにならないよう心を砕くべきだ。

第9章 世界遺産は誰のためのものか
 世界遺産には熱い視線が注がれているが、登録されればハッピーになるとは限らない。
 富岡製糸場や宗像市・福津市のように、その「陰」の部分が現れて来ることもある。
 世界遺産登録の意義については、観光振興の面からだけでなく、改めて考え直す必要がある。

第10章 二重価格は観光公害を救うのか
 裕福な観光客に相応の負担を強いる二重価格だが、バスがさらに遅延する状況も生んでいる。
 ヴェネツィアには乗り場を分けるヴァポレットがあり、京都市も観光特急バスの試みを開始。
 宿泊税、入島料などの拡大がもたらす影響についても、注意深く見守っていく必要がある。

第11章 五輪や万博は観光客誘致の起爆剤となるのか
 オリンピックや万博の集客効果は、いかほどのものなのか?

終章 観光を地域や私たちのプラスにするために
 「観光」を再定義し、その意義を明確にする必要がある。
 そして、観光を支える市民を大切にし、観光を平和の礎としていきたい。





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Last updated  2024.12.14 14:52:54
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