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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2026.01.01
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 実は万菊、思いもよらぬ状況に陥っていたのです。
 そんな万菊が、世間が抱く印象とは全く異なる最期を迎えることになりますが、
 そこには、美の追求を迫られ続けた者の苦しみが滲み出ています。

   ***

俊介の襲名披露公演 後、
長期療養を経た小野川万菊が、自宅マンションでゴミに囲まれ暮らしているのが見つかります。
その後出奔すると、ドヤ街の安宿で過ごし、同宿者には次のように話していました。

  「ここにゃ美しいものが一つもないだろ。
   妙に落ち着くんだよ。なんだか、ほっとすんのよ。   
   もういいんだよって、確かに、やっと言ってもらえたみたいでさ」

そんな万菊は、93歳で大往生を遂げたのです。

  「ちょっと会うてほしい人おんねん」

綾乃からの電話で、喜久雄が日本橋のすき焼き屋に行くと、そこにいたのは大関・大雷。
喜久雄が荒木らに御馳走する席に綾乃を連れて行った際、そこにいた兄弟子の一人が大雷で、
以後、二人の交際が始まって、綾乃のお腹には既に子供が。
綾乃は、私を三代目花井半二郎の娘としてお嫁に行かせて欲しいと喜久雄に頼みます。
喜久雄がそのことを帰宅して伝えると、彰子から「おじいちゃんだ」という言葉と共に、
父親として立派に送り出すようにと背中を押されたのでした。

喜久雄の『阿古屋』の舞台は、初日から連続の大入り、
一方、俊介は、時代劇連続テレビドラマ『女蜘』の続編も決まって大忙し。
しかし、熊本文化ホールでの歌舞伎『女蜘』公演中に、
足を縺れさせて花道から客席に転落、救急車で病院に運ばれると、

  「重篤な状態です。すでに右足先が壊死してます」

膝下からの切断を余儀なくされた俊介は、春江からの電話で病院に来た喜久雄に、
必ず舞台に復帰すると宣言すると共に、一豊を預かってくれるよう頼むのでした。

綾乃と大雷の結婚披露宴が盛大に行われると、義足を付けた俊介も参加。
数か月後には綾乃が元気な女の子を産み、その日に大雷の横綱昇進も決まります。
喜久雄が病院に駆けつけると、市駒の抱いていた孫娘を引き取った大雷が喜久雄に渡し、
孫娘の名は喜重だと、綾乃が教えてくれました。

『与話情浮名横櫛』のお富で、1年ぶりに舞台復帰した俊介でしたが、
左足も壊死していると判明、右足だけでなく左足までも切断することに。
春江からの電話で駆け付けた喜久雄に、つい先程まで暴れていた俊介が諦めの言葉を吐きます。
そんな俊介に、喜久雄は次のようにだけ伝えたのでした。

  「俊ぼん、旦那さんはな、最後の最後まで舞台に立ってたよ」

   ***

この章でも、喜久雄と綾乃、彰子との良好な関係は続いており、微笑ましいばかり。
娘の結婚、初孫誕生、義理の息子の横綱昇進と、おめでたいことが続きます。
そして、俊介の方も、舞台にテレビにと大活躍で、とてもイイ感じ……と思っていたら、
またしてもジェットコースターは急降下……

この後の展開は、映画を観て分かっているだけに、辛いの一言。
「芸に生きる」ことについて考えさせられる第16章でした。





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Last updated  2026.01.01 11:57:01
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