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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2026.04.11
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カテゴリ: 文芸
静おばあちゃんにおまかせ』 の第4話「静おばあちゃんの醜聞」に出て来た
 高円寺静が定年を前に退官することになった事件の全貌が描かれています。
 お話には、静や葛城が登場すると共に、犬養の名前も出てきます。
 そういう部分を除いても、本著は七里さんの代表作とも言える名作でしょう。

   ***

昭和59年11月2日、埼玉県浦和市のラブホテル群の中にある久留間不動産で夫婦が刺殺された。
浦和署の鳴海と渡瀬は、不動産屋に残された帳簿から容疑者を楠木明大に絞り込み、自供させる。
明大は一審で一転無罪を主張するも死刑判決、東京高裁の高円寺静判事は控訴を棄却、
さらに最高裁も上告を棄却し刑が確定、昭和63年7月15日に明大は拘置所で自死した。

平成元年12月24日、大原で留守中の病院経営者・鏑木宅に空き巣が入った。
同日、上木崎の高嶋邸では、夫・恭司の渡仏中に妻・艶子と息子・芳樹母子が刺殺された。
二つの事件の容疑者・迫水二郎には、渡瀬と堂島が当たり、不動産屋の事件も一緒に自供させる。
渡瀬は東京高検の恩田と東京高裁の高円寺静の二人を訪ね、それぞれから話を聞くと、
周囲からの圧力に屈することなく不動産屋の事件を再度追い、やがて冤罪が世間に暴露される。

平成24年3月15日、府中刑務所から仮釈放されたばかりの迫水二郎が刺殺された。
渡瀬は、警視庁の葛城公彦から容疑者が不動産屋の娘・松山那美と高嶋恭司だと知ると、
府中刑務所、さいたま地検、明大の両親が住む楠木家、那美のバー、恭司のオフィス訪ね歩き、
楠木家と那美、恭司に迫水の出所予定日を知らせる手紙が届いていたことを知る。

さらに不動産屋跡地を訪ね、そこで第一発見者のラブホテルの元従業員に遭うと、
当日見たクルマの助手席に元女優・生稲奈津美が乗っていたことを聞き出す。
そして、奈津美から夫の裁判判決を減刑に導くというある男の申し出を受け入れたことを知る。
その上で、迫水二郎殺害の真犯人と対峙、自らの犯行を認めさせると、
3通の手紙の送信者と対峙、元ホテル従業員が見たクルマについて話し始めるのだった。

   ***

エピローグは秀逸です。
これほど綺麗に終わるお話は、そうあるものではありません。
高円寺静の墓前で手を合わせる渡瀬、そこに現れた円と葛城。
円の「じゃあ、それまで刑事さんでいてくださいね」の言葉が胸に沁みます。





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Last updated  2026.04.11 16:17:11
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