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このBlogでも一度紹介した神戸製鋼所のラグビー部ゼネラルマネージャーの平尾 誠二氏の「組織に必要な3種のリーダー」論を紹介しよう。(「日経ビジネス」10.31号より)役割により、チームリーダー、ゲームリーダーそしてイメージリーダーに分類できるという。チームリーダーは、一般の監督やキャップテンで周囲から尊敬されある種のカリスマ性が求められる人で特に説明するまでもなかろう。一方ゲームリーダーはビジネスの世界では一番お金を稼いでくれる人であるが、クリエーティブな能力が高い人であるという。最後のイメージリーダーは「変なやつと思われている」が、とんでもないアイデアと行動で組織を活性化する人物という。そして真面目さでは一番欠ける無責任男でもあるという。しかし、チーム(会社)には誰でもこの3種のいずれかのリーダーになり得り優れたチームリーダー(社長)はこの役割の振り分けが旨く、次のリーダーを育成していくという。やはり只者ではないラガーマンである。このリーダー論に心して聞き、実践を迫られる企業経営者が多いのではなかろうか? (写真はhttp://challenge2011.at.webry.info/より)
2005/10/31
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これは、現在再建中のダイエーの林文子会長が強調している言葉です。つまりカスタマーサティスファクション(顧客満足)のCSよりエムプロイ―(Employee)サティスファクション(従業員満足)のESを大切にしていると「日経ビジネス」10.24号の特集「社員が壊れる」で述べている。また、高級チョコレートメーカーのメリーチョコレートカンパニー(http://www.mary.co.jp/)の経営理念の一つは「社員の福利増進」であり社員の終身雇用の維持を保証し、年齢と共に上昇する基本給の賃金カーブで住宅購入や子供の教育等の人生設計を容易にしている。同社は年商175億円、経常利益18億円、売上高経常利益率10%を超える企業で「高収益・高賃金の具現化」を目標にしているため36歳で年収18百万円に迫る人もいる『日本的経営の何が悪い』と唱える優良企業である。原邦生社長は「社員あっての会社」といい、「人を重視し、育て、働きに正当に報いる経営」を実践している。日本の研究者のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)フェローのR.ドーア氏は「日本的経営は非合理でない」「権威主義的な経営手法の限界はあのJR西日本のケースで明らかになった」という。私もES主義派なので、ダイエーの再建もうまく行きそうな気がしてきた。
2005/10/29
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今号は、「日経ベンチャー」10月号から二つの記事を紹介します。■ 目 次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[1] 特集 社是は生きているか?[2] 経営コラム サルならわかる経営の真実[3] 編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 内 容[1] 特集 社是は生きているか?「日経ベンチャー」10月号)───────────────────────────── 会社の理念や社員の行動規範を掲げた「社是」・「社訓」については 私の10月6日のブログ(http://blog.melma.com/00120950/20051006) に掲載したが、より詳細に紹介します。 ★「社是」はどの会社にもあるが、それが埃を被っているケースも 多いのが一般的である。 その原因は1)トップにビジョンや理念が希薄になっている。 2)トップが一方的に社是を押し付ける ことにある。 ★この「社是」の持つ秘めた力―社員の心を一つにする―を 最大限に活かすPointと実例を幾つか紹介します。 ★Point1 「社是」に求められること a)シンプルでわかりやすい―「壱番屋」の「ニコ、キビ、ハキ」 b)行動をイメージ― どのような対応をするか等 c)時には見直しを図る― 時代や環境に合わせて作り直す ★Point2 社是を現場に根付かせるヒント a)常に「手に届く」場所に― カードにして全員配布、名刺等 b)具体的な行動をイメージ― 具体的行動を定期的に話し合う c)「模範社員」を称える― 他の社員への刺激 ★この社是を活かしている企業として ・BLOGで取り上げた 壱番屋(http://www.ichibanya.co.jp/) ・経営破綻して再生中の 東ハト(http://tohato.jp/index.php) ・ザ・リッツ・カールトンの「クレド(信条)」に基づく経営の 広畑センチュリー病院(http://www.1484naika.jp/houjin/ ) を挙げている。 (写真は京セラの社是『敬天愛人』です) (コメント) ━━━━ ●Blogでも紹介したように「社是」は、会社の経営上の方針であり、 「社訓」は企業の経営理念や社員の守るべき規範を定めたものとの 意味がある。 ●両方とも、社員一人ひとりが同じ方向に向かって力を結集し 会社の成長につなげる言葉である。 ●昔から「企業はひとなり」と言われているが、この人間力が どんな立派なビジネスモデルより勝ることは、特に過去の倒産企業が 如実に証明しているのではなかろうか。 ●この号で「業暦30年以上」の企業の倒産比率は29%で10年前の 約12%の2倍強になっていると紹介しているが、この倒産に 「トップが時代にあった経営ビジョンの構築と社員への周知」が 足りなかった例が多いのではなかろうか? ●経営者の方には改めて自社の「社是」「社訓」を見直すと共に 米国の出版本「ビジョナリーカンパニー (1&2)」 (http://bpstore.nikkeibp.co.jp/item/main/148227403150.html を読んで頂きたい。[2] 経営コラム サルならわかる経営の真実 ───────────────────────────── 3000社を超える中小・ベンチャー企業の経営者に対し コンサルティングをしている株式会社ワイキューブ (http://www.y-cube.co.jp/webapl/index.do)の 社長安田佳夫は、マスコミや雑誌にも出てくる方であるが その安田氏の経営コラムを簡単にします。 ★世の中には2種類の経営者しかいない。 1.汗水垂らして一生懸命努力しても業績があがらない社長 2.たいして努力してないのにぐんぐん業績を伸ばす社長 のタイプであるという。 ★この2種類の経営者に決定的な違いが4つあるといい、 今回はその中のひとつ「顧客対応」を取り上げている。 ★CS(Customer Satisfaction =顧客満足)は大切であるが 顧客の100%の要望を適えることは不可能である。 ★顧客を「優良顧客」とクレームばかり言う「即害客」に区別し まず「即害客」を切り捨てることから始めることだという。 ★次いで、利益率の高い優良顧客に対し集中して良いサービスを 提供することが業績アップのファーストステップになると主張。 (コメント) ━━━━ ●安田氏の持論は、数多くの中小企業やベンチャー企業の データーベースからの帰結でなかなか明快である。 ●この中間の社長つまり「それなりに努力してそれなりの 実績を挙げている経営者」もかなり多い印象をもつが、 これに該当する社長の反応は如何であろうか。 ●それは兎も角、今回は4つの決定的違いの一つ「顧客対応」で あるが、経営者や現場では『「即害客」を切り捨てること』は 難しく勇気がいることであるが、 つまりは経営再建などの手法「集中と排除」の営業版である。 ●この顧客選別には、経営トップがきちん腹を据えて指示し クレームや一時的な売上げ減少にも動じない「太っ腹」が 要求される。 [3]編集後記─────────────────────────────いよいよ近隣の行楽地の紅葉がきれいになる季節です。私も何十年振りに先週伊豆長岡に行き、ゆったりとした時間を過ごしてきました。でも、今日からまた会社がある喧騒な銀座に行くかと思うと・・・・・・・・・。**************************** 会社を成長・永続させる経営研究塾 代表 蛯谷 正治 ブログ http://blog.melma.com/00120950/ 又は http://ameblo.jp/ebisho/ ******************************
2005/10/24
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冒頭から聞きなれない言葉が出てきて理解できない方もいらっしゃったのではなかろうか?イラチとは、大阪弁で「気の短い人、せっかちな人」の意味だそうです。現代は、世界中にこのイラチが増殖していると10.21付日経新聞が取り上げている。青を待たずに渡り始めるイラチ(せっかち)大阪人をなだめるために考案された「青になるまでの待ち時間を示す表示灯付き横断信号※」がスローライフを地で行く沖縄に初めて3台導入されたという。 ※エスカレーターの右側を歩く人の習慣も大阪が発祥と言われる。そして日本人の、電車の遅れを我慢できる限界は社会人の半数以上が10年前の10分から「5分」と、インターネットのサイト画面の表示の限界は7割強が「10秒以内」と答えている。先年のベストセラー「ゾウの時間ネズミの時間」の著者で東京工大教授の本川達雄(57)氏は、「日本人一人の消費エネルギーはヒトが生きるのに必要な量の40倍。生物として高速社会についていけなくなっている」と警告されている。この記事の出た21から22日にかけ、私の会社では伊豆長岡石亭(http://www.ikyu.com/datas/00000160x.htm)で研修が行われた。効率的な研修の後は、ゆっくり露天風呂や砂風呂に入り夜は伊豆の海山の幸を仕立てた懐石膳に職場では見れない芸達者が花を添える楽しもあり「温泉街のゆったり時間が流れる」ひとときであった。最近は、社内旅行を廃止したり都内のホテルで一泊翌朝解散の会社が多くなってきていると聞くが、今の「イラチ社会」であればこそこのような社内旅行が復活してもいいのではなかろうか!(追記)30数年前、住友銀行の故堀田庄三頭取が大正製薬との取引を獲得するために、創業者の上原正吉の背中を風呂場で流し、取引獲得に加え息子を上原家の婿養子(現社長上原明)入り成功のエピソードを思い出し、伊豆長岡石亭の風呂に一緒に入ったオーナーの「背中を流す」タイミングを掴めなかったのが悔やまれる。===========================================================★読者並びに塾生の皆様へ★ 今や国内旅行、ゴルフ、パソコン、誕生祝の花、本などは 殆どの商品やサービスがネットで販売されています。 パソコンで、右の『お気に入り』をクリックするだけで簡単に ◆━━━━━━━━━━━━━ オーダーができます。 例えば、旅行を計画の方は「楽天トラベル」をクリックして下さい。 ===========================================================
2005/10/23
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楽天(http://www.rakuten.co.jp/)とTBS(http://www.tbs.co.jp/)との経営統合問題に関し、昨日の日経新聞は今後の展開について3つのシナリオがあるとしている。シナリオ1は、TBSが株の持ち合いなどを組み入れた逆提案をする。2はTBSが統合案を拒否し、楽天が株式公開買い付け(TOB)を仕掛ける。そして3はTBSが受け入れ共同持株会社設立の協議入りである。※TOBとはhttp://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20040406md01.htm参照今後の展開を予想するにあたり、やはり楽天の三木谷会長兼社長(40)の性格、人脈そして楽天の企業実力であろう。三木谷氏は、この読売新聞のHP(http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/64/interview0201.htm ) に書かれているように素性のいい、ITネットの成功者である。つまり、あのホリエモンと違い銀行出身者で財界の長老にも可愛がられている「よい子」である。今回の件でもバックに前三井住友銀行西川頭取らがいると聞く。しかし、楽天も時価総額は1兆円といわれるがこれは将来の成長を先取りした高株価によるものであるが最近のM&Aによる多角化により借り入れも4~6千億円と多額に膨らんでいる。したがって、三木谷氏も今回は失敗が許されない「大きな賭け」で「一文なしになるかもしれない」崖っぷちに立っている心境ではなかろうか。今後の展開をフォローしていきたい。 (写真は楽天HPより)
2005/10/20
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昨日の小泉首相が首相就任以来5回目の靖国神社参拝で、中国、韓国はじめアジア諸国との経済・外交関係の悪化が予想されると各紙が同様に論説している。(写真はAsahi.com:http://www.asahi.com/ より)小泉首相は「言ったことは必ず実行する」(日経新聞)という古典的な美学を政治家としての座標軸にして靖国参拝したとは言え、あまりにも国益を損なう理解しがたい「こだわり」ではなかろうか?15日のBLOGでも中国エリートの対日観を取り上げたが、彼等の「日本が何をしたいのかわからない」「日本の国益と外交の方向性との関係が読めない」懸念を一層深めたことになる。財界首脳も一様に「政冷経熱」から「政冷経冷」を危惧している。新幹線、道路や発電所等の中国の国家プロジェクトから日本企業が弾き出される可能性が高くなるだろう。あのトヨタ自動車も中国の省エネルギーと環境保護の支援に、北京の名門で胡錦涛首相の母校清華大学の研究センターに5年間で総額3000万元(約4億2000万円)を寄付した矢先である。(「日経ビジネス」10.10号)変人か奇人かは我々にはわからないが、小泉首相の「適切に判断」の意味は広辞苑を引いても理解できない。先月の選挙で小泉首相を、自民党を支持して本当によかったかどうか早晩悪い結果が出てこなければいいと願うばかりである。
2005/10/18
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日本経団連(http://www.keidanren.or.jp/indexj.html)は来年5月に退任する奥田碩会長の後任に、現副会長でありキャノン(http://canon.jp/)の御手洗冨士夫社長(70)を起用する人事を内定した。丁度タイミングよく「日経ビジネス」10.10号で「キャノン御手洗冨士夫未完の野望」を特集を組んでいるので、その御手洗氏について簡単に紹介したい。御手洗氏は、1995年から23年間キャノンUSAに出向し、43歳で米国現法の社長を務め米国流の経営を身につけた経営者である。御手洗氏の手腕はいうまでもなく、2005年12月期まで6期連続で過去最高の連結純利益を更新する見通しで、2010年には連結売上高を5兆5千億円、純利益を5千5百億円とし世界の100傑を目指している。御手洗氏の経営手法の特徴は「グローバル」と「ローカル」の両流である。米国23年間にIBMのガースナー前会長やATTのオルソン元会長等から米国流の経営を学んだ「グローバル」派である。一方、ボーナス支給時には1000人の幹部には直接握手をしながら「ご苦労さん」と声をかけ明細を渡している。そして現場に行って目標のチェックを常に行う「ローカル」派でもある。ある企業では、今時珍しく給料の現金支給をして元社長が給与明細を渡しながら「ご苦労さん、家族はどう? 貯金して早く家を持つんだよ。」と声をかけていたが、後継社長はそれを引き継いだが社員には「給料もらいすぎではないか? まだ働いていたのか?」の嫌味をいいながら渡していると聞いた。その会社の社員のモラールは落ち、業績も低迷するのは聞くまでもないと推測される。
2005/10/17
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先に京セラの稲盛和夫名誉会長の連載「敬天愛人」を紹介したが、今日はその3講試練を再度紹介します。(「日経ビジネス10.17号より」「南洲遺訓19条」には、『古(いにしえ)より君臣共に己を足れりとする世に、治功の上りたるはあらず。自分を足れりとせざるより、下々の言も聴き入るもの也』(以下省略)があるという。簡単に言うと、少しばかりの成功を収めて傲慢になっていく人は欲の深みにはまって沈んでいく。自信過剰で謙虚さを欠いた経営者が舵をとる企業が長く続いた試しがない。試練は、病気や失敗、左遷や倒産などだけでなく、「成功」もまた天が与える試練でなのであるという南洲がいう。確かに、最近はIPO(新興〕市場に多くのベンチャー企業が上場しそのキャピタルゲインを得て億ションや高級車を何台も購入しているが、上場とはその企業を更に成長させ社会に利益を還元していくことを理解できてない経営者が多いと聞く。改めて、稲盛さんの「人を導くリーダーにとって最も大切なのは人間性や人格を磨くことである」を肝に銘じてもらいたい。
2005/10/16
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現在国費留学生として北京大学に留学して2年半の加藤嘉一さん(21歳)が「日本は中国とうまく付き合っていく気があるのだろうか」と中国の将来を担うエリート層が口をそろえて言うという。(「AERA」10.3号より)半日デモが起きる直前の北京大学での世界的に有名な某日系企業の就職説明会で、ある事件がおきた。(写真は北京大HPより)そのエリート層たちは多くの日系企業に対し『崇拝』にも似た感情を持っているで当日の会場はほぼ満席の大盛況であったが、日本語のみで書かれたアンケート用紙が配られ、採用条件の「日本語必須」に失望して多くの学生が退席してしまった。彼等中国一の難関校の北京学生の英語能力は優れており、日本の世界的企業がなぜ「日本語だけ必須」「日本語が話せないと採用されない」か理解できないという。そして彼等は一様に「日本が何をしたいのかわからない」「日本の国益と外交の方向性との関係が読めない」とため息をつき、また北京大学や清華大学に進む「日本との懸け橋になりたい」と思っている日本からの帰国子女が、日本への無力感をもっているという。小泉さんに、改めてポスト郵政民営化の日本外交に真剣に取り組んでもらいたい。===========================================================★読者並びに塾生の皆様へ★ 今や国内旅行、ゴルフ、パソコン、誕生祝の花、本などは 殆どの商品やサービスがネットで販売されています。 パソコンで、右の『お気に入り』をクリックするだけで簡単に ◆━━━━━━━━━━━━━ オーダーができます。 例えば、旅行を計画の方は「楽天トラベル」をクリックして下さい。 ===========================================================
2005/10/15
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都心のマンションの売れ行きは好調である。中央区勝どきの58階建ての分譲マンション「The Tokyo Towers」は9月末まで2ヶ月半で1期分1370戸を売り切った。この好調の背景には、住宅地が東京23区で、商業地は都内全体でいずれも15年ぶりに上昇し「マンション価格が再び上がるという期待感が高まりバブルの盛り上がり方に似てきた」(オリックス・リアルエステート亀井部長)という。この土地上昇の背景には、「海外マネー」による投資ファンドがある。01年には「Jリート(REIT)」と呼ばれる上場型不動産投資信託が登場し、9月末で23銘柄が上場しその時価総額が2.6兆円にのぼる。新宿区喜久井町の木造住宅が並ぶ地区に不動産業者の売り地や売りマンションを探すビラが撒かれている。あの「バブル期の再来」と住民は話す。「バブルの再燃では?」に対し「バブル期と違いファンド中心の今の市場は実需に裏打ちされた収益性への投資」(ニッセイ基礎研究所の松村氏)というが、マンションの供給戸数は7年連続8万戸を超え、Jリートの投資利回りも4%を割り込んできている。(以上AERA10.17号より)つまり、実物(土地)バブルからファンドバブルに変わっただけで「バブル」には違いがない。火傷をしないうちに・・・・・・
2005/10/11
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今号は、「日経ベンチャー」10月号と「日経ビジネス」10.3号から記事を抜粋して紹介します。■ 目 次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[1] 特集 社長と幹部の深い溝ー亀裂「日経ベンチャー」10月号)[2] 特集 起こせ ジャパンインパクト(「日経ビジネス」10.3号)[3] 編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 内 容[1] 特集 社長と幹部の深い溝ー亀裂(「日経ベンチャー」10月号)───────────────────────────── 企業であれば、大小やその成長のステージに拘わらず経営者と幹部の 亀裂が生じるのは必然であることは容易に理解できる。 ★調査によると、「右腕の幹部が辞めて困った経験のある」経営者は 45.2%であるが、約8割の経営幹部が「切実に辞めたいと感じた」 経験があるという。※これは主従関係からくる差である。 ★しかし、この両者間で人間関係について認識の差がある。 つまり、経営者は質問「幹部との人間関係が悪化した経験は?」に 「一度もない」が51.3%に対し、経営幹部は22.8%に過ぎず「何度も ある」が53.5%を占めている。これが問題なのである。 ★この特集の中から「最悪の事態を回避するためには」が 現在この状況を抱える企業や社長には有益である。 ★ボストンコンサルティングGrの菅野寛VP(バイスプレジデント)は 両者の亀裂は必然で歓迎すべきことと言い、「企業の成長ステージ」 に応じ、両者はお互いに変わるべきという。 ★コンサルタント会社「トレジャークエスト」の岡村勝弘社長は ― 経営者は「会社はオレのもの」という感覚が問題である。 ― 特に創業経営者は「経営者」以外に「オーナー(株主)」と 優秀な「社員」の三面性を持つ。 ― 幹部との議論のあとの「鶴の一声」で覆す等の強権発動や その他の「オーナー」の仮面が顔を出す。 ― 幹部の『アンフェア』感が高まると亀裂が生じる。 ― この亀裂の防止には両者が同じ価値観を共有し続けることが 大切で、そのためには「対話」が必要である。 という。 (コメント) ━━━━ ●経営幹部の離反には、会社が創業から成長期に入った時期、創業者 から2代目の事業承継後、そして株式の公開後の大きく三タイプが あると考える。 ●ボストンコンサルの菅野VPも主張している通り、「企業の成長 ステージ」に応じ経営者・幹部には能力や意識改革が問われる。 但し、経営者には「規模や成長に応じた器」が更に問われるので ブレーンの登用や合議制の導入そして場合によっては社長交代の 英断も必要になる。 ●2代目として自分の子供に継がせるのは心情的には理解できるが、 稲盛和夫京セラ名誉会長が「苦労を少しも経験してないのに、子供も 可愛さ、創業家大事なあまり世襲に走っても上手くいく道理がない」 と明言されている。(「日経ビジネス」10,10号の「敬天愛人」)。 ●稲盛さんのようにできる経営者は少ないであろうから、2代目には 先ずすべきは自分の会社以外に勤めさせ(最低10年)苦労と社会人 としての基礎を身につけさせるべきである。 ●個人的には、自分の子供よりも創業以来あるいは日々労苦を共に している「社員」を可愛がる経営者になってもらいたいと考える。[2] 特集 起こせ ジャパンインパクト(「日経ビジネス」10.3号) ───────────────────────────── 05年の夏は、先の総選挙への若者の投票増、巨人戦のナイター観戦を 一人で楽しんでいたサラリーマンが家族との会話時間を増やした・・・ 等現象から「目覚めた日本人」「日本人が変わってきた」といい 新しい国造りに向けて「6つの提言」をしている。 ★その6提言を列挙すると 1)企業改革への提言ー社員に現実を見せろ 2)2極化・庶民への提言ー成り上がって声上げろ 3)2極化・エリートへの提言ー大樹に寄らず挑戦せよ 4)少子高齢化への提言ーDANKAIを輸出せよ 5)三位一体・地方改革への提言ー利益誘導型政治に頼るな 6)外交・教育問題への提言ー草の根に耳を傾けよ ★この中から 提言3)2極化・エリートへの提言ー大樹に寄らず挑戦せよ 提言4)少子高齢化への提言ーDANKAIを輸出せよ を紹介したい。 ★東京大学卒業就職者のうち大企業への就職率は1994年の75% から2003年の62%と減少傾向にあり「東大卒業生の大企業離れ」 が進んでいる。上田渉氏(25歳)もその一人である。 ★上田氏は、東京大学経済学部の4年生であるが、昨年12月音楽以外の 音コンテンツの配信事業を展開するベンチャー「オトバンク (http://www.otobank.co.jp/」の社長である。 ★「オトバンク」の経営陣の顔ぶれは元三井物産広報室長(77歳) や50、60代の弁護士や広告会社社長そして元マッキンゼーの コンサルタント等を取締役や監査役にし、東大や早稲田大学の 学生が営業部長や営業主任を勤める。 ★新華ファイナンスジャパン副社長の石塚孝一氏(35歳)は (http://www.xinhuafinance.com/jp/main/index.html) 米国の大学を卒後10年で4つの職場を経験している。 米系金融情報会社日本法人を皮切りに、ロイタージャパンや ライブドア等をマネージメントのプロとして企業を渡り歩く 「ファースト・トラッカー」と呼ばれる新タイプのエリートである。 ★1947~49年生まれの世代を「団塊(DANKAI)」世代と言われるが、 この世代より先輩の高齢者が今中国で活躍している。 ★そのうちの一人鈴木茂昭氏(62歳)は、大手計測機器メーカーの アドバンテストを2003年2月に定年退職し、現在家族を日本におき 上海の翻訳会社で第2の人生を送っているが、2年前に 予てから貧困で教育もままならない雲南省に200万円で中学校 「鈴木総合教学楼」を寄贈し茨城の中学校との交流事業の後押しを している。 ★今自らのスキルと経験を生かし、引退後に上海を目指す人が 着実に増えている。 パソナグローバルの畑伴子社長が「01年に28人だった50歳以上の 上海勤務希望者は04年には120人になった」という。 ★今年海外在留邦人は100万人を突破する勢いであるが、 団塊世代が定年退職を迎える07年以降、用なし扱いをする祖国より 諸手を挙げて歓迎してくれる中国等海外諸国を目指す引退世代の 動きは一層加速すると予測される。(コメント) ━━━━ ●「2005年夏、日本人が変わった」は、クールビズでネクタイを 公に外せるようになったとか、総選挙における「落下傘部隊」の 登場とか今までにない出来事、銀行の不良債権処理や過去最高の 企業業績にみるバブルの終焉を代替的、象徴的に表現した言葉と 捉えたい。 ●この特集で採り上げているテーマは、数年前から既に社会の新たな 潮流として惹起しており、今年始めて日本に襲った衝撃波でもない ことはおわかりだと思う。 ●日本は良きにつけ悪しきにつけ「変革のスピード」が遅い。 しかし、今後はここで提言している現象が今年を境目に スピードアップするだろうと推測される。 ●しかし、このスピードアップの後押しの重要なファクターは制度や 法律である。来年5月施行の「新会社法」の実効に期待しているが 更に、ベンチャー支援に対する税法上の優遇や海外勤務希望者の 支援システムの導入等が望まれる。 [3]編集後記─────────────────────────────昨年今年と続けて、内外で大地震が起きている。そろそろ東京は大丈夫かなと思われてきて、今日は通勤鞄に 携帯ラジオを忍ばせた。「転ばぬ先の杖」には少し心許ないが、皆さんはどんな準備を!**************************** 会社を成長・永続させる経営研究塾 代表 蛯谷 正治 ブログ http://blog.melma.com/00120950/ ******************************
2005/10/09
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ここ1週間は腰痛のためパソコンの前に座るのも辛いので今日は軽い話にしたいと思います。「お庭番」という言葉をご存知であろうか!江戸時代の徳川8代の吉宗が、江戸の街の情報収集に任命した特命忍者と言われる。昔から、会社の社長や支店長のゴルフに必ず同行する連中を「護摩すり」「茶坊主」と呼ばれていたが最近は「ゴルフお庭番」と呼ばれると作家の童門 冬二氏が日経新聞の「サラリーマン生態学(いきざまがく)」で書いている。会社の「お庭番」は、彼らが其々の職場で目を光らせていて調べたり聞いたことを、ゴルフに名を借りて社長に報告している連中という。一方の社長は非常に孤独な人間で、仕事以外にオタクと言われるまでの趣味を持つ同行者の話を聞くことを唯一の楽しみとしているという。このような会社や社長は未だにあるのは間違いないと思うが、こんな会社が成長しているとはとても思えない。正しく「Yellow乃至Red Card」の会社である。最近の日本のゴルフ人口の減少は、単に接待交際費等の経費削減だけでなくこんな吉宗的社長や「ゴルフお庭番」が生息できない厳しいビジネス環境になってきたことに因ろう!(写真はゴルフダイジェストHPより)
2005/10/09
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6日の日経新聞は、トヨタのGMからの富士重工業の株取得を一面に大きく報じていたが、私は同じ紙面の「人口減と生きるー第1部 たそがれ社会」の表題「諸君、きちんと勉強しよう」に興味が惹かれた。(写真は東京大学HPより)2030年の労働力人口は今より1千万人減少するため、今後毎年1.5%の実質成長を続けるために1人当たりの国内総生産(GDP)を1.6倍に高める必要があるという。然るに、慶応大戸瀬教授らが実施した日本と中国の名門大学での小中学校の数学試験で、満点をとった学生は中国が95%、日本は45%だった。また、国民新党の新人議員・糸川正晃氏(30)が上海を訪れたある日の深夜上海外国語大学で明かりが消えない大教室を覗くと、ぎっしり席を埋めた学生が自習をしていた。またコンサルタントの大前研一さんも数年前のセミナーで、中国へ視察に行ったとき、小学校の講堂一杯に生徒が鉢巻で目隠ししてパソコンのブラインドタッチの練習を見てきたと披瀝していた。両氏とも、「こりゃ、(日本は中国に)追い抜かれる」との危機感をもったという。一方で、大企業を志向する大学生の割合がこの5年間に復活し再び「寄らば大樹」現象にあるという。例えば文系理系とも男子は50%を超えている。国の最も重要な政策である教育改革を真剣に取組まないと、日本は本当に「たそがれ社会」になってしまう。。
2005/10/06
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先月30日のこのBlogで川淵改革を取り上げたが、「日経ベンチャー」10月号でも川淵さんが登場し、「地域スポーツ振興」という理念がJリーグの命であり、その理念に従いチームの呼称に企業名を出さず地域名を出しているという。一般的に会社の理念や社員の行動規範は、「社是」や「社訓」に書かれている。「社是」は、会社の経営上の方針であり、「社訓」は企業の経営理念や社員の守るべき規範を定めたものとの意味がある。カレーチェーンの壱番屋(http://www.ichibanya.co.jp/)は、接客業の原点である「お客様に心地良さを提供し、感謝の気持ちを精一杯伝える」を創業来「社是」にしている。(写真は壱番屋HPより)それは『ニコニコ、キビキビ、ハキハキ』である。実にシンプルで行動しやすい社是であり、CoCo壱番屋の店に行かれた方はなるほどと同感されるのではなかろうか。この社是のせいか、壱番屋は昨年12月に1000店舗に達し、東証・名証1部にも上場を果たしている。(以上「日経ベンチャー」10月号より)あなたの会社の「社是」や「社訓」を今一度見直してみて下さい。「曖昧模糊」、「美辞麗句」や「有名無実」化してないでしょうか。
2005/10/06
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日産自動車の改革を見事に成し遂げたカルロス・ゴーン氏は今、日産自動車とフランスの親会社のルノーの社長を兼任し、東京とパリを往復している。氏は現在東京とパリを月の4割ずつ過ごし、残りの2割を米国などの出張にあてる多忙な日を送っている。(以下「日経ビジネス」10.3号から)2社のトップを勤めていく上で「On(オン)」と「Off(オフ)」の使い分けを大切にしているという。両社社長を兼務するになってからは、オンの時間では今まで以上に効率的に仕事を進めるよう心がけている。例えば、日産の仕事では毎月開催する重要な会議を同じ週に集中させるようにスケジュールを組んでいる。一方、オフの休日は半ば強制的に仕事から離れエネルギーと創造力の源になるようにしている。新しい観点から物事を捉えられるようになったり、革新的なアイデアが浮かぶケースも少なくないといい、氏自身も今夏は奥さんの故郷レバノンで10日間を過ごした。日本の、同僚の目を気にして休む権利を放棄することは、会社にとっても社員にとってもなんらプラスにならないという。1999年に日産にきた氏は、毎日朝早くから夜の11時12時まで仕事をこなすハードワーカーであった。このハードワークは氏だけではなく欧米のトップビジネスマンの共通である。日本では、週休2日制を採っていても土曜日は半ば強制的に出社を余儀なくされる会社も多く、ましてや1~2週間の長期の有給休暇も完全に取れる会社は多くない。これは、日本では「休みは罪悪」という考えが根底にあるからであるが、休みは創造力や新しい仕事の取り組みの源泉であると経営者が意識を変えないといけない。昔米国に銀行員として駐在していた時、多忙の中、金融当局の指導の「日本人役付者の2週間連続休暇取得」を遵守しようとのトップの決断があり、完全履行を試みたところ見事に履行できた。つまり、その為に皆がお互いに予め仕事の計画を立て、休暇前の処理や引継ぎを終えることにより2週間の休暇が取れたのである。オンとオフは、1日、1ヶ月そして1年の期間中でそれぞれに切り替えをすことにより、より効率で創造的な仕事と「充実したハッピーな生活」が齎されることを経営者も社員も意識改革をしよう。
2005/10/04
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今年6月、取締役を辞し経営の第一線から退いた京セラの名誉会長・稲盛和夫氏の「西郷南洲遺訓と我が経営」の3ヶ月連載が「日経ビジネス」10.3号で始まった。 ※京セラの会社案内と稲盛和夫のHPは http://www.kyocera.co.jp/company/index.htmlご承知のように、稲盛和夫氏(以下稲盛名誉会長)は若手経営者のための勉強会を1983年〔昭和58年〕からはじめ、全国にその「盛和塾(http://www.seiwajyuku.gr.jp/)」の卒業生が企業経営で活躍している。その稲盛名誉会長は、昨今の世相の乱れ、企業の不祥事、官民の談合事件、政官界の混迷と堕落は、世のリーダーが「正しい哲学=人間としてどうあるべきか」を見失ったためと憂いている。そして、昨今の企業のコーポレートガバナンス(企業統治)やコンプライアンス(法令順守)では不祥事や不正は防げないし、MBA(経営学修士)は経営のテクニックを身に着けただけでもあり、企業経営に今こそ『大人の道徳』が問われるという。この連載を貫く思想は、西郷隆盛(雅号は南洲)がこよなく愛した「敬天愛人―自然の道理や人間として正しい道を善しとし、私心を亡くし利他の心を持って生きる―」であるという。 ※西郷隆盛の思想や考えを纏めたのが「西郷南洲翁遺訓 (http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/X/3310110.html)」稲盛名誉会長氏は1959年の27歳の時に会社を起し経営者人生のスタートをきったが、事務所の壁にこの「敬天愛人」の書を飾り今日まで座右の銘としている。人の上に立つ経営者や政治家は、優秀で才能があるというだけで選んではいけない。何より大切なのは立派な人間性や人格を備えているかだと力説されている。創業経営者で代表される松下幸之助、本田総一郎やこの稲盛名誉会長そして最近の日本電産の永守重信氏等は、会社が軌道に乗るまで困難と苦労との壮絶な戦いの中で支えとする思想や教えとその経験からの新たな開眼は万人を納得させるものでる。改めて、経営は知識やテクニックましてや気合や根性に負うものでなく、「正しい哲学」を持った人が行う道徳的活動であると思い知らされる。この後の連載を楽しみにしたい。************(一口メモ)*************テレビに出てくる街の若者やスポーツマン、芸能人等のインタビューや話を聞いていると、言葉の乱れに外国人のように見えてくる。今日の日経新聞に「気になる言葉づかい」の調査結果がでている。上位は 1位 ○○でよろしかったでしょうか 2位 ○○からお預かりします 3位 私って○○じゃないですかこのほかに「(肯定表現に)全然○○」や「きもい」「やばい」等が挙げられている。本当に、日本語の乱れに『ちょう むかつく』である!*********************************
2005/10/01
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