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2007/08/27
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カテゴリ: Music
HIGH ON FIRE Death Is This Communion

まともなアルバムを3枚くらいしか出していないのに伝説になっているバンドはMC5だけじゃない…

Doom ~ Stonerというカテゴリーがいつから使われているのかは知らないが、”昨今流行の”Doom ~ Stonerというジャンルを作ったバンドの1つ、 “SLEEP” でGtだったMatt Pikeが率いる “HIGH ON FIRE” が、来月19日に新譜 『Death Is The Communion』 をリリースする。

HIGH ON FIRE『 Death Is This Communion
⇒ 日本盤:Relapse Japan(No.YSCY1086)9/19リリース!
⇒ 輸入盤(DVD付限定盤):Relapse(No.RLP7667092)
  ※DVDはアルバム・メイキングの映像を約40分を収録だが、
   Youtubeでも何回かに分けて見る事が可能。↓

・HIGH ON FIRE in-studio episode #1
  http://jp.youtube.com/watch?v=Uj1mMdHdYCE

SLEEPというバンドを説明しているととても長くなるのだが、まず第1部という事で…

今だからこそ振りかえる、
【伝説となったDoom Band、“SLEEP”】
とは一体なんだったのか…?(大袈裟)

1990年頃に ASBESTOSDEATH という名前であった4人組のバンドが母体となり、EPを2枚リリースした後、1992年にバンド名をSLEEPと変え、Tupeloより1st「Volume One」リリース。直後にGtが1名脱退し、それ以降3ピース編成のまま活動を続ける。ココまでのサウンドは正に初期 BLACK SABBATH のソレであり、VocalこそHard Coreの影響を感じるが、Gt・Ba・Dr全てのリズムは遅く、それはもう眠たくなるようなテンポではあるが、最近のDoom Metalのように音の隙間を埋めるような音圧があるわけでもないので安心してDoom入門編としてはオススメできる。自分はこの貧乏くさい、カビくさいサウンドの頃のSLEEPがとても気に入っている。

・参考Youtube:ASBESTOSDEATH(Live)
 http://www.youtube.com/watch?v=hZ1FwMHjC0Q
  → 画は荒いが音はちゃんと聞ける。4人編成の貴重な映像だ。

1992年には、限定1,000枚の7インチをリリースしているがBLACK SABBATHのカヴァーである「Lord Of This World」がほぼ完コピで収録されているらしい。自分は入手できないため未聴だが後にEaracheのコピレーション・アルバム 『Master of Misery ~ Black Sabbath:AN EARACHE TRIBUTE』 (1992)には、同様にサバスの「Snowblind」が本家よりもややテンポゆっくりなVersionで収録されている。

1993年、Earacheと新たに契約し、名盤 『Sleep’s Holy Mountain』 リリース。xxxナシには絶対に生まれないであろう(裏ジャケではしっかりアル・シスネロスの吸引中の写真が使用されている)Doomの名曲の数々が聞ける。ここまで堂々とハッパ信仰を掲げているバンドは Bongzilla KOTTONNMOUTH KINGS とSLEEPくらいのものだろう。曲の変化として1stほどの引きずるようなSludgeさは薄れ、Groovyなサウンドと歌っているちゃんと歌っているVocalが前面に出てきているような印象を受ける。つまりカナリ聞きやすくなった。特にPVまで作成された1曲目「Dragonaut」は適度にHeavy & Loudであり、Popさすら感じ取れるほどに淡々とした聞きやすいDoomを聞く事ができる。

・参考Youtube:SLEEP「Dragonaut」(PV)
  http://www.youtube.com/watch?v=zj9IAvv32wE
  → モノクロ映像がカッコイイ。ちなみにこの頃のメンバーの髪型はバラバラで、Matt がドレッド、
    Alがボサボサ、Chrisはアフロ。(笑)

その後、単独のLiveやレーベルメイト等とのTourを行った後、3rdレコーディングに入ったわけだが、予算をxxxにつぎ込んでしまったり、スタジオに全員揃わなかったりと、遅々として進まないレコーディング作業のせいで結局Earacheからドロップ、1996年にようやくLondonからリリースかと思いきや、レコーディングされた曲が「Jerusalem」1曲で1時間近い大作あったことから、当時はアヴァンギャルド過ぎると却下され、1999年(日本では2000年)にRise Aboveからの公式にリリースされるまでにカナリの時間を要した。

3rd 『Jerusalem』 (尺を52分程度に抑え、更にそれを6等分に分割にされた)がリリースされたものの結局は一般的に訴えるべき音楽ではなく、一部のDoomマニアからは絶賛の嵐だったものの、商業的成功には程遠かったため、メンバー間の音楽的相違も伴い解散となってしまった。なお、2003年にはTee Peeより 『Dopesmoker』 とタイトルを変え再リリースされたのだが、メンバーの尊重を貫き通したためか、本来の60分超のロング・ヴァージョンで分割されていない状態での収録という、最後まで聞きとおすにはカナリ覚悟のいる気合いの入った(?)内容となったのに加え、更にボーナス・トラック「Sonic Titan」(ライヴ。1曲で約10分!)収録されていた。

GtのMatt PikeはSLEEP解散後、スグに他のメンバー探しを開始し、HIGH ON FIREの原型となるバンドができているところを見ると、やりたい音楽はあったものの他の2人と合わなかったということだろう。


【 SLEEP関連のメンバー遍歴 】↓


"ASBESTOSDEATH" ('90)
Member:
・Ba&Vo : Al Cisneros
・Dr : Chris Haskius
・Gt : Matt Pike
・Gt : Thomas H.Choi 


"SLEEP" ('92~'96)
Member:
・Ba&Vo : Al Cisneros
・Dr : Chris Haskius
・Gt : Matt Pike 
ex-Gt : Justin Marler  (1st「Volume One」時のみ)


"IT IS I"('94)
Member:
・Vo&Gt : Thomas H.Choi 
・Gt : Oswald Aguilar 
・Ba : J. A. Coelho III 
・Dr : Brian "Terrorizer" Rubio 


"HIGH ON FIRE" ('99~ )
Member:
・Gt&Vo : Matt Pike 
・Dr : Des Kensel 
・Ba : Jeff Matz
ex-Gt : Carl Larson  
ex-Ba : Joe Preston - Earth , Melvins . Sunn O)))
      George Rice  
      Ron Crockett  


"OPERATOR GENERATOR" ('00 ~ '01)
Member:
・Vo : Mitchell French
・Gt : Thomas H.Choi 
・Ba : Joe Tucci
・Dr : Michael Parkinson


"THE SABIANS" ('02 ~ '03)
Member:
・Vo&Gt : Justin Marler
・Gt : Patrick Huerta  
・Ba : Rachel Fisher  
・Dr : Chris Haskius 


"OM" ('05 ~)
Member:
・Ba&Vo : Al Cisneros
・Dr : Chris Haskius 


(以下次号に続く。)





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Last updated  2012/04/19 09:37:05 AM
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