デレク・アンド・ザ・ドミノス(Derek and the Dominos)は、エリック・クラプトンがデラニー&ボニー&フレンズの活動で一緒になったメンバー(ボビー・ウィットロック、カール・レイドル、ジム・ゴードン)とともに1970年に結成され、本作『いとしのレイラ(Layla and Other Assorted Love Songs)』だけ(後にはライヴ盤もリリースされた)を残して翌1971年に解散してしまったバンドである。
上記のデラニー&ボラニーの影響によるアメリカ南部サウンドの影響に加え、オールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・オールマン(デュエイン・オールマン)が14曲中11曲ゲスト参加している。「いとしのレイラ(Layla)」は、本盤収録曲のタイトルであるが、邦訳ではアルバム表題も『いとしのレイラ』となっている。けれども、原題には両者の間に違いがあって、アルバム表題の方は『Layla and Other Assorted Love Songs(レイラならびにその他の取り合わせられた愛の楽曲たち)』となっている。