1969年にロンドンに出てデビューを飾ったテイストは、実質的に2枚のアルバムを残しただけで空中分解してしまう。1970年にバンド解散が決まり、残りのライヴ等をこなした後、ギャラガーは1971年に『ロリー・ギャラガー』、続いて『デュース』をリリースし、ソロ活動を展開していく。そのギャラガーのソロでの成功により、テイストの活動末期のライヴがいわば便乗商法的にリリースされた。都合2枚のライヴ盤がリリースされたのだけれど、そのうちの1枚が1971年末に出された本盤『ワイト島のテイスト(Live at the Isle of Wight)』であった。