本盤『チャイルドフッド・イズ・フォーエバー(Childhood Is Forever)』は、そうした点できっと多くの人の心を掴んできた盤ではないかと思う。1969年なので、キューンがちょうど30歳を超えた頃にパリで録音され(この時期、彼はストックホルムを拠点に活動していた)、初期のスティーヴ・キューンに特徴的な音色のピアノが繰り広げられると同時に、既存のジャズの枠組からはみ出す寸前の演奏を繰り広げている。
1. The Night Has A Thousand Eyes 2. Spring Can Really Hang You the Most 3. Baubles, Bangles and Beads 4. The Meaning of the Blues 5. All That's Left 6. I Waited for You 7. Eiderdown
[パーソネル、録音]
Steve Kuhn (p), Aldo Romano (ds), Steve Swallow (b)