そんな中、1992年に発表された本盤『キングダム・オブ・デザイア~欲望の王国~(Kingdom of Desire)』では、従前からのメンバーだったスティーヴ・ルカサーがヴォーカルを務めた(ちなみに、その後は1990年代末からボビー・キンボールが復帰、さらに2010年代のラインアップでは、ジョセフ・ウィリアムズが再合流している)。1980年代を通じてポップ化あるいは産業ロック化の波に乗ったTOTOであったが、本盤では、シンセがなりを潜め、全体としてはロックへの回帰と言えるようなサウンドに仕上がっている。
1. Gypsy Train 2. Don't Chain My Heart 3. Never Enough 4. How Many Times 5. 2 Hearts 6. Wings of Time 7. She Knows the Devil 8. The Other Side 9. Only You 10. Kick Down the Walls 11. Kingdom of Desire 12. Jake to the Bone 13. Little Wing [日本盤ボーナス・トラック]