音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2021年06月13日
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快進撃を始めたCCRのセカンド作


 CCRことクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival)は、1968年にデビューを果たした。彼らは、翌1969年には3枚のアルバム、さらに1970年には2枚のアルバムを発表し、次々とヒット曲を生み出していった。バンドとしては太く短命だったけれども、この集中的なエネルギーに満ちた快進撃の始まりともいえるのが、このセカンド作『バイヨー・カントリー(Bayou Country)』だった。1968年のデビュー盤およびシングルの 「スージーQ」 で注目されていたが、本盤は彼らのアルバムとして初めて全米10位内に入り、シングルの6. 「プラウド・メアリー」 は全米2位のヒットとなった。

 ジョン・フォガティをはじめ、CCRのメンバーはカリフォルニア州、つまりは西海岸の出身である。とはいえ、彼らのサウンドは南部臭の強いR&B的なもの、南部ロックの先駆といったものである。「スージーQ」が南部出身者(デール・ホーキンズ)のナンバーというイメージも強いだろうが、何よりも彼ら自身がこういうロックを体現しようと一心になっていた。本盤のタイトル(および収録曲1.の表題)の“バイヨー(バイユー)” というのは、現地語(チョクトー語)で“小川”を意味し、ルイジアナ州ニューオーリンズを中心に東西のテキサス州やアラバマ州にかけての地帯は“バイヨー・カントリー”と呼ばれる。つまるところ、西海岸らしさとはかけ離れた志向を持っていたわけである。

 本盤に収録された曲から、注目曲をいくつか挙げておきたい。上記の1.「ボーン・オン・ザ・バイヨー」は、シングルとしてヒットした6.「プラウド・メアリー」にカップリングされた曲なのでよく知られているだろう。これら2曲のほかに筆者の趣味としては、5.「天井小屋の乞食(ペントハウス・ポーパー)」。このナンバーは、とにかくカッコよく、聴き逃すことができないと思う。あと、長尺の7.「キープ・オン・チューグリン」もCCRの南部志向のロック魂が炸裂といった趣のナンバーで、個人的になかなかのお気に入りだったりする。


[収録曲]

1. Born on the Bayou
2. Bootleg
3. Graveyard Train
4. Good Golly, Miss Molly
5. Penthouse Pauper
6. Proud Mary
7. Keep on Chooglin'
*現行盤では、4曲のボーナス・トラックあり。

1969年リリース。




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バイヨー・カントリー +4 [ クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル ]

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BAYOU COUNTRY + 4[輸入盤]/CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL[CD]【返品種別A】




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Last updated  2021年06月13日 13時54分02秒
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