電子音やエレクトロがタンゴと結合するという、ひと昔前には発想できなかったような融合が進んでいく。“タンゴ”や“ブエノスアイレス”に力点があるのは、上でも少し触れたように、グループ名や曲目を見ての通りである。しばらく前、年配者が聴いていたり、踊っていたりするイメージもあったタンゴは、新たな姿になって次世代へと引き継がれていくということなのだろうか。ちなみに、本盤には続編(『ブエノスアイレス LATE 2』)があるらしいので、機会があれば、そちらも入手して聴いてみたいと思っていたりする。
[収録曲] *〈 〉内はアーティスト名。
1. Santa Maria (Del Buen Ayre)〈Gotan Project〉 2. Inmigrante〈Tanghetto〉 3. Sin Rumbo〈Otros Aires〉 4. Un Paso Más Allá〈Narcotango〉 5. Libertango〈Ultratango〉 6. Dársena Sur〈Maquinal Tango〉 7. El Llorón〈Electrocutango〉 8. Tango Colegiales〈Debayres〉 9. Baires 6 am〈Terminal Tango〉 10. La Cumparsita〈Carlos Cutaia〉 *ボーナス・トラック