音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2022年08月20日
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爽快感の残るロックサウンド 


 トム・ペティ(Tom Petty)は、バンドを従えたトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ(Tom Petty & The Heartbreakers)名義で1976年にファースト作を発表した。1979年にはサード作の 『破壊』 がヒットし、アメリカン・ロック界を代表するアーティストとして知られていった。

 本盤『ロング・アフター・ダーク(Long After Dark)』は、1982年に発表された第5作である。前作(『ハード・プロミス』)よりは売上げを落としたものの、なかなかの好作で、これぞアメリカン・ロックといった曲とサウンド。聴いた後の爽快感が心地よい一枚というのが筆者の印象である。

 シングルとしては、2.「ユー・ゴット・ラッキー」と4.「チェンジ・オブ・ハート」がカットされ、前者は全米20位、後者は21位を記録した。筆者の気に入っているナンバーは、これらのうちの2.のほか、冒頭の1.「ワン・ストーリー・タウン」。トム・ペティ節が全開のナンバーであり、聴いた後の爽快感がいい。さらには、少し陰のある7.「ストレイト・イントゥ・ダークネス」が個人的にはお気に入りの好曲。

 上で1.を聴いた後の“爽快感”に触れたが、この感覚は、本アルバム全体にも当てはまるように思う。トム・ペティの音楽自体にそういう要素があるというのも確かなのだろうけれど、『破壊』のヒットによる成功後、アーティストとして、バンドとしての余裕や貫禄が出てきたこととも関係しているのかもしれない。いずれにせよ、ロックで突っ走るというのもいいけれど、後味がすっきりというのは、トム・ペティの魅力の一つなのかな、と考えてみたりする。


[収録曲]

1. A One Story Town
2. You Got Lucky
3. Deliver Me
4. Change of Heart
5. Finding Out
6. We Stand a Chance
7. Straight into Darkness
8. The Same Old You
9. Between Two Worlds
10. A Wasted Life

1982年リリース。




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【輸入盤】Long After Dark - Remaster [ Tom Petty ]

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【輸入盤CD】Tom Petty & The Heartbreakers / Long After Dark (トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)




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Last updated  2022年08月20日 20時09分16秒
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