ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)は、L.A.ガンズのメンバーとハリウッド・ローズのメンバーが融合するところから誕生した。そのため、前身バンドの名を組み合わせたのが、このバンドの名称となっている。メンバーの入れ替わりを経て1986年にゲフィン・レコードと契約し、先に疑似ライヴEPを発売して注目を集めたものの、第一作をリリースしたのは翌1987年のことだった。
そのファースト作が本盤『アペタイト・フォー・ディストラクション(Appetite for Destruction)』である。もともと音楽活動歴のあったメンバーたちで、ひょっこり出てきた新人バンドのような存在ではなかったとはいえ、とにかく楽曲・演奏・作り込み方のレベルの高さに圧倒される一枚である。この時点から大物になっていくことが十分に予見されるような圧倒的存在感の作品だと言えると思う。
1. Welcome to the Jungle 2. It's So Easy 3. Nightrain 4. Out ta Get Me 5. Mr. Brownstone 6. Paradise City 7. My Michelle 8. Think About You 9. Sweet Child o' Mine 10. You're Crazy 11. Anything Goes 12. Rocket Queen