■参考リンク ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(原題: Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One)は、2023年に公開されたアメリカ合衆国のスパイアクション映画。『ミッション:インポッシブル』シリーズの第7作目。 アメリカ合衆国ではパラマウント映画の配給で2023年7月14日に公開[1]。日本では東和ピクチャーズの配給により公開。 シリーズ初の2部作であり、本作は前編となる。後編である『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO』は2024年6月28日に公開予定。 ストーリー ロシアの次世代潜水艦であるセヴァストポリは推測航法(デッドレコニング/Dead Reckoning)を用いた新しい航行システムを試験運用する為、高度なAIシステムを採用した。しかし、この新型AIが自我を得た事により乗務員達をかく乱させ、自らが発射した魚雷により潜水艦を沈没させ、乗務員全員が死亡する。IMFエージェントであるイーサン・ハントはアラビア砂漠のエンプティ・クオーターに潜伏する元MI6のイルサ・ファウストから十字架型の鍵の半分を取り戻すようIMFに命じられる。その後、ワシントンD.C.で行われたアメリカ情報機関のリーダー達の会議で、ロシアが開発したこの新型AIを”エンティティ”と呼び、それが世界の主要な防衛、情報、金融ネットワークに潜入し脅威となる事について話し合われる。世界各国は自国の安全保障の為、この不正AIの「実体」を唯一制御可能な2つで1つとなる鍵を手に入れようと画策するが、イーサンはエンティティが人類にとって今後大きな脅威となると考え、その破壊を試みる。イーサンと彼のチームは全人類を脅かす全能AIが間違った人間の手に渡る前にその制御キーを追跡し、見つけ出すというこれまでで最も危険な任務に挑む。危機に瀕している未来と世界の運命の支配、そしてイーサンの過去の敵が接近するにつれて、世界中でイーサンと仲間たちの戦いが始まる。 製作と公開 2019年1月、トム・クルーズは前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のクリストファー・マッカリー監督が脚本と監督を担当する『ミッション: インポッシブル』の続編を2作続けて撮影することを発表した。第7作と第8作を同時進行で撮影し、当初はそれぞれ2021年・2022年に連続公開する予定で[4]米国時間の2020年2月20日からヴェネツィアで撮影を開始した。 2023年8月、アメリカのエンターテインメント専門誌であるバラエティによると興行収入の面で苦戦し、1億ドル(約146億円)の損失を出す可能性があると報じた。制作費を上回る収益は上げたものの、マーケティング費用を回収するには十分ではないとしており、同誌は本作公開の1週間後に封切りされた『バービー』(ワーナー・ブラザース配給)並びに『オッペンハイマー』(ユニバーサル・ピクチャーズ配給)の好調も影響していると分析している[10]。