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2023.12.17
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カテゴリ: 映画 Cinema
2024.4.26公開予定の米国映画Civil War(邦訳はまだないですが、内戦としました)の予告編を観ました。おそらく2021.1.のトランプ支持者によるホワイトハウス乱入事件等に象徴される米国の分断をふまえて、実施まで1年を切った2024.11.の米大統領選挙を念頭に作られた作品のように思います。

今春出版された「アメリカは内戦に向かうのか」( バーバラ・F・ウォルター (著), 井坂 康志 (翻訳))の紹介記事を読みました。これまで安定した生活を送っていたのに、「格下げ」され不安定な生活におちいった人たちの癒やしがたい怨嗟や憎悪が、世界を暴力に導き、またそれを煽る人たちがいるという指摘は、最近の極右勢力の伸長する状況に当てはまると思いました。

米国は内戦に向かい、長年続いた覇権は終るのか、または修復に向かうのか、注目されます。またその影響は日本にもありそうです。
2024.3.28内容の追加。



■参考リンク
ナタリー:アメリカで何が…A24×アレックス・ガーランド「Civil War」のトレイラー公開「Civil War」のトレイラー公開
2023年12月13日 23:43 149 13映画ナタリー編集部

「エクス・マキナ」「MEN 同じ顔の男たち」のアレックス・ガーランドが監督と脚本を担当し、A24が製作に携わった映画「Civil War(原題)」のトレイラーがYouTubeで公開された。
“内戦”を意味するタイトルが付けられた「Civil War」の詳細なプロットは明らかにされていないが、キルスティン・ダンスト、「Priscilla(原題)」のケイリー・スピーニー、「グレイマン」のワグネル・モウラ、「ボーはおそれている」のスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ドラマ「THE LAST OF US」第3話「長い間」などで知られるニック・オファーマンらが出演。終始不穏な雰囲気が漂うトレイラーでは「ホワイトハウスは西側勢力とフロリダ同盟に対して警告を発した」「大統領が『暴動には迅速に対処する』と約束」といったニュース音声が流れ、武装した男たちの銃撃戦などが映し出される。
「Civil War」はアメリカで4月26日に公開。

Civil War Trailer: California & Texas Wage War With The US Army As American Landmarks FallBY HANNAH GEARAN:PUBLISHED 3 DAYS AGOScreen Rant
Google翻訳のうち「南北戦争」を「内戦」に変換。
内戦予告編: カリフォルニアと内戦アメリカのランドマークが崩壊する中、テキサス州が米軍と戦争を開始
A24は、キルスティン・ダンスト主演、アレックス・ガーランドが脚本・監督を務める同社の新作映画『シビル・ウォー』の初予告編を初公開した
ハンナ・ギアラン
3日前に公開
まとめ
A24が新作映画『シビル・ウォー』の初予告編を公開し、内戦が勃発する近未来のアメリカを垣間見ることができる。
予告編では、ビジュアルと会話の合図を通じて歪んだ世界をほのめかし、この未来のアメリカの崩壊を示唆しています。
予告編は、『シビル・ウォー』が、関連性があり、示唆に富む映画を制作するという監督の傾向に従って、顕著な社会的批評を探求することを示唆しています。
A24 は、すでに多くの話題を呼んでいる新作映画「シビル ウォー」の最初の予告編を公開しました。脚本およびアレックス ガーランド監督、シビル ウォー出演 キルスティン ダンスト、ワーグナーモウラ、スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソンなど。これまで、この映画は少し謎に包まれており、追加の詳細はほとんど明かされていませんでした。予告編に先立って、A24 は、 自由の女神とその頂上に武装した兵士が描かれており、 映画への関心を高めるだけのポスターを公開しました。
予告編では、これまで秘密にされていた内戦の物語が明らかになります。この映画の舞台は近未来で、アメリカが内戦に突入する様子が描かれる。スリル満点の予告編では、両陣営がホワイトハウスの乗っ取りを目指して競い合います。
内戦は顕著な政治的コメントのように見える
シビル ウォー トレーラーは、2 分間のファースト ビューを通じて、近未来の世界のさまざまな側面を明らかにしています。あるショットでは、アメリカ国旗がちらっと見えますが、13 本の縞模様と 50 個の星の代わりに、縞模様に特大の白い星が 2 つだけ付いているだけです。 シビル・ウォー予告編の会話も、この歪んだ世界を暗示しています。たとえば、アナウンスでは「フロリダ同盟」について言及し、その後の登場人物は「いわゆるテキサスとカリフォルニアの西軍」と、この将来のアメリカの崩壊をほのめかしています。
予告編自体には、微妙な瞬間や激しい戦闘シーンが含まれており、内戦の魅力的な旅を示唆しています。
シビル ウォー 予告編では、ガーランドの次回作で探求されるいくつかの顕著なテーマについても言及しています。あるシーンで、主人公はブティックのような衣料品店に入りますが、そこでは従業員は比較的穏やかな様子です。この男性は、アメリカで大規模な内戦が勃発していると指摘すると、従業員は「私たちはただ外出しないようにしているだけです。ニュースで見る限り、それは最善の方向に進んでいるように思えます。」この反応は、アメリカ人の中には戦闘に参加する人もいる一方で、問題を無視できなくなるまで意図的に無知でいることを選択する人もいるだろうということを示唆している。
予告編自体には、これらの微妙な瞬間と激しい戦闘シーンの両方が含まれており、内戦の魅力的な旅を示唆しています。 ガーランドは社会的批評に精通しており、最近ではジェンダー パロディ映画「Menシビル・ウォー は、切実な関連性のある映画を目指す監督の傾向を引き継ぎ、危機にゾッとするほど近い未来のアメリカを探求する中で、より高い賭け金をかけてそうするつもりだ」米国の現在の進路
出典: A24

2024年に「アメリカで内戦」が発生しかねない理由「格下げ」された人々の癒やしがたい怨嗟や憎悪井坂 康志 : ものつくり大学教養教育センター教授 2023/03/25 9:00 東洋経済ONLINE
アメリカ、そして世界に衝撃を与えた「Qアノン」扇動による2021年1月に発生した前代未聞の連邦議会襲撃事件。次期大統領選への出馬を表明しているトランプ氏の動向次第では、再びこのような事態を招くのか。さらには2度目の「南北戦争」を招いてしまうのか。
世界中で「内戦」が急増している現状とその原因、アメリカでも内戦が勃発する潜在性が高まっている状況について、アメリカを代表する政治学者が読み解き、警告した『アメリカは内戦に向かうのか』(バーバラ・F・ウォルター著)を翻訳した井坂康志氏が同書のポイントを紹介する。
それはある日突然やってくる
「川一つで仕切られる滑稽な正義よ。ピレネー山脈のこちら側での真理が、あちら側では誤謬である」(パスカル『パンセ』)
『アメリカは内戦に向かうのか』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)
内戦はある時突然火を噴く。少なくともそのように見える。しかし、内戦研究の蓄積を用いれば、その兆候を事前に知ることは可能である。
なぜなら、内戦にはパターンがあるからだ。誰もが目にしているのに、誰も認識していない「急所」はどこにあるのか。
バーバラ・ウォルターは、名医がいくつかのポイントから病状全体を割り出すように、世界で日々起こっている事象から、戦慄すべきアメリカ内戦危機への診断を行っています。
この本には尋常ならざるリアリティがあります。その記述の多くは、一人称で書かれています。通常の学者の作法からすれば、きわめて「野心的」です。本書の魅力として最初に指摘すべき点かもしれません。
『ニューヨーク・タイムズ』等の主要メディアでの賞を多数受賞していることや、Amazonの原書に1200という驚異的な数のコメントが寄せられ、高評価を得ていることは、きわめて広汎にそのリアリティが共有された証しとも言えるでしょう。
そのためのアプローチとして、多くの専門研究者が長年にわたって蓄積してきた叡智の粋を垣間見ることができます。それは読み手に巨人の肩の上から現代世界を俯瞰する感覚を与えてくれます。
以下略


アメリカは内戦に向かうのか 単行本 – 2023/3/24
バーバラ・F・ウォルター (著), 井坂 康志 (翻訳)


2024.3.27内容の追加。A24新作映画『シビル・ウォー』、絶賛相次ぐ「傑作」「ゾッとする物語」By The Hollywood Reporter Japan2024年3月26日
A24×アレックス・ガーランド監督(『エクス・マキナ』)が贈る新作映画『シビル・ウォー/Civil War(原題)』(2024年4月12日全米公開)の海外の反応が到着した。
本作は14日、米「SXSW Film & TV Festival」でプレミア上映され、観客からは「ガーランド史上最高傑作」「今年一番」といった絶賛の声が相次いでいる。
近未来のアメリカを舞台にした『シビル・ウォー』は、ジャーナリスト(キルスティン・ダンスト)とその同僚が、権威主義的な3期目の大統領(ニック・オファーマン)にインタビューするため、敵対し分裂したアメリカ各州を横断する姿を描く。
以下略。

2024.4.3内容の追加。
「流血の惨事になる」トランプ警告の悪夢…新作映画「Civil War(第二次南北戦争)」に見る米国分断から抗争・内戦の予兆ジャーナリスト 木村太郎2024年3月25日 月曜 午後4:40FNNプライムオンライン
「第二次南北戦争」描く新作映画
トランプ前大統領が「流血の惨事になる」と警告して米国社会の分断が抗争に発展することが不安視されている折に、新たな南北戦争を描いた映画が公開される。
そのタイトルもずばり「Civil War(第二次南北戦争)」。
製作は米国のエンターテイメント企業A24で、原作と演出は2016年のアカデミー賞視覚効果賞を受賞したSFスリラー映画「エクス・マキナ」の監督で小説家でもある英国のアレックス・ガーランド。主演は「スパイダーマン」シリーズでヒロインを演じたキルスティン・ダンストで、映画は今年4月12日に米英で公開されることになり、このほど最新予告編が発表された。
ストーリーはダンスト演ずるジャーナリストを中心に展開され、連邦政府から離脱したカリフォルニア州とテキサス州それにフロリダ州の一部が同盟した「西部軍」と連邦政府軍の戦闘を描く。
ダンストは仲間と共にニューヨークから東部戦線を経て、バージニア州のシャーロッツビルから首都ワシントンを目指す。
予告編は、米国の愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル(美しきアメリカ)」を流しながら見慣れた米国の光景を背景に血なまぐさい戦争が繰り広げられるのを見せ、歌が最高潮に達して「アメリカ!アメリカ! 神は汝に恵みを与う。そして汝の善を兄弟愛で戴く、太平洋から大西洋まで」と歌い上げたところでワシントンのリンカーン記念堂が爆破されるという衝撃的な展開になっている。
しかし、この「第二次南北戦争」は必ずしも現在の米国社会の対立を前提にしたものではない。「西部軍」を構成するカリフォルニア州はリベラルな民主党が支配するし、一方のテキサス州は保守派の牙城とも言え、今この2州が同盟して連邦政府に反旗をひるがえすことは考えられない。
また映画では、連邦政府の大統領が現行憲法で定める任期を超えて3期目に入っていることや、国民に対して無人機攻撃を命令するなど独裁的な支配を行なっているように扱われているが、どのような対立から内戦になったのか映画では取り上げていないようで、試写会を見た米英の記者たちはその点が曖昧になっていることに物足りなさを表明している。
これについてガーランド監督は、このような曖昧さは観客が自分なりの論理を物語に適用するための意図的な試みだという(ザ・ガーディアン紙電子版15日記事)。
つまり、観客は自分の思い入れをこの映画にこめて、今の米国社会の分断化やそれがもたらす新たな衝突の危険を感じてもらうことを狙ったのかもしれない。
その意味では、この映画は大統領選挙が本格化する絶好のタイミングで公開されることになったと言える。
「国中で流血の惨事起こる」演説の衝撃
ドナルド・トランプ前大統領は16日、オハイオ州デイトン市で行われた遊説でこう言った。
「もし今回私が当選しなかったら、国中で流血の惨事(bloodbath)が起こるだろう」
この発言は、中国製の自動車の輸入を止めなければ米国の自動車産業が「流血の惨事」になるという意味だったと前大統領は後に釈明したが、ほとんどのマスコミは大統領は3年前に大統領の支持者たちが連邦議事堂を襲って乱入した事件のような衝突を予言したものと受け止めた。
「米国は新たな南北戦争の危機に瀕しているのだろうか?」
CNNのウェブサイトには早くも16日にこういう表題の論評記事が掲載された。記事は大統領選まで日を追うにつれ政治的暴力を予測する声が高まってきているが、中でもトランプ前大統領は最も声高な予言者で、彼が再び選挙に敗北するようなことになれば「国内は大混乱に陥る」と次のように警告する。
「 1月6日の事件(連邦議会襲撃事件)で頂点に達した長い歴史的軌跡、陰謀論の継続、拡散と蔓延、人種差別、反ユダヤ主義、外国人排斥の高まり、そして容易に入手可能な武器を考えると、銃乱射事件、重要インフラへの攻撃、爆弾テロ、その他の攻撃を含む、政治的動機に基づく新たな国内暴力行為の可能性を否定したり無視したりすることはできない」
一方、保守派も黙っていない。右翼の論客として知られるエメラルド・ロビンソンさんは翌17日、保守系のニュースサイト「ディサーン・リポート」に「アメリカ最後の年2024年にようこそ」という一文を投稿した。
彼女は、多くの米国人がいまだに法の支配が存在し、選挙の1票が現実に重視され、主な都市で凶悪犯罪者が保釈金なしで釈放されるようなことがないと信じていることこそ問題だと指摘し、こう檄をとばす。
「本音を言えば、バイデン政権は共産主義者によるアメリカ乗っ取りを行なっているように私には見える。このクーデターは4年目に突入している。2020年に選挙が盗まれ、そのような大惨事を防ぐ国家安全保障機関がその出来事を無視し、犯人を保護した時点で、私はCIAやFBIやDHS(国土安全保障省)や国防総省がもはやアメリカ国民の側にいないのではないかと疑い始めた」
「もしそれが本当なら、これからの8ヵ月は準備に費やすべきだ」
「11月に投票してほしい。そして、共産主義者によるアメリカ乗っ取りに備えてほしい。あなたの1票が意味を持たなくなっている時にこれは矛盾しているように見えるかもしれない。しかし、これは基本的な戦略なのだ。戦いに勝つための計画を立てると同時に、別の日に生き延びることができるよう、秩序ある撤退の計画も立てるのだ。」
米国の新南北戦争はスクリーン上のフィクションで終わるのだろうか?
【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
【表紙デザイン:さいとうひさし】





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Last updated  2024.04.03 10:58:38


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