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2009.08.11

ＡＣＴ．１７１３　ウィザード・USAKOの調子　【史上最大のベースボール　激闘本試合！】　第４章　試合開始編　第３９話　ピュアプリセスシリーズ

テーマ：連載小説を書いてみようｖ(10151)

カテゴリ：【ピュアプリンセス　シリーズ　第４章】

ウィザード・USAKOの変化に気付いたウイリアム公がUSAKOにサインを送りました。

ウイリアム公「（どうしたのですか、USAKOさん？
今現在”ツー・ストライク”です。”ストライク”の球にまったく手を出してないようですが？）」

するとUSAKOはサインを返して来ました。

USAKO｢（心配しなくても大丈夫です。さっきまで少し調子が悪かっただけです。もう回復しました。大丈夫です。）｣

ウイリアム公「(そうですか、安心しました。ではがんばってください。）」

ウイリアム公からそのようなサインをもらってウィザード・USAKOは少し落ち着きを取り戻したようでした。

アナウンサー「おおっと今、ウイリアム公選手とウィザード・USAKO選手の間でサインの交換があったもようです！
ウィザード・USAKO選手がバットをにぎり直しました！！
そしてピッチャーの方をみすえます！」

部下（ピッチャー）「（ミーはつくづくウサギが嫌いになったようだ。
ようし、次の球で決めてやる！）」

部下（キャッチャー）「（おい！”ツーストライク”だぞ！一球外せ！まだ”ノーボール”なんだ！あせることはない！）」

部下（ピッチャー）「（フン！
ここで一球外すと見せかけて……、”ストライク”を取りに行く！
それがミーのやりかただ！）」

部下（キャッチャー）「（相手チームに対して油断するな！それでいままで痛い目にあってきただろう？）」

部下（ピッチャー）「（まったく！ミーの実力を知らなさすぎる！ミーの本当の実力を見せてやろう！次の一球でしとめてやる！）」

アナウンサー「おおっと、バッテリー間で何か意思そつうがうまくいっていないようです！！ピッチャーがキャッチャーからのサインに何度も首を振っています。)」

部下（ピッチャー）「（とにかくミーはミーの考えで行く。
君は黙ってミットを構えていればいいんだ！）」

部下（キャッチャー）「（そこまで言うなら勝手にしろ！打たれても知らないぞ！！）」

アナウンサー「やはりバッテリーの意思そつうがうまくいってないようですねえ、解説のヤマさん？」

解説「そうみたいやね。ピッチャーは次［ストライクを投げたい］って言うとるんと違う？」

アナウンサー「さあピッチャーの足が上がりました！どうやらまた”見切り発車”のようです！」

ウイリアム公はウィザード・USAKOを心配してまたサインを送りました。

ウイリアム公「（USAKOさん、次、もし”ストライクのコース”が来たら振ってください。）」

ウイリアム公がパパッとサインを送るのを見て観客の女性たちがまた声を上げました。

観客（女性）「きゃあああああああ！！ウイリアム公選手！！かっこいいわあ！」

観客（女の子）「後でサインください！！」

観客（女の子）「後でプリクラ（時代考証違反物）いっしょに撮ってくださいーー！！」

アナウンサー「おおっと、観客席からはあいかわらずウイリアム公選手に対する声援が飛んでいます。それは［メスウサギ］からだけではなく、［人間の女性］からも声援が飛んでいます。おっと、ウィザード・USAKO選手が……、」

USAKO｢……………………。｣

ウィザード・USAKOがなんだが怒ったような目付きになりました。

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