嗚呼!哀愁の我が音楽人生

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2009.02.14
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カテゴリ: 私の音楽遍歴

The AcceleratorSの活動記録をマイルームのライブラリーから探し出してみた。基本的にはライブの音源やら映像記録は残してあるものの、実のところ初期のライブの映像は数年前にビデオデッキのトラブルで、テープ切断という目に遭い、今のところ見ることが出来ない。しかしVHSの背表紙のインデックスシールから判断すると、ファーストライブは2001年8月11日であり、セカンドライブはその8日後、すなわち2001年8月19日である。たぶん間違いはない。自分としてはもう少し間隔があいていたと思っていたが、意外に短いインターバル。かなり精力的に活動していたことが窺える。

ファーストライブが不本意な結果に終わったことで、あきらかにバンドの4人はセカンドライブに対しそれなりの気合いをもって臨んでいたと思う。今度の会場はブルースバーではなく、楽器店が経営する附帯のライブ会場。基本的には誰でも出演できる会場として、初心者から熟年バンドまで重宝されているライブハウスだ。前のバンドでもよくお世話になっていた。

対バンは全部で3つ。1つはプチビジュアル系。グレイのような男4人組。まだ20歳そこそこか。2つめは女の子がVoの、ジュディマリのようなバンド。これもまたメンバーはみな若い。はつらつとしている。若いって良いな・・・そう思わせてくれるバンドだ。3つめはソロ。なんとギタリストでギターインスト系。エリック・ジョンソンを敬愛しているとのこと。年齢は20代半ばくらいか。おとなしくて一見普通の青年。ロッカーらしさは感じられない。話をしたがとても誠実で好青年。そして4番目は我々。はっきりいって年齢も10歳はちがっており、浮いている。しかしながら我々もそう楽屋で騒ぐようなタイプではない。基本的にはおとなしくしている。当然他のバンドとは年齢差のギャップが著しく、気軽には話が出来ない。オッサンたちは寂しく静かに時を過ごした。バンマスなどは居眠りをしていたくらいだ。

出演順番は、確か我々が最後だったような・・・記憶は定かでない。とにかくさっき紹介したような順番でライブは進行していったような気がする。最初のバンドはえらく高そうなメカメカしい機材を持っていて、ワイヤレスシステムまで使っていた。こんな小さなハコでワイヤレスを使う意味は何なのだろう・・・・いささか疑問だったが、まあ他人のことはどうでもよい。ギタリストはGIBSONのフライングVだ。とにかくハウリングノイズがひどい。高そうな機材を使っているわりに音は最悪だった(ごめんね)。対バンとしての礼儀もあるので、我々は最初、会場で見ていたが、ちょっと音楽的にも演奏的にも耐えられなくなって楽屋に引っ込んで暇をつぶしていた。するとギタリストが息を切らしながら楽屋に飛び込んできた。弦が切れたとのこと。相当焦っているようだ。彼はリハーサルでも弦を切っていた。何でそんなに簡単に弦が切れるのか疑問だ。根本的に弦の巻き付け方に問題があるんじゃないのだろうか?まあ、そんなこんなで最初のビジュアル系4人組は終了。

ギターインストの彼は本格的だ。バックの演奏は自分で宅録したものを持ってきて、それに合わせて独りでステージに立っていた。すごいテク。ストラトを自在に操り、弾きまくる。こんな若くて手練れがいたのかと感心した。終わった後に彼の自主制作テープを頂いた。ずっと後の話だが、彼は何かのコンテストに出場し頑張っていたのを見かけたことがある。今はどうしているのだろう。好青年だった。

そして我々。揃いの戦闘服モッズスーツ&サングラスに身を包み、ステージへと臨んだ。私とバンマスの出会いのきっかけをつくってくれた職場のN先輩がジャックダニエルを土産に駆けつけてくれた。私は感謝を込めてジャックダニエルをマーシャルの上に飾った。ステージのバックには大きなユニオンジャックを下げた。俺達はブリティッシュビートonlyのバンドだという気概を見せつけるためだ。バンマスのVOX AC-30はハードケースの上に載せられ、ステージ中央、ドラムの脇にどっしりと君臨。若い対バンとその友人達は度肝を抜かれたようだ。今までおとなしそうにしていたオッサン達の豹変ぶりに。そして今までのステージとは違う、異様な迫力を感じたに違いない。4人がステージに揃った。SEが消える。私は叫んだ。Rock And Roll!! そして愛器SGをかき鳴らした。ライブの火蓋は切って落とされた。爆音&猛進。とにかく攻めた。超攻撃型の布陣で臨んだ。サッカーで言えば3トップ、4トップどころではない。11トップ!キーパーまで全員センターライン越えだ。後で映像を見直すと、荒すぎて酷い部分もある。しかし観客は興奮していた。対バンの若い友人達は狂喜乱舞している。曲の合間に彼らの声が聞こえる。「俺もこういうバンドやってみてーよ!」「すげー!」 またこの日は、ベースのTの最小限のMCが冴え渡っていた。アニキっぽくてGOOD。

祭りは終わった。ドラムのマッドプロフェッサーIさんは終了直後のバックステージで私に握手を求めてきた。「やったぜ!成功だ!」

機材を搬出し、車に詰め込んでいると、女の子が2人近寄ってきた。「あの、一緒に写真撮ってもらえませんか?」

我々「えっ、ああ、いいですよ」

せーの、パチリ。

女の子「ありがとうございました。かっこよかったです。これからも頑張ってください。」

バンマス以下、4人の鼻の下は地面に付くほど長くなった。当面、このバンドは止められないと心に思った。この日ほどバンドをやっていて良かったと思った日は無い。近くのレストランで祝杯を挙げた。

続く






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Last updated  2009.02.15 00:05:30
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Re:私の音楽遍歴その16-The AcceleratorSセカンドライブ(02/14)  
Yori Halford  さん
カッコよすぎですね!気持ちが入ったプレイが優れているバンドって見ているほうも気持ちいいですよ。僕のバンドはヘタではないですが、お客様に「より」楽しんでいただくためにベーシストによる「漫談」が入ります・・・。 (2009.02.15 11:49:15)

Re[1]:私の音楽遍歴その16-The AcceleratorSセカンドライブ(02/14)  
Yori Halfordさん
>カッコよすぎですね!気持ちが入ったプレイが優れているバンドって見ているほうも気持ちいいですよ。僕のバンドはヘタではないですが、お客様に「より」楽しんでいただくためにベーシストによる「漫談」が入ります・・・。
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ありがとうございます。
冷静に考えてみれば、この勢いはある種の魔法が働いていたように思います。今、同じメンバーで再開しても、同様に演奏できるのだろうかと思うと、ちょっと自信がなかったりするのです。バンドとは不思議なものですね。
しかしYoriさん、漫談とは恐れ入りました。オーディエンスを楽しませる話術は実のところ本当に難しいと思います。我がバンドが基本的に話さない主義なのは、裏を返すとMCに自信がないからとも言えるのです。
(2009.02.15 19:24:44)

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