ここ何年か心に引っかかっていたことがあります。 5月13日は青春時代を共に過ごした親友の命日。数年前まで毎年欠かさず自宅を訪問し、ご両親への挨拶と仏前にお花とお線香をお供えしていました。私が27歳になる齢でした。 しかしながら5年ほど前だったでしょうか、彼のお父様も5月に登山で事故にあいお亡くなりになるという事態に。私の心の中で何かが吹っ切れたような気持になり、それ以来お参りに足が遠のいてしまいました。昨年も気にはなっていたのですが、新型コロナの蔓延もあってご自宅へお伺いするのも憚られ、結局行かずじまい。 そして今年、クロスバイクを買ったこともあって、彼のお墓へ行ってみることにしました。最初は親友だけ入っていたお墓には、今は新たにお父様も入って親子水入らず。手を合わせてご無沙汰してしまったことを墓前に詫びました。 やっぱりお花とお線香くらいはお供えしなければと、後日用意の上、改めて自動車でお参りしてきました。 彼もロックファンで、ピンク・フロイドが大好きだったのです。彼が亡くなってから命日にご自宅を訪問した際、当時はまだご健在だったお父様から「残していったCD、少し持って行かないか」と勧められた私は、お言葉に甘えさせていただいて、彼の愛聴していたピンク・フロイドのCD"MEDDLE" "WISH YOU WERE HERE"の2枚を頂いてきました。
今年の5月は今は亡き親友を想って、ピンク・フロイドをじっくり聴きました。私の大のお気に入りはWISH YOU WERE HERE(邦題:炎(あなたがここにいてほしい))です。
Hurryの愛するアルバム100枚 【2枚目】PINK FLOYD/WISH YOU WERE HERE(1975)
このアルバム、A面に2曲、B面に3曲しか収録されていません。メインでハイライトは1,5曲目に分けて収録されたShine On You Crazy Diamondであることは言うまでもないところです。でもこのアルバムの価値をさらに高め、私の心を掴んで離さないのは4曲目のタイトル曲Wish You Were Here。壮大な組曲Shine On...から緊張感あふれるWelcome To The Macine、Have A Cigarと続いてから突如始まるアコースティックギターの暖かなメロディ。素晴らしい展開です。そして〆にリプライズされるShine On..の第2部でアルバムは幕を閉じます。長尺曲のオンパレードなのに怠惰な感覚を一切覚えさせないところがやはり「名盤」なのでしょうね。