記憶の記録

2007.01.29
XML
テーマ: 住宅コラム(1839)
カテゴリ: 物作り
りゅにおんさんから、こんな質問が届きました
そういえば僕も
昔、父に同じ質問をしたことを思い出しまた

(01/28) りゅにおんさん
こんばんは。お仕事ご苦労様です

ふと思ったのですが、新木場の川に浮かんでいる木材は腐ったりしないのでしょうか?

最近ちょっと気になりまして・


そのむかし
山から切り出された丸太は、川に入れて筏を組み、木やりを歌いながら町へ運びました
山の近くで使用される木材はハガラシをしてその場で乾燥し使用することもあります
(ハガラシ)とは、(葉枯し)で、伐採したときに枝を下ろさず、倒したままにします
まだ、葉がついてしますから水分の蒸発が早いので、短時間で天然乾燥できるわけです
さて
川で筏に組んで運んだ木材はどうでしょうか
ずぶ濡れですからなかなか乾かなかったり、腐ったりするのじゃないかって思いますよね
でも、違いました
伐採後にそのまま乾燥した木材よりも速く乾燥できたんです
そのわけは

木材の乾燥の狙いは、単に水分を飛ばすことではなく、幹の中の、人間で言えば体液を減少させることにあります
この体液のことを樹脂分と言う専門かもいますが、とにかく、木の体液を乾燥することで植物としての生命が始めて絶たれ、用材としての人生が始まります
生きている木は、暴れ(動く)ますからね

川にどっぷり浸かっていた丸太は、大量の水を吸い込み体液を洗い出していきます
そうすることで、陸揚げ後は水分を飛ばすだけで乾燥が終わり、用材として優れた乾燥状態となります
もちろん、水に弱く腐りやすい木材は、貯木場で水没させられませんし、檜などでも余り長く水没していると使えなくなってしまいますが、水の中にある間は乾燥しませんから、ヒビが出ず、いい状態で保存できます

最近は、丸太に乗って木やりを歌うなんて見られなくなってしまいましたが、
あの作業は、木を扱うプロたちの在庫管理であり、ころあいを見て引き上げるわけです





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.29 09:53:48
コメント(9) | コメントを書く
[物作り] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

フライングシード

フライングシード

Calendar

Archives

2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11
2025.10
2025.09
2025.08

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: